2011年09月

2011年09月30日

アドレス帳




先日、携帯電話のアドレス帳を整理した。


仕事で使う携帯電話のアドレス帳を

もう長い間、整理していなかった。


丁度、秋のお彼岸に何軒かの兄姉や

親戚に連絡する事になり携帯電話の

アドレス帳を検索すると、今となっては

顔すら思い出せない人の電話番号や、

その後、どうなっているのかなと消息が

気掛かりな電話番号が結構出てくる。


そこで、これを機会にアドレス帳を

必要最小限にするために整理した。


その中には、この春に亡くなった姉の

携帯番号が何故か目立って見えた。


私とは二十歳近くも歳の離れた姉だった。


姉とは生前に数回通話したこの番号に

もし、今電話をかけたら一体何処の誰に

繋がるだろうか。


姉には不動産を始め、貴金属やタンス貯金も

有ったと風の便りで聞いている。


しかし、真実は一切知らないし他所の家庭の

事なので特に知りたくもないが、もしかしたら

姉の携帯電話が今でもタンス預金を枕にして

誰からも忘れられ、ひっそりと姉と共に余生を

全うしていたとしたらと思うと其のままそっとして

おこうと、私は自分の携帯電話のアドレス帳から

静かに姉の一切の記録を削除した。



ふと、南の空を見上げると大小様々な

真っ白い雲が深い秋空に光っていた。











kappa_gallery at 00:03|Permalink雑談 

2011年09月27日

オフィスコーヒー




オフィスコーヒーの便利さ、これは当時、

決してその味が良いとは思わなかったが、

来客の時には便利だった。



ずいぶん昔の話になるが、私の事務所で

自分もコーヒーが好きなので来客があると

直ぐに近所の喫茶店へ電話して人数分の

ホットコーヒーを配達して貰っていた。


喫茶店が繁盛している時間帯は注文してから

コーヒーが届く迄に大分待たされたりした。


そんなある日、私の処へオフィスコーヒーの

セールスマンが来た。


説明を聞いて、此は便利と早速契約を済ませ、

我が事務所にコーヒーメーカーを設置した。


最初は手軽さに社員も喜び、朝の出掛けに

飲む一杯のコーヒーから、営業から戻っては

「お疲れ様」と言って、また一杯を好き勝手に

飲んでいた。


しかし、早くも数週間目して、私も社員も

毎日同じそのコーヒーの味に飽きてしまい、

毎朝、几帳面に女性の事務員が機械の

コーヒーを新しく替えてセットしてくれていても、

誰もが飲まなくなってしまった。


イヤイヤ、ところが一人だけが一日に何杯も、

生ビールでも飲むような勢いでこのコーヒーを

好んで飲んでいた部外者がいた。


その部外者とは冒険家の兄である。

この兄は仕事兼趣味で国内外の登山等に出掛けない

時は何時も暇をもて余して、毎日実弟の私の会社まで

暇潰し方々、無料のコーヒーを飲みに来ていた。


この兄、とにかくコーヒーを飲むのが大好きで、

周りからはコーヒー男と言われていたほどだ。


そして、この事務所に置いてあるコレと言って

美味くもないコーヒーが兄にはトレーニングの

山登り途中でいい加減なお湯で飲む携帯用の

コーヒーに何処と無く雰囲気が似ているんだと

言いながら飲んでいたが、本音は弟の事務所へ

来て兄貴風をふかせながらの飲み放題のコーヒー

だったと私は思っている。



その後、暫くして事務所を移転した際に

オフィスコーヒーの機械は解約してしまった。



あれから、もう数十年経った現代のオフィス

コーヒーは、香りも味も当時と比べて格段と

良くなっていた。
















kappa_gallery at 00:02|Permalink雑談 

2011年09月23日

夏の停電




毎年、我が家では夏場になるとアレコレ

電気を使い過ぎて、ブレーカーを何度か

落としてしまった。


通常の使用では何ら問題が無いように

契約したブレーカーのアンペア容量だが、

趣味のオーディオで真空管アンプを数台

鳴らし始めると、途端に家中の電灯が

暗くなったり、蛍光灯が息をつき始めて、

其から、「パッン」とブレーカーが落ちて

我が家だけ停電となる。



特にNHKの払い下げ品で公称出力が

一台100ワットの真空管アンプは消費

電力が際立って多くて、この重く巨大な

モノラルアンプを四台繋いでアルテックの

劇場用スピーカーA7を「ガンガン、ドスン、

ドカン、チャリーン」と大音量で鳴らすと

夏場は必ずと言って良いほどブレーカーが

落ちるから、エアコンを一台止めて暑さを

我慢しながらレコード鑑賞していたものだが、

その後、夏の間は少しだけ消費電力の少ない

米国、マッキントッシュ社製の業務用真空管

アンプを使ったりしていた。


其でも音量によってはブレーカーが落ちて

夜間は我が仕事場だけは停電となった。



年老いた現在はWestern Electricの真空管

アンプや、今から数十年前か半世紀以前の

送信用真空管を使って自分で設計製作した

直熱三極管のアンプを聴きたい曲に合わせて

使い分けしながら音楽を聴いている。



勿論、半導体アンプは世界の名機でマニアからは

超高級品として大変評価の高いハイエンド製品の

ジェフローランドを隣部屋に置いてバロック音楽の

名演奏を楽しんでいる。



此から秋日和だ!


