トランプ大統領に解任されたFBIのコミー前長官が8 日、議会上院の情報委員会の公聴会でトランプ陣営とロシアとの疑惑をめぐり証言します。

コミー氏がトランプ大統領と2人っきりになるのを極度に避け、いかに大統領を信用していなかったか。 8 日はトランプ大統領が議会証言するコミー氏を批判するツイートを我慢できるか。そんな報道が相次いでいます。

(Washington Post)

New York Timesは、Comey Told Sessions: Don’t Leave Me Alone With Trump (コミー長官、セッションズ司法長官に「トランプと2人っきりにしないで」と伝える)の中で、トランプ大統領が FBI =連邦捜査局のコミー長官(当時)に対して、2月にフリン元大統領補佐官の捜査を終えるよう求めた翌日、コミー長官は、FBI をホワイトハウスから守るべきだとしてセッションズ司法長官に是正を求めたということです。

ただし、具体的な中身は披露しなかったということで、8日の議会証言では、トランプ大統領とのやりとりについて、さらにフリン元大統領補佐官の捜査を大統領が求めたことを公にしなかった理由などを繰り返し聞かれる見通しだとしています。

「コミー長官が大統領と2人っきりになりたくなかったという姿勢は、いかに大統領を信用していなかったかを示すものだ。大統領が FBI の独立性を脅かす存在だとみていたのだ。これに対して、コミー長官はオバマ大統領とは少なくても 2回、2人っきりで会談している」と報じています。

Wall Street Journalは、Trump Sought Comey 's Loyalty(トランプ、コミー長官の忠誠心を求める)の中で、コミー前長官が議会証言を前に読み上げる内容を書面(written congressional testimony)を公表し、在任中、トランプ大統領から側近だったフリン元大統領補佐官への捜査をやめるよう求められたように感じたことがあったとしています。

USA TodayJames Comey approached AG Jeff Sessions with concerns about Trump (コミー氏、トランプ懸念についてセッションズ司法長官と接触)の中で、トランプ陣営とロシアとの関係の捜査の指揮をとっていたコミー長官(当時)が大統領側の圧力を遮断するためにセッションズ司法長官に協力を求めたと伝えています。

そのセッションズ司法長官は、ここ数週の間で辞任を大統領に示唆したWall Street Journalは報じています。しかしながら、正式な辞職願いではなく、当面は残るということです。

Washington Postは、Trump, furious and frustrated, gears up to punch back at Comey testimony (トランプ、怒りと不満でコミー証言に仕返しのパンチの用意)の中で、トランプ政権がいかにFBIのコミー前長官の議会証言を気にしているかを伝えています。

「トランプ大統領は最近、ホワイトハウスでひとり、けんかに備えている。ホワイトハウスの住居部分でのケーブルテレビ、あるいは執務室に押し込んだ60 インチの大画面テレビで"フェイクニュース"と呼ぶ番組をにらみつけている」といいます。

顧問弁護士や側近がツイートをやめてくれと嘆願するのもむなしく、好きなときに好きなことをツイートしているといういうことです。 

8日には、コミー前長官の議会証言をテレビで見ることになります。Washington Post はホワイトハウス高官ら 20人の取材を通じて、トランプ大統領の様子を描いたとしてます。

この日、大統領をひまにしてはいけないとして、予定は目白押し8日は12:30 にワシントンで開かれる会議で演説し、15:30にはインフラプロジェクトに関する会議で州知事や市長と会談する予定です。

ただし、コミー前長官の議会証言が始まる午前は予定は未定!

「いま側近がもっとも恐れているのは大統領がアドバイスを無視して、思いのたけをツイートすることだが、その備えをしていると述べている(Trump’s advisers said they are bracing for a worst-case scenario: that he ignores their advice and tweets his mind) 」ということです。