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 また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
 それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??










 、今日にも台風18号発生?・・・秋の長雨まだ続く??

 (1)南鳥島付近の熱帯低気圧、台風18号へ?・・・各国のモデルは?

 明日夜にかけての予想天気図をチェックすると・・・

予想図アニメ160927
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 南鳥島付近の熱帯低気圧が、今夜にも最大風速17.2m/s以上になり、台風18号?に昇格することが予想されています。

 現在、台風の進路をブロックする上空の太平洋高気圧が強まっていて、ご存じのように、台風17号は大陸に進むことがほぼ確実視されている中・・・台風18号?も大陸に進むのでは??と、楽観視している方も多いと思いますが・・・

 各国の最新のモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)を比較してみると・・・・

台風18号モデル比較160927

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 昨日まで大陸への西進を予想していた各モデルが、そろって日本付近への北上を予想し始めています。

 ただ、各モデルが予想している上空の太平洋高気圧を重ねてみると、台風が上空の太平洋高気圧(高度5880m)をかき分けるような北上を予想しており、コースも北上のタイミングもバラバラ
 計算値はまだまだアヤシイ状態ですから、直ちに日本に接近!要警戒!!なんてことを言えるような段階ではありませんけ。

 もっとも、秋雨前線が停滞する中での台風の接近ですから、直接の影響(大荒れ)、間接的な影響(大雨)も含めて、台風18号の日本への接近も想定しながら週間予報をチェックする必要が出てきました。

 (2)秋の長雨・・・まだまだ続く??

 ところで昨日、関東甲信地方に「日照不足に関する関東甲信地方気象情報」(リンク)が発表されました。

関東甲信地方情報160927

 関東甲信地方以外でも、秋の長雨に稲刈りのタイミングや農作物の生育状況に頭を悩ませている方も多いと思いますから・・・

 台風18号の動向と併せて今後の秋雨前線の動向を、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)を使って、ザックリとまとめておきました。

GSM週間天気図160927
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 台風の進路をイメージし易いように、台風の進路をブロックする上空の太平洋高気圧の様子も描き込んでおきましたが・・・

 秋雨前線は、上空の太平洋高気圧の北縁に停滞
 上空の太平洋高気圧の張り出しに伴って南北に動くものの、概ね西~東日本付近に停滞することが予想されています。

 また、上空の太平洋高気圧が弱まるタイミング台風18号が東シナ海を北上
 秋雨前線と台風がセットになって、大雨になる”気配”も漂っています。

 秋の長雨シーズンはまだまだ続き、大雨の可能性も??

 今週末、Kasayanも外で大仕事を予定しているんですが・・・チョッピリ涙目?です。

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

     気象庁台風情報(1日09時時点で未発表) http://www.jma.go.jp/jp/typh/
     米軍(JTWC)台風情報①:   https://metoc.ndbc.noaa.gov/web/guest/jtwc
      米軍(JTWC)台風情報②:  http://www.nrlmry.navy.mil/tc_pages/tc_home.html
     (米軍の予想は世界標準時で記載されています。日本時間換算には+9時間してください) 


 、今日の空模様・・・西~東日本では貴重な晴天?

 それでは、ここから今日の空模様をチェックしていきましょう。

 (1)予報のスタートライン・・・今朝の実況

菅平160927

 今朝の長野市は、まるで雲のデパート

 巻積雲、巻層雲、高積雲、高層雲、層雲・・・・上層から下層まで様々な雲が入り乱れ、朝焼けのオレンジに染まっていました


(長野市南東部 菅平高原方面の空。4Kインターバル撮影動画)

  KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像):https://www.youtube.com/user/kasayangw

 陽が高くなるとともに、青空が広がり気温も上昇
 今日は暑くなりそうですが・・・・

 そんな今朝の実況

実況160927

 秋雨前線北陸~関東北部に停滞していますが、ゆっくりと北上中
 前線の雨雲は東北南部付近まで北上し、少しずつ弱まり始めています

 一方、東海上に中心を持つ太平洋高気圧縁辺の南東風に乗って暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)が西~東日本の太平洋岸に流入
 太平洋沿岸には不安定な大気に伴う雨雲が点在しています。

 衛星の水蒸気画像を見ると、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷北日本を通過中
 この上空の気圧の谷が通過した後、一時的に天気は回復に向かうと思われます。

 (2)今日これからの空模様・・・気象庁GSMモデルでポイントチェック!

