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1、台風24号、そして25号?最新データ!・・・計算値 足並みそろわず


 天気予報番組でご存知だと思いますけど・・・
 進路予想 5日間予報を見る限り、接近・上陸を問わず、多かれ少なかれ広範囲に影響を及ぼす可能性が高い台風24号

 頻繁に更新される進路予想生ものなので、必ず以下のURLで新鮮な情報を確認していただくとして・・・

 気象庁台風情報: http://www.jma.go.jp/jp/typh/
 米軍(JTWC)台風情報: http://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html

 今日も各国のモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)がはじき出した台風接近?通過?時の具体的な空模様のチェックから始めましょう。


 (1)台風24号、各国のモデル比較


 今日は珍しく・・・米国の気象機関(NOAA)発表のGFSモデルから。

台風GFS180926
(図をクリックすると拡大します)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/

 この図・・・今年、TBS系列の天気予報で特に頻繁に紹介されるようになり、他の系列の天気予報でもせきを切ったように紹介されるようになりましたから、ご存知の方も多いと思います。

 ですから、ブログで同じことをしても単なる天気予報ゴッコになってしまうので・・・
 「台風が何でこのコースを進むのか?」「どのようなタイミングで東に転向し速度を上げるのか?」ということをイメージできるよう、台風の進路をブロックする上空の太平洋高気圧(サブハイ:高度5880m)や、偏西風強風帯(水色の矢印)、寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)の様子を描き込んでいます。

 で・・・今日の計算値も昨日の計算値とほぼ同じ

 週末30日(日)頃、朝鮮半島付近に寒冷渦が南下するのに対応して、偏西風強風帯も九州付近まで南下
 偏西風強風帯は、上空の太平洋高気圧西側縁辺をノロノロと北上していた台風を捕捉し、翌1日(月)にかけて猛スピードで北海道方面に運ぶことが予想されています。

 これ・・・今朝発表された気象庁と米軍の進路予想と「ほぼ」一致
 早めに台風対策や計画変更の判断をする必要があるなら、この図を参考に判断用の風向や風速、降水エリアを(暫定的に)イメージしても良いかも???

 ということで、ヨーロッパ中期予報センター発表のモデルもチェック。

台風ECMWF180926
(図をクリックすると拡大します)

 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue
 
 台風の進路やタイミングだけでなく、寒冷渦や偏西風強風帯そして上空の太平洋高気圧の動向も含め、米国GFSモデルと「ほぼ」同じと言って良さそう・・・。

 見かけ上進路やタイミングが一致していても、進路を決定する要素が異なる場合は眉ツバで予想を見る必要がありますけど、ここまで一致していれば「暫定的に」対策用の空模様としてイメージしてよいと思います。

 では気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)はどのように予想しているんでしょうか?

台風GSM180926
(図をクリックすると拡大します)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/

 昨日の計算値より東寄り(内陸ではなく大陸沿線)を北上させる予想に変化していますけど、それでも他のモデルとは明らかに異なることがわかります。
 また、気象庁自ら発表しているの進路予想(06時発表)の予報円からもはみ出しています


  15時30分追記
 本日09時初期値からGSMモデルも米国・欧州のモデルに追従

 今後沖縄方面は先島諸島を中心に長期間の暴風雨にさらされる恐れ。
 九州方面も明後日28日(金)から次第に荒れ始め29日(土)には西~東日本中心に台風に先行する秋雨前線の大雨がスタート。

 いざ進路が定まってくると、影響の始まりが以外と早いことに驚く。

GSM3コマ26日00Z180929
(図をクリックすると拡大します)

 
 このため気象庁GSMモデルを最後のご紹介したわけですが・・・

 その理由は一目瞭然・・・他のモデルより上空の太平洋高気圧が西に張り出すことが予想されていて、その結果寒冷渦や偏西風強風帯の南下も遅めになっているから。
 でも・・・”なぜなに坊や”のまま大人になってしまったKasayanとしては「なんでGSMモデルだけ上空の太平洋高気圧を活発に予想しているの?」ということを知りたくて仕方ありません。
 (仮に沖縄方面に住んでいたら多数決だけで気象庁GSMモデルを排除できませんよね?)

