2011年04月

2011年04月29日

昔の泥棒




もう、随分と大昔の四街道での出来事だが、

毎年、この時期になると思い出す事がある。


私の母親の里は、村にただ一軒の酒屋だった。


田舎の酒屋というのは味噌や醤油、乾物、日用雑貨に

学用品等も扱う何でも屋でもあるが、生菓子の製造や

卸しもしていたので、数人の職人が忙しく働いていて、

そこそこに繁盛していた。


そんな平穏無事な商いをする毎日だったが、ある風の強い日の

深夜、泥棒が来て雨戸が閉まった店の出入り口の敷居の下に

人が一人潜れるほどの大きな穴を店の土間まで掘り、店の

土間から侵入して、店の奥に置いてあった銭函からゴッソリと

売り上げ金と釣銭を盗んで行ってしまった。


母屋で寝ていた家族の中には深夜、何やら店の方で

カタン、コトンと何か物音がしていたのを夢うつつに

聞いたようだが、風の音の悪戯だろうと思い込んで

見回りもせずに寝込んでしまったそうだ。


さて、翌早朝、店先から土間に大きな穴が開いているのを

発見して銭函の中が空になっていたので泥棒騒ぎとなった。



普段は顔見知りの村人たちがお客さんだが、昨日は初めての

見たことが無い他所者が店へ訪れて、店内を散々ジロジロと

見回した挙句、結局は何も買わずに帰った客がいたそうだ!


事件はその日の深夜の出来事だったので、偶然ではなく

昨日の他所者に嫌疑をかけたが、その客が何処の誰だかも

判らずに、怪我人も出ず、現金だけが盗まれた泥棒騒ぎで

終わってしまった・・・・・。




私は今でも軒先に置いた空箱等が

夜風でガサガサと音をたてる夜中に、

ふと、遠い昔の母の里を思い出すことがある。














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2011年04月26日

防災にかこつけて




震災後、家庭用品のカセットコンロや

専用のガスは一瞬にして売り切れた。


さらに、趣味性の高いアウトドア用品や

キャンプ用品迄もが売り切れている店も多い。


普通のカセットコンロ等は家庭用品でも

防災用品としても使い勝手が良く手軽だ。

それらに次いでアウトドア用のガスコンロや

オイルコンロに売り切れた商品が出始めた。


そして、あまり一般的とはいえない高価で

超マニアックな製品にも売り切れが出始めた。


これらの品は大体が特殊な燃料を使用したり、

取扱いに手間のかかる外国製品で、普段なら

間違っても飛ぶように売れることは無く、輸入

業者や代理店等にも在庫が少なくて、商品に

よっては埃をかぶっていたり、外装は色あせた

物までが、最近は殆ど売り切れである。


業者にとっては不良在庫一掃の好機でもある。


また、原始的で古臭いが、現代でも天候や

使用場所によっては威力を発揮するものが

此のところ見直されて、こちらも販売店では

殆どが在庫切れとなった。


突然の災害では何が起こるかわからないが、

防災用品にかこつけ、普段は見向きもされない

商品が我先に買われて貴重品となっている。



此が、「生の人間らしい社会かも知れないなぁー」、

と思う昨今である。














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2011年04月22日

バカにしていたポケットラジオ




此処で私が言っているポケットラジオとは

単三乾電池を二本入ればすぐに使える

小型の携帯ラジオ(ポータブルラジオ)の

ことで、販売価格は一台が数百円から

千数百円位の物だ。


震災以来、店頭の隅で人待ち顔をしたり?

