2013年10月

2013年10月31日

昭和の味わい・ジンライム




先日、買い物に出掛けたついでに

酒屋でライムシロップを1本買ってきた。



今でこそ、生のライムやレモン等は

何処のスーパーや八百屋にでも

売っているから容易に求められる。



昔の我が街の八百屋さんでは

大根や人参など季節の野菜と

その時期の果物が主に売られていた。





ライムだのレモンは買いたくても

八百屋で取り扱っていなかった。



自宅でジンライムを飲みたくなれば、

酒屋へ行き、棚の隅っこに埃を被った

ライムシロップを宝物でも見つけたように

埃ごと大事に買って帰って、ジンライムを

作っては飲んだものだった。





現代は、生の搾りたてのライムや

レモン汁を使えるので、味も本物、

これぞジンライムと言いたいけれど、

私の若い頃に飲んだジンライムとは

香りも味も異なっている別世界の

ジンライムに思われて仕方がない。



人間、古くなると、やはりジンライムとは

昔風なライムシロップで作られた

ジンライムを飲むと!

これぞジンライムとホッとする。


一見、古臭いライムシロップのジンライムも

平成の世に生き生きと浮かび上がれる

確かな飲み物である。







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kappa_gallery at 19:31|Permalink 昭和の風景 

2013年10月24日

フレックスライト




フライフィッシングを愉しむ釣り人に

根強い人気がある小道具、白熱球で

何ともマニアックなフレックスライト。


先日、現在は数少くなった貴重な

新品の一つが手元に届いた。

時代の流れでLEDに代わり、残念な事に

製造終了となってしまったこの昔ながらの

フレックスライトには色々な思い出がある。




Flex Lite 2























今から三十数年以前に高級釣具の

輸入を生業としていた友人がいた。


本人の話では小学生時代から、一流大学生の

時代まで常に主席だったそうである。


見るからに頭の良い顔をして人柄もよく、

何をするにも手際が良かった。


友人3人で毎朝、千葉駅で特急に乗り換えて

東京駅迄行き、東京駅近くの珈琲店でモカを

一杯飲みながら20分〜30分程雑談をして、

各々自分の会社に出勤するのが日課だった。



ある時、その友人がサンプルで輸入した

フレックスライトを私にくれた。


当時としては大変珍しく、私も興味を持ち、このライトが

きっかけとなって輸入業務の実務をこの友人から色々と

アドバイスを受けたり、海外のオーディオ機器メーカーや

総代理店への商談や有名美術館などにも足を運んだもの

だったが、其から数十年、仕事の内容も変わり大切にして

いたのだが、このアメリカ製のフレックスライトは壊れだすと

修理のしようもなくなり、廃棄するはめになった。



この十数年、私は絵描き仕事の忙しさと

その遣り甲斐のある楽しさの中で、この

真鍮のフレックスライトのことはすっかり

忘れていたが、先日、倅が幼い頃の記憶に

残っていたフレックスライトを見つけ出して

買い求めてくれた。



何とも手触りが懐かしい青年実業家時代の

思い出が宿るフレックスライトである。



居間のテーブルの上に置いては、ロウソクの

炎のような暖かみのある色合いで、見ていて

心が癒されるフレックスライトを時々点けたり

また、消したりしながら元気と夢に燃えていた

若き時代を懐かしく思い出している。














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kappa_gallery at 00:13|Permalink 雑談 

