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 また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
 それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??











 1、北半球上空の寒気の動向

 まずは、空模様の全体像・・・昨夜21時の北半球上空の気圧配置と寒気の観測値から。
北半球上空の寒気アニメ170325
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 日本付近には北極から流れ出す寒気の通り道が出来ていて、北海道では大雪になっている所も。

 この週末はもちろん、今月いっぱい西~東日本中心に低温傾向が予想されているのも肯けます。


 2、今日の空模様・・・東~北日本は回復も、南岸低気圧発生

 それでは、今日の空模様。

 (1)予報のスタートライン・・・今朝の実況

 Kasayanの住む長野市・・・
菅平170325

 午前8時頃まで、新潟県方面から流れ込む雪雲の残骸?に覆われ、屋根の上には薄っすらと雪が積もっていましたけど・・・
 午前9時頃から急速に日射しが強まり始め、屋根の雪はアッという間に融けてしまいました。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況170325

 北日本中心の西高東低 冬型の気圧配置になっていますが、高気圧が東日本に南東進中。
 東日本ではこの高気圧の晴天域が急速に拡大していると思われます。

 衛星の水蒸気画像を見ると、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が、まもなく関東海上に抜ける模様。
 これから北日本も回復に向かい、日本海沿岸の雪雲も消え始めると思われますが・・・

 大陸からは、悪天パワーを持った弱い寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)と上空の気圧の谷が南東進中。

 また、東シナ海に(上空の気圧の谷を運ぶ)偏西風の強風帯(水色の矢印)が延び始めていて・・・
 気圧の谷(黄色の点線)が深まるとともに、暖湿気(雨の原料)の流入によって雨雲が活発化しているのが分かります。
 西から下り坂の気配も見えますけど・・・


 (2)今日これからの空模様・・・気象庁GSMモデルでポイントチェック!

 今日これからの空模様・・・気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしていきましょう。

GSM25日170325
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・夜にかけて、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が北日本を通過。
 -35℃以下の寒気の流れ込みも弱まり始め、北日本の天気は回復へ。

 東日本でも、緩やかに偏西風の強風帯が北側に蛇行し、天気は回復に向かうと思われます。

 一方西では、太平洋沖で偏西風の強風帯(水色の矢印)が停滞し、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の浅い気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が断続的に東進する模様(正渦度移流)。

 加えて、朝鮮半島南部から山陰沖にかけて、-30℃以下の寒気を伴った上空の気圧の谷が東進してくることが分かります。
 ということは、西日本は下り坂・・・ということになりそうですが・・・

 このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・上空の気圧の尾根の通過に対応して東~北日本を高気圧が移動。
 冬型の気圧配置が続いていた北海道も含め、高気圧の晴天域の拡大が予想されています。

 一方、西日本では、偏西風の強風帯や寒気を伴う上空の気圧の谷に対応して・・・南西諸島付近で南岸低気圧が発生。
 九州、四国の沿岸に雨を降らせながら、ゆっくりと九州の南を北東進することが予想されています。
 また、朝鮮半島西岸付近でも降水が活発化する模様。

 西日本では、太平洋側を中心にゆっくりと下り坂に向かうことが予想されています。

 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ!

 では最後・・・以上のチェックポイントを確認しつつ、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。 

全国流線アニメ170325
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 GSMモデルと同様、今日は西日本の太平洋沿岸中心の雨。
 大崩れはなさそうですけど・・・

 問題は明日の朝。
 気温と標高の関係から、明日の未明以降、箱根や丹沢、富士五湖方面、そして長野県の中南部や関東北部nの標高の高い地域では雪になることが予想されます。

 春休みの行楽を予定している方は、ノーマルタイヤで雪の上を走ることなど無いようご注意いただきたいと思います。


 3、明日の空模様・・・西~東日本は南岸低気圧の雨や雪!

 ということで、明日の空模様もザックリとまとめておきました。

GSM26日170325
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 今週の火曜日と同様、南岸低気圧の影響は雨主体の所が多くなると思いますが、Kasayanの住む長野県付近は冷たい雨が雪に変化したり、雪がミゾレになったり・・・
 一日を通して油断のできない状態が続くと考えられます。

 繰り返しになりますが、中央高速、上信越道で長野県方面を向かう予定がある方・・・無理をしないでくださいね。

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

 KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集):https://www.youtube.com/user/kasayangw

  拡大GSM170325 拡大GSM26日170325 
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

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