または無表情なデザインのポケットラジオが

すべて消えてしまった。


いや、消えたのではなく売れてしまった。


震災前なら、例えば子供にプレゼントしても

今時、こんな物いらないとバカにされるほど

不人気なポケットラジオだった。


携帯電話の高性能化やインターネットに簡単に

接続できる小型ゲーム機に人気をとられてしまい、

今となっては誰もが知ってはいるが見向きもせず

忘れ去られたかのような存在だったが、震災後に

ポケットラジオはそのシンプルな性能と簡単操作の

使い勝手、乾電池の持ちの良さなどが見直されて

一気に需用が増え、大手メーカー品を始め、専門

メーカーの製品も売り切れた。



市場の人気商品が震災後は随分と代わった。


昔から馬鹿につける薬は無いと言われているが、

マニア以外に一般の人々には疎んじられていた

商品でも震災後は急に人気沸騰している仲間が

沢山出来た。
















kappa_gallery at 00:02|Permalink 雑談 

2011年04月19日

カッパ画廊、被災しました




〜〜〜 お知らせ 〜〜〜



成田門前カッパ画廊は

先月、三月十一日の巨大地震、

東日本大震災で被災しました。


成田山新勝寺を始め、周囲の建物は

大きな倒壊などは無かったものの、

屋根の瓦が剥がれ落ちてしまったり、

道路に亀裂が入ったり、建物軒下の

通路が陥没してしまいました。


その様な被災状況の中で、カッパ画廊は

白壁の隅が割れて剥げ落ちたりしました。


まだ、何分にも余震の続く毎日です。


もう少し様子を見ながら補修工事を

行なうため、暫くの間は休館致します。




kappa_gallery at 00:07|Permalink 成田カッパ画廊 

2011年04月15日

停電対策




今のところは免れているが、皆が冷房を使う

夏になれば停電は避けられないかもしれない。


震災後、ニュースで東京電力が計画停電を

実施すると聞いた途端、普段は画家であるが、

電気関係の技術者でもある私は絵筆をペンチや

ドライバーに持ち変えた。


私の住む市内では何処のドラッグストアーでも

ホームセンターでも乾電池は売り切れている。


身の回りには懐中電灯やラジオ等、乾電池が

無ければ作動しないものばかりだ。


発電機はインターネットのオークションや通販で

通常価格の二倍から三倍の高額な販売価格でも

直ぐに買い手がついて、売り切れ状態。


以前は私も小型の発電機を所有しており、常に

整備して仕事場の隅に置いてあったが、その後、

新品同様で殆ど出番の無くなった発電機は当時、

仕事場の近くでお世話になっていた農家の田圃の

水汲みポンプ用に差し上げてしまった。



其処で、今回は夜間でも音が静かで停電中の

緊急時に最小限の100ボルトの電気器具を

使えるようにする為、旧い知り合いの電機屋へ

行ってDC−ACインバーター(DC12Vを

AC100Vに変換する装置)を買ってきた。


そのインバーターは発電機が買えそうに高価な

製品だったが、カッパ絵のファンでもある電機屋の

店主は潔く店頭割引価格から更に値引きしてくれた。

有り難いことである。


電源にするバッテリーは取敢えずホームセンターへ

行って自動車用の12Vの物を買ってきたが、一流

メーカー品でも無い安物なのに納得のいかない高い

販売価格だった。


此で、急な停電には対処できる。
(あくまでも緊急時のみ使用)
 

一応、動作実験をしたところ、エンジンの発電機とは

違って、音はインバーター内部の冷却ファンの小さな

音だけで、快適にAC100Vがインバーターの出力

コンセントから出てくることを電圧計で確認した。


次に変換インバーターの出力コンセントに必用最大限の

疑似負荷をかけて、再度電圧を計測した結果、電圧も

またインバーター本体にも異常は認められなかったので

実際に電気器具を使ったところ、何ら支障なく使えた。


此で我が家の停電対策は完了した。



  注意 

   ここでお断りしておかなければならない!


   電源のDC12Vのバッテリーは自動車用品店や

   ホームセンター等で普通に販売してるものだが、

   これに出力の大きなインバーターを接続する場合は

   危険が伴う。


   誤った接続は大火傷をしたり、最悪な場合は

   感電死する危険性もある。


   また、配線等の電線容量や接続不手際で火災にも

   注意しなければならない。


   何れにせよ、専門知識が必用不可欠である。


   素人の方は安易に私の真似は絶対にしないで下さい。




話は変わるが、夜間に三時間の停電は乾電池だけでの

灯とりでは忽ち電池が消耗してしまい、新しい電池の

補給も大変だが、自動車用のバッテリーを使用すれば

12Vの電球を数時間点けっぱなしでも大丈夫だ。


そして、バッテリーは停電の無い深夜に充電しておけば

繰り返し何回でも使えるので安心である。
















kappa_gallery at 00:08|Permalink 日々の出来事 

2011年04月12日

乾電池の買い方・使い方




乾電池は今や貴重品?


特に単一形と単二形の乾電池は何処の

店でも売り切れていて入荷も未定だ。


この際、無い物ねだりは止めにして、比較的

入手しやすい単三乾電池を使うことにした。


昔なら乾電池という物は1本売りだったから、

電気屋へ行って使う本数だけ買ったものだが、

今は2本パック、4本パック、12本パック等と

ほとんどの店で数本パックで販売されている。


一般家庭用の懐中電灯や携帯ラジオも電池の

数が偶数本数だったり奇数本数だったりして

乾電池の大きさの仕様もまちまちだ。


スペアに買い置きするにも、この辺が面倒である?


其処で我が家は充電型の単三を12本用意した。


充電と放電を繰り返しながら使う場合、

この12本は効率性がよい本数である。









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kappa_gallery at 00:07|Permalink 雑談 

