被災地にはいていく靴。ここまで注目されるのはファーストレディのトランプ大統領夫人です。
南部テキサス州ヒューストンのハリケーン・ハービーの被災地に向かう際、ハイヒール、それも彼女の代名詞のピンヒールをはいていき、「現場をわかっていない」「どうせ、普通の人の気持ちがわかっていないのよ」とバッシングされています。ソーシャルメディアのみならず、一般紙から!
トランプ大統領が現地で、みずからの功績ばかりを強調して、被災者について一言も触れず、「苦労している人に対する思いやりが足りない
(not enough empathy)」と言われているのもファーストレディ叩きの背景にありそうです。
(New York Times)
Washington Postは、Melania Trump Wore Heels to Flooded Texas
(洪水のテキサスにメラニア・トランプ、ハイヒールで行く)の中で「メラニア・トランプは、洪水の被災地に蛇皮のハイヒールで向かうような女だ。ハイヒールは動き回るのに不適切だ」と伝えています。
トランプ夫人は、ホワイトハウスからヘリコプターのマリン・ワンで被災地に向かう際に、雨降る中、ピンヒールのくつ、黒いクロップドパンツ(足首が見える細身のパンツ)、アーミーグリーンのボンバージャケットを身につけ、髪の毛をきれいにブローして、居並ぶカメラマンの前に現れたということです。
おまけに雨なのにサングラスをかけていたと不満げに書いています。
その上で嫌みなのか感嘆なのか、「彼女の身のこなしは完璧だった
(She looked great)」。彼女はファッションを熟知し、カメラアングルも把握しているそうです。
「こうしたイメージは、彼女が被災地で冷たく、どろどろして、バクテリアも蔓延している水域に絶対に入らないという姿勢を示している」と総括。マリン・ワンの中で着替えて、靴もスニーカーに履き替えたものの、サングラスは外さなかったとのこと。
さらに、「野球帽には
FLOTUS(First Lady Of The United States)とかかれ、『私はあんたたちとは違う。ファースレディなのよ』と言いたげだった」とも。
New York TimesもMelania Trump, Off to Texas, Finds Herself on Thin Heels
(メラニア・トランプ、テキサスゆきで気づけば批判の的)の中で、トランプ夫人のピンヒールを紹介し、「多くの人にとってトランプ政権と現実との乖離を象徴するものになった(it becomes a symbol for what many see as the disconnect between the Trump Administration and reality)
」と報じています。
ソーシャルメディアでいっせいに批判されたことを踏まえて、トランプ夫人の広報官は「被災地ではまだ被害が出ているにもかかわらず、彼女の靴に懸念を抱く人がいるのは悲しいことだ」という声明を出しました。
たかが靴、されど靴!!
だからこそ、セクシーなピンヒール、それも高級ブランドのマノロ・ブラニク(Manolo Blahnik)
のピンヒールをはいたトランプ夫人に対する一定の感情がわき出るということです。
New York Postも「ハイヒールをはいたメラニア・トランプは、被災地に行くというよりはレッドカーペットに向かうように見えた」としています。これ、分かりやすい。
一方、ふだんトランプ政権を擁護するFox Newsも今回ばかりは「ハイヒーは一日中履いていたわけではない。テキサス州に到着した際、トランプ夫人は着替えていた。足下もスニーカーに」と紹介するにとどめています。
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