300実況180926

500実況180926

 これは昨夜21時の高層天気図
 上空1万メートル弱、と5500m付近の気圧配置や偏西風の様子が描かれています

 シミュレーションの初期値(現在の様子)の状況からあれこれ推測してみようとした残骸ですけど、もったいないので掲載しておくことにしました。

 理由がわかる方、仮説が立てられる方・・・教えていただければ幸いです。


 (2)台風25号?各国のモデル比較


 そしてもう一点気になるのが・・・米国GFSモデルに明瞭に登場している台風25号?と思われる熱帯低気圧の動向
 各国のシミュレーションの最も未来(240時間先)の、10月5日(金)の空模様を比較しておきました。
 
台風25号比較180926
(図をクリックすると拡大します)

 「現時点で」言えるのは「台風25号が発生する可能性が高そうですね」まで。
 まだまだ台風シーズンが続きそうです。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 

2、今日の空模様・・・秋雨前線 西から活発に


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の長野市街地・・・

菅平180926

 善光寺平周辺の里山の稜線付近には層積雲かかっています。
 そして麓には白っぽい雲のような霧のようなモヤモヤが・・・
 

 こらからの季節、善光寺平では朝の冷え込みによって里山の麓や千曲川の川辺などで霧が発生しやすくなります。
 霧で有名なあの川中島の合戦があったも今の暦で10月20日前後のこと。

川中島180926

 今朝の川中島方面・・・松代町の山すそに白っぽいモヤがかかっていました。

 川中島の霧はいわゆる川霧と言われていますけど・・・
 毎日この景色を見ているKasayan・・・里山の懐から流れ出す霧も影響していることを知っています。

 これまでそんな霧の映像を撮影し、何度かテレビでもご紹介したこともあるのですが・・・
 実は今年、大奮発して「秘密兵器」を仕込んでおきました。
 いよいよ出動?の日が近づいてきたかもしれません。

 で・・・そんな今朝の実況ですが・・・

実況180926

 昨日どほぼ同様、南岸に秋雨前線が停滞中
 衛星の水蒸気画像には秋雨前線に沿って台風から延びる水蒸気の帯、レーダー画像には海上主体に雨雲の帯が観測されています。

 そして・・・悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が通過する度に、雨雲が活発化したり弱まったりを繰り返しているようですが・・・

全国レーダー06時まで12時間180926
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 これは昨日18時から今日06時までのレーダー画像

 昨夜、活発な雨雲が東海上に抜けて小康状態になっているようですけど、未明から南西諸島方面で雨雲が活発化。
 再び雨雲が強まるタイミングに差し掛かっているのかもしれません。


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM180926

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・日中、北海道-20℃以下の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を伴った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が通過した後・・・

 実況では大陸に位置していた上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が・・・
 大雑把に-10℃前後、-15℃前後、-20℃前後の寒気を運ぶ偏西風強風帯に沿って、3階建てでゆっくりと北東進することが予想されています。

 このため地上では・・・下段の図・・・道北に不安定性の降水が予想されているものの、-20℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷が東に抜ける夜になっていったん回復

 一方、-10℃~20℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷が足並み(位相)を揃えてゆっくり北東進する西~東日本では、前線前面(東側)で秋雨前線の降水帯が活発化
 には関東甲信付近で、前線の降水帯が大きく北に拡大することが予想されています。

 なお、台風24号に近い南西諸島
 早くも暖かく湿った南東風が流れ込み続けていてずっと大気の状態が不安定
 これからは風も強まり台風が通過するまでシケ状態も続くことが予想されます。

相当温位180926
(図をクリックすると拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 昨日からの空模様・・・秋雨前線(黄色の点線)に向かって南東方向からずーっと暖湿気(雨の原料)が流れ込み続けていて・・・

 上空の気圧の谷が通過するタイミングでは元気いっぱいの雨雲が発達。
 上空の気圧の谷が通過した後は、元気のな前線に変化。

 メリハリのある・・・というかメリハリが大きすぎる?雨の降り方になっているようです。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ180926
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 上空の気圧の谷が東進するのに伴って、西から前線の雨雲が活発化
 東日本では沿岸に低圧部まで発生し、低圧部に暖湿気が吸い込まれる結果、日本海側まで降水域が拡大するのが分かります。

 東日本では今夜から明朝にかけてかなりまとまった雨になりそうですね。

九州北部、中国、近畿、東海、北陸が梅雨明け
九州北部、中国、近畿、東海、北陸が梅雨明け
九州北部、中国、近畿、東海

 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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