今年で結成32年目になる、タイを代表するバンド、カラバオ(คาราบาว)。

今でもタイ人(特に男性)に「どんな歌手が好きなの?」と聞くと、かなりの高い確率でカラバオという名前が出てくる、タイでは絶大な人気を誇るバンドです。

去年は東京のタイフェスティバルに出演するため来日した事も記憶に新しいですが、その彼らの若かりし頃を描いた映画「Young Bao」が5月30日にタイで公開されることになり、先日、その予告編がYouTubeでも公開されました。

◆映画「Young Bao」ポスター
Poster_2

この映画が製作されていることは、かなり前から情報として入ってきていたのですが、当初はエート・カラバオ役を彼の甥であるBodyslamのトゥーンが演じるということでした。しかし、製作途中で事情(怪我?)により別の人に交代したようです。

それと、個人的にひいきしているルークトゥン歌手、リウ・アヂャリヤーが出演しているという事でも気になっていた映画でした。彼女にとってはこれがスクリーン・デビューという事になるはずです。

で、気になるリウの役柄ですが、なんと美人ルークトゥン歌手としても知られたシリントラー・ニヤーゴン役だそうです。それも驚きですが、シリントラーってカラバオと何らかの関係があったという事にもビックリしました。

ちなみにシリントラー・ニヤーゴンって、こんな人です。

ศิรินทรา นิยากร(シリントラー・ニヤーゴン)/สาวนาปลูกรัก(サーオ・ナー・プルーク・ラック)


◆こちらはシリントラーを演じるアヂャリヤー・プルハムプルック(リウ)
leew_Ajareeya_4


登場人物とそれを演じる役者は以下の通りです。

◆エート・カラバオ(แอ๊ด คาราบาว):タナー・イアムニヨム(ธนา เอี่ยมนิยม)

◆レック・カラバオ(เล็ก คาราบาว):アーラック・アモンスパシリ(อารักษ์ อมรศุภศิริ)

◆ティアリー・カラバオ(เทียรี่ คาราบาว):ヂュンヂャック・ヂャクラポン(จุลจักร จักรพงษ์)

◆パオ・カラバオ(เป้า คาราบาว):ソムチャーイ・ケムクラット(สมชาย เข็มกลัด)

◆キアオ・カラバオ(เขียว คาราบาว):パワリット・モンコンピシット(ปวริศร์ มงคลพิสิฐ)

◆オート・カラバオ(ออ็ด คาราบาว):ピティサック・ヤオウナーノン(ปิติศักดิ์ เยาวนานนท์)

◆タニット先生(อาจารย์ ธนิสร์):スパコン・キットスワン(ศุภกรณ์ กิจสุวรรณ)

◆シリントラー・ニヤーゴン(ศิรินทรา นิยากร):アヂャリヤー・プルハムプルック(อาจารียา ดรหมพฤกษ์)

◆セーンダーオ(แสนดาว):サーラー・レック(ซาร่า เล็กจ์)

トゥーンからのバトンタッチでエート役を演じる事になったタナー・イアムニヨムは、日本のAV女優・辰巳ゆいが出演した事でも話題になった映画「Love Summer」に出演していた人のようです。

キアオ役のパワリットは名作「レイン(Bangkok Dangerous)」の主役を務めた彼ですね。ティアリー役のヂュンヂャックはHugoと言った方が分かりやすいでしょうか。

タニット先生役のスパコン・キットスワンは映画「わすれな歌」で主役を務めた人です。

監督はユッタナゴン・スックムックターパー(ยุทธนกร สุขมุกตาภา)という人ですが、この方、もしかしたらこれが映画初監督かもしれません。他の監督作を探したのですが、見つかりませんでしたから。

◆Trailer Young Bao


レック役のペーは、ちょび髭がどうもとってつけたような感じで、なかなか違和感を拭い去れないのですが(笑)。

コンサートではかなりの集客率を誇るカラバオですが、さて、この映画はどれくらいの人に支持されるでしょうか?内容も気になりますが、その辺にも注目したいと思います。

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