気象予報士Kasayanのお天気放談

故郷長野に帰ってきたヨットオタクの気象予報士Kasayan。 天気予報は当たるのか?天気予報がハズレたらどうなるのか?天気予報の安全マージンは? 一般的な天気予報とは異なる視点からの解説をモットーに、日々の天気を放談?します。

2015年05月

 Twitterでは、今日の記事の内容をひとことでまとめています。お時間の無い方・更新時間を知りたい方はご利用ください。https://twitter.com/kasayangw

梅雨前線南下中。高気圧優勢、暑さ強まる(150526)


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 また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
 それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??










 昨日、新潟県と福島県の県境に位置する奥只見ダムに行ってきました。

奥只見ダム150526

 全長、18Kmの長い上り坂のトンネル(トンネル内気温8℃)を抜けると、そこはまだ春
 大量の残雪の中、新緑の緑がまぶしく光っていました。

 そして・・・今朝、Kasayanは、長野県と新潟県の県境に位置する野尻湖畔に来ています。

野尻湖150526

 上空の薄い雲が点在しているものの、今日も青空優勢
 日中の気温上昇を予感させるような強い日射しが照りつけています。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況150526

 梅雨前線は引き続き南海上に停滞
 前線上を断続的に低気圧が北東進していますが、その影響は本土に届かず、高気圧の晴天域が優勢になっています。

 もっとも、三陸付近には、昨夕東日本付近ににわか雨をもたらした上空の寒気による雨雲が残っていて・・・
 北海道には、接近中の低気圧の降水帯がかかり始めています。

 衛星の水蒸気画像を見ると、西日本と太平洋上を、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の浅い気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が通過中
 また、北海道にも、上空の気圧の谷が接近しているのがわかります。

 西の上空の気圧の谷は、早々に南海上に抜けてしまうと思われますが・・・
 北海道方面は下り坂へ??


 まずは普通の天気図を使って、明日夜にかけての気圧配置の変化と空模様の関係を、大ざっぱに把握しておきましょう。

予想図アニメ150526
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 明日にかけて、梅雨前線は非常にゆっくりと南下傾向
 日本付近は、大陸からやってくる高気圧に覆われて、晴天が継続・・・
 強い日射しによってますます気温が上昇し、高気圧から吹き下ろす乾燥した熱気に包まれることが予想されます。

 となると・・・夕立が心配されますけど・・・
 明日にかけて日本付近を覆う高気圧は乾燥した大陸生まれ
 日射しによって温まりやすい大陸で加熱され、乾燥した熱気のカタマリになって日本付近にやってきますから、雨の原料になる水蒸気はあまり含まれていません。

 また、昨日夕方、西~東日本の所々で局地的なにわか雨がありましたけど・・・
 そんなにわか雨をもたらした上空の寒気も明日にかけて北東海上に抜けてしまうことが予想されています。

 ということで・・・お湿りも期待できない高温の晴天が続くと思われますが・・・


 そんな様子・・・専門の天気図を使って、詳しくチェックしていきましょう。

500図150526
(図をクリックすると、文字の書き込みのない色塗りの原図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・西日本を通過する(弱い悪天パワーを持った)上空の浅い気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)は、夜にかけてサッサと南東海上に抜ける模様。
 そして、上空の気圧の谷の直後を、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が通過することが予想されています。

 このため地上では・・・下段の図・・・上空の気圧の谷の影響はほとんどなく、高気圧の晴天域が拡大
 梅雨前線の降水帯をさらに南に押し下げて・・・
 今夜には東日本にも高気圧が発生することが予想されています。

 もっとも、北海道方面では・・・再び上段の図・・・悪天パワーを持った上空の気圧の谷ゆっくりと通過する模様。
 このため・・・下段の図・・・上空の気圧の谷にドリブルされるように低気圧が北海道付近を通過し、潜在的な寒冷前線と思われる帯状の降水帯が停滞することが予想されています。


 ということで・・・普通の天気図でチェックしたように、北海道方面を除いて、今日も晴天域が優勢になりそうですけど・・・昨日のように、局地的にせよ、にわか雨が発生する可能性は???
 大気の状態を不安定にする上空の寒気や、季節外れの暑さをもたらしている地上付近の暖気の様子にも目を通しておきましょう。

500気温150526
(図をクリックすると、文字の書き込みのない色塗りの原図が拡大します)

