●オークス
15時ぐらいから小雨が降り出し、その後雨脚が強くなりました。ただ、馬場発表は良馬場でしたし、勝ち時計は2分25秒7でそれほど道悪の影響はなかったように思います。勝ったエリンコートはピュアブリーゼが淀みないペースで飛ばす流れを中団からついていき、最後の直線で内に刺さりながらも勝利。内容的には地力を示す勝利で、決してフロックではないと思います。
デュランダル×エリンバードという血統から、陣営がマイル以下がいいと思ったのは仕方がないかも。ただ、実際は距離を伸ばして持ち味を発揮し、3連勝で樫の女王に。忘れな草賞からの優勝馬は久々で、こういう形でオークスを制するケースもめずらしのではないでしょうか。
逃げた2着ピュアブリーゼも強い内容。相手なりであるのと、思い切ってハナに行った鞍上の好判断でした。○ホーエルキャプチャは痛恨の出遅れ。最近は出がよくなっていただけに、残念でした。◎マルセリーナは後方待機で自分の競馬はしましたが、外を回るロスが大きく、4着とはいえ離されました。秋へ向けて出直しですね。
●東海S
昨年に引き続いて不良馬場での一戦。8枠ながらハナを切った◎ランフォルセの鞍上横山騎手の好騎乗でした。欲を言えば勝ってほしかったわけですが、○ゴルトブリッツを退けての2着ということで配当的にはマズマズ。それにしても1分53秒7という凄いレコードが出ました。そんな中▲ワンダーアキュートが鋭く伸びて久々の重賞制覇。力的にはG2でも通用するのは当然。あとはG1へ行ってどこまでやれるか。兄と同様の課題がまだあります。×シルクメビウスはこれをきっかけに復調してほしいところ。