2016年06月22日

SALT WATER連載記事 06

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SALT WATER発売されましたので記事をアップしておきます^^
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KENTARO’S LA13(ラボ) 06
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今回はコーナー名らしい内容をお話しさせて頂きます。

【自作のススメ】
天候等で釣りに行けない日、そんな時はせっかくなので釣具(ルアー)を自作してみることをオススメしたいのです。それは自作の面白さというのもあるのですが、作ってみると市販品の意図や使いどころがより深く分かりますし、市販品を改良・修正して思うバランスにする等、応用しやすくなるからです。それは大きなアドバンテージになります。それに釣具は昔と比べて作りやすい環境(ネット情報や3Dプリンター等)が整ってきており、市販品にないものはある程度自分で作れる時代にさえなってきています。(私の場合ワーム・ジグヘッド・ジグ・プラグ・キャロ・飛ばしウキ等を自作)

【ジグヘッド】
現在ライトリグのダート系ジグヘッドは各社出ていますが、シーバスのワインドが出た頃、もちろん製品はありませんでしたから自作していました。ちなみになぜジグヘッドがダートするかを理解するとジグヘッドのことがより深く分かります。通常のジグヘッドのバランスって安定していて食わせやすいのです。一方ダート系は引き重りが少なく、フォールも早め。リアクションでバイトを誘発したり、活性の高い魚を探すにはもってこいなタイプです。

ちなみにブリーデンのKILLER DART(キラーダート)もダート系のジグヘッドです。ダート性能を重視するなら1.5g程度はないとキレが出にくいので現在のラインナップは1.5g・2.0g・3.0gとなっています。
キラーダート

ダートさせる「1つのキモ」は単純に慣性です。そこをスムーズにするだけでも基本的にはダートします。
ダートimage

当時1〜3g程度のジグヘッドでダートできることが分かってから5g〜10g程度のライトリグ用ダートジグヘッドが欲しくなり、鉛(割ビシ)でフックを挟み込んで作っていました。必要な材料は割ビシ・フック以上です(笑)
ワリビシとフック

小型回遊魚やハタ類を狙うのに丁度いいのでお試しあれ^^
自作ジグヘッド

注意する点はラインアイの位置です。鉛のセンターより若干後ろにするといい感じになります。重要なのは水中ステイ時の姿勢です。ワームをセットした状態でエギ等と同じように若干頭下がりぐらいにセッティングするとダートします。
マルバツ

けど、ラインアイを後ろにしすぎるとタダ巻き時にバイブレーションのように震えだします。(ダートはする)いわゆるバイブレーションジグヘッドです。これはこれでアリなのですが、アイの位置を後ろにすればするほどキャスト時にルアーが回転しやすくなってしまうのです。ですので「ダートジグヘッド」としてはキャストしても回転しにくい位置かつダートする位置が使いやすいバランスということになります。

【オリジナリティ】
とりあえず簡単な方法を紹介しましたが「もっと根本から作りたい」という方には元来のようにバルサやエポキシパテでルアーを作り込む方法もあります。フライ等は自作している人が多いのに、それ以外では中々少ないのが現状です。

【エポキシパテでルアー】
IMG_4653

写真はタミヤのエポキシ造形パテ。自由に整形できて固まるので子供のおもちゃを修理する時にも使っています(笑)

エポキシパテは2つの粘土質素材を手でこねて混ぜ合わせると一定時間で固まる素材。この素材自体はスローシンキングですが、浮力体を中に抱き込めば、フローティングのミノーも作ることは可能です。シンキング系ならそのまま作れば可能ですし、シンカーを抱かせて重さ調整もできます。エポキシパテは数十秒で固まるものもあるのですが、それでは形を整える前に固まってしまうので、数時間単位で固まるものがお勧めです。(写真のは6時間硬化)なおプラモデル等で使われるものは固まった後にカッター等で削りやすく、素材の粒子が細かいのでサンドペーパーで擦ればとても綺麗なものも作れてオススメです。

【3D CAD】
現在は3D CAD&3Dプリンターで原型を作ってしまうことさえ「昔ほど」難しい時代ではなくなってきました。なんせ今は無償の3D CADソフトさえありますし、家庭で3Dプリンターをも買えてしまう時代ですからね。ただ知っておいて頂きたいのは3Dプリンターは万能ではないということです。構造上、素材が細かく積層されているので割れやすいのです。たとえルアーを設計して出力したとしても、一度ストラクチャーにぶつけたら壊れてしまうほど強度的には弱いです。けど、原型として使うなら面白い道具だと思います。(精度が必要になりますが)