 こちらも上段の図から・・・空模様の骨格と同じ上空約5700mの気温分布ですが・・・昨日、西~東日本の大気の状態を不安定にした-15℃以下の寒気が急速に北海道付近まで北上
 さらに、上空の気圧の谷の東進に伴い、-12℃以下の寒気も三陸沖へと抜けていくことが予想されています。

 ということは、上空の寒気が抜けて、大気の状態は安定傾向

 一方、地上付近(地形の影響を受けにくい上空約1500m)では・・・下段の図・・・東日本に張り出してくる高気圧東側から冷涼?(それほど暑くない?)北寄りの風が吹くため、日本付近では25℃以上の夏日をもたらす12℃以上の暖気が優勢ですが・・・

 高気圧の西側では・・・日射しで暖まった大陸で加熱された15℃以上の暖気が、大陸、そして朝鮮半島を経て、日本海西部から日本付近に接近してくることが予想されています。

 このため、強い日射しが続くことと相まって、今日は昨日より、明日は今日より、暑くなって・・・
 明日は30℃以上の真夏日が続出?

 そうなると・・・上空の寒気が抜けたとしても、地上が高温化するため、相対的に大気の状態が不安定になることが心配されます。

 そこで・・・SSIという大気の安定度の指数をチェックしてみると・・・

SSI150526

 日本付近は・・・上空の寒気が抜けて、大気の状態は安定傾向。
 前線の北側、大陸生まれの乾燥した空気優勢の高気圧に覆われているため、雨の原料(水蒸気)も少なめ・・・
 地上気温がそこそこ上がっても、そう簡単に大気の状態は不安定にならない模様。

 ただ・・・高温に伴い午後から強まる海風に乗って、太平洋の暖かく湿った空気が陸地に流れ込むため・・・
 太平洋側中心に、相対的にやや大気の状態が不安定になることが予想されています。
 特に、静岡県や長野県南部付近が顕著。

 極めて局地的、かなり短時間・・・このあたりで夕立があるかも知れません?
 (重箱のスミを突き破るような細かなチェックですけど)


 ということで・・・最後は以上のチェックポイントを確認しながら、解像度の高いMSMモデルを使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ150526
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 南下した前線の降水帯・・・
 そして寒気を伴う上空の気圧の谷の通過に伴い、北海道付近を低気圧や潜在的な寒冷前線の降水帯が通過していくことがわかりますが・・・

 概ね高気圧の晴天が優勢で・・・このアニメでは夕立の気配は見られません
 今日も乾いた暑~い晴天が続きそうですが・・・・

中部流線15時150526

 関東甲信付近を拡大してみると・・・
 計算の誤差として処理してしまいたくなるような小さな降水域が、静岡県と長野県の県境付近に予想されていることがわかります。

 中信方面に発生する熱的低気圧(ヒートロー:昇温により内陸に発生する小低気圧)の強さと雨の原料を運び込む海風の強まり方、そして風の収束や山岳斜面による上昇気流の強まり方次第で、実際はどうなるのか???という状態ですけど、このあたりではアヤシイ雲にご用心。

 その他の地域は・・・つきなみですけど、熱中症警戒・・・といったところです。


 なお・・・「この暑さ、いつまで?」と、うんざりし始めている方のために・・・

週間気温平年差150526
 
 向こう一週間の気温の傾向(平年差)をご紹介しておきますが・・・コメントをしたくなくなるような状況。
 うんざりせずに、体調管理に努めましょう・・・ハイ

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
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     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

    拡大500図150526 拡大500気温150526    
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晴天高温ベース続くも今日は一部で夕立の可能性。今週の空模様は?(150525)


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 今日は早朝から新潟県方面に出かけるので、ブログ更新は簡単になりますのでご容赦ください。

 まず・・・今日は月曜日ということで・・・今週の空模様。
 気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)でざっくりとまとめておきました。

GSM6コマ150525

 梅雨前線が大きく南下し、日本付近は高気圧(高圧部)の晴天域に覆われる日が多くなることが予想されています。

 また、高気圧が太平洋側に抜け、暖かい(暑い?)南寄りの風が吹き込むタイミングで気温は上昇・・・季節はずれの暑さになったり、にわか雨や雷雨が発生したりすると思われます。

