気象予報士Kasayanのお天気放談

故郷長野に帰ってきたヨットオタクの気象予報士Kasayan。 天気予報は当たるのか?天気予報がハズレたらどうなるのか?天気予報の安全マージンは? 一般的な天気予報とは異なる視点からの解説をモットーに、日々の天気を放談?します。

2013年03月

 Twitterでは、今日の記事の内容をひとことでまとめています。お時間の無い方・更新時間を知りたい方はご利用ください。https://twitter.com/kasayangw

気圧の谷東進。東日本中心にぐずつき肌寒い日曜日(130331)


菅平130331

 今朝の長野市街地は、昨日以上にどんよりとした雲に覆われています。

美ヶ原130331

 市街地南・・・美ヶ原高原方面や北アルプス南部方面にも、南西方向からどよよ~んと波打つ雲

 今朝の最低気温は2.1℃(02時20分)。
 深夜に最低気温を記録してから少しずつ気温が上昇していますから(午前6時現在、3.0℃)、多少なりとも南から暖気が流れ込んでいるのかもしれませんが・・・・・

 今朝の実況を見ると・・・・

実況130331

 日本付近には2つの高気圧があって、その中間にあたる西日本付近は気圧の谷
 東の高気圧後面に吹く南寄りの風が、太平洋の暖かく湿った空気(暖湿気)を運び込んでいるので、雲がどよよ~ん、気温が若干上昇傾向ということになっているのかもしれません。

 そして、レーダー画像には山陰沖に東西に延びる雨雲の帯
 気圧の谷にあたる西日本に流れ込む暖湿気と大陸から南下する寒気がぶつかって、弱い前線帯ができているようです。

 また、水蒸気画像を見ると、黄海付近に偏西風が南側に蛇行している部分=上空の気圧の谷があって東進中のようですから・・・・上空の気圧の谷から地上に降り注ぐ悪天パワー(低気圧や雨雲を活発にするチカラ)によって、日本海の雨雲の帯が活発化することが考えられます。


 東日本中心に西から下り坂の気配・・・まずは普通の天気図で、気圧配置の変化と空模様の関係を、大ざっぱに把握しておきましょう。

予想図アニメ130331

 高気圧に色塗りして、その位置を分かりやすくしてみると・・・高気圧に挟まれた気圧の谷が大きくなりながら(深まりながら)東進することがわかります。
 ということは、やっぱり西から下り坂・・・実況で見た日本海の雨の帯が東に進み、東日本にかかってくることが考えられます。

 また、深まる気圧の谷の中・・・東日本太平洋側に低気圧が発生して北東進
 西日本に進む高気圧の東側に吹く北風と太平洋の低気圧西側の北風大陸の寒気を運び込むため、気温が下がってくることも予想されます。
 気温の中と雨の帯が重なった地域では雪になる可能性も?


 今日は特に、普通の天気図だけで具体的な雨のエリアや雪になる地域を読み取るのは困難ですから、専門の天気図で詳しくチェックしていくことにしましょう。

500図130331

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・今日日中、西日本から東日本を上空の気圧の谷が通過
 上空の気圧の谷から降り注ぐ悪天パワー(低気圧や雨雲を活発にするチカラ)によって・・・下段の図・・・地上では低気圧が発生し、低気圧周辺の三陸付近で降水域が活発化することが計算されています。
 三陸沖を雨雲が東進するため、西日本は大きな崩れはなさそうですが、東日本は上空の気圧の谷が接近する昼前後から雨脚が強まることになりそうですね。


 もっとも、東日本中心に雨域(青の点線内)がかかり、活発化することは分かっても、この図だけでは具体的にどのあたりで?どのタイミングで雨が強まるのか?・・・イマイチわかりません。
 そこで、暖湿気=雨の原料の様子をチェックしてみると・・・・

相当温位130331

 強い(濃い?)暖湿気は南海上の前線帯(菜種前線)付近まで
 前線帯がかかる南西諸島方面では大気の状態が不安定になって、断続的に激しい雨や落雷・突風が予想されます。

