マーメイドＳは◎ヴェルトハイム : カンマネの安心できるかわからないブログ

今日の阪神はマーメイドステークス。このレースは数あるＪＲＡ重賞の中でもかなり特殊と言ってもいいレース。そもそもハンデ戦とは、負担重量を力のある馬は重くし格下馬は軽くすることでゴール前はほぼ一線になるようハンデキャッパーが斤量を決めるレース。なので、重い斤量を背負った実績馬が勝つ事もあるし、軽ハンデ馬が実績馬を負かすこともある、というのがハンデ戦の考え方であり定石の結果だ。

ただこのレースばかりはそんなハンデ戦の考え方は通用しない。軽ハンデの３勝クラスも勝っていない格上挑戦馬が勝ち、ＯＰ実績のある重ハンデ馬がことごとく負けるという結果がここ何年も続いているのだ。

昨年もそんな傾向は分かってはいたけれど敢えて逆張り的に実績馬を中心に狙ったものの、勝ったのは前走３勝クラスで１６頭立て１４着だったシャムロックヒル（１０番人気５０㌔）で２着も前走３勝クラスを負けていたクラヴェル（５番人気５１㌔）と近年の傾向は全く変わらなかった。

こうなったら５５キロ以上を背負う馬をまず馬柱を黒塗りにして見ないようにする。前走は条件戦を負けている格上挑戦馬。負担重量５３㌔以下。さらに条件戦負けステップで４歳馬の栗東所属というフィルターをかけてみると、◎ヴェルトハイムが浮上する。

◎６ヴェルトハイム
上記条件を満たし阪神芝【2-2-0-3】の実績。前走シドニーＴ（３勝クラス）のステップは昨年の２着クラヴェルと同じ。血統も長めの距離を走れるカナロア産駒の印象でここは勝負になるとみる。ただみんな同じことを考えているのか単勝１０倍以下。さらに複勝はもしかして１番人気？ワイドも相当売れているな。

〇１０アイコンテーラー
やはりみんな同じことを考えて内側に並んだ５１㌔の格上挑戦馬が異様に売れている。ただそこばかりに視点が行って盲点になっている馬はこれ。５走前に条件戦は卒業しているが、ＯＰに入ると今一つ力不足の印象。ただ戦歴詳細を見てみると着順ほど負けていない。ドゥラメンテにケイムホーム。ケイムホームと言えばインティだ。母系からスピードが強化されこの距離でこのハンデなら一発あり。

▲１２マリアエレーナ
ＯＰ勝ち馬なので５５㌔は背負うが昨年のシャドウディーヴァ、一昨年のセンテリュオ的な役割がこの馬。３勝クラスも勝てない馬が突っ込むのがこのレースなのだが連下や３着には重賞実績のある馬が来るのもこのレース。愛知杯のワンツー相手のルビーカサブランカと迷うところだがこの馬を取りたい。

△１４ラヴユーライヴ
この馬も３勝クラスを勝っているのに完全に人気の盲点。全姉がラヴズオンリーユー、全兄がリアルスティール。テルツェットもこの一族だ。阪神【1-2-1-2】とコース実績もある。昇級戦の愛知杯も着順の見た目ほど負けてはいない。

△１スルーセブンシーズ
秋華賞の時〇で狙った（７番人気１１着）のを思い出した。先日ヴェルトライゼンデが重賞を勝ったけれど、ドリームジャーニー産駒の流れがあるのならこの馬にも出番あり。半姉のパッシングスルーは昨年のこのレース最下位の後引退した。関東からの輸送、鞍上初騎乗などアゲンストな側面も多く全幅の信頼は置きにくいがヒモとしては目を引きたい。でも現時点で単勝１番人気？１番人気になるような馬か？

×3ソフトフルート
×7ウインマイティー
×11クラヴェル

◎の1頭軸3連単マルチ。〇から3連複流し。△１４から馬単流しマルチ。