2018年01月15日

SALT WATER記事 思考の断片10

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2018年2月号より
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さて、前回の続きでミノーイング・・・ではなく今回はロッドについてのお話です。

ブリーデンから13本ものアジングロッドがリリースされましたよね!YOGI(ヨギ)2本、KABIN(キャビン)11本。YOGIはソリッドティップ、KABINはソリッドティップ・チューブラーティップ・チタンティップの3種類があります。正直チタンソリッドティップが気になっている方が多いと思いますので、今回のメインはチタンソリッドティップのメリット・デメリットについて私なりをご案内します。DSC03212

チタンティップのメリット:独特な感度・柔らかさ
チタンティップのデメリット:柔らかさ・重さ

1番のメリットはいわゆる感度であったり潮の変化を伝達する性能です。1番のデメリットは柔らかさだろうと感じています。魚の吸い込みバイトは通常のソリッドティップやチューブラーティップより格段に大きなアタリを伝えてくれます。ただこれを単純に「感度」と言い切って良いのかが微妙なところでして。果たして感度とはなんぞや?と考えさせられる場面も。というのもチタンティップが曲がっているのにアタリが手元に出ていないことも多いからです。明らかに伝わりやすいバイトとそうでないバイトがあります。(ただチタンティップがチョットだけ曲がるようなアタリがカーボンソリッドやカーボンチューブラーで感じられたり視覚で分かるかというとそれなりに差があるだろうと思います)
というわけでアタリが視認しやすかったり大きく伝わることは間違いないのですが、今まで感度と言われていたものとは別の感度があると感じています。まずアタリが大きく伝わる要素としてティップが重く軟らかいこと自体が影響している気がするんです。ティップが他の素材以上に曲がり、それが戻る時に重い素材ゆえの反動が生まれている感じなのです。それはティップが「ピンッ」とまっすぐに戻る瞬間の振動、つまりバウンドする振動です。つまり、ラインがオフになる振動です。更に金属ゆえにその振動がすぐ収まらず、振動自体が暴れている印象なんです。このコンボで大きなアタリとして感じている気がしています。
チタンティップイメージ02


続いてメリットとデメリット両方で取り上げた「柔らかさ」についてです。メリットとしては魚に違和感を与えにくい点であり、吐き出しにくくさせる点です。コンッ!とアタリがあったけど乗らなかった状態の大半は「魚がワームを吸い込んだ後に違和感で吐き出した状態」で「ハズされた」が一番近いニュアンスですが、ここで関わってくるのがティップの硬さです。チタンティップはティップが柔らかいため違和感を与えにくく吐き出しにくいです。吐き出す行為自体が減る感じもあるのですが、魚が吐き出そうとしても吐き出しにくいようでフックポイントが口の中で動きにくい印象が強いんです。
もう1つは通常の吸い込みバイトの場合、いつもより奥に入っている印象を受ける場面もあります。吸い込んだ時にティップが曲がることでいつもより奥に行っている可能性です。ということで今私が気になっているのはメバルのバイトの「ワームの尻尾ばかり咥えるアタリ」が案外最初のバイトで針先までいくのか否か?です。
というのもテールバイトは可能性として2つあると感じているからです。魚が意識的に尻尾を咥えている可能性と、必然的に尻尾を咥えてしまっている可能性です。尻尾を咥える場合は往々にしてスローな動きの時に発生します。エサがスローゆえにスローに食ってきてるのですが、その時に最小限の動き(吸い込み)で食ってきているゆえに、ライン抵抗やジグヘッドの重さで思ったより吸い込めず勝手にテールバイトになっている可能性です。このあたりの検証がちょっと楽しみだったりしています^^あとミノーイングやトップゲーム等も面白い副作用が期待できるかなと。

とまあ少し脱線したので続いてデメリットについて。やっぱりデメリットも感じていて、根が荒い場所や藻場ではティップが仕事をし過ぎて根掛かりしやすいです。(ラインテンションを抜きにくく、フックポイントが外れにくい)私のメバリングはハングオフの釣り(岩場やウィード等に軽く引っかけ、それを外すアクション)を多用するので、こういう場合にはあまり合わないだろうと感じています。というわけで現状ではチタンティップは「上層・宙層の釣り」にマッチしたティップという印象を持っています。(チタンの反発力やテーパーで色々と余地があるとは思います)
続いてのデメリットはキャスタビリティです。ティップを「ピュッ!」と走らせるようなキャストはとても相性が悪いです。ティップが曲がり過ぎて飛距離が出ません。(ロッド全体で投げるようなキャストだと問題なし)続いてキャスト精度です。垂らしが短いとコントロールしにくいです。(垂らしを長めにとってロッド全体でキャストすると問題なし)続いてリリースポイントのズレです。ティップが柔らかいために通常リリースするタイミングではティップがまだ後ろを向いています。(これもすぐ慣れる)

とまあ色々書きましたがチタンティップは今までにないメリットが多いのは確かで、皆さまの新しい武器になってくれると思います。ちなみに。KABINはチタンばかり注目されがちですがKABINは過敏な感度を目指す過程でぜい肉をそぎ落としまくった結果、どれも超軽量ロッドになっています。持ってもらうと皆さん「うわっ!やばっ!」となります。
私の場合は元々チューブラーの操作感やロッドの振り抜け感(ティップが暴れにくい)が大好きなのですが、オールマイティーにこなすならカーボンソリッドだろうと思いますし・・・正直どれにするか迷うところです(私の場合はメバルも視野に入れてしまうので。笑)

最後にトレバリズムのYOGIについてです。ラインナップとしては510と602という2つのラインナップがあります。KABINとの違いの1つはグリップです。YOGIはVSSのコルク、KABINはスケルトンです。続いてカーボン。YOGIはいわゆる通常のカーボン、KABINは4軸です。そしてもうひとつ大きな違いはソリッドティップの長さです。
ブリーデンロッドの特徴の1つに小口径ガイドがあります。ロッドってティップ側に大きなガイドを取り付けると、どうしてもフィーリングが悪くなってしまいがちです。でもそれってガイドだけでなくて、ティップのジョイント部分やテーパーも関係してきます。ジョイント部分はどうしても硬さが出たり重さも出やすいところ。(実際の重さでなく持重り感)これらをなるべくナチュラルにすべくセッティングしてあるのがYOGIです。そのためYOGIはKABINよりソリッド部分が約2倍の長さになっています。ソリッドの利点(食い込ませの良さ、バレ抑制、潮の変化を感知する性能等)を生かすようセッティングされているのがYOGIです。というわけで駆け足でご紹介しましたが自分のスタイルに合うお気に入りを見つけて楽しんで下さいませ!



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思考の断片04
思考の断片05
思考の断片06
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kasago2 at 09:14│ SALT WATER連載記事