 そして・・・南海上の前線帯を越え、南岸付近にもそこそこの暖湿気が流入
 左側の図(今日午前9時)では・・・・暖湿気の様子を示す実線が混雑している部分・・・・山陰付近で北上する暖湿気と大陸から南下してくる冷たく乾燥した空気とぶつかることがわかります。
 これが弱い前線帯ですが・・・実況のレーダー画像では、東西に延びた雨雲の帯が山陰沖に観測されていましたけど、この弱い前線帯に対応した雨雲の帯といえます。

 で・・・夜にかけて(右側の図)、この弱い前線帯が次第に東日本へと南東進
 東海から東北南部を通過すして太平洋側に抜け・・・太平洋側に発生した低気圧の寒冷前線と温暖前線になって、北東進することになるようですから・・・この前線帯付近を中心に、雨雲の帯が上空の気圧の谷から降り注ぐ悪天パワーによって活発化しながら南東進していくと考えられます。


 続いて、上空の寒気の様子にも目を通しておきましょう。

500気温130331

 こちらも上段の図から・・・天気予報番組で天気図上に描かれる上空の寒気の原図ですが・・・東北北部以北には-30℃以下の冬の寒気が南下。
 今夜になると北海道には-36℃以下の雪雲をしっかり活発化させる寒気が南下してきます。

 北海道は上空の気圧の谷の南下が今夜遅くになりそうですから日中雪雲の活発化はなさそうですけど・・・先行する上空の気圧の谷と対応する降水域が通過する東北北部付近では、雪雲が活発化する可能性あり。

 さらに、地上付近(上空約1500m)の気温・・・下段の図・・・を見ると、東北北部には平地で雪の目安=-6℃以下の寒気が南下するようですから・・・東北では北にいくほど平地で湿った雪が降る可能性があります。
 そうなると・・・・高い山で雪の目安=0℃ラインの北側にあたる関東甲信北部以北の高い山でも雪と考えておいたほうが良さそうですね。
 

 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ、MSMシミュレーション今日の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ130331

 特にコメントは書きませんでしたけど、日本海の弱い前線帯が徐々に南東進して、南岸に発生した低気圧と一体化していく様子がわかりますよね。

 今日は東日本中心に天気悪化・・・・
 雨の降りだしのタイミングや、雨が上がるタイミングについては、最寄りの地域の府県天気予報でキチンとチェックしておいてください。


     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
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西日本はまずまずの晴天も、北海道は雪続き、関東は花冷え花曇りで小雨も?(130330)


菅平130330

 今朝の長野市周辺景色は冬のそれ。
 雪雲モドキ?の層積雲が志賀高原から菅平高原方面へと流れ込んでいます。

 最低気温は2.5℃(06時26分)ですが、北風が冬の肌触り?
 
美ヶ原130330

 南の空も雲に覆われ、美ヶ原高原も、北アルプスも見ることができません。

 そんな今朝の実況を見ると・・・・


実況130330

 北日本は西高東低 冬型の気圧配置。
 このため、北海道や東北北部の日本海側には雪雲が流れ込んでいます。

 一方、長野県付近はどちらかといえば大陸から張り出してくる高気圧のエリアに入っていますが・・・・
 高気圧の張り出しが北寄りで、高気圧の南側・・・東海沖から九州方面には弱い気圧の谷(等圧線が高気圧側にウネって相対的に周囲より気圧が低い場所)ができていて、冷たい北東風が吹きこみやすい場所になっていて・・・この北東風が長野県北部に雪雲崩れの低い雲をもたらしていると思われます。

 また、関東沖には前線帯がキンク(への字になっている場所)がありますが、キンクの場所には弱い低気圧(低圧部)があるので・・・・関東付近には高気圧から吹き出す北東の風が特に流れ込みやすくなっていて・・・北東の風が三陸沖海上の冷たく湿った空気を運び込むため・・・レーダーには小さな雨雲が観測されていて・・・ウェザーリポート(WNI社のサイト視聴者による天気レポート)によれば、かなり広範囲に低い雲が広がっていて、一部では弱い雨が降っているようです。

 西日本はまずまずの空模様になっているようですけど・・・・東~北日本中心の虫食いの空が、これからどのように変化するのか?
 まずは普通の天気図を使って、明日夜までの気圧配置の変化と空模様の関係を、大ざっぱに把握しておきましょう。

