2016年06月13日 アカンサスの花の驚き さてこれは何に見えますか。蛾が隊をなして飛ぼうとしているのか。実はアカンサスの花が枯れて落下したもの。ギリシャの花らしいですが、その美しい和紙のような花びらはすっと立っている、胴体の部に相当するものは籤が磨かれ艶を持っている、さらに流線形をしているなどなど、、。植物が動物のようになるのである。さらにはこの花の匂いは枯れても独特な匂い。それはCHANEL NO5の特徴をなす香りがでている。姿で鳥に食してもらいその香りの苦さですぐ吐き出してもらい種をばらまく魂 胆ではないか。
2016年05月14日 毎年同じ位置で同じバラが咲く 木の葉の間をぬって細い枝で薄い上品なピンク色の薔薇の花は同じ位置、同じ形態で咲く。まるで今は亡き主を偲ぶように。いつも小道を掃き、この木の垣根を大切にしていた女性を思う。花の記憶はどういう遺伝子なのだろうか。淡すぎるこの花の香りは東山植物園の薔薇園の浮雲という品種に似ている。
2016年05月13日 5月の花の香りの道ー5 これはカラタネオガタマの花。うす緑の花から出される香りは夕方に多く、朝方はほぼないといって良い。何故かは不明。果物屋さんに足を踏み入れた時の香りがする。切りたてのフルーツ、メロン、パイナップル、バナナなどのみずみずしい香り。そよ風が香りを遠くに運び思いがけない所でその香りを感じ思わずこの木をさがし辺りを見渡すことになる。