2017年05月27日

5/28神戸★兵庫クィア上映会・上映作品試写感想シート公開〈神戸会場編〉

5/20の記事の主旨と同じく、
今度は神戸会場での上映作品の試写感想シートの一部を公開します。

※『トイレのレッスン』『TOO MUCH PUSSY!フェミなあばずれ、性教育ツアーで大暴れ』
は姫路で上映した作品と同内容です。


『トイレのレッスン』
姫路(5月21日)3枠・神戸(5月28日)1枠
http://kansai-qff.org/2017/hyogo2017/himeji.html
http://kansai-qff.org/2017/hyogo2017/koube.html
  
〈ともかちゃん〉
差別というものを教える。
映画作成時期からだいぶ経っているが、状況が変わっていない。
全ての性に対する考えが変わらない限り、永遠に続く話。全ての方に見て欲しい、考えて欲しい。
切ない、悲しい。
  
〈コマツ〉
教育、知識
エンディングにはユーモアもあって楽しく見れた。
「心地良く安心して使えるトイレ」とは、本当にまさにその通りだと思う。
自分は分かりやすい内容だと思った。
「トイレを我慢する」ばかりではなく、「我慢せずに入ったバアイ」も人の目にさらされて心地よく使えないなんて、トイレとはなんて最低な場所なんだ。
(作中にあった)「好奇の目にさらされるトランスの人達を知るために、異性のトイレに入ってみる」という考え方は、なるほど。
  
〈あい〉
誰に対しても分かりやすく提起、どこでやっても良いと思う。
ためになる、みんなで観たい

ディーンスペード



『トランスペアレント』
神戸(5月28日)1枠
http://kansai-qff.org/2017/hyogo2017/koube.html
  
〈ともかちゃん〉
トランスジェンダー、家族、母親・父親の悩む話、アメリカ
カテゴライズ、区分けは必要なのかーギモン?
何をするにも分けなくてはいけないのが悩む
家族のあり方
私のところでは、今までになかったことで、良かったかも?
  
〈コマツ〉
FtM、子育て、妊娠
興味がある人と一緒に見たい
自分の知りたい内容だった
産めて良かったという意見がほとんど。
妊娠してる時は、別の誰かを見ているような感覚だった、と。
産んだ後は「男でも子供が産めるんだ」と感じる人もいる。
性自認が男性(FtM)の、妊娠、子供を産む、子育ての葛藤のドキュメンタリー映画。
FtMの人や、自分の体に違和感があるけど子供が欲しいと思う人へ
  
〈あい〉
長編ドキュメンタリー、親子、妊娠、トランス
FtMトランスの人達の妊娠・出産・育児の経験について話されている。
日本の戸籍変更のための断種要件(GID特例法)批判としても考えさせられる所がある。
ジェンダー化された「父」「母」の枠組みを揺るがしたり、トランスジェンダーについて勉強させてくれる語りだと思う。
  
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『これがピンクウォッシュ!シアトルの闘い』
神戸(5月28日)2枠
http://kansai-qff.org/2017/hyogo2017/koube.html

〈ともかちゃん〉
上映したい!

〈コマツ〉
マイノリティの声も上げることによって状況を変えられるという事、状況を変えることで批判が山ほどくる事もあるということを学ばせてもらった。
難しい言葉や聞きなれない言葉が多すぎて、その意味を頭の中で考えていたらあっという間に1時間が終わってしまっていた。
内容よりも、バナーやサインボードのカラフルさにばかり目がいってしまった。

〈あい〉
自分達にとって切実なLGBT・クィア・セクマイのことだけでなく、他の人達にとって切実な問題に向き合い、取り組もうとしている姿勢が印象的。
「LGBTの政治利用」に「LGBT・クィア・セクマイの活動家達」がちゃんとNOを言うこと(加担しない)、
問題を提起されたシアトルの職員達が話をちゃんと聞いて、「知らなかったから…」と言って逃げるのではなく、情報を聞いた上で自分達の立場を明確にして判断をすること(公的に影響を与える立場として責任もって判断を修正すること)、
運動が少し押せば、たちまち壮絶なバックラッシュが来ること(これ、めちゃ分かる!!!!!)、
バックラッシュの状況下でやるべきは自分達のコミュニティの繋がりを強くすること(バックラッシュ化では人が消耗してへたってしまうし、繋がりが破壊されていくから)…
など、「アメリカ・シアトルの話」に留まらせるのではなく、自分達が自分達の持場で運動をする上でも重要なことが示唆されていた。
全ての人におすすめ。

