バレンタイン2020_3


JJ
 JJ
「うーむ……困ったな……」



K1
 刑一
「どうしたの? そんなに固まって。
  もしかしてここでチョコ買うの?」


JJ
 JJ
「それを迷っているんだ。
 確かに洒落ているが、値段の割に量が少ない。ボッタクリにも程がある」


K1
 刑一
「まあブランドものはね……でも、自分が貰ったら嬉しくない?
 オレのも、ここで買ってみようかな」


JJ
 JJ
「いや、待て。昨今の買い物は脚がつきやすい。
 支払いは現金だろうな?」


K1
 刑一
「まあね……でも大丈夫?
 なんか警察に追われてる人みたいなこと言うね」


JJ
 JJ
「……まあいい。ここに長居は無用だな。
  おい、金を渡すから、俺のかわりに買って来い」


K1
 刑一
「いや、だめだって。こういうのは自分で買わないと。
 ちなみに、誰にあげるの?」


JJ
 JJ
「……秘密だ。だが、好みにうるさい面倒なヤツでな。
 ああ……言っておくがお前じゃないぞ?」


K1
 刑一
「いや、知ってるし!? アンタ疲れるな!?
 ほら、恥ずかしがってないで早く買ってくれば?」


JJ
 JJ
「仕方がない。しかし俺は何故こんなものを買う羽目に……
 これなら闇市の密売ルートで銃を仕入れるほうが楽だ。どうしてこうなった」


K1
 刑一
「そこは頑張ろうよ。愛のためじゃん!?
 JJがこんなに悩んで選んだんだから、相手も絶対喜んでくれるって!」


JJ
 JJ
「だといいがな。今後、毎年こんな苦行をさせられるとは、
 全く先が思いやられるな……」



Happy Valentine Day! 

illust&SS:菜摘かんな