先日、たまたまEテレで京都発!小澤征爾音楽塾
http://www4.nhk.or.jp/P4030/3/
という番組をチラッと見ていたら、小澤さんの音楽に対する情熱と愛情に引き込まれて最後まで見入ってしまいました。小澤さんのオペラを創り上げるまでの素晴らしさに最後のほうは思わず涙腺が緩んでしまいました。

小澤征爾音楽塾は、下は15歳をはじめ高校生や大学生など若手のユースで構成されたオーケストラを2週間でとりまとめ本物のオペラを演奏するという塾です。指導者も小澤さんだけではなく本物を知るプロフェッショナルを用意。ウィーン独特のワルツの感覚を肌で学ばせるため、長年ウィーンでバイオリン奏者をしていた方をトレーナーに招き言葉だけでは言い現せないウィーンワルツを本物から学ばせる指導を提供。より本物に近く本質的な感性に突き進んだ指導を行いながらオペラの真髄に触れさせ若者にオペラの素晴らしさを伝えるドキュメンタリーを観ました。

異国の感性、音楽の基礎、すべての演奏者一人一人が主役であり、聴く、話す(奏でる)、引きこむ、などシンプルではあるがとても深くて力強い音楽の要素を哲学のように叩き込む小澤さんの情熱的な姿に心を揺さぶられました。

しかも、小澤さんは80歳という年齢ながらもその瞳の輝きはユースも太刀打ちできないほどの生命力を宿しているように見えました!!!

指導を受けていた若手のオーボエ奏者の方は「音楽の指導を超え人生の指導を受けているようです。」とコメントしていました。芸術を作り出す熱意、情熱、理論、寛大さ、正確さ、様々な芸と術と思いを折り重ね音楽芸術の深みを掘り下げまるで新たな命を若者に吹き込むように観えました。
また、映像を通じて私自身までもテレビを見ながら指導されているかのような錯覚を覚えました。

私は、中学3年間吹奏楽部でクラリネットとピッコロ(フルートの小さいもの)を演奏していたのですが、顧問の音楽の先生はちょっと風変わりで時折狂気を帯びているように見える音楽マニアな方で、全身で音楽を感じ、全身で音楽の要素を引き出し、全身で奏でることを求めるタイプで大変な熱を持って指導する先生でした。
私の通っていた中学校は全学年2クラスしかない小さな学校で、年に1度の吹奏楽コンクールは一番小規模なランクの出場しかしていませんでした。それを中学3年の時、1ランクアップさせた部門へ出場させ、初めて金賞を受賞させるまでに成長させていました。
演奏した曲目が雅楽をモチーフにした楽曲で全員で鈴をならす演出をさせたりなどの工夫を凝らした演奏を行ったためだとも思います。私は楽曲の前半と後半のピッコロのソロ演奏を行ったのですが、前年度にコンクールで演奏する楽曲を決め、2年やっていたクラリネットからピッコロへ転身し、半年で演奏を身につけ出場したので金賞が取れたときは本当に驚きました。

今思えば指導者、つまり導き指し示す人の力によって人や団体というのはある程度成長させられることができるのだと番組を見て改めて思いました。

また、どんなに若い人たちでも、本物に触れること、文化への理解、新しい経験をすることで広がる感性や思想を得ることで本当に素晴らしいモノになるんだ。ということを目の当たりにできた番組でした。

番組を見終わってから、ふと自分を振り返ってみましたが、自分自身がなぜお客様に支持しいて頂けたのか?の理由について考えました。ただ言えることは、本当に心からお客さんを楽しませたい!気持ちよくなってもらいたい!満たされてもらいたい!という「情熱」がお客様の心に響いていたのではないかな?と思います。

見た目の美しさはなくとも志しを持ち、本心で心から相手のことを思い情熱を注ぐ。時にはお客様の身体に触れるだけで絶頂させられるだけのスキルに到達できていない悔しさ、心の壁を乗り越えられない未熟さ、お客様に届けることのできない切なさもたくさんありました。
でも常になんとかしたい!上手くなりたい!!満足させたい!!という情熱が蘇りました。

ロシアの文豪トルストイは「芸術は技芸ではなく、それは、芸術家が体験した感情の伝達である。」と言われているそうっですが、私にとっては風俗が芸術なのかな。と思います。

小澤征爾さんの音楽に対する愛と情熱の姿勢を観させていただきオペラの面白さ、表現の深さ、創る素晴らしさ、まとめあげる力、本当に素晴らしいドキュメンタリーでした。

あまりの感動でブログを書いてしまいましたが、私もお客様が風俗で遊べて良かった!とつい口にしてしまいたくなる風俗を創っていきたいです。