aamall

2014年11月03日

久々の更新でシューマンの「献呈」を。

半年以上のお休みから、のこのこと帰って参りました。
ここのところの停滞からやっと抜け出せ、
演奏会などもボチボチ再開するので
ブログも「今日の歌」の長めバージョンで更新です。


「今日の歌」・・・
シューマン作曲 「献呈」


献呈は、歌曲集「ミルテの花」の第一曲です。
「ミルテ」は花嫁のブーケに使われるお花。
この歌曲集は、ずっと反対されていたクララとの結婚がやっと許され、
シューマンが大喜びで作ったこの曲をクララに捧げた、
と言われています。

溢れんばかりの愛情、爆発寸前の喜び、
そういったありとあらゆる感情が、
ふんだんに、しかし洗練された美しい音楽として
詰め込まれています。

日本語訳ですが・・・

 「献呈(君に捧ぐ)」
   君は僕の魂 君は僕の心 
   君は僕の喜び おお、君は僕の苦しみ
   君は僕の生きる世界、
   僕のただよう天国
   おお、君は僕の墓 そこに
   僕は悩みを永遠に葬った!

   君は憩い 君は安らぎ
   君は天から僕につかわされた人
   君の愛で 僕は自分の価値を知り、
   君のまなざしが僕を光で満たす
   君の愛が僕を高める
   僕の良き霊、より良き僕の半身よ!

   君は僕の魂 君は僕の心 
   君は僕の喜び おお、君は僕の苦しみ
   君は僕の生きる世界、
   僕のただよう天国
   僕の良き霊、より良き僕の半身よ!


今回、お仕事でこの曲を久しぶりに歌うのですが、
いや〜、相変わらずの情熱的な歌詞に当てられました。

シューマンはリュッケルトのこの詩を見つけたとき、
「これだ!!」と思ったに違いありません。
クララへの愛をこれほど的確に表す詩は他になかったでしょう。
それゆえに、この曲を愛の歌としてだけ受け取りがちに。

この詩を愛や恋、といったものにとらわれずに、
それを超えた繋がりを感じられるとしたら、
ますますこの曲の崇高さと、シューマンの魂の高揚を
理解できるように思います。
私の「献呈」は誰に捧げましょうかね〜。



2014年02月06日

大変なことになっていますね。

「あと少しでソチオリンピックだわ〜、楽しみ!!」などと思っていたら、なんとも大変なニュースを耳にすることになりましたね。

佐村河内守さんのゴーストライター騒動、驚きました。
連日の報道に食傷気味ではあるものの、少しずつ真実が明らかにされているようで…。


末端も良いところではありますが音楽にかかわる者として、楽曲が可哀相で。
作曲法、演奏法云々は聴衆には聴こえません。(大変に大事ではありますが)
音楽を「感動と共感を得られる喜びを分かち合うもの」としたとき、残された曲の行方が気になります。
私としては感動したことに変わりはないので、これからも聴いてゆきたいと思っています。

音楽は芸術のカテゴリーに入っています。音楽家の思想、哲学も含まれて初めて芸術となるわけで、商業ベースに乗ることとは対極にあるのではないでしょうか。
ただ、多くの人の耳に入る機会を得ようと思えば、自身の力のみでは難しい、ということも無きにしも非ず。だからと言ってズルをして良い訳はないですが、この相対する状況をいかにうまく折り合わせるか、それに疲れる人も多くないのでは。
世界的に評価されているのはそれをモノともしない精神力の持ち主か、はたまた史上最高の才能の持ち主か、ということでしょうか?どちらにしても、かかわった人を蔑ろにするなんて以ての外、楽曲を聴いて感動したり、時には涙した方たちの気持ちを考えると何とも言えない気分です。

「聴く」以外の情報に惑わされず一切を削ぎ落として音楽に相対するのは、難しいですね。自身の純度も上げていかなければならず、それは演奏でも同じこと。まだまだ修行が足りません。一生勉強ですね。

…と名もなき声楽家は思っています。



kaoru_otonoha at 18:52|PermalinkComments(1)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 演奏会・音楽のお話 

2013年07月21日

選挙に行きました。

暑中お見舞い申し上げます。
開店休業のこのブログ、パソコンの調子が悪いとか、手術を受けたからとか、いろいろ言い訳などしつつ復活です。
パソコンの調子は相変わらずですが、スマホデビューをしたのでブログも更新できそうです。まだ使いこなせてはいないので、イライラしつつですが…。

さて、今日は選挙でしたので私も投票の権利をしっかり行使して参りました!今も速報を見ていますが、政党やしがらみを越えたところで滞りなく国が良くなって行って貰えるように願っています!

スマホの扱いに疲れてきたので、今日はここまでです…。


kaoru_otonoha at 21:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 普段の・いろんなお話 

2013年04月17日

交響曲第一番「HIROSHIMA」

先日、お師匠様から教えて頂くまで恥ずかしながら知らなかったのですが、早速この「HIROSHIMA」を調べてみました。
取りあえずCDをもとめて聴いたところ、とても感動しました。

NHK特集で取り上げられた作曲者の佐村河内守さんを知るにつけ、その思いは増すばかり。
多くを語りたくともうまく伝えられませんが、本当に体の芯から震えました。

これは私の個人的な感覚ですが、
広島が文化拠点として名高い「産業奨励館」(現、原爆ドーム)を中心に原爆を受けた68年前から、広島の文化も大きく被害を受け、それを取り戻すのにとても時間がかかっているように思います。(戦前の状況、戦後の復興などを考えれば不可抗力かとも思いますが。)
その遅れた分が、全て佐村河内さんに注がれたのでしょうか。

佐村河内さんは全聾のため、「ベートーヴェンの再来」などと言う人もいるようですが、佐村河内さんは「佐村河内守」という作曲家だと私は思います。他の作曲家と比べるべくもありません。
このかたは「命を削って音楽を生み出す」かのようです。
ここまで音楽に打ち込める、その真摯さはなにものにも代えがたいですね。

kaoru_otonoha at 16:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 演奏会・音楽のお話 

2013年03月24日

演奏会終了。

先日、といっても10日ほど前、
「第8回 小倉百人一首うたくらべコンサート」(於:サントリーホール)が終了いたしました。
お客さまも結構入っていただいており、成功に終わったとのことで、一端を担っていた自分としてはホッとしております。
私の演奏はまだまだでしたが、ご一緒させて頂いた歌手の皆さんから大事なことを学び、とても良い一日でした!
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一番左、ぶっとい二の腕と大きい丸顔のわたくし。どすこい。
(左から3番目・伊能美智子先生:右から3番目・関定子先生)


さて、ただ今引っ越し準備中でおおごとになっております。
2,3日後には転居しているものの、片付けはいつ終わるやら。
当分は寝込むことになりそうです。

kaoru_otonoha at 12:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 演奏会・音楽のお話 
音楽歴
小野田薫(メゾソプラノ)



広島音楽高等学校声楽科、
東京藝術大学音楽学部声楽科卒。

2009年、作曲家・伊能美智子によるコンクール「第4回百人一首うたくらべ」において作曲者特別賞、
ならびに同年、(社)日本歌曲振興会主催「第17回日本歌曲コンクール」において第2位受賞。

日本歌曲振興会会員、
演奏団体「音ノ葉」主宰。
家庭教師の総合情報・・・家庭教師探しの為のポータルサイト。
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細々とやっております。

ブログの値段が出るそうです。