原型が作れて型の作り方さえ覚えてしまえば、ワーム・ジグヘッド・メタルジグ・発泡プラグ等、大抵のものは自作出来てしまいます。ただアイデア・デザイン・クオリティ・バランス調整等、手間暇を考えるとまったくワリに合いませんが(笑)それに買うものは綺麗に作っていますし、もちろん失敗もありません。1からモノを作るのってやっぱり手間暇かかります。

というわけで色々書きましたが、現状としては3D CADを個人で使うのはハードルがまだまだ高いです。ソフトを使いこなすだけでもカナリの時間と労力が必要だと思います。けど3D CADを使えなくてもルアーは作れます。そして是非、作ってみて頂きたいのです。やってみないと分からないことって思った以上に多くて「なるほどな」と思うことは多々あります。作る前と後では見えている世界がビックリするほど違うのは間違いありません^^

【まとめ】
釣りをしていると「なんで○○みたいなものって無いのだろう」「こうしたらもっと良いのに」と思うことは誰しも経験あると思います。それらを形にするのがメーカーの仕事ですが、ある程度自分で作れたりバランス調整できる腕をもっておけば釣場で応用が効きますし、アイデア事態が出やすく、そのアイデアを生かす方法も思いつきやすくなります。これはとても良い循環だと思うのです。私の場合、昔は魚を釣ることしか考えてていませんでしたが、釣り自体をより深く・より楽しめるようになったのは間違いありません^^

というわけで自作は色々大変なことも多いのですが、ぜひ試して頂きたいなと思うのでした。

PS
メチャ良いものできたら、こっそり教えてくださいませ!
・・・というのは冗談で^^

釣り友に自慢してくださいマセ♪

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KENTARO’S LA13(ラボ) 01
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kasago2 at 18:07|PermalinkSALT WATER連載記事 

2016年05月28日

周防大島アジングカップ

2016_5釣り大会POPnew31


本日(5/28〜29)は山口県の周防大島にてアジングカップ開催

というわでけブリーデンもブース出展してお待ちしております。
(13:00〜18:00)

レオンさんも私もブースにいますので気軽に声をかけて下さいませ♪

NEWネックライトも展示しますので、触ってみてくださいませ。

皆さまのご来場・大会参加、お待ちしております^^



ちなみに周防大島(スオウオオシマと読む)は私の子供のころは橋が有料で、人も少なく、ノベ竿で毎週のように父親と一緒にメバル釣りに行っていた思い出の島です^^



kasago2 at 00:29|Permalink

2016年05月23日

SALT WATER連載記事 05

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SALT WATER発売されましたので記事をアップしておきます^^

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KENTARO’S LA13(ラボ) 05
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さて、今回は魚を釣るのに重要な観察力・洞察力のお話しをさせて頂きます。

【楽しむ】
季節が進むと水温や気温の変化で自然はどんどん変わっていきます。その変化を楽しみながら楽しんで頂けたらと思うのですが、魚釣りって自然や生き物の習性を理解すると色々と見えてくることがあります。というわけで、今回はベイトやターゲットだけでなく少し違った視点からの思考やアプローチを紹介させて頂きます。

例えばトンボ。シオカラトンボは空を飛びながら卵を産むのですが、残念ながら車のボンネットに産卵してしまいます。ボンネットって光るじゃないですか。その光の反射を水面の反射と勘違いして日に焼けたボンネットの上に卵を産みつけてしまいます・・・。水を見て水だと判断しているのでなく、水の反射を見て水だと判断してるってことです。
例えば、カマキリの目の前で手をふるとカマを持ち上げて威嚇するのですが、花びらを手に持ってヒラヒラさせると動きが一変します。蝶だと思ってカマを振ってきます。面白いことに、こうなると人間なんてまったく見えていません(笑)魚も一緒で、一旦ルアーに意識がいくとラインがどんなに太かろうが、実はあまり関係なかったりします。ちなみにカマキリに花びらを掴まれた状態で生き物っぽく小刻みに動かしていると食べます。そして「・・・うん?」と動きが止まり、エサでないと判断した段階でポロッと花びらを捨てます。
実はメバルも同じような行動をとります。ジグヘッド&ワームを使ってスローな動き(反転食いさせず)で食わせた後に、メバルがどう反応するかジッと待ってみると数秒後、エサでないと判断した瞬間に吐き出します。
ちなみにスローな動きと書いたのは、スピードによって食い方を変えてくるからで、常時食べているベイトでも食い方を変えますが、動きに対して食い方を変えてくることは覚えておいて下さいませ。ちなみにちなみに、コンッ!と当たって乗らなかった場合「乗らなかった」のではなく、違和感でルアーを吐き出した時のコンッ!の場合も多いことは覚えておいて下さいませ。

