2016年08月20日

SALT WATER連載記事 08

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SALT WATER発売されましたので記事をアップしておきます^^
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KENTARO’S LA13(ラボ) 08
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【タックルバランス フックの重要性】
今回はタックルバランスやフックについてご案内します。

シーバスってバラしが多い魚の一つですよね。私の場合、掛けてからのキャッチ率は多分9割ぐらいなのですが、シーバスをメインでやってる人には「そんなことありえない」と言わたことがあります。それは私が嘘つきという訳ではなく、メバリング中にメバルタックルそのままで狙って釣っているからに他なりません。
尺メバルでドラグはほとんど滑らない程度の強気なセッティングなのですが(PEライン使用)シーバス掛ける・掛かる場合は大抵ミノーです。合わせは尺メバルを根から引きはがすため強めの合わせをドンッ!と入れます。メバル用ミノーなのでシーバス用よりフックは細軸なため、この合わせでフックがしっかり刺さりきってしまうのです。結果としてバラすことがほぼありません。ご存知と思いますが、フックが曲がってバレる要因の一つは刺さりきっていないことですから、シーバスでバラシに悩まれている方は、一度強めのメバリングタックルでやってみても面白いと思います。

【フックの悩み】
メバルの大型狙いで皆さん悩まれるのがジグヘッドのフックです。せっかく掛けた大物にフックを伸ばされてバラしてしまうこと、とても多いのです。「ゴッ!」とアタり、何もできないままフックが開いてしまうこともあります。これは魚が食った瞬間にフックを外す過程で開いてしまっています。問題なのはこれが一瞬の間におきてしまうこと。合わせの加減で失敗するならやりようがありますが、何もできずに曲がるのはタックルバランスが悪いってことです。

【キラーダートのフック】
フック

ブリーデンのキラーダートのフック形状はいわゆるスタンダードタイプで、オールラウンドに使えるダート系ジグヘッドです。
なぜスタンダードかつオールラウンドなのかは絵を見て下さいませ。
ジグヘッド説明
フッキングにワームが邪魔しない。
(フックアップ後に魚を止めておく位置が動きにくい)
魚がバレにくく、フックも曲がりにくいのが特徴。

アジ・メバル・メッキ・カマス等のライトゲームに最適なモデルの1つです。けど軸径は約0.6mmで尺を大きく超えるメバルやハタ類など不意の大物には不安が出てきます。(0.7〜0.8mmは欲しい)というわけで、現在大型メバル対応のジグヘッドを開発中!楽しみにしていてくださいませ。

【フック 針先の重要性】
針先を意識している人ってどれぐらいいるでしょうか。是非、この世界も少し知っておいて頂きたいのです。針先が鈍いと結局はバラシが増えたり、乗らなかったり、フックが開きやすくなります。けど原因が針先にあることに気づけていない人も残念ながら一定数いると思います。というのも、恐れず書くなら少々なまっていても大抵は釣れるんです。合わせ方で対応できてしまうことも多いです。特にジグヘッドの場合はトレブルフックほどシビアな場面は少なくなる傾向だとも思います。
けど、鋭くないと獲れない時ってやっぱりあります。渓流のミノーイングの場合、私は必ず替フックかフックシャープナーを持参していました。数匹釣っただけでミスバイト増えますし、リーリング中にちょっと岩にコンタクトしただけでもミスバイトが増えます。鋭くて困ることはありませんから、最低限大型狙いやここ一番という時は意識して頂きたい部分です。

【吐き出す前提のバイトとフックの関係】
魚の場合、ルアーに若干違和感があったり、セレクティブな場合に「ひとまず食ってみる」という行動をとることがあります。針先が重要なのはこんな時です。というのもこんな時は咥えた瞬間に吐き出すことが多いからです。その動きはビックリするほど一瞬なため、食った瞬間に合わせを入れても間に合わないんです。特に針先が悪いと簡単に吐き出せてしまいます。けど針先が鋭いと吐き出せなかったり、吐き出すのに時間が掛かったり、勝手にフッキングさえしてしまいます。この差はとても大きいです。
ただアタリがあったのに乗らない場面って針の問題だけではありません。食わせ方や活性具合等も関わってきます。ですので、まずは「何かがマッチしていない可能性」「アングラーが何かミスっている可能性」を疑って頂きたいのです。その一つとして針先も疑って頂きたいのです。