2011年04月08日

水筒のすすめ




水筒は便利な器だ。


山登りやハイキングなどのアウトドア遊びが

好きな人や、遠足に行く子供がいる家庭には

水筒は常備品であろうが、大人だけの家庭で

登山などの趣味が無いと水筒の出番は無くなり、

何時の日か家の中からその姿を消してしまう。


先月の大地震以来、私はアトリエにある棚の

奥に保管していた水筒を引っ張りだした。


昔馴染みの水筒は蓋の上には磁石盤もついている。

肩に提げられるのが何と言っても歩く時には便利だ。


市販されているペットボトルは手で持って歩くと

短い距離ならいざ知らず、本格的に長い距離を

歩くには歩行の妨げになってくる。


その点、肩から提げる水筒は便利だ。


さらに震災等で断水時に運良く給水車が

来ても器が無ければ水を貰えない。


昔ながらの水筒は外見的には小さくとも

内容量は大きい。


携帯に便利なこの器こそ、余震が頻繁にある昨今、

私は愛車に積んで置くことにした。




















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2011年04月05日

カレー弁当




仕事や雑用で忙しい時には箸を持つのも

面倒なので弁当屋からカツカレー弁当を

買ってきて仕事場で食べている。


しかし、震災が起きてから弁当屋の

メニューにも欠品が目立っている。


東京にあるアトリエ近くの路地を毎週一度は

近在のお百姓のお婆さんが、野菜や自家製の

一寸塩辛い季節の漬物などを行商していたが、

震災以来、そのお婆さんも一度も見掛けていない。



数日前、仕事場が散らかり友人達とも

ゆっくりと食事をする時間が無かった。


そこで、アトリエから少し離れた場所の

弁当屋にカツカレー弁当を買いに行ったが、

震災以来入荷が無かったカツはその日の

早朝に初めて九州方面から入荷していた。


ところが、肝心なカレーが入荷未定だそうだ。

理由を訊ねたら、今までのカツとカレーは今回の

震災で被災した方面で製造されていたそうである。


それでは仕方が無いのでカツカレーは諦めて

代わりにカツ丼を買ってきて蓋を開けたが、

何処か物足りなく寂しいカツ丼だった。


近県で生産されて消費者の誰もが安心できる

食料品が店頭に並ぶ日は一体何時になったら

来るのか、来ないのか?


未だ先行きが不透明だが、此ばかりは専門外の

私には予想もつかない。



平年なら桜が咲き始めると桜並木をゆっくり

散歩しながら楽しんだものだが、このところ

まだまだ余震が来るので折角の散歩でも急に

足早になって家路へ向かう毎日である。




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2011年04月01日

ペットボトルの水




大地震以来、ペットボトル入りの

飲料水は店頭から消えてしまった。


ある店の店員さんから聞いた話しだが、飲料水は

朝の開店時には若干ではあるが店頭に並べられ、

お客さんの一部が喉の渇いた砂漠の猛獣の如く、

餌を漁るのではなく水場、ペットボトル売り場へと

我先に駆けて行き、一瞬の間に飲料水のボトルは

棚から無くなって売り切れとなる。



もし、今から三十年ほど昔に今回の様な大地震や

原発の事故で飲み水の不足が起きていたら、一体

どうだったのだろうか?


その頃は現代の様にわざわざ水を買ってまで

飲む習慣はほとんど無く、私が住む四街道の

井戸水は美味しかった。


そして、現代の様な二リットル入りの水やお茶の

ペットボトルはその商品自体が無かった。

酒屋さんで売っていたのは飲食店などが使用する

ガラス瓶入りの炭酸水かミネラルウォーターだ。

あとはコーラ、サイダー、オレンジジュースぐらいだった。




買占めが一息ついた現在、飲料水は売り切れでも

ジュース類なら何処の店の店頭でも山に積んである。


原発事故の放射性物質は此から先が見えない!

現在、戦き慌てて飲料水を買い占めしたところで、

ただただ市場の流通混乱を招くだけではないだろうか?


昔の大平洋戦争最中で、野戦の時等に慌てふためき

駆け出すと長生きは出来ないと実戦体験者が体験談を

聞かせてくれたことがあった。


非常時こそ、じっくりと落ち着いて事の成り行きを

正確な情報を元に行動するのも一つの生き方である。


しかし、我が国に於ては事の全ての正確な情報を

集めるのは困難極める。

それは第一発信者の第一声から限りなく疑わしき

言動が無いとも有るとも、ややこしい現状である。



先日も赤ん坊用のドライミルクをドラッグストアーの

棚から並んでいるだけ全部、十数個をまとめ買いだか

買いだめだか知らないが、買って行った人がいた。

一歩遅く買いに来たご婦人は空になっている陳列棚を

見て不安が現実のものとなり、翌日からは買い漁って

歩くかも知れない。


平素より、まとめ買いをしている場合は買った品物の

置き場をきちんと用意してあるから別に何ら問題は無い。


だが、にわか買いだめに走る人々は品物をどさり、

ドサリと買いだめをしては、家中にどこでも構わず

置いておくだろうから、居間も廊下も台所も便所も

買いだめした品物が占領して、自分の居場所迄が

狭くなっているだろう。


まぁ、今度地震で揺れても、品物が邪魔をして

戸棚などは買い占めたトイレットペーパー等に

阻まれ、倒れないかもしれない。



この非常時は平素とは違った人間模様が

各所に露骨に現れている。






















kappa_gallery at 00:04|Permalink 日々の出来事