お寺の本堂でお稽古を重ねる百人一首道場「遍照寺かるた会」。
11月24日は、お稽古日でした。

先日の遍照寺住職杯で大会を経験した門下生。
対戦にも慣れたところで、手を緩めずもうひと勝負
頑張りが伝わってきます

かるた2019.11.24-3

かるた2019.11.24-4

「札を払いたい」「正確に札を取りたい」
「まだ覚えていない和歌がある」
それぞれに目標や課題を確認して札を取ります。

お稽古の締めくくりには普門坊の和尚さんのお話が定番です。

この日は、秋の和歌を取り上げました。
「白露に 風の吹きしく 秋の野は 
           貫きとめぬ 玉ぞ散りける」

文屋朝康(ふんやのあさやす)の和歌
「ふ…むべ」を詠んだ「文屋康秀」の子
百人一首に撰ばれたのは、親子揃って「秋」の和歌

露が草の上に載っている様子を想像しましょう。
「そこに風が吹いたらどうなるかな?」と
普門坊の和尚さんが問うと、門下生はこんな風に答えていました。
「露が飛ぶと思う」
「露がわーってなる(ジェスチャー付き)」
「パラパラってなると思う」

「私も、露がこぼれたり、飛び散ったりすると思います」と、
普門坊の和尚さんが続けます。

露を真珠に例えて秋の野原の景色を詠んだのが文屋朝康です。
「清らかな露に しきりに風が吹き付ける 秋の野原では
 貫き留めていない真珠が乱れ散っていたよ」
現代風に言い替えるなら、こんな感じでしょう。

清らかな露を真珠に見立て、真珠が不規則に乱れ散る美しい様子。
イメージが湧きますね。

「遍照寺かるた会」では、エピソードや、和歌の様子を
思い浮かべられるようにと、このお話の時間を大切にしています。
「自分で想像する力」も養うことができますよ。

門下生には、
いずれ和歌に詠まれた人の心や、風景を感じられるようになってほしい、
和歌を通して歴史を身近に感じてほしいと願っています。

百人一首道場「遍照寺かるた会」、詳しい情報はこちら

次回のお稽古は、
12月1日(日)午後2時〜を予定しています。
初参加、体験希望の方は、お問い合わせください。

問い合わせ 遍照寺(へんじょうじ)☎0238-88-2285