2013年10月15日

秋葉原ラジオストアー閉館




秋葉原のラジオストアーが閉館。


学生時代と言ったら良いか、其とも真空管アンプ狂時代の

想い出の一角が消えてる東京秋葉原のラジオストアー。



学生時代は土曜日の午後は他に余程の用事が無い限り

東京、秋葉原のラジオストアーを始め、ラジオデパート、

ラジオガーデン等々を歩き回り珍品の真空管や出物の

小物パーツや、時には以前より欲しと思っていた舶来の

珍しい電源トランスや出力トランスなどを偶然見つけると

ポケットの中の僅な紙幣を数えては買ったものだった。


当時、ヤッと買えて喜び勇んで家に持ち帰った真空管や

オイルコンデンサーに小物パーツ、制作中に何かの理由で

突然設計変更したためにお蔵入りとなり、現在でも倉庫の

ジャンク箱で出番を待っている部品もあるし、メーター類は

ヒゲやコイルが腐蝕断線して出番なしに朽果てる部品もある。


そして、社会人になってからも量産型の蛍光表示菅の

デジタルカークロックの草分けとなった。

商品名は『デジテンス』。


試作実検中には時々、小物パーツを買いに行っていた。


思い出せば次から次と数え切れない秋葉原電気街の一角。


新しい時代へ、各々の店主の方々の躍進を祈りながら、

私は自宅の庭に置いた白いテーブルで!秋の夕日に

紅く染まっているような感じがする側の椅子にドカリと

腰掛けて愛用のパイプでプカリと一服、風が爽やかに

煙を運んでいった。






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kappa_gallery at 00:06|Permalink 雑談 

2013年10月08日

アルカポネ・葉巻煙草





このアルカポネという小さな葉巻煙草を

知ったのは、朝日新聞大阪本社ビルの

地下街で新聞社からの依頼でカッパ絵の

個展を開催中、新聞社の方々と道頓堀へ

出掛けた帰り道に寄った煙草店で偶然に

見つけた。


アルカポネと云えば、テレビドラマ等で

数十年前にたいへん人気があった悪人の

代名詞なような名前である。


この名前の葉巻が、小さな黒い箱に

ギュッと十本詰まっている。




アルカポネ



















味も香りも、小さな煙りの中からスーッと

出てくる辛さや苦味は、山椒は小粒でも…

と言ったことわざ通り、吸っていて其なりの

葉巻煙草の充実感がある。



その時以来、時々大阪でのやり甲斐のあった

カッパ絵の個展成功の歓びと、大阪に在住の

友人や知人と毎晩のように北に南へと飲食に

歩いて、その時々に色々な楽しかった思い出と

共に、名前は大きいが、小さくて可愛らしいこの

葉巻を吸っている。


一寸渋い葉巻である。


















kappa_gallery at 00:03|Permalink タバコ 

2013年10月01日

池貝鉄工所 AM−20




工作機械メーカー、池貝鉄工所の

精密旋盤の名機、AM−20、これは

是非にも欲しいと思った旋盤である。


鉄や真鍮、ステンレス、銅、アルミ棒、

砲金、その他樹脂等を思い通り削り、

カメラのレンズマウントなどの改造用

部品や、自作真空管アンプの部品を

作れたら改造の楽しさも、また一段と

面白くなり、遣り甲斐もある。



今から二十数年前に日本製の別メーカーの

旋盤を据え付け、200ボルトの動力を引き

入れた作業場を自宅のある四街道市内に

持っていた。


世界的に見ても、日本製の旋盤を

始めとする工作機械は優秀である。


その中でも池貝の旋盤はというのは

細部までの造りや精度が別格であり、

プロの職人さんはもとより、私の様な

マニアでさえも欲しくなる逸品である。



カメラの部品は、自から精密でなければ

使い物にならない。


其処で池貝鉄工所の旋盤、

AM−20が欲しかった。


私はAM−20を探すために東京都内の

新品や中古機械の販売店に何度も足を

運んだ。


だが、流石にこのAM−20という旋盤は

当時品薄だった。


中古販売店でヤッと見つけても値段の割には

余りにボロボロのポンコツで気に入らないとか、

程度が良くて気に入ったら、今度は販売価格が

相場以上に高値であって、私の予算を遥かに

オーバーして買えなかった。


その後も暫くの間は時間があれば

小まめに機械屋に足を運んでいた。


そのうちにNC旋盤の進歩に伴い、単品の

面倒なプログラム設定も楽になりだした。

その頃になるとデジタルカメラの進歩も

目覚ましくなり、フイルムカメラの改造から

デジタルカメラにも興味を持ち出し、自然と

手動式旋盤も疎遠となり、池貝のAM−20型

旋盤は買わず終いになった。

















kappa_gallery at 00:15|Permalink 雑談