英The Economistは、2019年がThe year of the
vegan(ビーガン食品の年)になると予測しました。ビーガンは動物性の食材をいっさい使わない食品ですが、「ミレニアル世代が率いる動きに企業と政府も追随」として、健康志向、環境意識の高い若者がこのトレンドを決めると伝えました。
その通り。
大手ハンバーチェーンのBurger KingがImpossible Foods(商品目は“あり得ないバーガー”を意味するImpossible Burger)のパテを使って野菜などを使った“代替肉”のバーガーをアメリカ中西部で売り出すことに。
すでにCarl’s Jr.がビル・ゲーツ氏などが出資しているBeyond Meatの代替肉を使ったハンバーガーをアメリカで出しています。
さらに世界最大手の食品メーカーのNestleが“代替肉”をヨーロッパで売り出す、といった具合に植物由来の肉の報道が相次いでいます。
FTはBurger King deal fuels plant-based meat
group(バーガーキングの取り組みが植物由来の肉をつくるインポッシブルフーズ社を後押し)の中で、植物由来の肉をつくる米シリコンバレーのImpossible
Foodsが新たな資金調達に動いていると伝えています。
group(バーガーキングの取り組みが植物由来の肉をつくるインポッシブルフーズ社を後押し)の中で、植物由来の肉をつくる米シリコンバレーのImpossible
Foodsが新たな資金調達に動いていると伝えています。
バーガーキングはまずは中西部セントルイスの59の店舗でImpossible Whopperの販売を始め、年内に7000を超える全米の店舗に広がる可能性があり、Impossible Foodsは製造能力を増やすために資金を調達するということです。
2011年創業の同社は、すでに4億7500万ドル(約527億円)の資金を受け入れていますが、今回、シンガポール政府がバックのTemasekが7500万ドル(約83億円)の追加投資を検討しているそうです。
米非営利団体のGood Food Instituteによりますと、植物由来の食品は2018年8月までの1年間の売り上げは、37億ドル(約4100億円)で1年間で17%増えたということで、このうち代替肉(meat alternatives)をめぐっては、ライバルのBeyond Meatが国際展開に向けて上場を準備しているとしています。
Washington Postは、アメリカではすでに大手チェーンのWhite Castleが全米の370店舗でImpossible Sliderを, Red Robinが570店舗でImpossible Cheeseburgerを, Carl’s Jr.が1000店舗でBeyond Famous Starとして、代替肉を使ったバーガーを出していると報じています。
その上でバーガーキングの代替肉ハンバーガーについて、通常の牛肉のハンバーガーに比べて約1ドル高い価格設定がネックになると指摘。
そして、「これに対してどうする、マクドナルド?」と問いかけています。売上高がバーカーキングの3倍の巨人のマクドナルドは現在、フィンランドとスウェーデンのみでMcVegan burgerを売っているそうです。
バーガーキングの代替肉バーガーが一般に受け入れられれば、マクドナルドとしてもアメリカで販売せざるを得なくなると予想しています。
Bloombergは、世界最大手の食品メーカーNestleが今月、ドイツ、オランダ、スウェーデンのスーパーでIncredible Burgerとして代替肉を発売し、年内にアメリカでAwesome Burgerとして発売を予定していると報じています。
肉牛を飼育するのに多くの温室効果ガスを排出することから、ミレニアル世代を中心に環境意識の高い消費者が代替肉を求めていて、ネスレの商品は小麦、ビートの根、ニンジン、パプリカなどの成分を用いているとしています。
ネスレはレストランで出す予定はないものの、やはりスーパーの店頭に並べたい米Impossible Foodsとの競争に。ただし、米Impossible Foodsがヘムと呼ばれる分子を使っているため米FDA=食品医薬品局の承認待ちとなっている一方で、ネスレはこの成分を使っていないことから当局の承認は必要ないとしています。

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