だいぶ引っ張ってしまいました、5月18日(土)、19日(日)に開催されました、タイフェスティバル大阪2013でのGrammy所属歌手のコンサート。

ようやくメインのパオ・パオワリーのコンサート部分に入ります!といっても、当日の登場順では彼女は2番手でしたが・・・。自分の気持ちの中では彼女がメイン、という事で。

◆これまでの記事はこちらをご覧ください。
【タイフェス大阪2013】パオワリーがくるヨ!全員集合(1)
【タイフェス大阪2013】パオワリーがくるヨ!全員集合(2)

2年ぶりに見るパオのステージ。その間、現地タイでは人気もうなぎのぼりで、めまぐるしい忙しさの中、多くの舞台をこなしてきている事は、日本にも伝わってきていたので知っていました。

しかし、初めての日本でのステージとなるとそれなりに不安もあるのではないか、と勝手に想像していましたが・・・。

ナットに呼び込まれて登場したパオは、それはもう堂々としたたたずまいで現れ、こちらの不安を一蹴するような存在感を持ち合わせていました。

◆とうとうパオのステージが始まりました。
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1曲目はプムプアン・ドゥアンヂャンのカヴァー「ナック・ローン・バーン・ノーク(田舎の歌手)」。

この曲をいつか日本の空の下で聴きたい、と長い間思っていた自分にとっては、本当に感慨深い瞬間でした。しかも、2年前に同じくパオが歌っていた時から比べると、はるかに説得力が増している歌でした。

そんな事と、日本では歌うことがなかったプムプアンの事が頭によぎり・・・、夢中になって歌が終わるまでの4分間、カメラのシャッターを切り続けていました。

◆初めての地とは思えない堂々とした佇まいだったパオ
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ちなみに、この日パオが歌った曲は全部で6曲。その内4曲がプムプアンのカヴァーでした。映画のプムムアン役でデビューしたという事もありますが、今やパオはプムプアンの生まれ変わりとして、世間でのイメージが定着しつつあるんでしょうね。

【2013年5月18日のセットリスト】
1.นักร้องบ้านนอก(ナック・ローン・バーン・ノーク)
2.กระแซะเข้ามาซิ(クラッセ・カオ・マー・シ)
3.กรุณาอยู่ในระยะของความคิดถึง(カルナー・ユー・ナイ・ラヤ・コーン・クワーム・キットゥン)
4.สาวนาสั่งแฟน(サーオ・ナー・サン・フェーン)
5.ห่างหน่อยถอยนิด(ハーン・ノイ・トーイ・ニット)
6.สมหวังนะจ๊ะ(ソムワン・ナ・ヂャ)

【2013年5月19日のセットリスト】
1.นักร้องบ้านนอก(ナック・ローン・バーン・ノーク)
2.กระแซะเข้ามาซิ(クラッセ・カオ・マー・シ)
3.ห่างหน่อยถอยนิด(ハーン・ノイ・トーイ・ニット)
4.สาวนาสั่งแฟน(サーオ・ナー・サン・フェーン)
5.กรุณาอยู่ในระยะของความคิดถึง(カルナー・ユー・ナイ・ラヤ・コーン・クワーム・キットゥン)
6.สมหวังนะจ๊ะ(ソムワン・ナ・ヂャ)

◆ナック・ローン・バーン・ノークを歌うパオにプムプアンの姿がダブりました(クリックで拡大できます)
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「ナック・ローン・・・」は歌手で成功することを夢みて田舎から都会に出てきたものの、現実はきびしく、周りからはバカにされながらも、歌手で有名になってふるさとに帰ろうと考えている女性の気持ちを歌った曲です。作詞・作曲はプムプアンの師匠でもあるワイポット・ペットスパン。

今やルークトゥン歌手だけでなく、ポップス歌手も大勢歌うこの曲は、プムプアンが生きていた頃はそれほど有名ではなく、亡くなってから人気がでたこともよく知られています。

そして、2曲目はアップテンポの「クラッセ・カオ・マー・シ」です。この曲の途中からパオは舞台をおりて、観客の所へファンサービスに来てくれました。

我々は待ち時間に作ったマーライを彼女の首にかけてあげたのですが、後になって気がついたことなんですけど、この時マーライをあげてたのは我々だけでした。しかも、この日の衣装は白だったこともあって、パオの印象も一気に華やかになり、これはマーライつくりを提案したhanaさんの采配が大成功した結果だと、我々としてもすごく嬉しくなりました。

もちろん、kenchanruiさんが持ってきてくれた、20バーツ札もひらめいておりましたよ。

◆マーライをつけたパオは見違えるように華やかになりました
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ちなみにこの「クラッセ・・・」という曲は、気に入った男の子に「もっと私の近くに寄りなさいよ!」と歌う、肉食系女子の歌で、歌詞も結構きわどい。

特に、2コーラス目の「อีกกี่วันจะได้เจ๊าะไข่แดง(イーク・ギー・ワン・ヂャ・ダイ・ヂョ・カイ・デーン)」という部分は、直訳すると「黄身に穴を開けるのはあと何日かかるの?」という意味になりますが、「黄身に穴を開ける」というのは・・・、大人の皆さんだったら分かりますよね(笑)。