【乗らないバイトの対処法の色々】
・ティップの柔らかいロッド(弾力性)
・伸びのあるライン(弾力性)
・鋭い針先
・ロッドの構え方(ラインスラッグの取り方)
・ルアーの種類やサイズ変更(食わせ方)
・トレースコース修正(食わせ方)
・トレースレンジ修正(食わせ方)

多分、この辺りが一般的なアジャスト方法です。

【吐き出す行為】
自然界では食べては生きていけないものもありますから、それに対応する本能の一部だと思うのです。シーバスやカサゴ等は釣り上げると食べていたものを吐くことが多いですが、これもまた「危機・異変」に対しての体の防衛本能であることは間違いないと思います。もう少し書くなら、動くものはなんでも食べてしまいがちな魚に多い現象だろうことも想像に難くないですよね。

【メバル・アジのワーミングで電撃合わせ】
対処法の色々を上記しましたが、少し変わった対処法もお伝えしておきます。アタリが出た瞬間、大半の人はロッドで魚を掛けにいきます。これが実は掛からない要因の一つです。一瞬のショートバイトですから、人はなるべく早く掛けようと思い「ピュッ!」と合わせを入れるのですが、この時、ロッドはムチのように曲がり、ロッドは上げているのにティップは上がらないどころか、実は一瞬だけ元の位置より下がってしまっています。このロッドがバウンドしている状態って、ほぼテンションが掛かっていません。エギングされている方は想像しやすいと思います。急激に上にしゃくっても力が乗るのはティップからベリーが跳ね上がった時です。この時、ラインテンションが掛かるまで一瞬のタイムラグができてしまいます。実はこれが命取りで、魚が針を外すには十分な時間のようなのです。

結果、合せなきゃ乗らないけど・・・早く合せても乗らない状態。ジレンマです(笑)

必要なのは「とにかく早くラインを張る」ということ。魚が針を外す前に一定のラインテンションを掛けられたなら、魚は針を外すことができません。結果、今までショートバイトだった魚が掛けられます。

【無意識の意識】
さて、具体的な方法ですがロッドで掛けるのではなく「リーリング半回転」(※1)で掛けます。 その後に追い合わせ。巻き合わせの超速バージョンとでも思ってもらえばいいです。 ほぼリーリングだけで仮フッキングさせてしまいます。魚が咥えた瞬間に「キュル!!!」と。けど、実は考えて巻いたのでは残念ながら間に合いません。というわけで無意識の反射神経を使います。 そう、熱いものを触った時にパッ!と手を離すような「反射神経」です。
意識をビンビンに研ぎ澄まし、アタリの瞬間に備え、瞬間的にリールを巻くイメージを叩き込み、無意識の意識を準備します。(物音がしただけで巻いてしまうぐらいビンビンに) あとはアタリを待つだけ。反応があった瞬間「ビクッ」とビックリして手が勝手にリールを巻きます。そうすると、獲れないと思っていたショートバイトをフッキングさせることができてしまいます。(下手すると手首痛めるので注意)

※1
「リーリング半回転」と書いていますが、反射神経を使うような巻き方では1回転させるような器用なことはできないためです。ハンドルを押すか引くかぐらいしかできません。それぐらい一瞬の勝負です。

【知ってい頂きたいこと】
ちょっとマニアックな内容になってしまいましたが、それは「魚に意図的に外されている」という事実を実感して頂きたいからです。私は昔「これは乗らないアタリ」「乗せられないアタリ」と勝手に決めつけていました。でもそうではありませんでした。外されていたこと、掛けられることを知ってから何度も何度も試した結果、確信したんです。でもそこで感じたのは今まで気づかなかった悔しさでなく、理解した嬉しさや、釣りの奥深さでした。

釣りってやっぱり面白いなと、実感した瞬間だったのでした。

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KENTARO’S LA13(ラボ) 08
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