予想図アニメ130330

 必要なことをタップリ書き込んでしまったので、アニメの動きが早すぎるとお感じになる方は、キーボードのEscボタンを押すとアニメが止まります(再読み込みをするとアニメが再スタートします)。

 で・・・今夜東北方面高気圧が張り出してきますから、東日本も天気回復に向かうと思われますが・・・やはり高気圧の中心の位置が少々北寄り
 関東付近は、今夜にかけても高気圧から吹き出す北東の冷たく湿った風が流れ込みやすいので、低い雲が広がりやすく、イマイチの空模様が続いてしまうことが予想されます。

 また、北海道方面も、徐々にゆるむ傾向とはいえ西高東低・・・というか南西高北東低の気圧配置が続いて、回復は遅め

 そして、高気圧に覆われてまずまずの土曜日になることが予想される西日本ですが・・・今夜は東北の高気圧と朝鮮半島付近の高気圧の間の気圧の谷の中に位置するようになるので・・・夜桜は花曇り?ということが考えられます。

 この気圧の谷・・・・明日は深まりながら東日本へと進んでくるため、明日の東~北日本の予報は傘マークがつくことになりそうですが・・・・


 いつものように今日の空模様を、専門の天気図で詳しくチェックしておきましょう。

500図130330

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・・偏西風の強風軸(特に風速が強い場所)は津軽海峡付近。強風軸の北側には、大陸から冬の空気が流れ込むので、季節はまだまだ冬ということになります。

 そして、北海道方面には、今日も上空のちいさな気圧の谷が断続的に通過するので、そこそこの悪天パワー(低気圧や雪雲を活発にするチカラ)が降り注ぎ続け・・・下段の図・・・北海道西岸を中心に、今夜にかけても降雪が続くことが計算されています。

 また西に目を転じると・・・再び上段の図・・・・今夜、朝鮮半島付近に次の上空の気圧の谷が、深まりながら南東進
 こちらではしっかりとした悪天パワーが地上に降り注ぐので・・・下段の図・・・今夜、日本海西部や九州南岸付近に気圧の谷が発生(赤の点線)になって・・・いきなり崩れることはありませんけど、次第に雲が広がってくることになります。

 この点、東日本方面は、北と西のチェックポイントの間にあって、天気は回復してくるように思えますけど・・・・普通の天気図でチェックしたように、関東付近に限っては、高気圧の吹き出しの北東風が吹きやすい場所になるので・・・残念ながら一日を通して、弱い降水域(青の点線)が周囲に計算されています。


 続けて、上空の寒気の様子にも目を通しておきましょう。

500気温130330

 こちらも上段の図から・・・天気予報番組でお天気お姉さんが天気図上に寒気マークを載せるための原図ですが・・・津軽海峡付近の偏西風の強風軸の北側が冬になっているということが一目でわかります。
 -36℃以下の寒気が北陸まで南下してくれば北陸は大雪になるんですけど、そんな寒気が道北付近に流れ込み続けるようですから・・・雪雲が活発化するのは当然ですよね。

 続いて下段の図に目を移すと・・・地上付近(上空約1500m)では、上空より冬の空気が南下する傾向で・・・平地で雪になる目安=-6℃以下の寒気が北陸付近まで南下してきます。
 標高2000m前後の志賀高原や菅平方面・・・今朝は雪雲崩れの雲に覆われていましたけど、山腹では雪が降っているんじゃないでしょうか。

 また、高い山で雪になる目安=0℃ラインに着目すると、関東付近で微妙に南側にウネっているのがわかります。
 高気圧から吹き出す北東風が冷たい空気を運んでくる様子が表れていると思われますが、低い雲に覆われて弱い雨も降っている関東では、視覚的にも実際にも気温は低め
 それだけ桜が長持ちするからイイでしょうか???


