5月4日の晩から5日にかけて
強い風雨に見舞われた長井市遍照寺です。

御衣黄桜は、かなり散りました。



地面から浮き上がって見える小さな粒が御衣黄桜の花たちです。

☆     ☆     ☆     ☆     ☆     ☆     ☆
  
雨に濡れ、桜が散る景色に出会ったら、
小野小町の和歌を思い出したいですね。

「はなのいろは うつりにけりな いたづらに 
              わがみよにふる ながめせしまに」

「降る」と「経る」を掛けた、「わがみよにふる」、
「長雨」と「眺め」を掛けた、「ながめせしまに」。上手いな〜。

桜が色あせてしまったことを表す「うつりにけりな」は、
「無常」そのものを示している様に思います。

小野小町の詠んだ桜の姿、自身の容姿もその通り。
人の心、身体や頭の働き、山川草木の姿、作り出された物など、
目の前に現れる諸々の物事は、時と共に移ろい
それを止めることはできないというわけです。

この記事を書いているわずかの間に、太陽の光が射してきました。


天候ひとつとっても、思い通りにならないのが、当たり前。
思い通りになったら、それは僥倖!

「桜がず〜っと咲いていたらいいのに」と思う人もいるでしょう。
私は、「今年の桜も見られてよかった、散る様もまた一興」と、
この景色をそのままに味わいました

☆     ☆     ☆     ☆     ☆     ☆     ☆

お寺で古典を学ぼう!
見て聞いて豊かな心を養おう!
お寺の本堂でお稽古を重ねる百人一首道場「遍照寺かるた会」は
毎月2回のお稽古を開催中です。
大人からお子さんまで体験可能です。詳しくは、こちらをご覧ください。