横断幕1600



『TOO MUCH PUSSY!フェミなあばずれ、性教育ツアーで大暴れ』
姫路(5月21日)2枠・神戸(5月28日)3枠
http://kansai-qff.org/2017/hyogo2017/himeji.html
http://kansai-qff.org/2017/hyogo2017/koube.html
  
〈ともかちゃん〉
フェミニズム、セックスワーカー、ヨーロッパの女子作品、ロードムービー
どこまで性についてさらけ出せるのか・委ねることができるのか
周りの影響が大きくて会話ができない
住んでいる環境/地域でできることが限られてくる…
  
〈コマツ〉
ぶっ飛んでんなーーー!
自分の性に対してポジティブだとこんな自由な表現ができるのかーとか、思ったりした。
確かにカッコいい映画だった。
マンコにバナナ入れて食わせるシーンがなんか印象に残った。
  
〈あい〉
長編ドキュメンタリー、クィア、フェミニズム、アクティビズム
楽しい、元気になれる、みんなで観たい
女性が差別される権力構造を変えるために主体性が必要な全ての人へ。
女性差別、SW差別、まんこ持ちへの暴力、社会的・文化的に勝手に意味づけられ、縛られる“女”体問題など、フェミニストフィルムとして射程が広い。
パフォーマンスの合間に挿入される会話も良い感じ。
劇中のようにトラブルが起こっても、そこからポルノタブー視問題、公序良俗問題、表現の自由問題を提起できるのではないかと。
出てくるのは白人ばかり、、

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『BOTH』
神戸(5月28日)4枠
http://kansai-qff.org/2017/hyogo2017/koube.html

〈ともかちゃん〉
どちらにも辛い話。受け入れない自分の彷徨う心の辛さ。南米圏なのも良かった。
全ての人がどう思うのか悩む。

〈コマツ〉
インターセックスの人達が悩んでる部分を、一部でも知れて良かった。
レベッカの髪型が良い。

〈あい〉
インターセックス/性分化疾患、バイセクシュアル、性別規範、家族、子育て
だれかと観たい
好きな映画。随所に散りばめられている問題提起からメインテーマまで、とても良いと思う。(インターセックス、医療のパターナリズム、権威主義、生まれた子の“問題”が母親の責任にされる抑圧、セックスの悩み、バイセク、社会規範に振り回される…など)
インターセックス/DSDについて当事者の利害や基礎的な知識を知らない所が自分には多い。

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今回、兵庫クィア上映会の上映作品を選ぶにあたって、私達運営チームは関西クィア映画祭で過去に上映した作品の中から気になるものを選んで試写し、チームの中で特にオススメだという声の強かった作品を選びました。

以下は、私達が試写をした際にそれぞれが書いた試写感想シートの一部をご紹介します。

鑑賞後の思い、感じを書き留めたり、映画が語りかけてくる問題についてぐるぐる考えたり、自分の経験を重ね合わせたり、、読み物として練って書いている訳ではない言葉たちなので、読みづらいのはご愛嬌ですが…。

今月末の上映会への参加や、どの作品を見ようか迷われている方に、少しでもご参考にしていただければ幸いです。

多くの皆さまのご来場、お待ちしております!

(兵庫クィア上映会・運営チーム)  

Posted by kansai_qff at 14:14TrackBack(0)

2017年05月20日

いよいよ明日★兵庫クィア上映会・上映作品試写感想シート公開〈姫路会場編〉

今回、兵庫クィア上映会の上映作品を選ぶにあたって、私達運営チームは関西クィア映画祭で過去に上映した作品の中から気になるものを選んで試写し、チームの中で特にオススメだという声の強かった作品を選びました。

以下は、私達が試写をした際にそれぞれが書いた試写感想シートの一部をご紹介します。

鑑賞後の思い、感じを書き留めたり、映画が語りかけてくる問題についてぐるぐる考えたり、自分の経験を重ね合わせたり、、読み物として練って書いている訳ではない言葉たちなので、読みづらいのはご愛嬌ですが…。

今月末の上映会への参加や、どの作品を見ようか迷われている方に、少しでもご参考にしていただければ幸いです。
  
  
『R/EVOLVE-結婚と平等とピンクマネー』
姫路(5月21日)1枠
http://kansai-qff.org/2017/hyogo2017/himeji.html
  
