気象予報士Kasayanのお天気放談

故郷長野に帰ってきたヨットオタクの気象予報士Kasayan。 天気予報は当たるのか?天気予報がハズレたらどうなるのか?天気予報の安全マージンは? 一般的な天気予報とは異なる視点からの解説をモットーに、日々の天気を放談?します。

2015年10月

 Twitterでは、今日の記事の内容をひとことでまとめています。お時間の無い方・更新時間を知りたい方はご利用ください。https://twitter.com/kasayangw

寒気の底??週末の空模様(151031)


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 また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
 それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??










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 Kasayanの住む長野市・・・
 今朝の最低気温4.7℃(06時34分)。

菅平151031

 東京なら12月・・・冬の朝といったところ。
 周辺の2000m級の山々には、寒気に伴う霧が発生しています。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況151031

 等圧線の間隔こそ広くなっているものの、気圧配置は西高東低 冬型のカタチ。
 日本海側には冬型の気圧配置と寒気の流れ込みによる雨雲(一部は雪雲)が観測されています。

 ただ、冬型の気圧配置は東~北日本限定
 西日本には高気圧の晴天域が広がっていて・・・
 南西諸島方面
には季節の境目にあたる前線が停滞し、九州南岸付近に比較的活発な雨雲がかかっています。

 衛星の水蒸気画像を見ると、本州上では大陸の寒気を運ぶ偏西風の強風帯が蛇行して停滞
 そして、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が断続的に通過していることがわかります。

 したがって、東~北日本では冬型の気圧配置が続き、日本海側中心にぐずつくことになりそうですが・・・
 南西諸島付近の前線の動向は???

 今日これからの空模様・・・気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、詳しくチェックしていきましょう。

GSM31日151031

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・-30℃以下の冬の寒気を伴った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)は、オホーツク海に抜けていきますが・・・
 今夜にかけて-25℃以下の寒気を伴った上空の気圧の谷北日本を通過
 さらに、-20℃以下の寒気を伴った上空の気圧の谷東日本に接近することがわかります。

 このため東~北日本には、上空の気圧の谷から引き続き悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)が降り注ぎ、冬型の気圧配置の骨格が継続
 より強い寒気が流れ込みやすい北日本中心に、雨雲、雪雲が空高く発生しやすい状態が続くと思われます。

 また、太平洋沿岸でも、停滞傾向の偏西風強風帯に対応して、上空の比較的浅い気圧の谷が北東進する模様。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・東~北日本で、今夜にかけても西高東低・・・というよりは南西高北東低の変則的な冬型の気圧配置が続き、夜にかけて日本海側に降水域がかかり続けることが予想されています。

 また、日本海には、朝鮮半島の付け根から延びる北西風の収束線に伴う降水帯が停滞
 北陸付近を指向し続けることも予想されています。

 一方、太平洋沿岸では、上空の浅い気圧の谷の東進に伴って、前線や低圧部の降水帯がゆっくりと北東進する模様。
 降水域は海上中心で、西日本は概ね晴天で推移するようですけど・・・
 山東半島方面に移動してくる高気圧との間で等圧線の間隔が狭くなって、九州付近を中心に、北東風が強まることが予想されています。

 ということで・・北陸以北の日本海側では今夜にかけても時雨れ模様が続き、太平洋側では冬のような晴天南西諸島方面は回復傾向ということが読み取れますが・・・

 これらの様子・・・解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ151031
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 日本海・・・北陸付近を指向する北西風収束線の降水帯は、上空の気圧の谷が北日本に上陸する夜には弱まり・・・
 西日本の南海上に位置する前線の降水帯は、明日朝にかけても海上主体で東進し、南西諸島方面から離れる模様。

 どうやら今夜以降、天気は回復に向かうようですが・・・


 続けて明日の空模様・・・こちらも気象庁発表のGSMモデルでまとめておきました。

GSM01日151031

 明日・・・空模様の骨格の背骨?主役?は、上空の気圧の帯から上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)にバトンタッチ。

 上空の気圧の尾根から降り注ぐ好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)によって、本州上を高気圧が移動し、東~北日本中心に晴天域が拡大することが予想されています。

 一方、西日本方面には・・・大陸から南下してくる悪天パワーの親分・・・寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が接近
 東シナ海で降水域が活発化し、夜には九州北西岸に低気圧が発生することが予想されています。