週間気温傾向150525

 これは向こう一週間の気温傾向(平年差)。

 梅雨の南西諸島方面を除き、平年を大きく上回る傾向が見られますから、今週の天気予報では、「熱中症に注意」というコメントが連発することでしょう。


 それではここから今日の空模様・・・・

実況150525

 実況天気図がブログ更新に間に合わなかったので・・・・今日はレーダーと衛星の水蒸気画像だけ。

 今日の空模様のポイントは、南海上の梅雨前線に加えて、朝鮮半島から南下中の寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)。
 悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)の親分?といえる要注意の現象で・・・一般に寒冷渦南東側では大気の状態が不安定になって激しい現象の発生が心配されるわけですけど・・・
 今回の寒冷渦はちょっと弱め(悪天パワーの子分?)。

 具体的にどういった現象が発生するのか?
 こちらもGSMモデルを使ってまとめておきました。

GSM25日150525

 時間がないので、上段の図(地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置)と、下段の図(普通の天気図の原図に降水が書き込まれたもの)を比較しながら、図中の書きこみをお読みいただきたいのですが・・・

 似たような気圧配置が続いていますけど・・・
 今日は寒冷渦の通過に伴い、大気の状態が不安定になり、西~東日本の山沿いを中心に局地的な降水域が予想されていることがわかります。


 そこで、大気を不安定にする原因・・・寒冷渦が運んでくる上空の寒気の様子をチェック。

500気温150525

 -15℃以下の寒気を日本海側に運び込んでくるようですが・・・うーんと強い寒気というわけではありません。
 寒気だけを見れば、そこそこ大気の状態が不安定になるという程度ですけど・・・

 それでも、地上付近に暖かく湿った空気が流れ込んでくれば、相対的に雷雨発生に十分な不安定な状態になるおそれがあります。

 そこで、暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)の流れ込みの様子もチェック。

相当温位150525

 強い暖湿気は梅雨前線の南側まで・・・ですけど・・・

 夕方以降は、低気圧東側の南東風や海風によって、局地的に暖湿気が陸地に流れ込むことがわかります。

 ちょうどそんなタイミングに寒冷渦が通過しますから・・・今日は西~東日本中心ににわか雨や夕立の可能性アリ。

SSI150525

 SSIという大気の安定度の指数を見ても・・・そんな傾向が読み取れます。


 では以上のチェックポイントを確認しつつ、解像度の高いMSMモデルを使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ150525
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 紫色は下層雲。

 すでにポイントはチェックしてありますから、図中の書きこみを読みながら、最寄の地域の予報に「所により雨」「・・・雷を伴う」の文字がないか?確認しておいてください。

中部流線17時150525

 これは17時の中部地方の拡大図。

 遠州灘からの海風によって、長野県中南部を中心に、風の収束線に沿って、にわか雨・雷雨がありそうですよね?

 ただ、解像度の高いMSMモデルといえども十分に予測されていませんから、安全マージンをとって考えてください。
 
 ということで・・・今日はこれでごめんなさい!

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梅雨前線南岸に停滞。太平洋側ぐずつくも広範囲で晴天。北海道も回復へ(150524)


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 当初、下り坂と予想されていたこの週末ですが・・・
 下り坂という表現が似合うのは南西諸島方面や伊豆諸島方面くらい
 予報は好天方向にズレ始めています。

菅平150524

 で・・・Kasayanの住む長野市・・・
 曇り空ですが、上空の雲が主体で雨の気配はなく、所々に青空も顔を出しています。

 最低気温は13.5℃(04時45分)。
 この時期らしい、清々しい朝になっていますが・・・

 そんな今朝の実況

実況150524

 梅雨前線と低気圧が西日本の南海上を北東に進んでいますが・・・前線の雨のエリアは海上主体
 南西諸島方面や伊豆諸島方面には活発な雨雲がかかっていて、局地的に激しい雨になっている所もありますが・・・

 陸上は、太平洋側中心に雲が多いものの概ね晴れ
 サハリン付近の低気圧からのびる潜在的な寒冷前線が通過中の北海道に、ライン状の雨雲が観測されている程度です。

 衛星の水蒸気画像を見ると・・・西~東日本に水蒸気(白いエリア)が流れ込んでいて・・・・
 東シナ海、朝鮮半島、そして北海道を、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が通過中