〈ともかちゃん〉
権力、白人とお金、ドラマ
お金と白人の権力に負けないぞぉー
力に屈しない。
主人公の悩みながらもたたかうところ。
負けずにがんばれ。
  
〈コマツ〉
ラブロマンス、アメリカ
主人公サイドは男女二元論が確立してるので、あまりピンと来なかった…
クィアなヒッチハイカー・ラクーンが出てきた事によって主人公がつまらないところから脱出しようとしているのは良い事だなと思った。
  
〈あい〉
ゲイ、クィア、社会運動、資本主義批判
同性婚・セクマイの運動だけでなく、他の社会問題を見る。
横断幕描いたり、野次飛ばしたり、直接行動アプローチが元気よく描かれているのが好き。
音楽がテンション上がる。

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『艶子 TSUYAKO』
姫路(5月21日)2枠
http://kansai-qff.org/2017/hyogo2017/himeji.html
  
〈ともかちゃん〉
恋愛、戦後、差別(嫁、姑、子供)
戦争を経て地方都市の家族のあり方、跡取りは男子で、血の流れる背景。
好き
  
〈コマツ〉
ラブストーリー、昭和、レズビアン映画!という感じの写し方でとても見やすい。
金属をガッシャンガッシャン作るシーンが見ていて爽快だった。
ツヤコが義母に「ろくでなし!」と呼ばれていたけど、戦後すぐは性的少数者に対してそういう言葉が使われていたのかな?
ラストはハッピーエンドかどうか良く分からなかった。。
  
〈あい〉
日本の女子作品
嫁入りした日本の女性の抑圧をよく描いていると思う。
時代背景、ファッションが素敵。
切ない、みんなで観たい。

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『TOO MUCH PUSSY!フェミなあばずれ、性教育ツアーで大暴れ』
姫路(5月21日)2枠・神戸(5月28日)3枠
http://kansai-qff.org/2017/hyogo2017/himeji.html
http://kansai-qff.org/2017/hyogo2017/koube.html
  
〈ともかちゃん〉
フェミニズム、セックスワーカー、ヨーロッパの女子作品、ロードムービー
どこまで性についてさらけ出せるのか・委ねることができるのか
周りの影響が大きくて会話ができない
住んでいる環境/地域でできることが限られてくる…
  
〈コマツ〉
ぶっ飛んでんなーーー!
自分の性に対してポジティブだとこんな自由な表現ができるのかーとか、思ったりした。
確かにカッコいい映画だった。
マンコにバナナ入れて食わせるシーンがなんか印象に残った。
  
〈あい〉
長編ドキュメンタリー、クィア、フェミニズム、アクティビズム
楽しい、元気になれる、みんなで観たい
女性が差別される権力構造を変えるために主体性が必要な全ての人へ。
女性差別、SW差別、まんこ持ちへの暴力、社会的・文化的に勝手に意味づけられ、縛られる“女”体問題など、フェミニストフィルムとして射程が広い。
パフォーマンスの合間に挿入される会話も良い感じ。
劇中のようにトラブルが起こっても、そこからポルノタブー視問題、公序良俗問題、表現の自由問題を提起できるのではないかと。
出てくるのは白人ばかり、、

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『トイレのレッスン』
姫路(5月21日)3枠・神戸(5月28日)1枠
http://kansai-qff.org/2017/hyogo2017/himeji.html
http://kansai-qff.org/2017/hyogo2017/koube.html
  
〈ともかちゃん〉
差別というものを教える。
映画作成時期からだいぶ経っているが、状況が変わっていない。
全ての性に対する考えが変わらない限り、永遠に続く話。全ての方に見て欲しい、考えて欲しい。
切ない、悲しい。
  
〈コマツ〉
教育、知識
エンディングにはユーモアもあって楽しく見れた。
「心地良く安心して使えるトイレ」とは、本当にまさにその通りだと思う。
自分は分かりやすい内容だと思った。
「トイレを我慢する」ばかりではなく、「我慢せずに入ったバアイ」も人の目にさらされて心地よく使えないなんて、トイレとはなんて最低な場所なんだ。
(作中にあった)「好奇の目にさらされるトランスの人達を知るために、異性のトイレに入ってみる」という考え方は、なるほど。
  
〈あい〉
誰に対しても分かりやすく提起、どこでやっても良いと思う。
ためになる、みんなで観たい

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『何でも聞いてみよう』
姫路(5月21日)3枠
http://kansai-qff.org/2017/hyogo2017/himeji.html
  
