消えゆく昭和の香りを求めて

同僚いわく「収集癖」のあるブログ主が、懐かしい文具などを求めて放浪する日常を綴ってみた。

昭和30年代の北海道鉛筆材業界

 かつて鉛筆材を産出した地方である北見と帯広の図書館で、鉛筆のスラットの年次生産量がわかる資料が無いかと調べたものの、林業史全般とカラマツなどの規模の大きい部分の生産量を追ったものは見つかったが、細かい部分ついてはわからずじまいだった。


 北海道の条例で木材業者と製材業者の届け出が毎年義務付けされている。その各製材工場の年次計画をまとめたものが見つかり、昭和30年代の部分のみが奇跡的にグーロス単位で把握できたので、その資料をコピーして持ち帰り、自分のパソコンに入力して大まかな傾向を分析する事が出来た。資料を見ると「根室支庁」の物だったので、無いものを必死にかき集めて保存してくれたのだろう。ただ、全体をコピーするまでは紆余曲折があり、かなりの時間がかかった。


 大正時代に鉛筆材の生産が盛んだった旭川は操業が一業者で限定的な生産、北星鉛筆が疎開した釧路も市内での生産記録なし。戦後二十年代にシェアの大半を占めたと言う斜里町も町村ごとの集計では中より下の順位。


 各メーカーごとに推計すると、道産材スラットに関して三菱鉛筆は一極集中型。コーリン鉛筆は三、四か所に主力を分散してリスク回避か。トンボ鉛筆は下請けを固定せず売りさばき人を通していたのか、特定の業者との関係が今一つ不明。コストを気にして本州で製材していたかもしれない。三社三様で面白い。


 林産物も小径木と大径木では同じ木でも用途が異なったりしている。用途が兼業の製材工場は鉛筆材より採算の良い用途が開拓されたりすると、それを優先したりして生産量もバラバラ。鉛筆は主に小径木で、木材としては下位のランク。しかもハンノキなどは里山の木なので植林されたカラマツ等と違い採れる量も安定しない。今やシナやハンは貴重な木だと言う。


 但し、他の統計や通産省の報告書とはつじつまが合わない部分があるので更に突き詰めていく必要がある。

消しゴムコレクション

 ツイッターで、廃番文具のコレクションを持っているたいみちさんとやり取りをしていて、自分も文具店で消しゴムを何気なく購入していた事を思い出しました。

 いろいろなメーカーから出ている「510」の砂消しや、ドイツの古めかしいものを見るとサンプル的に買い集めてしまいます。今宵はそれらの一部をここで披露しようと思う。

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 この、人が走っているようなマークのものは「ロイファー」というブランドです。近くの薬局に沢山売っているので一通り集めて、写真取り用にまた買いなおしたら店のご主人が、「まだ他にもあるよ」と教えてくれました。

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 PLUSの消しゴムも同店で購入。紙ケースを外すとちゃんと黒字の印刷が入っています。真っ白けっけだとつまらないので、宣伝を兼ねていつまでも無くさないでほしいですね。真ん中下の棒状の砂消しはメーカー表記がありませんが古そうで好きです。

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 近所で購入した510の消しゴムはなぜかライオンが多く、新旧の三種類が集まりました。上が一番新しいですが、なんとなくシンプルで物足りない。下の学研さんのは砂消しではないですが、子供向けでユニークです。

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 鉛筆の収集をしていると、どうしてもこうしたシリーズもそろえておきたくなるものです。三菱鉛筆さんの各種鉛筆型消しゴム。一番上のは小売店にディスプレイ用として配布されたものではないでしょうか。とにかくでかい!10Bの鉛筆は消しゴムではなく、大きさの比較用です。

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 私的にはコーリン鉛筆さんの消しゴムがお気に入り。残念ながらコーリンの510はまだ見た事がないです。

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 珍しいコーリンシャープJIBの補充用消しゴムセット他。そして懐かしい三菱鉛筆さんのシティターボのBOXY消しゴム。そして今のお札のひとつ前のデザインの消しゴム。もう、色々あってきりがないですね。


螺鈿の万年筆と陶製商品切手

久しぶりの地元骨董市。


歩道を歩いている場面から業者さんに見つかり話しかけられる。

鉛筆の探し物はすっかり途絶えていたが、古銭の方を覗いてみる。


一応、筆記具のコレクターとして認識されているので、総理大臣より送られたと言う「螺鈿の万年筆」を見せられる。

私より周りの女性が「凄い凄い」と反応してしまったり。


そんなにお金持ちでは無いのでスルーする(笑)。


そんなことで話しこんでいると、「(久しぶりに姿見るけど)おい。まだ集めてるのか?」と何時の間に隣に穴銭好きの社長さんが。兄弟で某オークションに出品しまくりらしい。


結局、見本の一厘銅貨と五厘銅貨(本物だったら少なくとも数十万円)と貿易銀の偽物を購入。数年前では考えられないほど安い。十年以上前なら(ウン万円)で購入して、真剣に返品交渉するくらいの相場だった。


一厘、五厘は良く見るとデザインがよれていてすぐ気付くが、昔は地方の専門店でグレーな値段で売っていたものだ。貿易銀も良くできていて若干本物より重い。綺麗な銀メダルという感じ。でも高くは無い。


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下のは 函館陶製切手とか丸井の陶貨(トークン)とか呼ばれている物で、裏には日本摂酒株式会社の文字と籠目のマークが刻印されている。なんでお酒の会社が呉服店のものを?・・・という品なのだが、函館の丸井呉服店の商品券で、森川正七氏の研究などによれば函館大火の後、紅皿(紅を指で溶く小さいパレットのようなもの)を緊急代用したのではないかとの事。これなら燃えづらい?


確かに貴重ではあるが小さい割に高価なため骨董市で見かけても余り買った事は無かった。函館でも先日これが市場に出た経緯について昔日談していたので購入。


帰り道の別の某所で、名入れ鉛筆と樹脂鉛筆の購入交渉をしたが決裂。まぁ無理して購入するものでもないかと少し後味悪くして帰路に就く。


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