なお魚は食えるかどうか分からない場合「とりあえず咥えてみる」という行動をとる場合があります。そんな時は吐き出すことを前提のバイトをするのも特徴で、吸った瞬間に吐き出します。こんな時は中々人の反射神経では間に合わないことも多く、そんな時に役立つのがタックルバランスだったりします。
人の意思だけで解決できなくても道具で解決できたりするんです。
ロッドの張り具合、それに見合うロッドの角度、ラインの水抵抗、ルアーの性能、フック形状、フックの鋭さ等ですね。ただこれも道具だけに頼るのでなく、その道具を人がどう使うかかというのが重要になってくることは覚えておいてくださいませ。

【ムラソイのお腹の中】
ブリーデンフィールドスタッフのカッキーさんから以前面白い話を聞きました。ムラソイにはブリーデンのminimaru50deepというルアーが「これ以上ムラソイ向きなルアーがあるのか?」と思うほどマッチしているのですが「ムラソイのお腹の中からツブ貝が出てくる」というのです。ツブ貝って危険を察知すると、貼り付いていた岩から自分で落ちて陸上の外敵から逃げます。カニもですよね。ムラソイが貝だと認識して食べているかは疑問ですが、落ちてくるものに好反応なムラソイが反射的に食べたことは想像に難くないですよね。(身が消化できたとしても殻がお尻からちゃんと出てくるのかとか気にしてしまいます。笑)
minimaruムラソイ




【アオリイカの思考】
アオリイカってサイトフィッシングがしやすいので、観察するにはうってつけなターゲットですよね。私も昔、その魅力にどっぷりハマり、秋のサイトシーズンにはそれはもう狂ったように行っていました。
ご存じだと思いますが、イカや魚は捕獲のために獲物の死角を必然的に意識しています。ある時、流れの早い場所でとても興味深い行動を目撃しました。
エギをしゃくるとアオリがエギの後ろに回り込んだのですが、流れに任せてエギを落とし込む(エギをバックさせる)とアオリは慌てたようにキュッと動いて「エギの尻尾側でなく、頭の後ろ」へ回り込んだのです。この行動は何度やっても同じでした。
このアオリの意図を想像してみて頂きたいのです。

アオリエギ動き01

これって獲物の後ろをとろうとする行動です。すなわち、アオリは「エギの動き」を重視して、どちらに回り込むか判断しているってことです。エギの目の位置やデザインではなく。

でも、新たな疑問が浮かぶのです。エギはアオリにとって何に見えている?という疑問です。例えば人間の印象通りにエビだとするなら少しオカシイのです。底のステイではやっぱりエビに見えているでしょうが、エビが素早く動く時って後ろに跳ねるはずです。早い動きのエビの死角をとるならエギの前側に陣取らなければいけないはずです。(エビがエギのように底から離れてダートすることがどれぐらいあるのかも疑問なところですが)

多分ですね、こういう人の決めつけがちょっと強引なのだと思います。
捕食者が重要視しているのは多分「エサっぽいか」「捕獲できそうか」等の良い意味でもっともっとアバウトな思考だと思うのです。「分からない時は食べてみて確認してみる」ぐらいの。生き物はベイトの動きやフォルム等の強い要素をなんとなく感じとり、臨機応変に対しているのだと思います。だからこそ色々なルアーに食いついてくれるのだとも思っています。