 これらの上空の気圧の谷が接近する地域では、これから天気の悪化が予想されるわけですけど・・・
 天気の悪化とともに、偏西風も南下しますから・・・
 悪天パワーによって前線の雨雲が活発化しても、梅雨前線はジワジワと南下し、陸地への影響はそれほどでも・・・ということになるかもしれません。


 関東甲信付近では少雨傾向が続いていますから、これを行楽日和といってイイのか???ですけど・・・
 まずは普通の天気図を使って、明日夜までの気圧配置の変化と空模様の関係を、大ざっぱに把握しておきましょう。

予想図アニメ150524
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 梅雨前線は明日にかけても南海上に停滞する模様。
 そして前線上を低気圧が北東に進むタイミングでやや北上・・・低気圧通過後にやや南下というパターンを繰り返すようです。

 ということは・・・今朝の実況と似たような空模様が明日夜にかけても続く?・・・と考えたくなりますけど・・・・

 前線上を低気圧が通過するタイミングで、低気圧北東側を回り込むように暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)が陸地に流入
 加えて、(当初の予想以上の晴天による)日中の気温上昇によって海風が強まると、海上の湿った空気が陸地に流れ込むようになります。

 そして・・・2つの高気圧に挟まれて東~北日本が弱い気圧の谷(気圧の鞍部)になる明日にかけて、暖かく湿った空気が流れ込みやすい状況が強まってきます。

 さらに・・・明日にかけて朝鮮半島の上空にある弱い寒気のカタマリが東~北日本へとやってくることが予想されていますから・・・
 今日はそこそこ?明日はそれなりに?大気の状態が不安定に。
 次第に、にわか雨や雷雨が発生しやすくなることが考えられます。


 このうように、同じように見える天気図でも、よーく見るとアレコレ悩ましいことが出てくるわけですけど・・・
 そんな様子・・・専門の天気図を使って、詳しくチェックしておきましょう。

500図150524
(図をクリックすると、解説文のない色塗り後の原図が拡大します)
 
 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・まず目に付くのが、朝鮮半島付近の寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)。
 反時計回りの上空の渦ですから、地上に低気圧を発生させたり、地上の空気を上空に吸い上げて雨雲を発生させたりするチカラ(悪天パワー)を持っているわけですけど・・・その大きさはちょっと小さめ
 あまりにも弱い渦なので、気象庁発表の短期予報解説資料(プロ用の資料)には、空気の「淀み」という表現が使われています。

 おまけに、この寒冷渦・・・動きがとてもゆっくり
 今日は朝鮮半島付近に停滞し、明日夜にかけてゆっくりと東~北日本に進んでくることが予想されています。
 ですから、今日はこの寒冷渦の直接の影響は無し

 むしろ、寒冷渦の南側・・・太平洋沿岸上空の偏西風の強風帯(水色の矢印)に沿ってやってくる上空の気圧の谷(偏西風の南側への蛇行域)から降り注ぐ悪天パワーによって、前線や前線上の低気圧が活発化することが考えられます。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して、地上では・・・下段の図・・・梅雨前線の降水帯が夜にかけても活発な状態が続くことが予想されているわけですけど・・・

 上空の気圧の谷(偏西風の南側への蛇行域)が通過することで偏西風の強風帯が南下するため、前線がわずかに南下し・・・活発な降水帯はさらに陸地にかかりにくくなるようです。

 また、北に目を転じると・・・再び上段の図・・・オホーツク海にも寒冷渦
 そして寒冷渦の南側・・・北海道付近を上空の気圧の谷が断続的に通過するようですが・・・
 寒冷渦の東進に伴い、上空の気圧の谷の通過位置も北東に移動し、北海道から遠ざかることがわかります。
 そして、沿海州方面から好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が接近

 このため北海道は・・・下段の図・・・サハリン付近の上空の気圧の谷直下の低気圧が北東に進むとともに、低気圧から伸びる潜在的な寒冷前線の降水帯も北東海上に抜け・・・
 次第い高気圧の晴天域が広がってくることが予想されています。


 ということで・・・今日は前線の北側で晴天域が広がって・・・本格的な雨が予想されるのは、南西諸島方面と伊豆諸島付近ということになるわけですが・・・
 前線北側に暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)が流れ込むことと・・・晴天の気温上昇によって大気の状態が不安定になって、夕立になる・・・ということが心配になってきます。

