
【あらすじ】
周りが羨むスタイルと美貌を持ちながら、難読症というハンディキャップがコンプレックスとなっているマギー。一方姉のローズは弁護士として成功しているものの、自分の容姿に自信が持てずにいた。定職にも就かず、ローズの家に居候していたマギーは、ある時、ローズの留守中に訪ねてきた彼女の恋人にちょっかいを出してしまい、怒ったローズに家を追い出されてしまう。どこにも行く当てのないマギーは、仕方なく亡くなった母方の祖母エラのもとを訪ね、彼女が世話役をする老人たちの施設で働かせてもらうのだが…。
シゴトはデキるけど、自分の容姿には自信が持てない姉と、何をしても中途半端でシゴトも続かないが容姿とスタイルだけは自信がある妹のお話。
私は、同姓の姉妹がいないので少し分からない感覚だけど、「家族」であり「親友」であり、「ライバル」。
どんなに傷つけられても、最初に何かを打ち明けたい相手だったりするってちょっとうらやましい・・・かな。
脚本を担当したスザンナ・グラントの「あなたを最もよく知る人物は、あなたを最も傷つけることが出来る。さらにその人物は、あなたが傷ついているときに最も助けてくれる人でもある」という言葉がとても印象的でした。
そして、この映画のキーアイテムである「靴」について。
タイトル意味は、「彼女の立場になって」とか、そういうことみたいだけれど、自分には似合わないけれど、ただ「眺めて癒される」ために美しい高級靴を買う姉と、それをちゃっかり拝借しては汚したり壊したりする妹っていうう構図は面白かったです。
靴は、履く人を選ぶ。
だから、二人と「靴」の関わり方がそのまま二人の成長にもつながってて、脚本と演出の上手さを感じました。
いい映画だと思いますので、ぜひ。
それはそうと、、、。
この作品を観たことで再認識したキャメロンディアスの魅力について。
キャメロンディアス、と言えば世界中で最も知名度のあるハリウッドセレブ女優の一人。
ものすごく美人では無いけれど、ながーい足と、スレンダーなボディーと大きな口が特徴で、ちょっとアタマの弱そうな女性を演じさせたらピカイチ、な女優さん。ってイメージかな。
実際、そういうイメージの作品は多いけれど、実は、この人の静かな演技ってすごく好き。
「彼女を見ればわかること」で彼女が演じた盲目の女性は秀逸でした。
メジャー作品も良いけれど、こっち路線での良作にめぐり合えることを期待します。
かおりんご的おすすめ度・・・★★★★★★★☆☆☆(7.5)
![イン・ハー・シューズ [ キャメロン・ディアス ]](http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/00161/28668.jpg?_ex=128x128)
イン・ハー・シューズ [ キャメロン・ディアス ]