〈ともかちゃん〉
はじめての出会い・かんがえてみよう・ドキドキする
あれこれ考えなく接するところ、見目ではなく、みちびくこと
三人の行動を親が無理せずにみちびく
チェルシー…人と接する機会が多くなる時期で、考える事が多くなり戸惑うが…
アビー…最初から全てを受け入れている感じで良い
オリビア…二人にはさまれて悩むけれど…
  
〈コマツ〉
おもしろい!、ためになる、みんなで観たい
トランスジェンダーに対しての子供の率直な感想が聞けたことがいいなと思った。
会う時になって逃げたり、「おじちゃんがおばちゃんになる」と聞いて泣いたり、ホームビデオ風な所がとても見やすかった。
取り方も話している内容も、着飾ってない所が好き。
  
〈あい〉
ほっこりする、トランス入門的な位置付け
PC(政治的正しさ)を気にして口をつぐみがちになるけど、それはかえって問題から逃げていることにもなってしまうので、「向き合うために何でも聞いてみよう」と題打つのがかえって政治的に良かった。
子供が率直に訊く感じとか、バルバラの対応とか、家族と向き合ってる感じが良かった。

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多くの皆さまのご来場、お待ちしております!

(兵庫クィア上映会・運営チーム)  
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2017年01月01日

新年のご挨拶

年賀状です。
2017年も、実行委員、スタッフ、カンパ、映像作品を募集しています!
 
みなさまのおかげで、昨年2016年には、関西クィア映画祭も第10回を迎えることができました。
第11回は、2017年秋に開催予定です。
今後とも関西クィア映画祭をよろしくお願いします。
 
関西クィア映画祭 実行委員会

年賀状2017
  
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2016年12月13日

【プチ会議報告】時にはおでんでほっこり♪♪

先週の実行委員会議では、実行委員の1人が美味しいおでんを作ってくれ、会議の前後にみんなでいただきました( ^^) _旦~~
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寒い冬におでんは温まりますね。
皆さまも風邪などにお気を付けてご自愛ください。

映画祭の活動・実行委員・スタッフに興味がある方はぜひ連絡を♪♪
info★http://kansai-qff.org (★→@)

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2016年09月30日

沖縄・高江報告会を開催しました

先月8月13日に、関西クィア映画祭の実行委員やスタッフの間で、沖縄・高江報告会を行いました。
報告会を経て、発表者や参加者にそれぞれの視点から文章を書いてもらいました。
文末の括弧が、それぞれ文責者の名前です。


<報告会開催の位置付け>

 先の参議院選挙では、現職の沖縄担当大臣が落選し、辺野古新基地や高江ヘリパッド建設に反対する伊波洋一さんが大勝しました。そしてその翌日、選挙で合法的に示された「基地反対」の県民の意思をあえて無視するかのように、沖縄防衛局は、高江で資材搬入を開始しました。
 ヘリパッド建設をやめさせるために、7/22には100人以上の市民が座り込みを行い、また8/5には1000人以上の参加で抗議集会が現地でも開催されました。しかし人口が約140人の高江集落に、全国から500人規模の機動隊が集められ、反対運動を暴力的に弾圧しています。

 KQFF2016の京都会場では、沖縄在住の玉城福子さんからのお話しも頂きました。また日本軍「慰安婦」のパネルでは沖縄に作られた「慰安所」の展示もしました。また実際、現在の沖縄での闘いにも、クィア/セクマイの人達も何人も参加しています。
 しかし、まだ私たちは、十分に沖縄のことを知りません。そのため、「なんでクィア映画祭で沖縄の話をするの?」という疑問を持つ方もいるかもしれません。今回の報告会は、そういった疑問も含めて、率直に話し合える場にしていきたいと思って開催しました。

 文字通り「銃剣とブルドーザー」で土地を奪われて米軍基地は造られました。今も米軍基地の74%が沖縄に集中しているのに、なぜ更に新しい基地を、他の都道府県ではなく沖縄に造るのでしょう。選挙、住民投票、県民大会など様々な形で明確に示されている民意が、他の都道府県でここまでないがしろにされることがあるでしょうか。
 「基地反対」の民意を無視して沖縄への基地建設を強行する日本政府の方針と、その国策を許しているヤマトの人達のあり方は、「沖縄差別」としか言いようがないと私は考えます。
 またそう考えて、改めて沖縄とヤマトとの関係を見直してみると、沖縄差別は日本政府の確信犯的な国策であることを再確認できます。琉球王国の併合と支配、方言札に象徴される同化政策、人類館事件での沖縄人の「展示」、県民の4分の1が死んだ「捨て石」としての沖縄戦…。米軍基地だけが沖縄差別なのではありません。