【私の願望】
長年ルアーをやっていると、時々思うことがあります。それは「ルアーはエサ」という感覚です。魚にとってはもちろんエサだと思ったから食ってきているわけですが、魚が構えている場所に、いま食べたそうなものを、食べやすいように通せば、ルアーもエサもあまり関係なかったりします。「ルアーで釣ったら凄い」「エサは卑怯」と思っている方はそれなりに多いと思うのですが、そういう方には是非「ルアーもエサも変わらない」と思えるようになって頂きたいのです。だって、そういう思考ってルアーは釣れにくいと思っている証拠です。ルアーメーカーとしては、はがゆいわけです。使いこなせたならルアーの方が有利な場面はたくさんあります。もちろんエサが有利な場面も沢山ありますが。
けど「エサは卑怯」と思っている方には、是非、エサ釣りの人に「ルアーなんて卑怯」と言われるぐらい使いこなして頂きたいなぁ・・・とまあ私の願望でした^^


PS
先日のルアー合衆国の内容を公開していますので、ご覧くださいませ〜
やっちゃってますが(苦笑)


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kasago2 at 10:07|PermalinkSALT WATER連載記事 

2016年05月07日

プラッキング

思いついたアイデアを形に。

というわけでNEWプラグを試作中〜
01

02

小イカ?金魚?なフォルムのプラグ。
巻いて〇〇して釣るためのプロト。
「えっ!そう使うの?」とちょいと今までにない要素が入っています♪


他にも写真は無しですがNEWコンセプトプラグ第二弾も進行中。
普通は〇〇でさせる動きを水中や水面直下でチョメチョメするプラグ。

これまた・・・ヤバイ!


というわけで色々進行中です^^



kasago2 at 22:48|Permalink釣り「雑記」 

2016年04月23日

SALT WATER連載記事 04

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SALT WATER6月号発売されましたね。
4月号の記事をこちらで紹介しておきます。

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【メバルの藻場攻めの極意】
瀬戸内・日本海・太平洋で釣りをして思うのですが、メバルの場合はこの藻場がキーになることが多いです。そして、あまりに藻が多いと諦める方が多いと感じています。ある時、ポイントを聞かれて答えたところ「え?でもあそこって藻があり過ぎて釣りにならないよね」と何度か言われたもので、この辺りの意識の差が釣果に影響している場合があります。エビ等の甲殻類は当たり前な話、藻場に多いですので狙わない手はありません。でも実はそんなに簡単な話でもなかったりします。というのも藻場はメバルにとって住処であり、恋の場であり、休憩の場所でもあるからです。

【胃の中身】
暗闇の藻場で釣ったメバルの胃の中身って実は意外なほど少ないのです。ほとんど入っていないことも少なくありません。(例外アリ)多分、藻の中にいるエビって隠れる場所が多くて何かキッカケがないと捕食しにくいのだと思います。半面、外灯周りで釣れるメバルの胃の中には大抵食べたものが入っています。藻場で言うなら「隠れ家≧食事場」であり外灯周りはメインが食事場だと思うのです。ちなみに河口で釣れるメバルの胃の中も食べ物は多いです。(捕食で河口に寄る)

【ポイントによる活性の違い】
というわけでマズメだったり、流れが変わった瞬間で活性が変わるのはもちろんですが、場所の特性によっても活性の違いが出ることを知っておいて頂きたいのです。

【魚のスタンス】
藻場はアングラーにとっては狙いにくいのですがメバルが居ないことの方が少なく「長く追ってまでは食わないけど、近くを通れば食う」程度のスタンスの魚が多いです。ですから粘れば何とかなりやすいのです。半面、外灯周りや河口等のベイトに起因する場合は、魚が入っていれば高活性なことが多く、当たれば数釣りもしやすいです。ただバクチ的な要素は藻場に比べると高くなります。

