最近、朝起きるとまずトランプ氏のツイッターを見るのが習慣になりました。昨夜からけさにかけてもメリル・ストリープ批判などを連打!
(vanityfair.com)
ツイッターにトヨタ攻撃のこんなつぶやきを見てしまうと企業経営者はビビりますよね。
フォードやフィアット・クライスラーのように屈して感謝されるか。
GMのように突っぱねるか。
トヨタの選択が注目される中、豊田社長がデトロイトで9日、今後5年間で100億ドル(約1兆1000億円)をアメリカで投資すると発表しました。
一方、The Wall Street Journal は、メキシコの自由貿易協定の多さに視点をあてる社説を出しました。批判ばっかりせずにアメリカも自由貿易協定を結ぶなど投資環境を改善せよと主張しています。
Trump’s Auto Bluster – He should stick to making the US a better place to invest(トランプの自動車をめぐる大言壮語~対米投資促進に徹するべきだ)はざっくりこんな概要です(全文の翻訳ではありません)。
(Reuters)
トランプはいったいビジネスを理解しているのか?不動産とブランディングは分かっているのだろうが、次期大統領の自動車メーカーのツイッター攻撃を見るにつけ、国境を越えたサプライチェイン、ビジネスコスト比較、規制を分かっていない
のではないかと思わざるを得ない。
確かに米自動車メーカーは小型車の生産を賃金がアメリカより85
%安いメキシコに移してきた。しかし、小型車は、アメリカで生産するには採算が合わないのだ。
自動車メーカーにとって、メキシコが45か国と
10の自由貿易協定を結んでいるため、世界の市場に輸出しやすいのだ。この現実を誰かトランプに伝えるべきだ。メキシコはEU
やブラジルとも協定があり、これで世界市場の50%を占める。
アメリカは、と言えば、わずか
20
か国との間で10の自由貿易協定があるだけだ。
メキシコで生産される自動車のうち、約15%が欧州やラテンアメリカに出荷される。アメリカから出荷する場合に比べて関税が低いのだ。
トランプ氏はどうも、企業をいじめることで雇用を生み出すという魔法をやってのけられると思っているようだ(Mr. Trump seems to think he can conjure job growth by beating up business
)。
しかし、経済合理性にあわない判断をアメリカ企業のトップに迫ることはアメリカの産業競争力を失わせ、韓国や日本、ドイツのメーカーを利することになる。
まもなく大統領に就任することでトランプ氏は、むしろ対米投資を促す旗振り役になるべきだ。自らの産業を一番よく分かっている社長に投資判断を任せないと、赤っ恥をかくことになる。
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