 2016年7月にカナダのトロントで開催されたプライドパレードでは、「Black Lives Matter」の人達が先頭集団として参加しただけでなく、プライドパレードやLGBTコミュニティー内部にある黒人差別に抗議してパレードの最中に座り込みを行い、パレードを30分ほど中断させました。イスラエルでのプライドパレードでも「パレスチナが不当に占領され暴力被害が続く今は、そのことを無視して単にカラフルなお祭りを楽しめばいい訳ではない」と抗議活動が繰り返されています。
 黒人差別、パレスチナ差別、そして沖縄差別を容認するような「ニセモノの性の多様性」「『一部のLGBT』のためだけの人権」ではなく、ちゃんと複合差別にも積極的に向き合うセクマイ/クィア/LGBTのコミュニティーと運動を、皆でつくっていきましょう!

(なお今回は、報告者と参加者がより落ち着いて話ができるよう、ネット等での事前広報は行わず、映画祭実行委員会に縁のあった人へのお誘いのみで場を開催しました。ご了承ください。)

 (ひびの まこと)



<発表者より>

報告する側だったので、自分が沖縄で見て感じた事を伝えられたかどうか。
辺野古、高江に行き、個人的には会いたかった友人二人にも会え、とても充実した時間を過ごせた。
高江のことは、何も知らずに観光気分で現地に入ったのだが、そんな浮かれぽんちにも、高江でただならぬことが起きているってことはわかった。
日本は平和だとよく耳にするが、沖縄、高江に行って、戦前だと思った。
いずれこの光景が京都でも繰り広げられるのかと思うと、今の政権与党、自民公明はどうにかならないかと。
この先、戦争に巻き込まれる恐怖が心の片隅に居座ってしまった。
 (メイ)
=======*=======*=======*=======*=======*

 報告会では、今年の7月26日から30日にかけて沖縄・高江の直接行動現場に行った経験から、米軍基地・北部訓練場のオスプレイヘリパッドの問題について、日本/ヤマトが沖縄/琉球を植民地化した歴史について、基地・軍隊の問題について話し、これらの話を踏まえた上で、私から報告会参加者への提案としてみんなにやって欲しい・考えて欲しい事について話しました。

 軍事基地が生活している場のすぐ隣にあることで被害を受ける事件事故、健康や精神に与えるダメージ。
県民大会や選挙で、直接行動で幾度となく示されてきた「新基地建設反対」の沖縄の民意を蔑ろにし、基地建設を強行する中央の日本政府の酷いやり方。
 それが現場でいかに酷い暴力として、警察機動隊、民間警備会社、防衛局職員の振る舞いに表れているか。
 高江の(そして辺野古の)直接行動の現場に行けば、こういったことがありありと分かって、目の当たりにして、その「情況」を知らない誰かに伝えずにはいられないという思いで、現場で感じたこと、学んだことを話しました。

 今回の報告会は、日本による沖縄への植民地主義の問題や、基地・軍隊の問題について、積極的には興味が無かったり、馴染みが無かったりする人達にも来てもらって問題を共有し、一緒に考えるという性質の場として設定していました。私はそういう場で話しをするという経験があまり無かったので、分かりやすく伝えるためにはとか、消化不良を起こさないようにとか、ここは知っておいて欲しいということは外さないようにとか、普段あまり考えていなかったことを考えながら準備をして、参加者から率直に色々な意見を言ってもらって、私自身とても勉強になる場でした。

 沖縄で表れていることの原因(元凶)は、中央の日本政府にあるということ、そしてその政府を支えているのは「本土」で多数派として暮らす日本人であるということ、それは日本/ヤマトから沖縄/琉球への植民地主義・差別であるということ、つまり沖縄の米軍基地の問題について私(達)は第三者的・傍観者的立場で眺めたり、問いかけ・訴えかけを無視することができるつもりでいたり、善いことをしている気になって現地を「支援」できるような立場ではないということについて、そして働き掛けるべき場は「本土」で暮らす私達の場であるということについて、改めて突き付けられ、(言うだけなら簡単ですが)さらに継続して何をしていくべきか考えていきたいと改めて思いました。