【藻場の攻略方法】
・藻際トレース
・藻場のポケット(穴)狙い
・手前の藻際フォール
・藻の沖側フォール

基本的には上記をジグヘッドリグで狙います。一番効率良いのは藻際のトレースですが、出来ない場合が多々。そういう場合は藻のエッジをとらえていきます。藻場のエッジやポケットを狙う場合、藻が海面まで来ていれば波立ち方が違うので目をこらして狙います。ですが、ぶっちゃけ夜中にピンポイントキャストは無理です。そんな時はあえて長めにキャストし、藻の上に乗せてロッドをあおってポケットにワームを落とします。で、落ちたと思った瞬間にカーブフォールで・・・「コッ!」と。ドラグはもちろんフルロックで有無を言わせずゴリ巻きで浮かせて水面近くなったところで魚をぶち抜きます(笑)(※アドレナリン出まくるので注意です。笑)
こういう釣りはジグヘッドで藻を引っ張ってしまうことが多いのですが、実は藻を少々引っ張ろうがメバルは普通に釣れます。「結構大丈夫なものだな」と昔は安易に思っていたのですが、ある時、その認識の甘さに気づかされました。気づいたのは「藻を引っ張る」=「藻に隠れていたベイトが動く」という構図です。上記で書きましたが、藻場の日常の捕食方法として「何らかのきっかけでエビ等が動き、藻から離れたエサをメバルが捕食している」だと思うのです。私がやっていた行為は言うなれば自然の撒き餌だった訳です。
ということは・・・です。わざとスタックさせてロッドを煽れば活性が?とかアマノジャクな考えがよぎったりしますが、重要なのは思いきって攻める行為が魚にプレッシャーを与えないという利点だと思うのです。

【GRF-TX77despoil "TORZITY"】
で、この藻場攻略に必要なのがハリの強いタイプのロッドです。単純な話、魚を逃がさなかったりバイトを弾かない柔軟性は藻を掴んでしまうのです。もう少し書くとジグヘッドを藻から剥がす「瞬間的な動き」も出せないので残念ながらストレスばかり溜まり釣りにならないのです。そんな時に活躍してくれるのが現在人気のGRF-TX77despoil(デスポイル) "TORZITY"(トルザイティ)という剛腕ロッドです。和歌山のフィールドスタッフ「カッキー」の要望から完成したメガメバル対応のパワーロッドは、岩礁帯のスリット打ちや岩礁等にルアーをわざと引っ掛けて剥がした瞬間に食わせる「ハングオフ」という釣りをしやすくするために生まれたロッドです。そのため一般的なライトゲームロッドより強めのハリを備えています。
TX77despoil
(カッキーさん釣果)

【無意識的なNG】
せっかくなのでもう少しご案内します。私の釣りもカッキーさんのハングオフの釣りもバイトが出るのは「キワから離れた時」なのです。(狙うのはエッジでありキワなのは間違いないのですが)この「離れた時」というアングラーの意識がとても重要で。魚の目線からお話しすると「まんまと出てきたエサを捕らえた」という状態です。言い換えるなら食いにくそうと思わせてしまうとエサだろうがルアーだろうが食わないということです。
上記の件に限らずアングラーが「無意識的」にメバルの捕食を邪魔しているケースが多いのがルアーフィッシングでもあります。(メバルに限らず)これらは捕食者の意識を推測することで解決することが多いです。その確認作業が「ルアーローテーション」と呼ばれるものなのです。
意識を推測するという例で他を挙げるとブリーデンの13VIB30というメタルバイブレーションがあります。アジ劇釣ルアーなのですが、底のリフト&フォールではカサゴにも「異様」に強いです。で、カサゴを釣ると当たり方が「ガッ!ガッ!」と来ます。そう、この当たり方ってカサゴが甲殻類を捕食するときの感覚なのです。多分、原因は横から見た時のファット感だと。人にはルアーが魚に見えるかもしれませんが、重要なのは人間にどう見えているかではなく、捕食者がどう感じてバイトしてくるかだと思うのです。

【まとめ】
釣りはいろいろな場面があり、少しずつのイメージの差が最終的にはカナリの差になります。「ジャークしたら食う」「早巻きでないと食わない」「○○メソッド」等、これらは何かしら釣れる要因があります。言葉や感覚的な認識だけで終わるのではなく、自身が捕食者になった気で妄想を膨らませると推測できることって多いです。

というわけで・・・捕食者の気持ちになってみて下さいませ♪

とまあ、偉そうなことを長々と書きましたが嫁さんからは・・・

「相手の気持ちになって」
「釣りのことしか考えていない」
「息子(2歳)を魚と同じように観察しないで」

なんて言われております(笑)
けど時には諦めも肝心だと思っています(違)

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kasago2 at 13:13|PermalinkSALT WATER連載記事 

