2017年12月13日

SALT WATER記事 思考の断片09

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2018年1月号より
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今回はライトリグ(メバル等)のミノーイングについてのお話しです。
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昔と比べて最近はライトソルトでもプラグを使う方は増えてきましたよね。種類も沢山あります。ですがプラグが苦手という話はまだよく聞きます。というわけで今回は「なぜプラグが釣れるのか」ではなく「なぜ苦手なのか」「なぜ釣りにくいのか」という観点から解説することで苦手意識を少しでも減らすことができれば!と考えています。

さて、実際のところプラグが釣れやすいって本当なのでしょうか?メバル釣りでは「プラグでも普通に釣れる」「ワームを凌駕することも多い」「釣れる魚の型が良い」と聞いたり読んだりしたことは多いと思います。けどこれが本当ならライトソルトでプラグメインの釣りにならないのは少しおかしくないですか?雑誌に書く人が上手いからでしょうか。価格の問題でしょうか。なぜワーミングメインの人が多いのでしょう?

結論を先にお伝えします。条件によってワームより釣れやすい時と釣れにくい時があり、比較的・総合的にワームの方が釣りやすい場面が多いからです。プラグは時と場所を選びやすいんです。それらを分かった上で使うならワームより釣れやすい場面が多々あるのは間違いありません。どんなルアーにも得意・不得意があり、何かに偏食している魚を釣ろうとした場合、アベレージ的に釣れるルアーではどうしても食わせにくい場面があります。そういう時にワーム以外のルアーがとっても役立ちます。
でもどれぐらいの種類のプラグが必要か分かりませんよね。試しに私のタックルボックスに入っているライトリグ用プラグを数えてみたのですが約70種類入ってました。すべてのフックを毎年交換なんてできませんから1軍ルアー以外はフック無しのボディのみを持ち歩き、現場で必要なミノーがあればその都度フックを付ける・・・という使い方を昔はしていました。が、もちろんこんなに要りません。ミノーイングでしか釣りにくい魚にハマって散財した結果でして、実際に使うのは精々10種類です。パターン別でいくつか持っていれば大抵のパターンには対応できます。つまるところ私がプラグを持つのはプラグで釣りたいからでなく、特定のパターンに対応するための強力な武器になるからです。

続いて細かい話に入る前にまずは大前提のお話しをしておきます。ルアーフィッシングは基本的には活性の高い魚をメインに釣っています。エサ釣りとルアー釣りでの大きな違いの1つはココです。エサの場合は撒餌で活性を上げたり魚を集めたりして活性を操作しやすい釣りです。ルアーフィッシングはそこがエサより苦手です。けど全くできないわけではなくて、例えばバスのアラバマリグが流行ったのはこの活性を強引に上げる力も要因の1つだと思います。というわけで活性が高くないと釣りにくいのがルアーフィッシングで。(ゆえにエサ釣りより「ラン&ガン」が合っている)で、活性があまり高くない場合、特定の動きやフォルムにしか反応しないことが増えていきます。特定のベイトばかり捕食している時も同様です。これらを攻略しようと思うと特化型のルアーがどうしても必要になるんです。

ここでちょっと脱線します。上記のように特定の動きやフォルムにしか反応しないことを「低活性」という言葉でひとくくりにされがち・してしまいがちですが「特定のベイトに偏食している状態」は低活性でなく条件付きの高活性であることが多いです。このニュアンスの違いがとっても大事で。解釈を間違えると先が見えなくなったり迷子になることが多いところです。条件付きの高活性と単なる低活性を区別すると見え方がグンッ!と広がると思います。

とまあ今回の趣旨とズレてきたのでプラグについての話に戻ります。例えばシーバスアングラーってプラグをメインに使う人が多いですよね。ワームでメバルを釣りやすいのとプラグでシーバスを釣りやすい理由は共通点も多いです。それはどういうエサをメインに捕食しているか、どういう捕食方法なのかが大きく関わっています。

【色々な捕食者】
海の中では人が見えないだけで食う食われるが日常的に起こっていますよね。以前少し書いたことを復習しておきます。捕食者には捕食者ごとに特性を生かした捕食方法があります。

・気づかれずに近づき捕食(待ち伏せ系・ストーキング系)
・遊泳力にまかせて捕食(アスリート系)
・ベイトを追い詰めてプレッシャーをかけて捕食(ファイター系)
・弱ったベイトや死んだベイトを捕食(漁夫の利系?)
・逃げないベイト(バチやアミ等)の捕食(・・・草食系?)

メバルはどういうベイトが基本?シーバスは?ということです。メバルとシーバスでは根本的な捕食方法が違うしベイトが違うことも多いですよね。ベイトが違えば釣り方や釣りやすいルアーは当然ながら変わります。例えばメバリング中にシーバスがヒットしやすい時というのはどういう時でしょう?単純な話、ベイトが同じ場合に多発しやすいです。これがプラグで釣りやすい・釣りにくい1つの答えです。続いてこの辺りをもう少し掘り下げて解説していきます。

【メバルのベイト】
メバルの捕食方法は基本的には流下ベイト系が多いです。小さな甲殻類(アミ系、エビ系、ゴカイ系等)ですよね。あまり隠れる必要も追う必要もないターゲットの割合が高いです。それに比例して小魚系がシーバス等より少ないです。小魚も捕食するけど捕食する場合は大量接岸したり大量発生したタイミングであることが多いです。そう、若干だけイレギュラーなんです。「ある程度来るもの拒まずな食い方はするものの日常的に小魚を追いまくるタイプではない」これがプラグで釣りにくい理由の1つです。シーバスより波動や動きの少ないベイトを好む傾向が強いんです。ゆえにプラグ(小魚をイミテートした動き)がワームより釣れにくい場面が多いのは当然なんです。っと、色々書ききれないので今回はこの辺りで。

最後にブリーデンから出ているプラグについて書いておきます。「minimaru」(ミニマル)というエギ型プラグがありますよね。
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作りはエギと同じで硬質の発泡ウレタンで作られたプラグです。(ウレタン樹脂を発泡させて成型した硬い泡の塊のようなルアー)コンセプトはエギと同じなのでダートもお手のもの。「チョンチョン!」とラインを張ったり緩めたりするとダートし、止めると安定した姿勢でフォールします。エビの形ですが小魚が逃げ惑うような動きを出しやすく、フィッシュイーターの捕食スイッチを入れやすいです。メバル狙いの場合はここまで読んで頂いたならお分かりと思いますが、あまりダートさせない方がよく反応します。アクション入れる場合は軽〜く入れるのがGOODです。
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で、もう1つのミニマルの強さは底立ち性能です。通常のミノーは泳がせるためにシンカーをボディの中心付近に入れるのですがミニマルは前に付いています。さらにアウトシンカーです。ゆえに水中でコケにくいんです。根掛かりしにくいんです。通常プラグで底は獲りにくいし、底なんてとりたくないですが、このプラグなら釣りになります。というわけで私のオススメはムラソイのサイトフィッシングだったり、チヌのボトムゲームです。特に河口で手長エビがいるようなエリアで底をチョンチョンすると・・・ほんとヤバイです。お試しあれ^^
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