 京都府・京丹後(2014年に米軍のXバンドレーダー基地が作られ既に完成し運転中)では、「こういう情況」「この光景」という目に見えて分かりやすい状況を作ることができず、土地所有者の家に、住民説明会に、町内の通達に、権力の横暴が表れ通っていってしまったような状況でした。権力に対して、監視の目があること、許さないという声があること、それらを継続していくことが、本当にとても大事で、骨が折れ、危険が伴い、それしかないということ、見て見ぬふりがいかに歯痒いかということ…。京丹後の運動は、無かった訳でも終わった訳でも無く、まだまだ真っ最中ですが、いま私達のところにまで届く沖縄の運動の拡がりが、どれほどたくさんの人とその人達の持ち出しによって成り立っているかということと、そのことによって私達に考えたり取り組んだりする時間を生んでくれていることについても、いっそう真剣に深刻に考えるべきだと更に改めて思いました。
 (あい)



<報告会参加者の感想>

 報告会では、報告の前に何人かで集まって、Youtubeの「標的の村」のTV放映版を視聴しました。それに合わせて、報告で現在の高江の様子を聴いたので、どのように現場の状況が変わってきたのかが分かりました。そもそも沖縄の地になぜ米軍基地が作られたのか、そこでなぜ、たたかわなくてはいけないのか、運動への様々な批判に対してどう反論していくことができるのか、そういった知識を得ることができました。
 (斬)
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 知るべきことを知ることができたと思います。高江の抵抗運動の状況を具体的に知ることができました。ヤマト・アメリカにとっての不都合な事実に向き合うことが大事だと思います。
 (まりも)
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 地球上のどこにも基地はいらないから沖縄にも京都にも基地はいらないと考えるか、軍隊などの暴力装置は現に存在していて共同管理しないといけないから、基地負担を分担すべく京都でも海兵隊を受け入れるべきと考えるか、海兵隊の基地は日本社会の利益になっていないから撤退させるべきと考えるか、悩んでいます。
 (じゅんぺい)
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 関西クィア映画祭が、他のグループと比べて「いろんな社会問題を描いた映画を上映してきた」のは事実。でも実際には、映画祭のメンバーは「社会運動の現場に頻繁に出かける活動家の集まり」ではやっぱりない。わたし個人の感覚からは不満というか物足りなさがあるのは事実だけど。(と言っても、真面目に映画祭運営に関わると、他の現場に出かける時間なんてホントにないんだけどね)
 そしてだからこそ、この夏、自分から高江現地の闘いに参加しようという映画祭スタッフがいたのはうれしかったし、こういう機会を逃さずに内部報告会もしてもらおう!と思ったのでした。
 内容的には、これもひびの的には物足りなさもあったけど、「高江って、どこ?」な映画祭スタッフ達と一緒に写真を見たりお話を聞いたりして、沖縄の基地問題が「私たちの課題」に少しでもなったことが、なにより。映画祭の場でも、基地問題や沖縄差別について前よりも話しやすくなったことが成果です。
 現地での直接の闘いもとても大切だし、現場で仲間と会うと元気にもなれる。でも、そもそもあまり関心がない人に少しででも考えてもらって、ヤマトの世論分布を変えていくことが、私たちの本来すべき仕事。継続して取り組んでいきたい。
 (ひびの まこと)



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【参考映像】

●「標的の村」47分の放映バージョン
https://youtu.be/raJ8vTr8r4c
●「標的の村」15分バージョン(報道ステーション版)
https://youtu.be/vO8-ZCZHEGs

映画となって全国で上映もされている「標的の村」は、琉球朝日放送の番組。放送されたバージョンを、YouTubeで見ることができます。
冒頭の映像は、数年前のヘリパッドの反対運動の映像です。この時は人が足らず、ヘリパッド建設を阻止することができませんでした(2014年に完成)。
しかし、この時の反対運動のおかげで、計画されている6つのうちの2つしかヘリパッドが完成していません。残りの4つを今作ろうとして問題になっているわけです。

●2016年8月6日放送の「報道特集」(20分)
http://dai.ly/x4nivck


【参考資料】

●やんばる東村 高江の現状
(高江現地からの情報や呼びかけ)
http://takae.ti-da.net/

●大雑把にわかる『高江ヘリパッド問題』
http://helipad-verybad.org/modules/d3blog/details.php?bid=80

●合意してないプロジェクト
http://www.projectdisagree.org/  
Posted by kansai_qff at 23:38TrackBack(0)

