親指シフト入力を試したとか親指シフトキーボードとJISキーボードで親指シフトエミュレートするソフトやキー配列変換ソフトを試したことも無いのに、いい加減な情報を流している輩がいる。
明日は1・2・4・5の連続講義の日なのにもうあと2時間しか睡眠時間が無いので、また改めて追記するが、このブログを始めてから私の世代(ワープロ専用機OASYSから始めた世代)ではなく、ワープロ専用機を知らない若い世代で、親指シフトキーボードやエミュレートソフトで「親指シフトを始めた」という内容のブログに、コメントして回っている。トップページに書いているように「親指シフトを普及させるつもり」はないが、始めようという人に参考になればと。
そこで、「「親指シフトを選択できるノートパソコンがない」という事実だけでも,もう親指シフトが論外なのは分かりそうな物だが.」といいつつ、こちらが「「親指シフトを選択できるノートパソコンがない」というのも誤りですし、親指シフトキーボードならびに親指シフトキーボード搭載ノートパソコンでないと親指シフト入力できないというのも間違った情報ですよ。」と書き込んだら、
(「親指シフトを選択できるノートパソコンが」―ぴよ彦太郎補足)「全くない」というのは言いすぎだとしても,ほとんどの人にとっては「ないも同然である」ことに異論はないでしょう.
だと。「マイノリティ差別と同じ発想」だとは言わないが、「存在する」という事実を確認せず、「ほとんどの人(誰?)にとっては『ないも同然』」を「ない」と言い切ってしまう人とは議論にならない。
また、「エミュレータで入力できる」という情報もあるけど,親指シフトの性質上,スペースバーのある位置 に二つのシフトキーが必要なので,ほとんどのキーボードにおいては実用的な親指シフト入力はできないでしょう.撃(ママ)ちにくいのを我慢して親指シフトをするの に,全く意味はありませんからね.
ともいう。自分で試したわけでもなく、どこかで仕入れた「情報」だけで判断しているに過ぎない。しかも、自分で体験してもいないのにどうして「打ちにくいのを我慢して」などと言えるのだろう。
少なくとも、私が知る限り、Windows用の「やまぶき」シリーズやMac用の「TESLA」シリーズ(それらの前身の「親指ひゅんQ」や「Nickey」も含め)を使っている人は、私も含めて、「打ちにくいのを我慢して」使ってなどいない。何度も繰り返し書いてきたが、親指シフト歴25年になる私に関しては、現在、Windows7で富士通純正親指シフトキーボードThumb Touch FKB7628-801を使いつつ、PowerBook G4(JISキーボード)を「TESLA野良ビルド」で疑似親指シフト化して打って、出先にはUSBメモリに「やまぶきR」を入れて持って行ってWindows XP(最近7になった)とJISキーボードで親指シフト入力して、打鍵に関してはなんの問題も感じない。
出先のパソコンが共有なので、自分のパソコンでユーザー辞書登録した単語が出ないのは不自由だが、これは「親指シフト」とは無関係で、JISキーボードでローマ字入力していても同じだろう。
もちろん、親指シフターにも「純正親指シフトキーボードじゃないと駄目だ」という人もいる。その中には、実際エミュレートソフトを試した人もいれば試していない人もいる。下線ボールドを施したように、私が実際にやり取りをした人と私個人の経験に基づいた見解である。
「親指シフト入力をしろ」とは言わない。確かに普及はしなかった。いまから普及すること、ましてやローマ字入力に取って代わることもありえない。
しかし、いまだにやってる者もいて、なによりいまから始めようという人がいる。
これから始めようという人、始めて間もない人、こんな曖昧な情報に惑わされないように気をつけてください。