そろそろ次の新しい真空管アンプの

設計、製作にとりかかろうかと思うが、

未々残暑が厳しすぎる毎日である。

















kappa_gallery at 00:05|Permalink真空管・オーディオ・他 

2011年09月20日

深夜のステーキ




現在、私が暮らしている四街道市には

深夜営業のファミレスが何軒もある。



丁度、今から三十年位前、夏の終わり頃に

初めて四街道に深夜迄営業をするファミリー

レストランがオープンして、それまでは暗くて

寂しかった夜の街が少し賑やかになった。


この店は当時、私の住んでいた自宅からも

歩いてすぐの近所だったので夜遅くまで絵を

描いていて小腹が空いてくるとこのファミレスを

利用したものだ。



その頃はスナックにもよく飲みに出掛けた。


そして、近所のスナックで知り合った我が街でも

人が善いと言われていた顔役さんとも何軒かの

スナックや居酒屋を飲み歩き、途中でどちらかの

腹が空いてくると、このファミレスに入って先ずは

メニューを開き、当時、三千円程度の値段ながら、

薄くて不味いステーキを店員に注文して、後から

色々な料理や飲み物を矢継ぎ早に注文しては、

この顔役さん、飲み過ぎると「マダか、マダか」と

急き立てたりする。


ファミレスのスタッフも、一言ぐらいは言い返したいのは

やまやまだけれど、普段はニコニコと穏やかで町内での

人望も厚い上御得意様であるから、ファミレスの店長を

はじめ、店員さんたちも黙って言いなりに従っていた。


貧乏絵描きの私にも、何隔たりもなく、チョイチョイ

アトリエに顔を出しては飲みに誘われたり、深夜の

ファミレスにステーキを喰いに行こうと誘いに来た。


飲み仲間の話では、この顔役さんは戦前に陸軍の

学校を優秀な成績で卒業していると聞いていた。


確かに頭の回転が良い人で、酒は万能で強いこと

強いこと、当時、男盛りの私も、ブランデーをボトル

一本、一晩で空けたりしていたが、とてもとても、

そんな程度のアルコール量では足もとにも及ばなかった。


肉料理は顔役さんも私も大好物だったので、

何度かは東京まで一緒にステーキを食べに

繰り出した事もあった。


しかし、深夜に飲食を楽しんだこの顔役さんも

突然倒れて帰らぬ旅人となり、今は閻魔大王や

その仲間達と仲良く何を酌み交わしているのか

私には分からない。



思い出の四街道で最初に開店したファミレスは

その数年後に客足が減り、閉店してしまった。



私も近年は深夜のステーキは敬遠している。






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kappa_gallery at 00:01|Permalink昭和の風景・四街道の昔話 

2011年09月16日

夏に飲んだ缶コーヒー




今年の夏、私はジョ−ジアマックスコーヒーと

UCCミルクコーヒーを代る代るよく飲んだ。


この二種類の缶コーヒーはコーヒー党には

甘く、コーヒーと云ってもコーヒー牛乳に近い

味で、女、子供の飲み物だとおっしゃる方も

多いことだろう。


私も缶コーヒーはずいぶん前から飲んでいる。


出先で自動販売機からゴトゴト、カシャンと

出てくる缶コーヒーの味は、家庭で淹れる

コーヒーとは違った意味の味がするものだ。



昔懐かしい味のジョージアマックスコーヒーと

UCCのミルクコーヒーは現代版や新発売の

多種色々な味や香りの商品と比べると時代を

感じさせる味がする。


もし、何処かの自販機に入っていたら

一度飲んでみたら如何ですか?


昔の広々とした田園風景や木造二階家とかを

思い浮かべる味わいがする。











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kappa_gallery at 00:02|Permalink雑談 