2016年03月31日

修行

とりあえず、去年のある時期から尺が釣れない日がない南紀。
そう書くと簡単なように感じるかもしれませんが、簡単な日とそうでない日の落差がとても激しいんです。

ベイトっ気がないと海が沈黙してしまうのだけど、そこから魚を出すのがなんとも気持ち良いドMです(笑

今回もそんなタフコンディション。昼間開拓した場所では全てノーバイト。状況確認で入った実績ポイントも2箇所ノーバイト。結局夕まずめから午前2時過ぎまで1度のバイトもなし。

思案

ベイトっ気がなさ過ぎる。
こんな状況でも一箇所、ベイトはいそうなエリアが頭に浮かぶ。アミ系・バチ系・シラス系が混ざる場所。流れもボチボチ絡む。ネックは地形でコレといった付き場のない2級ポイント。けどそこなら魚がいれば他の場所より活性が高いと判断。移動。
(過去に何本か魚を出してはいるけど、釣れても1〜2匹の小場所)

3投目・・・コッ!ドン!ヒット!重い!尺は越えた。と思ったらバラシ(泣)
約8時間ごしのバイトが・・・(笑)

「ヤバイ。もう出ないかも」
そう思いながらもキャストを続けると・・・コン!

なんとかなった。
FullSizeRender

【タックルデータ】
ロッド:GRF-TR85"PE special" Houri-Island
ルアー:NejiNeji+10gフロート
ジグヘッド:キラーダート1g太軸プロト・1.5g
ライン:PE0.6号+リーダー(フロロ)8〜10LB

その後は30分アタリナシ。
この場所はバチの要素強い。もしバチが絡めば出るなら、もう一つポイントが思い当たる。体力的に限界近いけど根性で20分の磯歩き。移動。

ノーバイト。ヤバイ。
体力もだけど、この磯歩きで精神的にも・・・。

今日はホント食わない。

午前4時

もう、さすがに、限界。

今日バイトを拾えたのは1箇所のみ。
そこに入れば、多分もう1度出る可能性はある。
そう言い聞かせて最後の気力を振り絞ってのトライ。

的中。

3ヒット2キャッチ
(1匹目と同サイズなので写真ナシ)

ここを開拓してなかったらノーバイトで終わってた・・・。

そんな綱渡り状態ですが、それでも見えてくるものは、あったり。
やらなきゃいけないことがあらためて見えた感じ。

開拓すること、数を釣ることで見えてくるものをコツコツ蓄積させているのでした^ ^

いやぁ・・・今回は・・・つかれたっす。

まあ楽しいのだけど(笑)



kasago2 at 08:15|Permalinkメガメバル 

2016年03月25日

SALT WATER連載記事 03

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SALT WATER5月号発売されましたね。
というわけで、4月号の記事をこちらで紹介しておきます。

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今回はワームの動きやフォルムについてのお話しです。

釣れる魚を見つけることが魚釣りでは何より重要なことで、そこさえ見つけられたなら、魚釣りはそんなに難しいものではありません。けど場合によって魚は偏食します。これが難しくも面白い部分なのですが、魚は偏食すると近くに食べられるエサが通ろうが食べないことがあります。だからこそ「何を食べている?」を少し意識して頂きたいのです。
同じ地域でも地質で変わりますし、同じポイントでも季節で変わります。同じ季節でも流れ方で変わります。
ですので「○○メーカーの○○が釣れる」という捉え方はある一面では正解なのですが、少し危ういです。幅を持たせた「○○を食べている時は○○系ルアーが効く。その上で○○が効く」というような考え方がおススメです。

【ライトリグのスタンダード】
ワームといえば「ストレート系」「ピンテール系」「シャッドテール系」「カーリーテール系」「クロー系」等いろいろありますが、皆さんはどのタイプをお使いですか?現在のライトリグ系では「ストレート系」「ピンテール系」がメインでサブ的に「シャッドテール系」を使う方が多いですが、これらは基本的にはアミ・バチ・小魚を意識させるタイプで、アジやメバルのメインベイトであることが多いので「ハズレが少ないスタンダードなルアー」と言えます。
私の場合メバルに関して言うと、メインで使うのはピンテール系(NejiNeji)が多いです。なおクリアのシャッドテール系は外灯回りのアミ類についた魚も釣りやすいです。テールが動く=テールの屈折がキラキラ動くのでその屈折をアミ類ベイトと認識しているのか、アミ付きの場面でストレート系やピンテール系では拾えない魚が拾えたりする場面もあるので試してみて下さいませ。