 そこで、大気を不安定にする上空の寒気・・・そして不安定な大気を助長させる地上の暖気(暑さの原因)の様子もチェックしておきましょう。

500気温150524
(図をクリックすると、解説文のない色塗り後の原図が拡大します)

 こちらも上段の図・・・空模様の骨格と同じ上空約5700mの気温分布ですが・・・日本上空の寒気は-10℃前後で、平年並かやや高めといったところ。
 朝鮮半島付近の寒冷渦に伴う寒気は-15℃以下のそこそこの強さですけど、今日は寒冷渦が停滞するため日本付近には流れ込んできません(明日流れ込む)。

 ただ、地上付近(地形の影響を受けにくい上空約1500m)には・・・下段の図・・・真夏日をもたらすような15℃以上の暖気は流れ込まないものの、夏日をもたらす12℃以上の暖気が、東シナ海の高気圧北側を回りこむように流れ込んできます。

 このため・・・上空の寒気は弱くとも、地上はHOT。
 上空と地上の気温差を見れば、そこそこ大気の状態が不安定になりそうですけど・・・

SSI150524

 確かに、SSIという大気の安定度の指数を見ると、気温が上昇しやすい内陸中心にちょっとだけ大気の状態が不安定になる模様。

 ただ、現在日本付近は前線の北側・・・
 大陸の比較的乾燥した空気の覆われていて、各地で乾燥注意報が発表されているほど乾燥しています。

 ということは・・・大気がちょっとだけ不安定になっても、夕立の原料が枯渇しているので、夕立の心配はない・・・と思われますが・・・
 雨の原料=暖湿気さえ流れ込めば、モクモクの積乱雲(雷雲)が発生するかも??と考えることもできます。

 そこで、暖湿気の流れ込みの様子にも目を通しておきましょう。

相当温位150524

 強い暖湿気(水色の濃いところ)は南海上の前線(黄色の点線)の南側限定ですが・・・

 低気圧東側の南東風や海風によって、夜にかけて、局地的ですけど弱い暖湿気(薄い水色)が内陸に流れ込んでくることがわかります。
 このあたり・・・ひょっとしたら雷雨?・・・雷雨にならなくても、にわか雨??・・・にわか雨にならなくても雲が広がる・・・ことがあるかもしれません。


 ということで・・・以上のチェックポイントを再確認しながら、解像度の高いMSMモデル(シミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ150524
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 紫色は下層雲。

 梅雨入り後の南西諸島は・・・イイとして・・・

 前線の雨雲は、引続き海上主体という状態が続きそうで・・・北海道も回復傾向
 明日朝、北東風が収束する関東沿岸がちょっと気になるところですが、まずまずの空模様が続くようです。

 そして・・・MSMモデルを見る限り、先にチェックした弱い暖湿気が流れ込む場所にも降水は計算されていません
 ということは・・・今日、夕立の可能性は極めて低く・・・ここまでのKasayanのチェックは、重箱のスミをつつき破り、石橋をたたいて落とした?ようなもの・・・ということになりますけど・・・

 今日の午後、日本海からの北風と太平洋からの南風が収束しやすい北関東や長野県の高い山に出かける方は・・・
 「天気予報がはずれてひどい目に遭った」といっても気象庁が責任を取ってくれるわけではありませんから、天気予報がハズレた場合の天気のシナリオとして覚えておいてください。
 (予報がハズレる場合の多くは、予報を作るときに「迷った場合のもうひとつのシナリオ」「アヤシイけどまず無いだろうと判断したもうひとつのシナリオ」になることがとても多いんです)

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
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梅雨前線北上、西から下り坂。東~北日本は晴天ベースも北海道は大気不安定(150523)


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 善光寺御開帳も残り一週間あまり・・・・
 7年に一度ということもあって、ここにきてKasayanの親戚が続々とやってくるので、Kasayanの仕事場は民宿状態です。

 で・・・民宿のオヤジの仕事は早朝から始まるのが常ですから・・・
 大変申し訳ないのですが、今朝のブログ更新は、とりあえず最低限の図を掲載するに留めさせていただきます。

 ただ・・・今夜から雨の領域が広がってきそうなので・・・
 民宿のオヤジ業を終えた夜・・・この記事に最新の情報を追記したいと思っています。
 ごめんなさい・・・・

GSM23日150523

 気象庁発表のGSMモデルを使って、今日(23日)の空模様をまとめておきました。
 昨日も同様の図を掲載していますので、どうやってチェックするのか・・・参考にしてください。


GSM24日150523

 こちらは明日(24日)・・・

 最寄りの気象台の予報と照らし合わせ、これと同様のシミュレーションを見ながら、予報官がどのような意図で予報を作成したのか?考えると、微妙な空模様をどう解釈したらよいのか・・・見えてくると思います。

全国流線アニメ150523
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 こちらのアニメ・・・リアルですけど、あくまで計算値・・・

 ギリギリセーフ・・・なんていう見方をせずに、予報(予報文)を解釈するための道具として使ってくださいね!

