◆คริตกะจ๋า บ้าสุด..สุด(クリット・カ・チャー、バー・スット・スット)【พ.ศ.2551】
【英題】 Valentine
【出演】 チャクリット・イェムナーム、ナッターウィラヌット・トンミー、ポンパン・ペットバントゥーン、パクチャト・ティアムチャイ、他
【監督】 カラン・クモーヌワン
【制作年】 2008年
まもなくヴァレンテイン・デーという事で、世間ではチョコレートが店頭に並べられていたり、メディアでもその話題を盛んに取り上げたりしていますが、自分のような人間にはトンと関係がございません。
何でもタイでのヴァレンタイン・デーというのは、男性から女性にバラの花を贈ったりするそうですね。自分だったらそっちの方が良いなぁ~。だって敗北感がないから(笑)。
冗談はさておき、今回取り上げる映画は英語タイトルに「ヴァレンタイン」とつけられているのですが、内容はちょっと(というか、かなり)変わった映画です。
【英題】 Valentine
【出演】 チャクリット・イェムナーム、ナッターウィラヌット・トンミー、ポンパン・ペットバントゥーン、パクチャト・ティアムチャイ、他
【監督】 カラン・クモーヌワン
【制作年】 2008年
まもなくヴァレンテイン・デーという事で、世間ではチョコレートが店頭に並べられていたり、メディアでもその話題を盛んに取り上げたりしていますが、自分のような人間にはトンと関係がございません。
何でもタイでのヴァレンタイン・デーというのは、男性から女性にバラの花を贈ったりするそうですね。自分だったらそっちの方が良いなぁ~。だって敗北感がないから(笑)。
冗談はさておき、今回取り上げる映画は英語タイトルに「ヴァレンタイン」とつけられているのですが、内容はちょっと(というか、かなり)変わった映画です。
物語はタイ南部の県でリゾート地としても有名なプーケットで行われるヴァレンタイン・デーのイベントに参加する、二組のカップルのイベント当日までの紆余曲折を描いたものなのですが、このカップルがただのカップルではなく、カトゥーイ(オカマ)と彼、トムボーイ(オナベ)と彼女という組み合わせ。
しかも、カトゥーイとトムボーイは事故によってお互いの心が入れ替わってしまっている、という設定。と聞くと、日本の方は有名な青春映画「転校生」を思い出されるのではないでしょうか。
で、そのご想像通り、基本的なストーリー設定はその「転校生」とほぼ同じです。入れ替わった二人が四苦八苦した末に元通りに戻るまでという流れなのですが、主役を大人のオカマとオナベにしているという事で、内容が思いっきり下品になっています(笑)。オマケにタイトル通り全編バカバカしさの連続です(「バー・スット・スット」・・・最高にバカバカしい)。
さらにこの映画の変わっているところは登場人物のほぼ全てがノーマルじゃない。主役の二人はもちろん、彼らを取り巻く人物もオカマやオナベばかりだし、男が好きな男、女が好きな女など、そんなのばっか。
◆映画の主な登場人物。一見、普通に見える人物も中身は変。
と、そんなに真面目に見る類の映画ではないのですが、それなりに見所はあります。それは当然かもしれませんが、主役の二人(チャクリット・イェムナーム、ナッターウィラヌット・トンミー)です。
お互いオカマの心を持った女、オナベの心を持った男と、複雑な役どころを見事にこなしております。でも、文字に起こすと一見複雑な設定ですが、よく考えたら、これが一番普通だwww。
しかし、2枚目俳優としても人気のチャクリットがここまでキャラクターと正反対の役を演じるのも凄いし、チャー(ナッターウィラヌット・トンミー)のぶっ壊れぷりも観ていて楽しい。
特に、自分のようなスケベーにはチャーのセクシーなシーンが沢山登場するので、それだけでも観る価値があります。
◆ตัวอย่าง ครัตกะจ๋า บ้าสุด..สุด(クリット・カ・チャー、バー・スット・スット予告編)
オリジナル・タイトルの意味は主役の二人の名前そのものズバリ「クリットとチャー」です。何か単純に思ってしまいますが、こういうタイトルのつけ方はタイの映画界では伝統なのでしょうか?最近も「マム・カ・マイ(マム・ジョクモクとマイ・チャルンプラ)」なんてのもありましたし。
ちなみに映画の中で主役の二人が事故に合う橋は、何とあの「サラシン橋」です。って、この橋の名前を聞いて反応する人は年がばれちゃうかも。
それと、タイで転校生のストーリーを取り入れた作品はこれが初めてではなく、自分が知っている限りでは、チンタラー・スッカパットが出演した「ワーン・マン、チャン・クー・ター(หวานมันส์...ฉันคือเธอ)」(1987年)で設定もほぼ同じ形で制作されています。