 それでは、今日これからの空模様・・・気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の天気予報の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)を使って詳しくチェックしていきましょう。

GSM27日160927
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・寒気を伴った上空の気圧の谷北海道の東に抜けた後・・・
 日本付近には、(台風17号の影響で)上空の太平洋高気圧が張り出し、これといった深い気圧の谷の通過もない模様。

 久々に広範囲で好天ベースで推移しそうに思えますけど・・・

 このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・確かに秋雨前線の降水帯が弱まり、午前中を中心に晴天域が拡大するようですが・・・
 東海上に中心を持つ太平洋高気圧の張り出しはイマヒトツ

 高気圧の西縁の南東風暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)を西~東日本に運び込むため・・・上空の-5℃以下の寒気と相まって大気の状態が不安定になり・・・西~東日本の太平洋側を中心に、にわか雨や雷雨と思われる降水域が予想されています。

 また、夜にかけて上空の浅い気圧の谷が接近する東北では、再び秋雨前線の降水帯が活発化

 さらに、台風17号北東側に位置する南西諸島方面では、一日を通して不安定な大気に伴う降水域が予想されています(先島諸島は短時間強雨・落雷・突風・大シケ)。

 続いて、今日の雨の原料・・・暖かく湿った空気(暖湿気)の流れ込みの様子にも目を通しておきましょう。

相当温位160927
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子も加味した相当温位図という特殊な天気図。

 上空の太平洋高気圧の張り出しとともに秋雨前線(黄色の点線)が北に押し上げられ、暖かく湿った空気が東北まで流れ込むことが予想されています。

 悪天パワーを持った上空の気圧の谷の通過が無いので、秋雨前線の雨雲はそれほど活発化しませんが、前線の南側では、上空の寒気と相まって大気の状態が不安定

 前線が停滞する東北付近だけでなく、暖かく暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)の入り口にあたる太平洋側の山岳風上斜面や風の収束線付近を中心に、にわか雨や雷雨の発生が予想されます。

 一方、空気が乾燥している北海道
 今夜以降、沿海州から寒冷前線帯が接近
 寒冷前線が通過した後は晩秋?初冬?の寒気が流れ込み・・・ひょっとしたら大雪山系で初冠雪があるかもしれません(可能性は微妙ですけど)。

 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ!

 それでは最後・・・以上のチェックポイントを確認しながら、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ160927
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 今日日中東北や南西諸島を除いて曇りがちでもまずまずの天気になりそうですが・・・

 暖かく湿った空気が流れ込みやすい西日本西部は午後から下り坂
 局地的には、雷を伴った激しい雨になるかもしれません。

 そして明日朝には、次の上空の気圧の谷が接近。
 日本海側中心に秋雨前線が活発化し、北海道にも寒冷前線前面の南西風収束線の降水帯が接近、上陸
 西日本太平洋側の降水域もますます拡大、活発化することが予想されています。

 明日、前線が停滞し、同じ場所で強い雨が降り続けば大雨の恐れも?
 頭上の雨の降り方は、気象庁発表の予報をチェックしていただきたいと思いますけど・・・

 いずれにしても、今日の晴天・・・暑くてもし蒸し傾向でも貴重になりそうですね?

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

  KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像):https://www.youtube.com/user/kasayangw

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

拡大GSM週間天気図160927 拡大GSM160927 拡大相当温位160927   
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

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