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ、MSMシミュレーションで、今日の空模様を具体的にイメージ。

全国流線アニメ130330

 北海道の降雪がなかなか止まないということと・・・関東付近だけがピンポイントでぐずつく傾向が読み取れると思います。
 九州方面は次第に気圧の谷になってきますけど、心配するほど雲が広がるということはなさそうですね。

中部流線アニメ130330

 そして・・・今日はオマケでピンポイントの関東付近の拡大アニメも作っておきました。
 北東風が冷たく湿った空気を運び込むわけですが、長野県付近を通過する北寄りの風とぶつかって収束線(シアーライン)を形成することがわかります。
 たぶん、このあたりで雲が厚みを増して、にわか雨(高い山では雪)なんかもあるんでしょうね。

 もっとも・・・長野県内は・・・高気圧の張り出しに伴って、西部中心に回復???

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

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高気圧張り出し回復も、北日本は一時的に冬型へ、関東は北東風でぐずつき気味。南西諸島は大気不安定(130329)


姨捨130329

 昨日の記事に書いたように、昨日名古屋で講演をしたので、名古屋のホテルからの更新
 名古屋の空をアップしようと思ったのですが・・・ホテルの窓を開けると50センチ先に隣のビルの壁。
 空がまーったく見えないので撮影しようもなく・・・昨日、篠ノ井線の姨捨駅から撮影した長野盆地(善光寺平)の写真をアップしておきます。

 こんなに晴れて、雪の飯縄山、志賀高原、菅平がくっきりと見えていたのですが・・・名古屋はどんよりとした曇り空
 昨夕はにわか雨もあって、持参した軽い折り畳み傘が役立ちました。
 予報文や天気マークからは雨の気配はにおいませんでしたけど、暖湿気の様子の天気図(相当温位図)とMSMシミュレーションのおかげです。


 しょうがないので、とりあえず今朝の実況からチェック。

実況130329

 先島諸島方面には活発な雨雲がかかっているほか、北日本を通過中の寒冷前線に沿った弱めの降水帯、さらに関東東岸紀伊半島沖にも降水がが観測されていますが、陸地には目立った降水は見られません。

 日本付近には大陸から高気圧が張り出しているので、西から天気が回復してくると思われますが・・・・・・

 いつものように、まずは普通の天気図を使って、明日夜にかけての気圧配置や上空の寒気の変化と空模様の関係を、大雑把に把握しておくことにしましょう。

予想図アニメ130329

 寒冷前線が通過した後は、北日本中心に一時的な西高東低 冬型へ
 冬の寒気も南下してきますから、日本海側で雪や雨が降り出すことが予想されます。
 どこでどの程度?は専門の天気図にお任せするとして・・・・・

 一方、西日本や東日本高気圧が張り出してくるので、ぐずつき気味だった南岸も含めて天気は回復傾向
 もっとも、関東付近には高気圧から吹き出す北東風が吹きそうなので・・・三陸沖から冷たく湿った空気が運び込まれ、低い雲が発生・・・所によっては弱い雨も予想されます。
 どのくらいの範囲でいつまで?ということは・・・やはり専門の天気図にお任せ。


 普通の天気図の読み方(気圧配置から空模様をイメージすること)も重要ですけど、専門の天気図にも目を通さないと、細かくても大切な空模様が見えてきません。
 ということで、今朝も専門の天気図を詳しくチェック。

500図130329

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・津軽海峡付近に吹いている偏西風(強風軸)の北側が冬のエリア。
 上空の気圧の小さな谷や浅い谷が断続的に通過して悪天パワー(低気圧や雪雲を活発にするチカラ)を地上に降り注ぐので、大崩はないにしても、北海道付近は天気が悪目に。
 また、東シナ海方面にも、上空の気圧の谷が深まりながらやってくるので、前線帯が活発化することが予想されます。

 このため・・・下段の図・・・北海道付近は等圧線が混雑して冷たい西よりの風が強めに吹くことが計算されています。
 降水域は北海道上に計算されていないようですけど・・・解像度の高いMSMシミュレーションではどうなっているでしょうか?
 東シナ海方面の降水域が活発になりながら東進してくるのは言うまでもありませんよね。