 明日、東~北日本では、日本海側も含めて好天傾向ですけど・・・・
 西日本は午後から下り坂ということになりそうですね(東日本には月曜日に影響)。


 ということで・・・週末2日分の空模様をザックリとチェックしてきましたが・・・
 今日は2日分の空模様の変化をアニメに作り直してみました

GSM2アニメ151031

 上段の図と下段の図・・・このアニメのように対応させながら空模様の変化をイメージすると・・・
 空模様の変化の理由や、予報がハズレ易さなどが見えてきますのでお試しを。

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

拡大GSM31日151031 拡大GSM01日151031   
(図をクリックすると注釈の書き込みのない原図が拡大します)

 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
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冬型続き明日にかけて寒気南下。来週の天気は?(151030)


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 今日は金曜日・・・Kasayanは朝から仕事でバタバタ・・・ちょっと変則的な内容に?
 でも、来週は「文化の日」もありますから、週末と来週の空模様を中心に、まとめていきたいと思います。

 まずは、週末と来週の空模様・・・最初は、昨夜21時に観測された北半球上空の気圧配置と寒気の様子から、ザックリと把握しておきましょう。

北半球上空の寒気151030
(図をクリックすると注釈の書き込みのない原図が拡大します)

 偏西風の南側への蛇行に伴い、北極から流れ出した-30℃以下の冬の寒気が北日本に接近中
 この寒気が今週末の寒さや北日本日本海側中心の冷たい雨や雪をもたらすわけですが・・・

 この寒気の西側・・・中央アジア付近では、偏西風が北側に蛇行して、暖かい空気が流れ込んでいるのがわかります。
 で・・・この暖気エリアがやってくる来週は、週末にかけて気温は上昇傾向ということになります。

 また、偏西風の南側への蛇行域=上空の気圧の谷は、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持っているので・・・今週末は北日本中心に悪天傾向

 一方、偏西風の北側への蛇行域=上空の気圧の尾根は、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持っていますから・・・来週は後半にかけて好天傾向ということが予想されます。
 (その後、ロシア西部付近を通過中の寒気・・・来週末、北極に逆戻りしながら北海道の北を通過する可能性があるので、来週末以降も平年を上回る状態が続く”可能性”があります)

 ということで・・・週末と来週で大きく状況が変化しそうですが・・・
 具体的にどうなるのか??・・・気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、ザックリとまとめておきました。

GSM週末151030

 31日(土)冬型のピークで、高い山で雪を降らせる(上空約1500m)0℃以下の寒気が関東甲信北部まで南下する模様。
 北海道では平地でも雪・・・中部山岳北部の山々でも雪が降り、まだ初冠雪の発表がされていない山々も白く雪化粧をするかもしれません。

 そして1日(日)・・・冬型が弱まり、寒気も徐々に北上傾向。
 西から張り出す高気圧の晴天域が拡大しそうですが、北陸付近だけは回復が遅め・・・ということになりそうです。
 (そうそう・・・寒気が抜けて晴れ間が広がるこのタイミング・・・放射冷却現象が強まって、朝は今季一番の寒さになるかも?)

 続いて、2日(月)~3日(文化の日)

GSM週前半151030

 冬型が緩んでもすぐに天気は好転せず・・・・

 2日(月)は・・・いわゆる南岸低気圧が太平洋沿岸を北東進することが予想されています。
 (先にチェックした北半球上空の気圧配置のうち、中国西域に観測されていた寒冷渦が、この南岸低気圧発生・発達の原動力になるようです)

 もっとも、寒気は北上したままですから、さすがに雪になることはありません
 一方、暖気の流入も今一つなので、冷たい雨になるかも?
 
 そして3日(文化の日)
 南岸低気圧が発達しながら北東進して、西高東低 冬型の気圧配置になることが予想されています。
 ただ・・・上空の気圧配置は好天傾向・・・上空の気圧の尾根優勢の場・・・
 強い寒気が南下することはなく北陸付近で時雨れる程度で済みそうです(当日、新潟県境に行く予定のKasayanとしてはアーア・・・なんですけど)。

 最後は4日(水)と5日(木)

GSM週後半151030

 上空の気圧の尾根が本領発揮・・・移動性高気圧がドカン。
 両日ともに、秋晴れ優勢の空模様になりそうですが・・・

 高気圧と高気圧の間・・・気圧の谷になる西日本の太平洋側では、暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)が流れ込み、局地的に雨が降るかも?しれません。

