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 また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
 それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??










 いよいよ7月・・・1年の折り返し。

 今日は金曜日ですから、いつものように週末の天気、そして来週の天気をザックリとチェックしておきましょう。

GSM02日160701

GSM03日160701

 例によって、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)を使って、まとめたモノですが・・・
 昨日ご紹介した計算値と同様、梅雨前線の降水帯が日本海側に停滞することが予想されています。

 ただ・・・昨日の記事に掲載した図と見比べていただければ一目瞭然・・・日曜日の降水域がずいぶん弱まっていることがわかります。
 また、週末を通して活発な降水帯は海上主体???という傾向(アメリカの計算値も同様の傾向)。

 山陰~北陸では、一時的に強い雨が降る可能性はありますけど、昨日よりは状況が若干好転しているようです。

 もちろん、梅雨時の計算値は更新毎に変化しやすいので、このまま安心して良いわけではありませんけど、週末の外出・・・チョッピリ楽になるかもしれませんね?(実はKasayan・・・3日の誕生日、女房と温泉でも行こうかと考えているんです)。

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)
 
 もっとも、来週も同様の傾向が続くというわけではありません。
 月曜日以降の計算値を見ると・・・

GSM来週160701
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 梅雨前線の降水帯山陰~東北南部日本海側に停滞

 梅雨前線上を低気圧が北東進するタイミングで雨が強まり、大雨の可能性も示唆されています。

 また、梅雨前線の南側には暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)が流れ込み続け、毎日のように夕立が発生することも考えられます。

 あたかも梅雨末期のような天気が続くことになりそうですね。

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)


 では、ここから今日の空模様

菅平160701

 Kasayanの住む長野市・・・曇り空ですが、少しずつ青空が広がり始めています。

 最低気温は21.1℃(0時48分)。
 暖気の流れ込みのせいでしょうか?・・・日付が変わってから気温が下がっていません。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況160701

 梅雨前線は、南下して天気図上から消滅
 気象レーダーにも、これといった雨雲は観測されていません

 一方、南から太平洋高気圧が張り出し、梅雨前線を踏み潰して?晴天域を拡大させているようです。
 そして、西からは暖かく湿った空気が流入中
 今日は晴れて蒸し暑くなりそうですが・・・

 衛星の水蒸気画像を見ると、大陸では梅雨前線付近で水蒸気が集中
 明日の下り坂への準備は着々と整っているようです。


 ということで、今日これからの空模様・・・こちらも気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)を使って、詳しくチェックしておきましょう。

GSM01日160701
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・日中上空の太平洋高気圧が北に張り出し、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が日本海を北東進
 両者の合わせ技で、日本付近は好天ベースで推移すると思われますが・・・

 夜にかけて、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が朝鮮半島方面に北東進
 上空の気圧の尾根が通過した後、天気は西から下り坂に向かうと思われます。
 
 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・日中、日本付近は地上の太平洋高気圧の晴天域優勢に。
 (地形の影響を受けにくい上空約1500m15℃以上の暖気が北海道まで流入し、広範囲で梅雨明けを思わせるような暑さになると思われます。

 ただ夕方以降、上空の気圧の谷の接近に対応して、梅雨前線の降水域東シナ海北部を東進
 九州北西部を中心に、再び雨が降り出し・・・記事冒頭でご紹介した日本海側中心の雨へと続くことが読み取れます。

 また、強い日射しと暖気の流入によって大気の状態が不安定に。
 東日本ではにわか雨?雷雨??と思われる小さな降水域が予想されています。


 続いて、蒸し暑さの原因、そして雨の原料になる暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)の流れ込みの様子にも目を通しておきましょう。

相当温位160701
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 例によって、気温に水蒸気の様子を上した相当温位図という特殊な天気図。

 今夜にかけて北日本まで暖かく湿った空気(暖湿気)が流入する模様。
 ただ、暖湿気を運ぶ南西風は全般に弱く東日本では日本海側から暖湿気が流れ込むことが予想されています。

 このため、暖湿気と比較的乾燥した空気がぶつかる前線帯も弱く、大きな雨雲も発生しにくい状況ですが・・・
 その代わり大気の状態が不安定になりやすく、海風等によって暖かく湿った風が収束したり、山岳斜面を滑り上がる場所で、局地的な雨雲が発生しやすくなることが考えられます。

 また、ムシムシ感は相当なモノに。

 SSIという大気の安定度の指数を見ると・・・

SSI160701

 暑さがピークを迎える午後、南西からの暖湿気の入り口にあたる西日本西部だけではなく、かなりの昇温が予想される関東内陸部などでも大気の状態が不安定になることが予想されています(オレンジエリア)。

 先にご紹介したGSMモデルで関東付近に予想されていた局地的な降水域・・・雷雨の可能性がありそうですね。


 ということで、最後は以上のチェックポイントを確認しつつ、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ160701
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 必要なことはアニメ中に書き込んでおきましたが・・・
 今日、雨が心配されるのは、梅雨前線の降水域がかかり始める九州西部~山陰付近と、夕立の可能性がある関東甲信付近
09時45分追記九州付近、実況からすると、午前中から局地的に強い雨が降り出す可能性あり。レーダー等をコマメにチェックする必要がありそうです)

 その他の地域は、雨よりも蒸し暑さによる熱中症等に注意が必要になりそうです。

 ちなみに関東付近の夕立の様子・・・午後3時の予想を拡大しておきました。

中部流線160701

 長野県中部に発生する熱的低気圧(ヒートロー)に向かって、太平洋や日本海から風が吹き込み各地で風が収束
 南東から暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)が流れ込みやすいため、関東平野周辺の山沿いを中心にモクモクと積乱雲が沸き上がることが予想されています。

 雨雲を押し流す上空約3000mの風は西寄り
 どこまで雨雲が押し流されるのか???
 西風次第では、関東の平野部でも一雨あるかもしれません。

 あと・・・千葉県内房付近の収束線・・・チョッピリアヤシイ感じがしますよね???

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

拡大GSM来週160701拡大GSM160701拡大相当温位160701
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

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