【新製品13-Roach(ビーローチ)】
本誌が発売になるころには発売されているのが以下の13-Roach(ビーローチ)です。
13ROACH

最初に「偏食」のことを書きましたが、これが生まれたキッカケはまさしく偏食攻略のためです。ライトリグではストレート系・ピンテール系があれば問題ないと思われがちですが、それだけでは対応できない場面が意外にあります。魚が偏食した場合、攻略方法としては偏食のエサに近づけるのが一番ですが、単純に異質な動きを入れたり、フォルムを変えると捕食に至るケースもあります。いわゆるスレ攻略です。時に魚は特定のフォルムや動きを警戒します。そういった時に目線を変えられるルアーというのは重宝します。(スレ対策だけで言うと30分ほど時間を置くのも方法ですが)
DSC_0191


13-Roachセッティング動画

【13-Roach(ビーローチ)の動き】
ご覧の通り、フナ虫を模したこのワームは他のワームとは違う意図が色々と入っています。
ジグヘッドに刺してタダ巻きするとお尻フリフリアクション。フリーフォールさせるとランダムな8の字をえがきながら生き物チックにフォールします。このフォールが独特で、一般的なワームでは出せない扁平ならではの動きを演出してくれます。(ジグヘッドは3g以上がマッチします。軽いと動きが破綻してしまう)
ただ、ぶっちゃけライトリグでこれをメインで使って欲しいと考えてはいません。けど13-Roach(ビーローチ)に限らず、ワームボックスに扁平系のワームは絶対持っておいて欲しいのです。というのも先ほど書いたように動きやフォルムの違いでストレート系・ピンテール系ではバイトまで持ち込めない魚がどうしても存在します。これは残念ながら?腕だけではカバーしきれないのです。

【13-Roach(ビーローチ)フォルム】
テストでカサゴを数えきれないぐらい釣っていたのですが、面白いことに扁平ワームを入れるとストレート系ワームを入れた時とは明らかに違う食い方をしてきます。ストレート系を入れると「コンッ」と吸い込んでくるのに13-Roach(ビーローチ)を入れた途端「ガッ!ガッ!」と咥え込むようなアタリに変わるのです。この違いは魚がベイトによって食い方を変えてきている証で、フナ虫を模してはいますが、私の勝手な印象だとファット感で多分カニだと判断して食ってきていると感じています。
カサゴは貪欲なので「どんなワームでも釣れる」と思われがちな魚です。けど散々釣ってストレート系では釣れなくなった状態で扁平ワーム(ビーローチ)に変えると「ガッ!」とバイトが出ます。それもカナリの確立で。「まだ魚が居たんだ」と何度も衝撃を受けたほどです。
P8180640


【13-Roach(ビーローチ)の使いどころ】
というわけで独特な動きとフォールでメバルはもちろん、アジもよく釣れます。目線を変えさせるために投入してみて下さいませ。といっても扁平ワームはナンダカンダで甲殻類を捕食する魚や底にいる魚に抜群過ぎる威力を誇ります。チヌ・タイ・ハタ類・マゴチ・アイナメ等ですね。フォルムの重要性を体感させてくれるので、とりあえずはストレート系で魚を抜いた後に投入してみて下さい。
面白さ、体感できますよ♪
SEKI 07


【まとめ】
特化したコンセプトのルアーというのは「魚の捕食にいたる許容範囲」を知るにはとても重要なアイテムになります。これはスタンダードなタイプを投げているだけでは、残念ながら気づけません。ただ釣りたいだけなら問題ないのですが、分かっていく過程を楽しみたいなら、とても勿体無いことで。
ルアーへの反応の仕方が色々分かり、魚の意識が色々想像つけば、その分だけ戦略が増えます。そして戦略を立てることで、はじめて手に届く魚がいることに気づかされます。
すると勝手知った釣り場の見え方が変わります。
立ち位置も変わります。
1投の重さが分かっていきます。
すると1匹の価値が変わっていきます。
少し大げさに言うなら、次第に釣りそのものが変わっていくと思います。

そうなると、さらに釣りが楽しくなることは、保証します^^

MORI 94


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KENTARO’S LA13(ラボ) 03
(2016年4月号掲載記事)
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過去の連載記事
KENTARO’S LA13(ラボ) 01
KENTARO’S LA13(ラボ) 02

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