19時30分追記
 明日(24日)06時~18時のMSMモデル(初期値23日15時)を見ると・・・

全国流線アニメ明日150523

  前線と低気圧の降水帯の位置がやや南下
 今朝のシュミレーションより陸地に降水域がかかる可能性が低くなりました。

  でも・・・繰り返しますが、あくまでこれは計算値
 安全マージンを考えなければなりません・・・

  最寄の地域の予報・・・今朝の予報から変化がありましたでしょうか??


     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
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      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

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     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
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     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
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広範囲で五月晴れも、北海道はにわか雨、沖縄は下り坂(150522)


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 また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
 それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??











 今日は金曜日ですから・・・
 気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に使用しているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、週末と来週の空模様を、ザックリとまとめておきました。

GSM6日間150522

 (東京や大阪発信の)全国ネットの天気予報では、週末は下り坂という論調になっているんじゃないかと思いますけど・・・

 週末太平洋沿岸に予想されている前線と低気圧の降水帯・・・アメリカ気象機関のモデルなども併せて考えると・・・海上を通過して、陸地にはほとんど影響がない可能性もあります。
 大丈夫とは断定できませんけど・・・今夜の天気予報、明朝の天気予報を期待しながら再チェックしてみてください。

 また、来週は前線が南下し高気圧に覆われるようですが(南西諸島を除く)、高気圧の中心が南寄りに位置するため、高気圧西側から暖かい(暑い?)空気が流れ込みやすい状態が続く模様。
 これも不確定要素がありますけど、晴れてもすごしやすい空模様というわけにはいかないかもしれません。

週間気温グラフ150522

 これは向こう一週間の気温の傾向(平年差)
 アップダウンがありますけど、月曜日以降は東日本を中心に平年を上回るようですね。


 それでは今日の空模様・・・

菅平150522

 長野市上空には薄い雲がかかっていますが、雲の上に青空が顔を出しています。

 画面左上の三角の山・・・菅平の根子岳(2207m)。
 この山の麓に位置する菅平アメダスの今朝の最低気温は、なんと-0.4℃(02時27分)を記録しています。
 長野市の最低気温も一桁の8.4℃(05時00分)。
 (東京なら冬ですよね?)

 今日日中は、長野県内の平地を中心に25℃以上の夏日が予想されていますから、寒暖差が非常に大きいという内陸長野県ならではの気温変化になりそうです。

北アルプス150522

 ただ・・・空気が澄んでいて、今朝はいつもに増して残雪の北アルプスがハッキリ、そして近く見え、槍ヶ岳山頂(槍の穂)もより立体的に感じられました。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況150522

 梅雨前線が小笠原付近まで南下し・・・西~東日本には、東シナ海に中心を持つ高気圧の晴天域が広がっています。

 ただ・・・上空に寒気を伴う低気圧が北海道に接近中で・・・この低気圧から南西に延びる潜在的な(寒冷)前線の弱い雨雲の帯日本海を南下していることがわかります。
 したがって、この潜在的な前線帯が本州を通過する際の影響が気になるところ・・・
 
 また、沖縄方面では、梅雨前線が台湾の南側まで南下しているものの、湿った空気の流れ込みによって弱い雨雲が観測されていますから・・・前線の動向も気になります


 ということで・・・まずは普通の天気図を使って、明日夜にかけての気圧配置の変化と空模様の関係を、大ざっぱに把握しておきましょう。

予想図アニメ150522
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 気になる日本海の潜在的な前線・・・実況では弱い雨雲の帯を伴っているようですが・・・
 今夜にかけて三陸沖に抜け、次の潜在的な前線が沿海州に南下してくることが予想されています。