2013年09月30日

*スタッフ紹介2013*kawai you編

kawaiyou

「いつできなくなるかわからないのに、今できることをできるときにやらないでどうする!」と考える性分でして、行き当たりばったりなことも多いですが、そんなんで始めたことでもたくさん今も続いています。全ては出会いのタイミング。今回もよいタイミングに恵まれました。映画祭、京都も盛り上がりますように!
気持ちの流れに逆らわず、いつでも素直でありたいです。三十路を前にしてやりたいことは、パンダのコスプレをしてフルマラソンを走ること。

音楽// UNCHAIN、たま、瓜生明希葉、スガシカオ、HIKARI、平家派、J-FRIENDS、TOKIO、V6、KinKi Kids、嵐
舞台//『室温〜夜の音楽〜』、『ダブリンの鐘つきカビ人間』、『ビューティフル・サンデイ』
映画//『レナードの朝』、『紅の豚』
TV//『カウボーイ・ビバップ』、『ミカンせいじん』、『演技者。』、『ゲームセンターCX』、『水曜どうでしょう』、『マンハッタン・ラブストーリー』
作家//五味太郎『ことわざ絵本』、北方謙三『三国志』、木皿泉『昨夜のカレー、明日のパン』、夏目漱石『夢十夜』、御徒町凧『人間ごっこ』、幸村誠『プラネテス』、田村由美『BASARA』、羅川真里茂『ニューヨーク・ニューヨーク』、中村明日美子『コペルニクスの呼吸』、森島明子『楽園の条件』、よしながふみ『愛すべき娘たち』、横山キムチ『ねこだらけ』
景色//360℃ステージ、PIGI(大きな照明機材)、ダイヤモンドヘッドの夜明け、ダブルレインボウ、レアンドロのプール、笑いながら泣く・もしくは泣きながら笑う人たち
贅沢//六花亭「チョコマロン」、ハーゲンダッツ「クッキー&クリーム」、
アイテム//パンダの小物、フェルトペンとクロッキー帳、12面体サイコロ、新明解国語辞典、アナログボードゲーム
スポーツ//マラソン、バレーボール
言葉//「悪くない人生のトラフィック」
  
Posted by kansai_qff at 19:30TrackBack(0)

2013年08月25日

*スタッフ紹介2013*ジョージ☆フサコ

字幕や紹介文を担当しているジョージ☆フサコです。
面白い映画、胸キュンな映画、考えさせられる映画が目白押しです。
海外にはたくさんのクィア映画が存在することを、ぜひ体感してください!!

好きなもの50

『恋愛小説家』(映画)/『サトラレ』(映画)/『プリシラ』(映画)/『プリティウーマン』(映画)/っていうか映画/『フレンズ』(海外ドラマ)/『ライアーゲーム』(マンガ)/『逆転裁判』シリーズ(ゲーム)/『Lの世界』のTinaとBetteのやり取り/『君はペット』のすみれちゃんとモモのやり取り/カラオケ/モノマネ/クラブ/ハウスダンス/JYJのユチョン/BIGBANGのSOLくん/Perfume/鷹の爪団/地獄のミサワ/古墳ギャルのコフィーの中の人が出てきちゃったとき/英語/関西弁/いつまでたっても女好きな自分/女の子☆/エレンとポーシャ/土曜日の午後11時くらい/梅田/三条商店街/夏の沖縄/ゴム手袋/楽天市場/池袋パルコ/セックスの前と後/ガーターベルト/労働法/受験勉強/3列シート夜行バス/ロールケーキ/ラーメン/クロップドパンツ/ギネスビール/白ワインとチーズ/パスタ作り/セミダブルベッド/ショートブーツ/ドライブ/女子校のえげつないノリ/フレンチブルドッグ/ヴィレッジヴァンガード/アンディ・ウォーホール
KQFF用
  
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2012年11月01日

京都会場を終えて… より篇


よりです。私は大阪会場に引き続き、
京都会場においても上映班として携わりました。

が、一番強烈な思い出は、上映班にも関わらず(!)、
すでに映画祭が始まってるにも関わらず(!!)、
楽屋裏で「網タイ・ダンサーズ」と「未来へつづく道」の
字幕修正作業をしていた事です!!!
この二作品は大阪会場でも上映したのですが、私のチェック不足で字幕内容に不備が多く、
京都会場の会期中から始めた修正作業は
2日間の完徹を要しました。

