
刑一「今夜は寒いな……」

白狼「ああ」

刑一「白狼は寒くないのか……?」

白狼「いや、別に……?」

刑一「いや、ここは寒い、って言うとこだろ? そうしたら、近くの店で温かい
ミルクティーでもココアでも飲みながら、温まれるじゃんか。まあオレはホットのエクスブラッドだけど……」

白狼「いや、だから寒く……ないし……」

刑一「そっか! 北国じゃ犬ゾリとかあるくらいだし、白狼も寒さには強いよな。
犬ってやっぱ毛皮があるから……」

白狼「だから犬って言うな! 僕は狼人間なんだから。犬と狼は全然違うし?」

刑一「ごめん。難しいお年頃なんだな、白狼は。で、寒くない?」

白狼「だから……寒くない。刑一と一緒に居ると、温かいし……」

刑一「そっか。白狼……なんかお前、オレに懐いてくれたんたな……よしよーし」

白狼「なんかムカつくな……で、僕に何か言うことないの?」

刑一「んー。そうだなあ……白狼、なんか今日は可愛いな」

白狼「い、いや……ち、違う!! メリークリスマスだろ!?」

刑一「ああ、それもあるな。メリークリスマス、白狼」

白狼「全く……誰かさんのボケが寒いから、今夜は、温めてもらおっかな……」

刑一「やれやれ……最初から素直にそう言えばいいのに」
〜 ♪We wish you a merry Christmas♪ 〜
イラスト:朴
SS:菜摘かんな
イラスト:朴
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