 続いて上空の寒気の様子もチェックしておきましょう。

500気温130329

 こちらも上段の図から・・・天気予報番組で天気図上に描かれる上空の寒気の原図ですが・・・昨日に引き続き偏西風の蛇行が大きいので、寒気の動きもゆっくり
 でも、今夜には道北方面に-36℃の冬の寒気(北陸に南下すれば北陸は大雪になるほどの寒気)が南下してきます。

 地上付近(上空約1500m)でも・・・下段の図・・・平地で雪になる目安=-6℃以下の寒気が東北北部まで南下してきますから、冬型の気圧配置とあいまって、日本海側には雪雲が流れ込んでくることが予想されます。
 その範囲は・・・MSMシミュレーションにお任せでしたよね。

 あと・・・寒気の南下にともなって、昨日来日本を覆っていた暖気が太平洋に押しやられ、夕方以降、東日本方面でも気温が下がる傾向で・・・明日朝は少々肌寒くなることが予想されますが・・・
 今朝、紀伊半島沖や太平洋岸に小さな降水域を発生させている原因・・・太平洋の暖かく湿った空気の流れ込みも解消してしまうのか?・・・・暖湿気=雨の原料の様子を相当温位図をチェックしてみると・・・・

相当温位130329

 太平洋沿岸まで押しやられてしまうようですが・・・完全に太平洋上まで押しやられるという感じでもありません
 関東付近には南下してくる暖気と寒気がぶつかって弱い前線帯ができるようですから、普通の天気図や降水量の様子でチェックしたように、やはり関東付近はぐずつき気味・・・ということになりそうですね。

 また、太平洋上の前線帯の延長線上・・・南西諸島方面も暖かく湿った空気の影響で、大気の状態が不安定に。


 それでは、以上のチェックポイントを思い出しつつ、MSMシミュレーション今日の空模様を具体的にイメージ。

全国流線アニメ130329

 紫色は下層雲。

 北海道西岸中心の雪・・・そして関東付近の下層雲や小さな降水域・・・なかなかしぶといですね。

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
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南と北で低気圧と前線通過。でも影響は小さめ?(130328)


美ヶ原130328

 今朝の長野市南部・・・画面右下、北アルプス槍ヶ岳方面から北東方向(画面左上)に、ゆっくりと雲が流れています。
 今日はこれから講演のために名古屋に行くので、南の空が気になっちゃうんですが・・・・・

 今朝の最低気温は6.5℃(06時24分)。
 明らかに春の気温になっていますが・・・・

実況130328

 実況天気図を見ると、日本付近は3つの高気圧に挟まれた気圧の谷の中

 太平洋から谷川のように暖かく湿った空気(暖湿気)=雨の原料が流れ込むカタチになっていて、衛星の水蒸気画像を見ると、太平洋沿岸付近に水蒸気が流れ込んでいることがわかります

 このため、沿岸の低気圧や前線付近で雨雲がまとまっていて・・・・前線を越えて日本付近に流れ込む暖湿気が、岐阜県や長野県西部の山など、強制的に上昇気流が発生しやすい場所で雨雲を発生させているようです。


 う~ん・・・・名古屋方面・・・あんまりよい天気じゃなさそうですが・・・・
 まずは普通の天気図で、明日夜までの気圧配置の変化と空模様の関係を大ざっぱに把握しておきましょう。

予想図アニメ130328

 問題の気圧の谷ですが・・・西日本に高気圧が張り出してくるのに伴って、今夜にかけてゆっくりと東に進む模様。

 ということは・・・南岸中心の雨雲のエリアも東へと進みそうですが・・・低気圧が北東進する距離がちょっとだけなので、普通の天気図だけでは雨雲の影響範囲がどの程度変化するのか?わかりません。
 特に低気圧に近い名古屋あたりはどうなんでしょう?