2011年09月13日

ラジオ会館を懐かしむ




東京、秋葉原も戦後の復興期から

昭和の時代に建てられたビルが一つ、

また一つと新しい現代的な建物へと

変貌していく。


私が学生時代から半世紀以上も

隈なく歩いてきた秋葉原の電気街は

この十数年で目まぐるしく変わった。


そして、ラジオ会館も遂に解体される。


このブログを載せる頃には大きな重機が

噴煙と騒音を撒き散らしているだろうと

思うと、今更ながら店内に小さな階段が

あったりしたラジオ会館が懐かしい。



私はこの会館には数回だけ趣味のオーディオ

アンプの部品や、スピーカーユニットを買いに

行った程度だ。


私がまだ二十代の頃、当時、国鉄秋葉原駅の

改札を電気街方面に出ると目の前にシントク

エコーが目に入ったものだ。


その一角にはガラス張りのスタジオがあった。


その後のラジオ会館は雑居ビルらしく、

通路の途中に階段が有ったりして馴れない

私には分かりにくかった。



新しく建て替えられるラジオ会館は楽しみだ。


懐かしさはさておき、新しく開店したら是非とも

会館内部を探索したいものである。








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kappa_gallery at 00:01|Permalink昭和の風景 

2011年09月09日

ひんやりタオル




今年の夏は、ひんやりタオルが大流行した。


これは普通の水道の水で濯いだだけで、

首に掛ければヒンヤリと気持ちが良い。


道行く人が、大勢このヒンヤリタオルを

首に巻いていた。


私も、その中の一人だ。

真夏の太陽はクルマのエアコンも首から

頭を冷そうとして温度を設定すると腰から

下が異常に冷えすぎて快適さが損なわれ、

逆に神経痛が出てくる時がある。


今年はヒンヤリタオルを首に巻くことで

車内も快い温度に設定出来た。



ひんやりタオルのヒットは数十年前に

ダッコちゃん人形の大流行に似ている。


あの時は首より腕にダッコちゃん人形を

付けて子供や若者が街を歩いていた。


時のファッションだったが、ヒンヤリタオルは

実用品であるから、このような手軽な実用品が

ヒット商品になったことは喜ばしい。


しかし、ヒット商品があれば、必ず粗悪品や

類似品などが出回るので、ヒンヤリタオルでも

実際に使って見なければ、その本当の効果は

外観だけでは分別が難しい。


数多い情報を参考に、あとは数種類の

似たような商品の中から、自分の勘で

選んで買ってきて使ってみた。


数個を試したが、その中の一つが

運良く実用になった。


来年の夏は一体、何れ程に進化した

ヒンヤリタオルが出てくるのか今から

楽しみでもある。











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2011年09月06日

縁側で西瓜




今年の夏は震災後の放射能騒ぎや、

私も脚の激痛で予定していた西瓜の

現地買い出しには一度も行くことが

出来なかった。


それで結局、近所の人から貰ったスイカを

一つ食べただけだ。


寂しくも侘しいこの夏の西瓜の思い出である。



以前は自宅の縁側にまな板を持ち出して、

大きな西瓜をバサリ、サクリ、バリッと大きな

三角形に切って家族で腹一杯食べていた。


昼間は庭に飛び交う蝶など夏の虫たちを見ながら

西瓜の種子を口をつぼめて、ヒュッ、ピュッと庭で

働くアリンボに目掛けて吹いたり、芭蕉の葉陰で

休んでいる雨蛙にぶつけようとしたりしながら、

今は亡き兄や姉も揃って賑やかな楽しい一時を

過ごした。


夕涼みでは西瓜を縁側で食べながら

父親が星座の話をしてくれた事もあった。



現代の建売り住宅は殆ど縁側は無いに等しく、

また、住宅の構造が違ってきて縁側は無くなった。


現代の親子は冷房がよく効いた部屋で行儀良く

食卓用テーブルに座り、一口サイズに切られた

西瓜を食べるのが一般常識であろうが、私どもは

野の畑で実った西瓜を野蛮にも庭で立って食べ、

ガブリとかぶりついて口の周りや頬っぺたまでも

西瓜の汁だらけになりながら、西瓜と一心同体で

真夏の凉を楽しんだものである。



此も其も縁側に起因する西瓜の味わい方である。





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2011年09月02日

タマムシのいない夏




淡い光でも美しく多色に輝くタマムシ。


ゴキブリ程の大きさなタマムシやカナブンは

昔、私が子供の頃から住んでいた家の庭や

窓の網戸に夏になるとへばり付くように何匹も

飛んで来たので、わざわざ近くの雑木林まで

昆虫を採集しに行かずとも種々な季節の虫は

自宅の庭の大きな植木や芭蕉の葉の陰などで

何時でも観察することが出来た。


其から数十年、私は別に取り分けて

昆虫などは気にせずに過してきた。


先日、久し振りに蜩の鳴き声を聴いた。

十年振りぐらいにしみじみと聴いた。


蜩の鳴き声を聴きながら、子供の頃の

種々な昆虫との思い出が私の禿げ頭の

中に次から次へと蘇ってきた。


そうだ!

夏になってもタマムシ・・

もう、何年も前から見なくなった。


見なくなると急に見たくなるものだ。


我が家のある四街道市周辺には

未々自然が残っている。



もう少し私の脚の痛みが和らいだら

近隣の雑木林でも散歩してみようと

思ってみたものの、現状の痛みでは

永遠に不可能で、夢、また夢で終る。














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