 ということで・・・気温の傾向(平年差)もグラフでチェックしておきましたが・・・

週間気温グラフ151030
(事情があって南西諸島がなくてごめんなさい)

 この週末で気温の傾向が大きく変化・・・来週末にかけて平年を上回る傾向が予想されています。
 暖かくてイイなんていう方もいらっしゃると思いますが・・・

 昨日発表された一か月予報では・・・この週末の寒さの後、向こう一か月、高温傾向が続くことが予想されていて・・・
 3日(文化の日)~12日(木)にかけては、全国的に平年よりかなり高くなる可能性もあるとして、異常天候早期警戒情報まで発表されています。

 したがって、農作物への影響が心配されるところ。
 もちろん、高気圧に覆われ、晴れて暖かくなるパターンも・・・
 低気圧が南から暖気を吸い上げて、暖かくなるパターンもあって、好天ばかりが続くわけではないと思いますけど・・・
 これもエルニーニョの影響・・・なんでしょうかね??


 ではここから今日の空模様

菅平151030

 今朝の長野市・・・最低気温は平年をやや下回る5.8℃(05時17分)。
 冬のような寒々しい景色が広がっています。


 (4K画質で撮影。可能であればHD・拡大設定でご覧ください)

 この冷え込みで、今朝は日の出とともに長野盆地南側を流れる千曲川沿いに霧が発生(画面奥、山沿い)。

 川中島の古戦場付近も霧に覆われていました。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況151030

 気圧配置を広い視点で見ると、西高東低 冬型の気圧配置。
 冬型らしく、北日本の日本海側に雨・雪雲が観測されていますが・・・

 日本海と関東沖に小さな低気圧が発生していて・・・等圧線の間隔もかなり広く・・・
 冬型といっても、かなり弱い冬型と言えそうです。

 また、今度は気圧配置を狭い視点で見ると・・・
 東日本付近は、2つの小さな低気圧に挟まれていて、等圧線も低気圧側にやや蛇行・・・相対的な高圧部になっていて・・・晴天域が広がっていることがわかります。

 また、九州方面には、大陸から延びてきた前線の降水帯が接近中

 ということで・・・今朝はちょっと複雑な空模様になっているようですが・・・
 今日これからの空模様・・・こちらも気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、詳しくチェックしていきましょう。

GSM30日151030
(図をクリックすると注釈の書き込みのない原図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・北日本では、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が、-30℃以下の寒気を伴い、断続的に通過する模様。

 また、-20℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷も、断続的に山陰~北陸~東北を通過することがわかります。

 このため地上では・・・下段の図・・・関東沖の低気圧が北東に遠ざかり・・・太平洋側は晴天域が拡大するものの・・・
 北日本の等圧線が混雑し始め、西高東低(南西高北東低?) 冬型の気圧配置になって・・・北陸付近を中心に、日本海側に(北西季節風の収束線に対応する)降水域がかかることが予想されています。

 一方、九州南部~南西諸島方面では・・・再び上段の図・・・偏西風の強風帯が、比較的ストレートに停滞
 これに対応して・・・下段の図・・・前線の降水帯が、それほど発達することなく、九州の南海上に停滞し続けることが予想されています。

 ということで・・・今日は前線の影響より、冬型の気圧配置の影響がポイントになりそうですが・・・
 (南西諸島方面の方、ごめんなさい)

 最後は以上のチェックポイントを確認しつつ、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ151030
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 紫色は下層雲。

 細かいことはアニメ中の描き込みをお読みいただきたいと思いますが・・・
 
 Kasayanの住む長野県北部や新潟県付近は時雨れ模様。
 (上空約1500m)-6℃以下の寒気が南下してくる北海道は雪
 青森県付近・・・高い山の降水は雪になると思いますが・・・平地はちょっと微妙ですね。

 また、明日朝は・・・今度こそ、志賀高原~菅平(東方連山)で初冠雪があるかも?
 (実際は、先週末に一部の山が白くなったんですけど・・・)

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 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
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 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

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拡大GSM151030 拡大北半球の寒気151030  
(図をクリックすると注釈の書き込みのない原図が拡大します)

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南西高北東低?変則的な冬型強まり冬の寒気南下。週末の天気は?(151029)


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 天気予報番組では、この週末は寒くなるよ!!と、伝えていると思います。

 そこで、昨夜21時に観測された北半球の気圧配置と気温の様子をまとめておきました。

北半球寒気151029
(図をクリックすると注釈の書き込みのない原図が拡大します)

