2011年05月26日

エリンコートがオークスを制す

●オークス
 15時ぐらいから小雨が降り出し、その後雨脚が強くなりました。ただ、馬場発表は良馬場でしたし、勝ち時計は2分25秒7でそれほど道悪の影響はなかったように思います。勝ったエリンコートはピュアブリーゼが淀みないペースで飛ばす流れを中団からついていき、最後の直線で内に刺さりながらも勝利。内容的には地力を示す勝利で、決してフロックではないと思います。

 デュランダル×エリンバードという血統から、陣営がマイル以下がいいと思ったのは仕方がないかも。ただ、実際は距離を伸ばして持ち味を発揮し、3連勝で樫の女王に。忘れな草賞からの優勝馬は久々で、こういう形でオークスを制するケースもめずらしのではないでしょうか。

 逃げた2着ピュアブリーゼも強い内容。相手なりであるのと、思い切ってハナに行った鞍上の好判断でした。○ホーエルキャプチャは痛恨の出遅れ。最近は出がよくなっていただけに、残念でした。◎マルセリーナは後方待機で自分の競馬はしましたが、外を回るロスが大きく、4着とはいえ離されました。秋へ向けて出直しですね。

●東海S
 昨年に引き続いて不良馬場での一戦。8枠ながらハナを切った◎ランフォルセの鞍上横山騎手の好騎乗でした。欲を言えば勝ってほしかったわけですが、○ゴルトブリッツを退けての2着ということで配当的にはマズマズ。それにしても1分53秒7という凄いレコードが出ました。そんな中▲ワンダーアキュートが鋭く伸びて久々の重賞制覇。力的にはG2でも通用するのは当然。あとはG1へ行ってどこまでやれるか。兄と同様の課題がまだあります。×シルクメビウスはこれをきっかけに復調してほしいところ。  

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2011年05月05日

2強が引っかかり自滅

●青葉賞
 ×ウインバリアシオンは2戦目の野路菊S以来の勝利。こうした成績が下降気味だった馬がこのレースで勝つことはめずらしい。ただ、スローペースの上がり勝負に強いことは2戦目から明らか。外を回って一気に突き抜けるシーンはインパクトがありました。ただ、道中のペースがかなり緩んでいるので、本番で勝ち負けできるかはかなり微妙だと思います。皐月賞組が強いでしょう。

●天皇賞(春)
 ○トゥザグローリーは折り合いに心配を抱えており、その懸念がモロに的中。途中からハナを切らされる形となり、勝負どころでは脚が残っていませんでした。そして◎ローズキングダムまでもが掛かって自滅。こちらは折り合いに関して全然問題ないと思っていたので、非常にショックでした。馬場はあまり関係ないと思います。菊花賞とはまた違う競馬で、蓋を開けてみないと本当にわからない難しいレースです。

 ヒルノダムールは距離が全然ダメだと思っていたのでヌケ。あの出入りが激しい展開を内でうまく脚を溜められたことが勝因でしょう。▲エイシンフラッシュと勝ち馬とはコース取りの差。×ナムラクレセントは2周目の向正面から思い切ってスパート。スタートの出負けが痛かったですが、よく頑張ったと思います。  
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オルフェーヴルが3馬身差の完勝

●フローラ
待望の東京開幕週でしたがあいにくの雨。ペースや展開の読みが全く合いませんでしたが、◎ピュアブリーゼはなんとか3着。そして穴で狙った△バウンシーチューンが勝ちました。この2頭の馬連でもかなりいい配当だっただけに、痛恨の1−3着でしたね。マイネソルシエールは全然買えません。内枠がいいことは予測できましたが、この週はかなり露骨でした。

●福島牝馬S
こちらはペースを読み間違えたことで完全にアウト。意外と流れました。ポッカリ開いた内を捌いたフミノイマージンと、早めに動いたコスモネモシン。結局中山牝馬Sの勝ち馬が抜けただけの結果。同レースを重視できた人にとってはおいしい配当だったかもしれません。

●皐月賞
混戦が予想されましたが、終わってみれば×オルフェーヴルの完勝。終始経済コースを狙い、うまく前が開いたとはいえ、残り200mから突き抜けて3馬身差は決定的な差。最後の直線で全く内にもたれなかったことも、非常に大きな収穫でした。特に今年は東京で行われたため、ダービーへの直結度が増しそうです。個人的には距離は大丈夫だと思うのですが、勝利インタビューの際、池添騎手が折り合いについて懸念していたのは意外でした。そうそう楽観はできないのかもしれません。

 ○サダムパテックは痛恨の出負け。でも勝ち馬が強すぎたので、まともでも勝つまでは厳しかったように思います。ダノンバラードは枠を生かし、積極的な競馬。ジョッキーの好判断でした。4着デボネアは末脚目立ち、ダービーでは楽しみ。◎ナカヤマナイトは久々の影響が出ましたかね。ダービーでもう一度見直してみたいです。

●アンタレスS
500万クラスからの勝ちっぷりから1600万クラスまでは確実に行きそうだった△ゴルトブリッツ。躓いたのは東京大賞典のみで、一気の重賞制覇となりました。ダート馬としては速い上がりを使えるタイプで、中央場所の方がよさそう。これで地方もこなせれば今後がより楽しみになります。  
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