まぁ、ヴァレンタイン・デーにピッタリの映画、という訳にはいかないかもしれませんが、二人で楽しむには面白い映画かもしれませんね。
Valentine (Kris Ka Ja) [DVD]
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しかも、カトゥーイとトムボーイは事故によってお互いの心が入れ替わってしまっている、という設定。と聞くと、日本の方は有名な青春映画「転校生」を思い出されるのではないでしょうか。
で、そのご想像通り、基本的なストーリー設定はその「転校生」とほぼ同じです。入れ替わった二人が四苦八苦した末に元通りに戻るまでという流れなのですが、主役を大人のオカマとオナベにしているという事で、内容が思いっきり下品になっています(笑)。オマケにタイトル通り全編バカバカしさの連続です(「バー・スット・スット」・・・最高にバカバカしい)。
さらにこの映画の変わっているところは登場人物のほぼ全てがノーマルじゃない。主役の二人はもちろん、彼らを取り巻く人物もオカマやオナベばかりだし、男が好きな男、女が好きな女など、そんなのばっか。
◆映画の主な登場人物。一見、普通に見える人物も中身は変。
と、そんなに真面目に見る類の映画ではないのですが、それなりに見所はあります。それは当然かもしれませんが、主役の二人(チャクリット・イェムナーム、ナッターウィラヌット・トンミー)です。
お互いオカマの心を持った女、オナベの心を持った男と、複雑な役どころを見事にこなしております。でも、文字に起こすと一見複雑な設定ですが、よく考えたら、これが一番普通だwww。
しかし、2枚目俳優としても人気のチャクリットがここまでキャラクターと正反対の役を演じるのも凄いし、チャー(ナッターウィラヌット・トンミー)のぶっ壊れぷりも観ていて楽しい。
特に、自分のようなスケベーにはチャーのセクシーなシーンが沢山登場するので、それだけでも観る価値があります。
◆ตัวอย่าง ครัตกะจ๋า บ้าสุด..สุด(クリット・カ・チャー、バー・スット・スット予告編)
オリジナル・タイトルの意味は主役の二人の名前そのものズバリ「クリットとチャー」です。何か単純に思ってしまいますが、こういうタイトルのつけ方はタイの映画界では伝統なのでしょうか?最近も「マム・カ・マイ(マム・ジョクモクとマイ・チャルンプラ)」なんてのもありましたし。
ちなみに映画の中で主役の二人が事故に合う橋は、何とあの「サラシン橋」です。って、この橋の名前を聞いて反応する人は年がばれちゃうかも。
それと、タイで転校生のストーリーを取り入れた作品はこれが初めてではなく、自分が知っている限りでは、チンタラー・スッカパットが出演した「ワーン・マン、チャン・クー・ター(หวานมันส์...ฉันคือเธอ)」(1987年)で設定もほぼ同じ形で制作されています。
まぁ、ヴァレンタイン・デーにピッタリの映画、という訳にはいかないかもしれませんが、二人で楽しむには面白い映画かもしれませんね。
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コメント
コメント一覧 (4)
>ストーリーは、全く何もひねっていませんでしたが。最後の締めくくりもなにも工夫なし。でも、とにかく楽しかったです。
多分、それが主旨の映画なんだと思います(笑)。
>舞台となったケープ・パンワ・ホテルってすごく静かな所なんですけど、この作品がイメージをぶっ壊していました。
そうなんですか。良くご存知ですね。ホテル側もこの映画の撮影を許可しちゃって後悔してるかも…。
> どうでもいいことなんですけど、主人公二人はどちらもプーケットへ向かっていたはずなのに、どうしてサラシン橋で正面衝突するのでしょう?
何故でしょうね(笑)無理やりでもそこを使いたかったのかも。
舞台となったケープ・パンワ・ホテルってすごく静かな所なんですけど、この作品がイメージをぶっ壊していました。
どうでもいいことなんですけど、主人公二人はどちらもプーケットへ向かっていたはずなのに、どうしてサラシン橋で正面衝突するのでしょう?
>バレンタイン・デーを扱ったタイ映画って多いですね。
そうですね。でも、これも相当変な映画ですよ。大体、まともな人がほとんど出てこないのですから(笑)。
もしお持ちでしたら、ぜひご覧になってみてください。くだらないですけどね。