 一方、気圧の谷の北側・・・沿海州付近では、低気圧が発達しながら北東進
 低気圧から延びる寒冷前線が今夜にかけて北日本を通過することが予想されています。

 教科書通りに考えれば、こちらは前線の通過に伴って一時的に天気が悪化するとともに、前線通過後に寒気が南下して気温が下がってくると思われますが・・・降るモノが雪になるのか?雨になるのか?
 3月末であることと、東海上の高気圧縁辺を暖湿気が流れ込むことを考慮すれば、雨主体と思われますが、これまた普通の天気図だけではわかりません。

 なんだか「わからない」ずくしになっちゃいましたけど・・・05時気象庁発表(一部06時発表)のマークの天気予報を見ると・・・

05時府県天気予報130328

 傘マークが少なくて・・・拍子抜けのような感じ。
 そこで、各地域を拡大するとともに、ざっくりと府県天気予報の文章に目を通すと、「雨」という文字が記載されていた地域が、北と南岸に偏っていました。

 予想天気図通り、北と南岸では「雨」が予想されているわけですが、それ以外の地域は、気圧の谷の中にあっても大した崩れはないということになります。
 どうやら、北の低気圧と前線、南の低気圧と前線に挟まれて、相対的に高圧部(弱い高気圧)になっているから・・・ということだと思いますが・・・・・


 しょうがないので、専門の天気図を使って詳しくチェックしていきましょう。

500図130328

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・朝と夜で気圧配置に大きな変化がありません
 大陸では、偏西風の強風帯が南に蛇行し、その中心に寒冷渦という冷たい空気の渦があるわけですが・・・偏西風の蛇行が大きいため、その位置があまり変化しないという状態になっています。
 つまり、地上の空模様の骨格があまり変化しない・・・ということ。

 この偏西風の強風帯の北側には冬の寒気がありますから、この蛇行が日本付近にかかっていれば、冬型の気圧配置が長期間続き、雪が降り続くということになるんですけど・・・・さすがに3月末ですからロシアの大陸の上の話。
 日本付近は蛇行する偏西風の強風帯の南側に位置していて、ゆるやかな西南西方向の偏西風が吹くエリアに入っています。

 このため、偏西風の強風帯が南に蛇行する部分=上空の(深い)気圧の谷が通過しないため、上空の気圧の谷から悪天パワー(低気圧や雨雲を活発にするチカラ)が地上に降り注ぐこともなく・・・下段の図・・・前線帯の降水域は沿岸ギリギリ・・・北の低気圧も北海道をかすめるように北上していくことになります。


 続いて、気温の様子にも目を通しておきましょう。

500気温130328

 上段の図・・・天気予報番組で天気図上に描かれる上空の寒気の原図ですが・・・・先にチェックした偏西風の強風帯や寒冷渦に対応して-36℃以下の寒気が大陸上に計算されていますが・・・その位置に大きな変化がありません

 また、地上付近(上空約1500m)の気温も・・・下段の図・・・あまり大きな変化はありませんが、北日本方面では少々南下傾向
 このため、平地で雪になる目安=-6℃以下の寒気の先端付近で前線が活発になり、寒気の南下に伴って、前線が北日本を通過することが予想されています。

 でも・・・・むしろ今日は地上付近の暖気の北上が優勢
 東海上の高気圧西側に吹く南寄りの風が、気圧の谷の東進とともに強まって、暖気を運び込むから。


 そうなると・・・気温が上がるだけではなく、南寄りの風が雨の素になる水蒸気を運び込んで雨雲を作るんじゃないか?ということも考えられますから、気温の様子に水蒸気の様子も加味した相当温位=暖湿気=雨の原料の様子もチェックしておきましょう。

相当温位130328

 濃い赤の部分・・・雨の原料たっぷりの強い暖湿気は南岸の前線帯の南側
 南岸や北日本の低気圧が発達すれば、強い暖湿気が吸い上げられるように日本付近に流れ込んで雨雲を発生させたり大気の状態を不安定にしたりするのですが・・・・今日は北の低気圧が遠く、南の低気圧はイマイチ発達しないので、先にチェックした降水量の計算値どおり活発な雨雲は太平洋上にとどまることになるようです。


 それでは、以上のチェックポイントを思い浮かべつつ、MSMシミュレーション今日の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ130328

 紫色は下層雲。

 やっぱり南岸の降水域はそれほど活発化しないまま東へと離れていくようです。
 午前中は暖湿気の流れ込みによって内陸山岳地帯や風が収束しやすい場所を中心に局地的に雨雲が成長する可能性がありますけど、それもゆっくり解消傾向と考えて良さそうですね。