 北極を中心に、反時計回りに吹いている偏西風の様子や・・・
 悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)・・・
 そして好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)を描き込んでみたんですが・・・

 蛇行する偏西風に乗って、北極から日本付近に流れ出している寒気は、北米東岸、北欧方面に流れ出している寒気に次いで3番目に強い寒気で、中心に-36℃以下の寒気は伴っていませんが・・・
 
 偏西風がユーラシア大陸東岸付近で大きく南に蛇行し、沿海州付近に大きな寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)を形成。
 そして、停滞する寒冷渦の南側を、悪天パワーを持った上空の気圧の谷が、次々と日本付近にやって来る状態になっていることがわかります。

 このため、寒気自体はそれほど強いものではないものの、日本付近ではそこそこの寒気と上空の気圧の谷の悪天パワーがセットになって、冬型の気圧配置が続き・・・
 寒冷渦と上空の気圧の谷が東海上に抜ける月末まで北海道中心の降雪や冷たい北風が続くことになるようです。

 ただ、その後は・・・現在、中央アジア付近に形成されている好天パワーを持った上空の気圧の尾根が、日本付近にやってきます
 このため、週末の寒さから一転、来週は後半にかけて好天傾向が続き、気温も上昇することに。

週間気温グラフ151029

 向こう一週間の気温の傾向(平年差)を見ても、31日(土)をピークに気温が上昇
 北日本を中心に、来週末にかけて平年を大きく上回ることが予想されています。

 気温のアップダウンが大きいですよね・・・

 なお、低温のピークが予想されている今週末の空模様・・・今日の空模様より先にチェックしておきましょう。

GSM週末151029
(図をクリックすると注釈の書き込みのない原図が拡大します)

 寒さのピークにあたる31日(土)は・・・南西高北東低?の変則的な冬型の気圧配置。
 北陸以北の日本海側には時雨れの降水域が予想されていて・・・平地でも降水を雪にする(上空約1500m)-5℃以下の寒気が東北北部まで南下
 高い山で雪を降らせる0℃以下の寒気も、関東甲信地方の北部まで南下することが予想されています。

 このため北海道西岸ではが降ったり、舞ったり、曇ったり。
 北陸付近には冬のような重い雲がかかり冷たい雨が降ったり止んだりで・・・関東甲信北部、北アルプスや北信五岳、志賀高原方面では積もるような雪になるかもしれません。

 一方、太平洋側は、概ね初冬晴れ??(Kasayanの造語です)になるものの・・・
 西日本の太平洋側には、初秋と秋を分ける前線の降水帯が北東進
 活発な降水域は海上主体ですが、九州南部などでは雨になることが予想されます。

 そして1日(日)・・・変則的な冬型の気圧配置が緩み始め、寒気も徐々に北上
 天気傾向は土曜日と変わりませんが、全体にゆっくりと回復傾向
 ただ、2日(月)にかけて、太平洋沖の前線降水帯に低気圧が発生し・・・この冬、エルニーニョ現象の影響として多発が予想されている南岸低気圧の予行演習??が予想されています。

 
 ということで・・・この先の気温の傾向や週末の空模様をチェックしてきましたが・・・
 さらにその後の空模様・・・北欧や北米に南下している寒気がどのようなカタチで?、どのようなタイミングで?日本付近にやって来るのか・・・
 昨年以上にウィンタースポーツを楽しみにしているKasayanとしては(タイヤ交換や除雪の面倒くささは忘れています)・・・今日の午後発表される、最新の一か月予報が気になるところです。

  一か月予報(週一回木曜日発表): http://www.jma.go.jp/jp/longfcst/

   府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
   府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
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 さて、ここからは今日の空模様

菅平151029

 Kasayanの住む長野市・・・曇り空が続いた昨日とは一転、青空優勢
 ただ、冬場のように、北から流れ込む雲が、志賀高原~菅平高原の稜線を隠しています。

 最低気温は7.8℃(06時15分)・・・平年より1℃ほど高めですけど、昨日より一気に7℃も低くなっています。


 そんな今朝の実況ですが・・・

実況151029

  気圧配置は南西高北東低?の変則的な冬型の気圧配置。
 そして、日本海を冬の寒気の先端に位置する(天気図に描けない潜在的な)弱い前線帯が南下していて・・・
 弱い前線帯の降水帯が、北日本の日本海側にかかり始めています。

