実は2022年7月1日から、再びひっそりとブログを更新中(再開というほどのモノではありません)。
Twitterのツブヤキはストーリー性に欠けるので「ブログで再構成・補足してみよう」という趣旨。
以前のように千日回峰行的に毎日更新するつもりはないのですが、ブログがどんなカタチで進化?あるいは退化?するのか・・・模索をしながら「そこそこ」続けてみたいと思っています(2022年7月12日記)
ですから・・・休むこともあるでしょうし、超超超超簡易更新になることもあるでしょうし、殴り書き(ほとんどメモ)の場合もあるでしょうし・・・あまり期待しないでくださいね。(2023年1月31日記)(2024年元日も維持)
午前中バタバタしてしまったので、近所の老舗のパン屋でサンドイッチを買って、気象台横の公園でランチ。
— 気象予報士Kasayan 番外編! (@kasayan77) April 15, 2024
新標本木で花見をしたのは自分だけかも? pic.twitter.com/UdD4bcEJ20
これは昨日昼のポスト。
というのも・・・今日はこれから新潟県でひと仕事。
そして夜明け頃から弱い雨というほどでもなく・・・ポツポツの雨粒が落ちてきたり止んだりの長野市街地。
そんなわけで今日は日課のプチサイクリングをお休みして、お出かけ前にダラダラのブログ更新。
衛星画像やレーダー画像、様々な天気図を見ながら・・・いきなり思いつきでこんな図を作ってみました。
ご存知Gllgle Earthに6000m以上の山々と、昨夜(15日21時)の偏西風(高度約5500m)の様子をザックリと描き込んだモノ。
ご存知のようんじ、日本の西には6000m以上の多くの高山を有する山脈がざっくり8つ(多くが7000m以上の峰を有する)あります。
で・・・日本付近の空模様の骨格をなす偏西風の高さは概ね5500m。
で・・・日本付近の空模様の骨格をなす偏西風の高さは概ね5500m。
ただでさえ性質上南北に蛇行する偏西風が、日本の西の高い山々によってさらに大きく蛇行させられ、その蛇行が日本の天気に大きく影響することが容易に想像できると思います。
偏西風が北に蛇行してから南に蛇行すれば北の寒気を運ぶことになり・・・南に蛇行してから北に蛇行すれば南の暖気や湿り気を運ぶことになり・・・風下の日本付近で両者がぶつかったりせめぎ合いをすれば雨雲が発生しやすかったり・・・ダイナミックだと思いませんか??
流行りのWindyがお好きな方、使い倒している方も多いと思いますけど、高い山や盆地など地形を意識しながら5000m以上の風をご覧になってみては? ・・・面白そうでしょ??
また、「いつかは海外遠征!」を夢見ているクライマーの方々!
ヒマラヤでは偏西風が地上風あるいは足元より下の風と思って御覧いただければ・・・シビレませんか??
また、「いつかは海外遠征!」を夢見ているクライマーの方々!
ヒマラヤでは偏西風が地上風あるいは足元より下の風と思って御覧いただければ・・・シビレませんか??
少なくとも日本付近の天気図だけ見ていても、木を見て森を見ていない・・・なんて感じがしますよね??
それでは・・・ダイナミックな大気の流れ・・・偏西風をイメージしつつ、ここからは未来の空模様をチェック。
気象庁が普通の天気予報(短期・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スパコンの計算値)を使って、今夜(16日21時)の空模様を、空模様の骨格=偏西風や偏西風が運び込む寒気、そして偏西風が蛇行することによって発生する地上の気圧の谷(低気圧や低圧部)に流れ込む暖湿気=雨の原料等と照らし合わせながらまとめてみました。
今日の空模様の骨格をひと言でまとめてしまえば・・・日本付近は偏西風北側蛇行域(上空の気圧の尾根:暖気北上域)から南側蛇行域(上空の気圧の谷:寒気南下)へ!・・・と言った感じ。
そんな骨格に対応して、日本付近は高気圧エリアから気圧の谷(低気圧や低圧部)エリアへ。
そして偏西風が南北に大きく蛇行していることを象徴するように、気圧の谷には真南からとてもシャープなカタチで暖湿気=雨雲の原料が北上し、性質の異なる偏西風の蛇行に対応して潜在的な前線を形成。
さらに前線付近では、上空の気圧の谷(偏西風南側蛇行域)に落ちてきた上空寒気によって大気の状態が非常に不安定に。
シャープだけどピリリと辛い活発な雷雲の帯が日本付近を東進することが計算されています。
で・・・・そんなことをイメージしながらお気に入りの予報を腑に落としていただければ。
ついでにこんな図もつくっておきました。
これ、昨夜の黄砂の解析図に偏西風の様子を描きこんだもの。
上空に舞い上がった黄砂が偏西風に乗って日本付近にやってくるわけですけど、その偏西風がドコを通過するかによって、黄砂の「出身地」が異なり、黄砂が襲来する場所も異なる・・・ということに。
大学では化学を専攻、20代はメーカーで技術屋をしていたKasayanとしては、顕微鏡や蛍光X線で分析して「出身地」を推測してみたいと思っていたりするわけで・・・
もしかすると、西遊記で知られた火焔山(芭蕉扇が登場した場面)や、さまよえる湖で知られたタクラマカン砂漠のロプノール湖畔や敦煌莫高窟 月下泉の畔からやってきた黄砂かも??
イヤな黄砂もプラス思考とロマンで乗り切りたいですね。
イヤな黄砂もプラス思考とロマンで乗り切りたいですね。
・・・・と言ったところで、これから新潟県へ。
久々に授業2コマ・・・ノドが枯れそう・・・orz