 むしろ、気になるのは北日本の寒冷前線の通過
 相当温位図(暖湿気の図)に弱い前線帯として書き込んでおきましたけど、前線本体に先行して南寄りの風と北寄りの風の収束線が通過していきそうですから、普通の天気図から読み取れるイメージより早く一時的な天気の悪化があると考えておいたほうが良いかもしれません。

 ちなみに今日の名古屋の府県天気予報は・・・・
 「愛知県 28日 5時 西部 今日 北の風 後 南の風 くもり 時々 晴れ 明け方 まで 雨」になっていました。
 (一番小さな折り畳み傘は持参しようかと思いますけど・・・)

 明日朝は名古屋からの更新になります。

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
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南岸を低気圧と前線通過。北側に雨雲広がり太平洋岸中心に雨先行(130327)


美ヶ原130327

 今朝の長野市の最低気温は-1.5℃(02時38分)。
 薄曇りの空の中、南方の美ヶ原高原方面には、上空の西風に沿うように、北アルプスの方面からハケで線を引いたような横長の雲(変形した高積雲?)がたなびいています。
 毎朝空を見ていますが、これだけたくさん、そして長く発生しているのはちょっと珍しいかも?

 上空の偏西風の流れに対する北アルプスの地形の影響がこの雲の動きに現れているのか?
 この雲を風洞実験の線香の煙に見立てて、現在微速度撮影中(4秒毎の連続撮影)。

 高層実況天気図やウィンドプロファイラからすると、上空の風速は30ノット(約15m/s)程度のようですから、北アルプス風下で山岳波と呼ばれる気流の波が顕著に発生するギリギリの風速といえます。
 北アルプスの山岳波は、長野県北部に雨雲を発達させる上昇気流や衰弱させる下降気流を発生させる気流の波ですから、どのような映像が見られるか?・・・・撮影後の動画編集がちょっと楽しみです。
 

 さて、そんな今朝の実況ですが・・・

実況130327

 衛星の水蒸気画像を見ると、水蒸気は比較的東西に長く延びていて、若干南北にウネっていますが、これは日本付近の上空の偏西風が東西方向に流れるとともに、ゆるやかに蛇行していることを意味しています。

 つまり、偏西風が南に大きく蛇行した部分に発生する悪天パワー(低気圧や雨雲を活発にするチカラ)の源・・・・上空の強い気圧の谷が日本上空に無いということになるわけですが・・・・
 このため、実況天気図を見ると、日本付近には東西に高気圧が3個並んでいて平穏な感じを漂わせています。

 でも・・・ゆるやかに偏西風が蛇行しているということは、そこが上空の弱い気圧の谷になっているということですから、弱いながらも悪天パワーは地上に降り注いでいて・・・3個の高気圧それぞれの間に気圧の谷(周囲より相対的に気圧が低い場所=低圧部)が発生。
 (気圧が低い)気圧の谷には南側から太平洋の暖かく湿った空気=暖湿気=雨の原料が流れ込んで、暖湿気の入り口にあたる南岸を中心に雨雲を発生させています。

 今朝、そんな暖湿気が流れ込んでいる場所は九州付近関東付近
 レーダーには雨雲が観測されていますよね。


 これから三陸沖の高気圧が東に遠ざかるにつれて、気圧の谷が東に進んで・・・雨雲も東へと移動してくると思われますが・・・・
 まずは普通の天気図を使って、気圧配置や寒気の変化と空模様の関係を、大ざっぱに把握しておきましょう。

予想図アニメ130327

 高気圧がさらに東に遠ざかる今夜、やはり気圧の谷もゆ~っくりと東進

 日本上空の等圧線の数が少し増えて南寄りの風が徐々に強まり北日本にまで暖湿気=雨の原料が流れ込むことが予想されています。
 したがって、今夜にかけて西から下り坂ということになりそうですが・・・・・
 