 また、関東沿岸にも弱い気圧の谷(等圧線の高気圧側への蛇行域)・・・というか低圧部が発生
 低圧部東側から暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)が流れ込み、関東付近だけを温め、鹿島灘付近に弱い雨雲を発生させていることがわかります。

 衛星の水蒸気画像を見ると・・・大陸の寒気を運ぶ偏西風強風帯の南側への蛇行域が北日本へと東進。
 そして、偏西風の強風帯に沿って、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が、断続的に北日本を通過中

 北日本は、今後も変則的な冬型の気圧配置が続き・・・偏西風強風帯が運んでくる冬の寒気も南下・・・
 北海道西岸では平地でも雪・・・東北日本海側の高い山では2回目以降の冠雪になることが予想されます。


 ということで、今日これからの空模様・・・気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、詳しくチェックしていきましょう。

GSM29日151029
(図をクリックすると注釈の書き込みのない原図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・午前中北日本-20℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が通過
 そして夜にかけて-30℃以下の冬の寒気を伴った上空の気圧の谷接近してくることがわかります。

 このため地上では・・・下段の図・・・午前中に通過する上空の気圧の谷に対応して、(上空約1500m)-5℃以下の寒気の先端に位置する弱い前線の降水帯が、北日本日本海側に上陸
 その後、-30℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷の接近に対応し、日本海では北西季節風の収束線によって形成される降水帯(JPCZ:日本海寒帯気団収束帯)が活発化して、山形県付近にかかり始めることが予想されています。

 一方太平洋側では・・・再び上段の図・・・上空の浅い気圧の谷東海上に抜けにかけて非常に浅く小さな上空の気圧の谷九州南岸付近に接近する模様。
 これに対応して地上では・・・下段の図・・・関東沖の低圧部が低気圧として顕在化しながら北東進し、関東付近は回復してくることが予想されています。
 一方、九州方面は・・・高気圧の乾燥した晴天域が優勢で、上空の浅い気圧の谷の影響は見られません。


 ということで・・・今日は冬型の北日本・・・特に日本海側の雨や雪・・・
 そして、気温の低下がポイントになりそうですが・・・


 最後は以上のチェックポイントを確認しつつ、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ151029
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 紫色は下層雲。

 北日本・・・日本海側中心の降水は2段階

 今日日中弱い前線帯に対応する風の収束線の降水帯が東北に上陸・・・南下した後、いったん小康状態になり・・・・
 明日未明から朝にかけて、-30℃以下の上空の気圧の谷の接近に伴い、日本海JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の降水帯が活発化し・・・北陸~東北日本海側にかかり始めることが予想予想されています。

 そして、高い山で雪を降らせる0℃以下の寒気、平地でも雪を降らせる-6℃以下の寒気がジワジワと南下
 北から、そして標高の高いところから冷たい雨が雪に変化してくると思われます。

 なんだか冬の到来を感じさせるような天気変化ですけど・・・
 明後日土曜日にかけてさらに冬の近づくことは、冒頭ですでにチェックした通り。

 つきなみですけど体調管理、ご注意ください。

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
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     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

拡大北半球151029 拡大GSM151029 拡大週末151029
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 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
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冬型の気圧配置。ゆっくりと寒気南下。週末は肌寒さピーク?(151028)


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 また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
 それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??










お願い  現在、 PIONIER 9OKAZAKI30OKAZAKI32VENT DE FETE 30を探しています。いずれもティラー、シャフトドライブ仕様優先で考えております。 良いお話しがあるようでしたら、記事最後に掲載してあるメールアドレスにご連絡いただければ幸いです。

 Kasayanの住む長野市・・・昨夜遅くから雨になりましたが・・・

菅平151028

 明け方までに雨は上がり、どんよりとした曇り空


(長野市南部 夜明け インターバル撮影)

 ただ、朝焼けが志賀高原~菅平高原を染め、幻想的な景色を見せてくれました。

 最低気温は14.5℃(05時52分)。
 昨夜通過した寒冷前線に流れ込んだ暖気が残り、平年を7℃前後も上回る暖かい朝になっています。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況151028

 午前3時の段階で・・・低気圧が発達しながら道北へと進み、寒冷前線が東~北日本を通過中
 東~北日本には、寒冷前線の雨雲と、前線前面に流れ込む暖湿気(雨の原料)によって発生した雨雲がかかっていますが・・・午前8時過ぎには、概ね東海上に抜けているようです。

