20130803


東京ロケ、広島ロケ、福島ロケ・・

1年以上に渡りかかわってきた作品が完成しました。

映画『アオギリにたくして』


映画「アオギリにたくして」は、アオギリの語り部と呼ばれ、広島平和公園の被爆アオギリの木の下でたくさんの子供たちに被爆体験を語り感銘を与えてきた、被爆者の故・沼田鈴子さんをモデルに被爆者の数奇な人生を描いた作品です。



プロデューサーの中村さんが、20年以上かかわってきたテーマです。

メッセージも明確で、ストレートに届いてきます。
ものがたりも、シンプルながら強く、強く、伝わってきます。

伝える映画を作ろう
ずっと残り続ける作品にしよう
という想いをひしひしと感じます。


身内びいきを差し引いても、伝わる映画でした。
上映が終わって、泣き顔を見られないようにすみやかに映画館を去りました。




原作本『アオギリにたくして』




現在、8月16日まで渋谷アップリンクで公開中です。
http://www.uplink.co.jp/movie/2013/14439

これから日本全国を回っていく予定で、上映情報はコチラからご確認ください。
http://aogiri-movie.net/screen/




僕が知る映画制作の現場はどこも、慢性的に人不足です。
制作担当も、スタッフ集め、エキストラ集めなどに奔走しています。

そのあおりを受けて(?)、僕も途中にちらっと出演しています。

カルフのワークショップで講師をお願いしている中根さんご夫婦も神妙な顔で歩いておられました。笑




僕がこの映画に感動したのは、ひょっとしたら他のひととは違う視点だったかもしれません。


映画『アオギリにたくして』は、改めて僕に、
映画の作り方というものを教えてくれました。

伝えたいことがある。
伝えたい人がいる。

ここから、映画作りが始まります。



いわゆる大作映画、プロの映画も作られる一方で、
こういった「想いから生まれる映画」というものも、もっと作られるべきだと思います。

面白いから作られる映画、流行っているから作られる映画とは別の、
伝えなきゃいけない映画見るべき人がいる映画


お金が作る映画もあれば、
想いが作る映画もあるのです。

※誤解無いように書いておきますが、お金は必ず必要です。



僕は、この映画のプロデューサーと監督を、20年近く前から知っています。

カルフの歴史ストーリーに、中村プロデューサーが登場してます。
http://eigalesson.com/group/karufu/making-karufu.html



僕は昔から、数多くの「一生懸命な人」に囲まれて生きてきました。
彼らに囲まれて20年近く、「一生懸命な人」がどんな道のりをたどっているのかも見てきました。

それは本当に幸せなことだと思っています。

自分より上の世代もいっぱい知っていますし、
最近は、自分より若い世代にも知り合うことが増えてきました。


一生懸命な人、というのは、「想いが強い人」と言い換えてもいい。

一生懸命な人は、必ずしもストレートに結果を出していません。
必ず、紆余曲折な道のりを歩いています。

それでも、歩いていく。

周りの人は、その姿に共感し、応援を始めます。
その応援が、少しずつ一生懸命な人の夢をカタチにしていきます


『アオギリにたくして』のエンドロールが流れているとき、またグッと来てしまいました。

協力者の、そのあまりの数の多さに・・。




余談ですが、本当に「想いが強い」人というのは、
「やる気があります」という言葉を使いません。
その人のとっている行動そのものが、それを証明しているからです。

一方、「やる気があります!」という言葉を全面に押し出す人も多い。
彼らは、たいてい、続きません。
行動していないので、「やる気」という言葉に頼らざるを得ないのです。

「やる気」という言葉を使う人から、僕はスッと離れることにしています。
厳しいようですが、20年近くで得た経験則です。






中村プロデューサーは、上映の最後の挨拶で、
この映画『アオギリにたくして』をまずは日本全国で上映し、
2年後には海外で公開すると言いました。


どうしたらいいのか、これから探っていくのでしょう。
 
お金だってせっせと集めていかなければならないでしょう。


ただ、
中村プロデューサーが言っていることが実現することを、

僕は「知っています」。



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 今週読んだ本・観た映画
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最近、読むスピードが加速し続けている気がする。


『遠いリング』
若いボクサー達を追ったドキュメンタリー。
気持ちの奥の部分が、カッと熱くなる。
ボクシングを見に行きたくなった。


『ツイッター情報収集術』


『パーソナル・プラットフォーム戦略』


『猫と妻と暮らす』
小路幸也。
この人はときどき、グッと違うジャンルの作品を発表する。
これもその一冊。


『二千年たってもいい話』
斉藤一人。オーディオCDもついていて、本人の肉声を初めて聞いた。


『手作りアニメレシピBOOK』
いろんなアニメーションの手法を丁寧に図解した本。


『50万円でインターネットから中国3億人富裕層と商売する方法』
中国の少資と呼ばれるプチ富裕層の好みやライフスタイルについて。
先日読んだ、『上海かたつむりの家』を思い浮かべながら読んだ。
ビジネスのノウハウ本ではない。マーケティング本かな。


『リクルート流』
リクルート出身の営業マンによる営業術。
MBAホルダーらしく、図解で簡潔にまとめられている。
行動量や手法に加え、本人の人間性の部分を掘り下げているのが新鮮だった。
なんでも、そうなんだ、うん。


『自分のなかに歴史をよむ』
阿部謹也。
中世ヨーロッパ専門の大学教授である著者が、
ハーメルンの笛吹き男などのメルヘンも含め、
当時の文化や宗教観、差別といったものを説いていく。
その洞察も面白いが、この本の本質はタイトルにある。
自分が突き詰めたいテーマ、追い求めたい対象を掘り下げるというのは、
結局のところ、自分という人間と向き合うことであり、
自分と社会がどう接しているかをもとにして解き明かされていくのだ、
と僕は読んだ。
歴史とは何が真実かではなく、自分という人間が、その歴史をどうひも解くのかということ。


『この方法で生きのびろ!』
これは面白い。
ワニに襲われたらどうするか?列車の屋根を伝って走るには?
操縦士が死んでしまった飛行機をどうするか?など、危機一髪のときのいろんなネタが満載。
これは、冒険アクション映画を作るのに役立ちそう!







参考:映画作りに役立つ!映画本100選
 http://eigabook.com

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