修正作業終了後はブルーレイディスクに焼くのに
6時間かかります。うまく焼けていなかったら
始めから焼き直しなので、失敗したらその時点で終わり。
まさに綱渡り状態でした。

その細い綱をなんとか渡り「網タイ・ダンサーズ」は
上映前日に、「未来へつづく道」においてはなんと
上映の1時間前(!)に焼き上がりました。
「未来へつづく道」のまだ温かいディスクを震える手でプレーヤーに入れたのを生々しく覚えています。

もっと早く手を付けていれば、という自責の念はもちろんですが、何よりも私のわがままに付き合ってくれた
KQFFスタッフの皆に心から感謝しています。
本当に本当にありがとう! より  
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2012年10月31日

京都会場を終えて… かりん篇


こんばんは。チームばらいろのかりんです。
改めまして。大阪・京都を通して映画祭に来て下さった皆さま、ありがとうございました!
また、プレス関係者の皆様や、宣伝に協力下さった大学の先生方、チラシを置かせて下さったお店の方々、後援をいただいた大使館の方々など、映画祭にご協力いただいた多くの皆さんに心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

京都会場での感想を少し書きたいと思います。上映班としては、反省点も多いです。上映のトラブルでご迷惑をおかけした皆さまには本当に申し訳ありませんでした。大阪会場とは機材の配置も違い、バタバタしたところもありましたが、観客の皆さんがゆっくりと映画を楽しんでいただけていたならば本望です。

私自身は去年はお客さんとして参加した西部講堂での映画祭ですが、今年は運営側として参加しました。去年は1人でとっても緊張して行ったので会場をゆっくり見る余裕もありませんでしたが、今年はじっくりと「映画祭ってこんな風になってるんだぁ」ということが分かって面白かったです。

ちなみに、私はほとんどずっと上映機材のあるスペースにいましたが、最後の上映作品の「踊ろう、それは床において」だけ、こっそり抜け出して一番後ろの桟敷席で寝転がって鑑賞しました。広いスペースで、自分の楽な姿勢で、素晴らしい映画を見られる、あの何とも言えない心地よさは忘れられません。西部講堂だからこその解放感を感じました。あの空間を作り出す一員に加われたことを本当に嬉しく思っています。  
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2012年10月26日

京都会場を終えて… あやこ篇

チームばらいろのあやこです。

大阪に続き、京都での3日間も終了し、関西クィア映画祭2012が終了しました。
ご来場頂いた皆様、誠にありがとうございました。
また、いろいろな形で映画祭を支援して下さった皆様にも心からお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

私は、京都会場では、受付を担当しておりました。
いろいろと私の方で不手際があり、朝一の映画前などは少し受付が混雑することもありました。申し訳ありません。
笑顔で待って下さる皆様の温かさに触れつつ、受付業務させて頂きました。

受付業務以外には、泊まり込みで座席の設営をしたりなどなど。
あの西部講堂に1週間泊まり込みで過ごし、最終的にはいろいろなことに強くなったと思います。
埃や虫やその他もろもろに対する耐性が養われました…。

でも1週間乗り切れたのは、他のチームばらいろメンバーや当日スタッフの人たちと、楽しく作業できたからではないかと思います。
座席などは、皆でどうするあぁするなど言いながら準備しておりました。一応、私、名ばかりの座席担当者だったのですが、勝手に畳を動かされて、私の意見を聞いてもらえなかった時には、とぼけたふりしてこっそり畳を移動させるということもしていました。
あ、でもこれはあくまでも和気あいあいとしているからこそです。
その後も、「私こっそり畳動かしましたよ。笑」的な会話ができるくらいの関係性です。

しかし、今年はオールナイトの晩すごい寒かったため、もっと座席を暖かくできないか、ブランケットの貸し出しだけでは少し防寒対策が足りなかったのではないか、ということも考えておりました。
こうした点は、これからの課題だと思っています。

いろいろと、今年の映画祭の感想などを言っていくときりがないので、京都会場を終えての感想はこのあたりで失礼します。

最後に、「性にあたりまえなんてないよ」たったその一言なんですが、お客様はじめ、たくさんの人と、その一言を感じられる空間を作ることができたこと、一緒に過ごせたことに、心から感謝しています。


あやこ  
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