カッパ物語

2008年01月24日

河童の四季・1




カッパの世界を描く前に河童達の四季の生活を解明する執拗がある。


衣・食・住から始めよう。

河童の甲羅は合羽、鍋、鎌、干し物台、宴会の大皿、

すり鉢、外敵からの楯で有り、旗でもある。

その他の殆どの生活に必要な道具に活用される。

頭のお皿は体の体温、水分、体脂肪、糖分等のバランスを

保為に重要な役割を担っている。


その他に付いては順次解明報告していこうと、

河童大明神様と協議をしている。


第二の食について、基本的には何でも食べるが

肉食は余り好まない性格者が大半である。


第三の住居については、春の終わりから初秋までは

川や湖また沼に住む機会が多い。

たまには、遠浅海岸の岩の付近で暮らす事もある。

樹木の葉が色ずく頃、晩秋から春先までは山深く

温泉の湧く暖かい所で子孫繁栄の為のスポーツ

に男女とも共楽しく励む。


〜つづく〜

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2007年11月19日

かっぱ画人は森のなか




カッパ画人のアトリエはカッパだらけかと

思っている人がいたがそうでは無かった。


カッパなんてアトリエの何処を探しても無い、

だいたいありえないのである。


何故なら、このアトリエではカッパは描かないからだよ。


河童が沢山居るのは森の中、綺麗な水が流れる近くには

小さな滝が有って小魚がピョコ、ピコンと遊んでいる。

色々な形をした岩がある、川に覆いかぶさる樹木の葉が

それらの岩の上に大、小、様々な日陰の模様を点ける。


キラッ、と河童の目が光った。


もう大きなサーモンを尖った口にくわえていた。

三本指の手に獲物を持ち替えた可愛い河童は

画人の寝ている大木の根元へ持って行き、枯れ枝を

拾って来た河童が落ち葉の上に枯れ枝を積み上げ

クルリと尾尻を向け「ピュー」と、音が出たかと思ったら

枯葉に火がポッとついた。


見る見るうちに枯れ枝にも火は燃え移り、青味掛かった

白い煙りが立ち昇ると、あちこちから赤いかっぱや

黒や青、緑の河童たちが果実や魚をぶらさげて集まって来た。

赤い河童が、どんどん枯れ枝を火の中へ投げ込むから

焚き火は見るみる炎を高く上げる。

河童の仲間達はパチピチと枝が跳ねながら燃える音や、

高く昇った青白い煙りに誘われて遠くからも駆け足でやってくる。



カッパの仲間達は、手に手に採りたての獲物を持って来て

黒いカッパの前に積み上げた。

黄色い河童のテラさんが手際よく串に刺したり

オレンジや緑の河童達に指示を与える。



通称メラさんは、ピエロの洞穴から香たかい葡萄酒を

頭のお皿に並々と酌んできては、周りに座っている

カッパの頭のお皿に注いでやってる。



やがて初冬の日没は早く、辺りは夕靄が谷から静かに

立ちこめて来た頃、辺りには香ばしい匂いが広がり、

皆が期待してた料理が出来上がった。



その頃になるとワイン好きなメラさん始め、頬が薄らと

ピンク色になったり、眼がトローンとしたりしてニコニコしてる

河童もいるし、空き腹にワインでコクリ、コックリしているカッパもいる。



焚き火の向こうでは焼き芋を食べ過ぎたのか自分の排出ガスに

焚き火の火が移り、草の上を転がり廻ってさわいでいる河童もいる。

丸く太っているから、まるでコマが回っているようだと

皆が腹を抱えて笑っている。



呑気者のカッパ画人は、相変わらず木の根を枕に

スヤスヤと寝ていたが宴のデザートにと、黄色い河童のテラさんが

ケーキの生地を焚き火で焼き始めたら、その匂いが画人の鼻を

ピクピクと刺激した。


やっと画人は目を覚まし、メラさんが持って来て呉れたワインを

「グィーゥ」と呑んで、テラさんが焼きたてのカステラを差し出すと

ものも言わずパクリと食べ満足そうな顔で又、スヤスヤと 

夢の世界へ旅立った。   


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2007年09月26日

夢みたカッパ



夢みたカッパ

























夕べは十五夜。
      

先日、検見川送信所からの電波を受信した。

半世紀以上も前の受信機で? 
   

現状は、その送信所にはアンテナは撤去され

ススキがアンテナ代わりを努めてるのかな・・・

人の影さえない検見川送信所、だけど古くても頑固で美しい建物、

この姿を大切に見守っている局長がいたのだ。 
    

局長からの受信文面を解読すると、この局長さんも強健で

優れた実行力があり頼もしい方と推測します。

この方々が手に弓をとりあって、古の歴史的建物をガレキ軍から守り、

現状よりすばらしいその姿で後世へと残せられる。  
    

私は希望を以て、爽やかな空気に触れたくなり

ススキの空き地で十五夜を気持ち良く見ていた。


何時の間にかカッパ達 (その姿は現在は人との波長が

あまりにも合わないので姿形は、なかなか観ることが出来ない)も

集まり、青い満月と楽しく語りあった。


カッパ達はそれから酒と胡瓜を持って

検見川送信所で行われる月見の宴へ

そろって出掛けて行ったヨ。




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