2013年02月

2013年02月26日

耐火金庫




先週は昼間の雪のせいか、割りと空いている

靖国通りを千葉方面に向かってクルマで走り、

神田、淡路町の交差点に差し掛かると、深い

霧のように辺り一面、白煙がもやいでいた。


それは、近くの老舗蕎麦店の火事の煙だった。

私も東京に住んでいた頃には、この蕎麦屋に

何回となく食べに行ったものだった。


青年時代の懐かしいお店が火災で消失とは

哀しい出来事であり、お気の毒な限りである。



火事と言えば、以前、我が家の床の間の隣に

ドンと居座っていた昔懐かしい耐火金庫を

思い出した。


近年は、現金を持ち歩かなくとも買い物など

殆どカードで用が足りるのは当たり前の話である。


だが、私の若い頃はカードで買い物が出来る店は

ごく一部の店に限られていたため、外出時は常に

現金を持ち歩いていた。


当時、銀行で貯金を引き出すにしても、土曜日や

日曜日、祭日は休みだ。

面倒だから、若干まとまった現金を家に置いていた。



さて、ある時、家族で食事に出掛けた。

鮨をつまんでいると、店の前の大通りを

サイレンを鳴らしながら消防車が何台も

通るので、いったい火事は何処だろうと

気にはなったが、料理に舌づつみをうって

旬の味を呑気に堪能していた。


やがて満腹になり、近くを散歩しながら

自宅に向かった。

自宅の近くに来るにしたがい、焼け焦げた

煙の臭いと共に消防車の赤色ランプの

光りや、野次馬が大勢集まっていた。


何と、我が家の近くの木造二階家が炎と

黒い煙りと白い煙に見る姿もなく霞んでいた。


其からは現金や大事な書類は耐火金庫に

入れようと、小型と中型の耐火金庫を買い

求めて、早速、僅な現金や小物を格納して

少しだけ気持ちが安堵の日々を過ごした。



しかしながら、耐火金庫は家財道具とは

違って重いし、部屋の中で場所は取るし、

日常生活には邪魔な物である。



其から十数年が経ち、銀行のATMも出来て、

金銭の出し入れも容易になった。


耐火金庫の需要性も我が家では無くなり、

年末の大掃除の折に三人掛かりで庭に

放り出して、顔見知りの解体業者に廃棄

処理を依頼した。


耐火金庫を新しく買った日は、寿司屋から

出前を取って家族で楽しく食べた思い出が

あるが、クレーン車が来て耐火金庫を吊り

上げて廃棄した日は、仕事の仲間が一人

減ったような感傷にチョッピリ浸った。


昼間から寒かった今日は、気持ち迄も

寒くなったのか!

チョッと寂しい一日でした。















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2013年02月19日

大阪の煙草屋




大阪市内や兵庫県宝塚市には

私の友人知人が何人かいる。


当然ながら、その中には画廊のオーナーや

カッパ絵のファンもいる。


そして、大阪に行けば必ずと言っても

良いほど立ち寄る煙草店がある。


その煙草屋、店内には煙草は勿論のこと、

高級パイプも数多く陳列されていて、流石に

関西一と言われるだけの品揃えである。


丹念に銘柄や自分の好みのスタイルの

パイプを探したり、眺めたりしていると

出先の仕事の疲れも癒される。


勢いに流されて、あれや此れやと

買ってしまいそうに気持ちが動くが、

思うにまかせて大人気なく買うと

折角の絵の売上金も無くなるハメに

なってしまうが、其処が珍しいものや

旨い煙草には、ついつい財布の口が

ダラリと閉まりが悪くなり、気がつけば

煙草だけが鞄一杯になっている。


昨年は例年になく仕事が忙しく、

夏は猛暑の日々だった。

そして今年の冬は寒い。


舶来煙草は東京都内の煙草店から

通販で買い求める事が多かった。

煙草には過酷な気候だ。



もう少しして春が来れば気候も良くなり、

旅の季節にもなってくる。



関西方面へ出掛けた時には、またあの煙草屋に

寄って来ようと、旅の楽しみとはまた別の色々な

顔をした珍しい輸入煙草が煙草店のウインドウで

待っているだろうかと気持ちが今から弾んでいる

毎日である。














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2013年02月12日

パイプ66




パイプ煙草の葉で、『パイプ66』は

面白い缶に入ってる。


一般的にはパイプ煙草の葉は丸い

金属の缶に入っている物が殆どだ。


しかし、『パイプ66』はお菓子の缶のような

一風変わった缶に入っている。




66





童話の挿絵に出てくる宝の箱にも見える。


テーブルの上に置いてあっても、

夢の膨らむデザインでもある。


いざ!フタを開けると高級洋菓子のような

甘い香りが漂い、美味しそうな煙草である。


先ずは常用のパイプに私の基本に沿って

パイプ66の葉を詰めてからソッと火をつけ、

プカリ・プカリと吸ってみた。


軟かな煙は、味も軟らかである。


パイプの火も穏やかで、

比較的取り扱いが楽である。


アトリエでパイプを銜えながら作業するには

味も香りも程よく重宝な煙草だ。


自宅でも仕事場でも最近は当然のように

『パイプ66』の出番が多くなりつつある。


















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2013年02月05日

アクロポリス




別格に美味い手巻き煙草『アクロポリス』。



アクロポリス




これは値段も高いが、香りも味も好感が持て、

要らぬ神経も使わずに確りと巻きやすい。


しかし、初心者には味が少々キツイと

思われるかも知れない。


アクロポリスは繊細な煙草本来の味だから、

ゆっくりと憩の一時にプカーリ、ぷか〜り…と

じっくり味わうほどにこの煙草の美味さが、

より豊かになってくる。



このブログを書いていたらアクロポリスを

また一服吸いたくなってきたので、此より

厳冬の夜空の下、庭に置いた白い椅子に

腰掛け、薄明かりを頼りにアクロポリスを

指先でクルリと巻いて一本吸うことにする。















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