◆18日のパオのステージ、その他の写真(クリックで拡大できます)
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続く3曲目は18日は「カルナー・・・」で、19日はアップテンポの「ハーン・ノイ・トーイ・ニット」でした。

「ハーン・ノイ・・・」はアイドルの新曲と言われても通じてしまいそうなエッベオ全開の曲なので、まだまだ若いパオにはピッタリの曲ですね。個人的にも大好きな曲です。

そして4曲目がこのライブのセットリストで自分が要だと思っている、「サーオ・ナー・サン・フェーン(恋人を諭(さと)す)農家の娘)」です。

なぜ自分がこの曲を要と思っているのか?それは、初めて歌う日本でなぜ、あえてこの曲をセットリストに組んだのか?と思ったからです。多分、選曲した人に聞いても大して深い意味は無いことは何となく分かるのですが、自分としては色々、思いを巡らせたくなる選曲でした。

というのも、この曲はプムプアンにとって初めてのヒット曲として知られているからです。それはつまり、プムプアンがルークトゥンの女王になる第一歩だった訳で。それをこういう場に持ってくるという事は、何らかの特別な気持ちを込めているのではないのかな、と勘繰りたくなってしまうのですが・・・。

自分としては今まで、それほどこの曲を重視していた訳ではありませんでしたが、この日パオが歌ってくれたことで、改めてこの曲の魅力に気づかされた、貴重な瞬間でした。

◆19日は前髪をアップにし、黒を基調にした衣装で前日とは違うイメージで登場したパオ
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ちなみに、19日だけ「サーオ・ナー・・・」の後、お客にリクエストされてプムプアンの「サヤーム・ムアン・イム(สยามเมืองยิ้ม)」をアカペラで歌ってくれました。

5曲目は18日はプムプアンの「ハーン・ノイ・・・」、19日はパオのオリジナル曲「カルナー・ユー・ナイ・ラヤ・コーン・クワーム・キットゥン」でした。

そしてラストの6曲目はパオが出演したドラマ「サーイファー・ガップ・ソムワン」のテーマ曲「ソムワン・ナ・ヂャ」が歌われました。

「カルナー・・・」はしっとり系のバラードですが、「ソムワン・ナ・ヂャ」はアップテンポで歌詞も分かりやすかったので、サビの部分で観客も一緒に「ソムワン・ナ・ヂャ~」と歌い、大いに盛り上がってパオのステージは終了しました。

◆19日のパオのステージ、その他の写真(クリックで拡大できます)
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あと、これはタイ人のパオ・ファンにもらった情報なのですが、19日にパオが着ていた衣装はタイでも見たことが無いものだったそうです。という事は、つまりこの日が初お披露目だった訳で。その事からも、パオ側の日本で歌うことへの気持ちを察する事が出来るような気がします。

เปาวลี พรพิมล(パオワリー・ポンピモン)@タイフェスティバル大阪(2013.5.18)


เปาวลี พรพิมล(パオワリー・ポンピモン)@タイフェスティバル大阪(2013.5.19)


パオの後はゲーム、パラポンと続き、最後に今回出演した4人の歌手が舞台にそろい、Paradoxの「SEXY」などヒット曲のメドレーを歌って、Grammy所属歌手のステージは大成功で幕を閉じました。

◆エンディングに登場したパオ
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◆パラポン、ゲーム、パオ、ナット@タイフェスティバル大阪2013(2013.5.18)


蛇足ですが、このタイフェスで奇跡と思えた瞬間の事を、ちょっと書かせてもらいたいと思います。

タイフェスが開催された2日間の内、初日の18日は快晴で、天気は何の心配もなかったのですが、二日目の19日は昼前からシトシト雨が降り始め、その後は本降りになってしまいました。

少しでも降りが弱くなってくれればと思っていたのですが、ステージが始まる間際になってもなかなか雨は止まず、空も雲に覆われたままだったので、これはもう天気が良くなる見込みはないな、と諦めていました。

しかし、歌手が会場に到着し、一番手のナットが歌いはじめようという頃に、奇跡的に雨が引きました。そして、パオが歌い終わるまで、傘が必要が無い状態が続き、無事、パオのパートが終わった直後に再び雨が降りはじめました。

あれだけ強く降っていた雨がパオのステージの前後だけ止むというのは、パオという歌手は確実に何かを持っているな、と思わざるを得ませんでした。

◆ステージ終了後、バックステージでの関係者記念撮影でのパオとゲーム
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それだけでなく、多くの人に出会え、充実した2日間を過ごせたのも、パオという歌手が来てくれたからこそです。あれから1週間ほど経ちましたが、まだまだあの時の記憶は薄れませんし、これからも多分、事あるごとにこの時の体験を思い出すことでしょう。

そして、日本人にとってルークトゥンという音楽に対する意識が確実に変わった、貴重な瞬間でもありました。この日を体験できた事で、これから我々とタイ音楽との接し方は、それまでと全然違うものになるはずです。

最後に、当日、同席させていただけた多くの方々に感謝いたします。ありがとうございました。これからも一緒にタイの音楽を、そしてタイという国を大いに盛り上げていきましょう!

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