 ただ・・・影響については普通の天気図では分かりません
 雨が降るのか?雲が広がるだけなのか?全く影響がないのか?・・・後でチェックするMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)に任せるとして・・・

 大きく南下している梅雨前線は、明日にかけて東シナ海付近から北上する模様。
 前線上に低気圧まで発生し、九州南岸付近に接近することが予想されています。

 ということは・・・沖縄方面は下り坂
 そして明日土曜日・・・先にGSMモデルでチェックしたように、太平洋側を中心に西から下り坂に向うことになりますが・・・
 ホントにここまで前線が北上してくるのか?・・・については、先にコメントしたように、新しい予報で再チェックしてくださいね。


 それでは今日の空模様・・・今日はGSMモデルを使って、詳しくチェックしていきましょう。

GSM22日150522

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・真っ先に目につくのは、今夜にかけて東~北日本を通過する悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)。

 前面には-20℃以下の上空寒気を伴っていますから、上空の気圧の谷が通過する際、不安定な大気と相まって、天気が崩れるのではないか?・・・と思われます。

 ただ地上の空模様を見ると・・・下段の図・・・前線に加えて低気圧まで通過する北日本には弱い降水が予想されているものの、本州上にはほとんど降水が予想されていません
 (その他のことは図中の書きこみをお読みください)

 SSIという大気の安定度の指数を見ると・・・・

SSI150522

 やはり上空の気圧の谷の通過と・・・地上の潜在的な前線が通過するタイミングで、各地ライン状に大気の状態が不安定になることが予想されています。

 そこで、雨の原料になる暖かく湿った空気(暖湿気)の流れ込みの様子もチェック・・・

相当温位150522

 暖かく湿った空気が、南海上の梅雨前線付近まで南下していて・・・午後、海風などによって内陸に流れ込む湿った空気も極わずか

 雨の原料が枯渇しているので、いくら地上と上空の気温差が大きくなっても・・・さらに上空の気圧の谷の悪天パワーが降り注いでも、せいぜい元気の無い?雲が沸く程度で済むと思われます。

 でも・・・ネガティブなKasayanとしては・・・夕方以降、関東甲信北部に予想されている南西風の収束線付近気になるところ
 重箱のスミをつつき破り?、石橋をたたいて落とす?コメントですけど・・・にわか雨があるとしたら、このあたりじゃないかと考えています。


 ということで・・・以上のチェックポイントを確認しつつ、解像度の高いMSMモデル(シミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ150522
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 MSMモデルでも、今日は高気圧の晴天優勢
 北海道で弱いにわか雨が予想され、沖縄方面に前線の降水域が北上してくることが予想されているほかは、降水域がありません。

 やはり関東甲信から東北にかけて収束線が発生するようですが・・・降水域は計算されていませんから・・・
 Kasayanでも仕事で予報を作るとしたら「所により雨」という予報は出しませんけど・・・

 自分がこの地域の山に登るとしたら、スマホで気象レーダーをキチンとチェックし、アヤシイ雲に気配りすると思います(天気予報の安全マージンを考えて危機管理!?)。

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 ところで、Kasayanの知り合いがヨットで太平洋を横断中。
 昨日出航したのですが、梅雨前線の北上と低気圧の接近を避けて、伊豆諸島方面に南下していています。
 (伊豆諸島付近で黒潮が大きく南に蛇行し、伊豆諸島北部は進行方向とは逆の東の反流があるのが気になるところ)
 
 前線の南側は南西風ですから、ヨットは斜め後ろから風を受けて(クオーター又はランニング)、大圏コースの北東方向にセーリングできるのですが、前線の南側に出られなければ、低気圧の通過と北東の向かい風に翻弄されることになります(クローズホールド)。
 (一昨年、辛坊さんも、似た気圧配置で南下中、鯨に衝突してしまいました)

 Kasayanが気象サポートをしているわけではありませんけど、衛星通信を経て刻々とネット上にアップされるGPSの位置情報を見ながらドキドキしています。
 台風に追いかけられる前に、日付変更線を越えて欲しいと祈っています。

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プロフィール

Kasayan

大昔、気象会社や東京の放送局で天気予報番組を作っていたこともありますが今は故郷長野で2回目の日本一周を夢見るただのヨット好き。山岳ガイドのタマゴたちと気象の勉強中。最近多くの時間を野尻湖畔の山小屋で過ごしています。

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