 南岸の低気圧の位置はあまり変化せず、発達もイマイチ
 下り坂といっても、坂は比較的ゆるやか・・・という感じがします。

 そして明日夜・・・低気圧と前線は、やっと東海沖まで北東進。
 そして低気圧の発達もゆるやか

 このような状態で、南岸の低気圧や前線が、北側に位置する日本に対し、どの程度影響するのか?ということは普通の天気図だけではちょっと判断しかねます。
 ということなので・・・・専門の天気図で詳しくチェックしていくことにしましょう。

500図130327

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・午前中、偏西風が南側にやや蛇行している部分=上空の比較的浅めの谷が九州方面に南下
 このため午前中、九州方面には上空から悪天パワーが降り注いで、雨雲や低気圧が活発になると思われますが・・・・・この上空の気圧の谷はかなり足早で尻すぼみ
 今夜、関東方面まで進んでしましまうとともに、ヨレヨレに弱まってしまうことが計算されています。
 
 このような空模様の骨格に対応して、地上では・・・下段の図・・・九州方面で降水が活発になるものの、低気圧はイマイチ発達せず
 関東付近の雨雲もそこそこ活発化する程度で、あまり広範囲に天気を悪化させる気配は読み取れません。


 続いて上空の気温の様子にも目をとおしてみると・・・・

500気温130327

 上段の図・・・天気予報番組で天気図上に描かれる上空の寒気の原図ですが・・・朝と夜で気温の分布に大きな変化は見られません(西日本でちょっとだけ寒気北上傾向)。
 これは・・・・日本付近で偏西風がほぼ東西方向に流れているからですが・・・・

 一方、地上付近(上空約1500m)の気温の様子を見ると・・・下段の図・・・花冷えをもたらしていた寒気が急速に北上
 西日本方面から暖気がググッと北上してくることが計算されています。

 どうやら今日は、地上の空模様の骨格にあたる上空の流れ(偏西風)や流れの蛇行(=上空の気圧の谷)が空模様を支配しているのではなく、地上付近の暖気(暖湿気)の流入が大きく影響しているように思われます。

 そこで、気温の様子に水蒸気の様子も加味した相当温位=暖湿気=雨の原料の様子もチェックしてみると・・・

相当温位130327

 前線の南側に太平洋の(濃い?)強い暖湿気が流入
 このため、前線帯自体はかなり活発で、南西諸島方面では大気の状態が不安定になって、かなり強いな雨が降ることが予想されます。

 また、前線の北側にもそこそこの暖湿気が流入していて・・・花冷えの寒気とぶつかって、九州方面と関東方面に弱い前線帯を形成・・・雨雲を発生させていることがわかります。

 上空の空模様の骨格は影が薄いようですがですけど・・・じわじわと強まりつつある太平洋高気圧から流れ込む暖湿気が空模様を支配しはじめた・・・という感じ。


 それでは以上のチェックポイントを思い浮かべつつ、MSMシミュレーション今日の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ130327

 午前中、九州方面で雨雲が活発になりますけど、これは足早で尻すぼみの上空の気圧の谷が通過するから
 弱めの悪天パワーが、短時間しか降り注ぎませんから、低圧部が発生して雨雲が活発化する程度で、今夜には弱まってしまいます。

 一方、今夜、足早で尻すぼみの上空の気圧の谷が通過する関東付近では、夕方以降雨雲が活発化することが計算されていますが・・・(先の計算値を見ると)これも、北東進しながら明日朝までに弱まってしまう模様。

 結局、強い暖湿気が流れ込みむため活発化している低気圧と前線の雨のエリアは、今日いっぱい海上中心ということになりそうですね。
 (暖湿気の流入方向次第で、暖湿気がぶつかって上昇気流が発生しやすい内陸山岳地帯=長野県周辺で局地的な雨の可能性があります。高い山でも雨になる可能性が高いので、雪崩の危険が高まります)

 ・・・明日は?・・・普通の天気図に書き込みしておきましたけど・・・北日本に南下してくる寒冷前線も加わって、天気分布は微妙・・・になりそうです。

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
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プロフィール

Kasayan

大昔、気象会社や東京の放送局で天気予報番組を作っていたこともありますが今は故郷長野で2回目の日本一周を夢見るただのヨット好き。山岳ガイドのタマゴたちと気象の勉強中。最近多くの時間を野尻湖畔の山小屋で過ごしています。

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