 衛星の水蒸気画像を見ると・・・沿海州と西日本を、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が北東進中
 低気圧や寒冷前線の影響が、どこで?どの程度?残るのか?・・・それともスパッと回復するのか?が気になるところ。


 ということで、今日これからの空模様・・・気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデルを使って、詳しくチェックしていきましょう。

GSM28日151028
(図をクリックすると注釈の書き込みのない原図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・-20℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が、沿海州~北海道西岸を北東進
 北海道には、ジワジワと-20℃以下の寒気が南下し、夜にかけて-30℃以下の寒気も道北方面に流れ込み始める模様。

 また、西~東日本方面では、午前中、上空の気圧の谷が東海上に抜けた後、夜にかけて太平洋側と日本海沿岸を、上空の浅い気圧の谷が通過していくことが予想されています。

 このため地上では・・・下段の図・・・上空の気圧の谷にドリブルされるように、サハリン付近の低気圧が、降り注ぐ悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)によって発達しながら北東進
 北日本は、南西高北東低の変則的な冬型の気圧配置になって、等圧線が大混雑
 今夜にかけて強風や高波が続くことが予想されています。

 一方、西~東日本方面では・・・太平洋上の上空の気圧の谷に対応して、関東沖に発生した低気圧発達しながら北東進
 代わって、西から張り出してくる高気圧の晴天域が優勢になるようですが・・・

 上空の浅い気圧の谷の通過と、変則的な冬型の気圧配置、そして寒気の南下に伴って、北陸付近では今夜にかけても降水域が残る模様。
 また、高気圧の東の端・・・上空の浅い気圧の谷が断続的に通過する関東沿岸にも、東に遠ざかる低気圧から流れ込む暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)の流れ込みによる小さな降水域(局地的なにわか雨)が残ることが予想されています。

 ということで・・・寒冷前線が通過した後の今日の空模様・・・東~北日本ではスパッと回復しない模様。
 また、西高東低(南西高北東低)、(変則的な) 冬型の気圧配置になっても、北海道西岸付近の降水は回復傾向
 むしろ・・・上段の図・・・今夜、沿海州方面に南下してくる(-30℃以下の寒気を伴った)上空の気圧の谷が通過する明日以降、本格的な冬型の気圧配置や天気分布(日本海側に降水、太平洋側は晴れ)に??

 そこで、明日29日(木)の空模様もチェック。

GSM29日151028
(図をクリックすると注釈の書き込みのない原図が拡大します)

 やはり、次の上空の気圧の谷が通過する明日北日本の日本海側中心に降水域が予想されています。
 そして、平地でも降水が雪になる(上空約1500m)-5℃以下の寒気が津軽海峡付近にまで南下
 先日、北海道から初雪の便りが届きましたが、明日は2番目の雪になるところが多いかもしれません。

 また、晴天域が広がる西~東日本も、朝は放射冷却現象が強まり、今日とは一転、かなり冷え込むことが予想されます。


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ151028
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 紫色は下層雲。

 寒冷前線の雨雲は早々に東海上に抜けますが・・・
 日中は北陸付近夕方以降は関東付近風の収束線が停滞
 結局、東日本は、内陸部を除いて、ぐずつき気味の空模様が続き・・・・

 次の上空の気圧の谷が接近する深夜から未明にかけて、北日本の日本海側中心に冬型に伴う降水域が活発化
 平地で雪をもたらす寒気も南下し、冬らしい天気に変化してくることがイメージできます。


 なお、明日にかけて強まる冬型の気圧配置・・・寒さの影響は・・・・

週間気温グラフ151028

 向こう一週間の気温傾向(平年差)をチェックしてみると、今月いっぱいは続き・・・・
 北海道では、平年を6℃以上も下回る寒さに・・・
 東日本でも31日(日)をピーク平年を6℃ほど下回ることが予想されています。

週間寒気151028
(図をクリックすると注釈の書き込みのない原図が拡大します)

 向こう一週間の(地形の影響を受けにくい上空約1500m寒気の様子を見ると、寒気を運び込む上空の深い気圧の谷が今月いっぱい、東~北日本付近に居座る模様。

 この寒気によって、紅葉が一気に里に下り・・・高い山から冬枯れが広がり始めることになるかも??

 昨日からの寒冷前線・・・また、季節を前に進めるようです。

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
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拡大GSM28日151028 拡大GSM29日151028 拡大週間寒気151028
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寒冷前線接近、西からゆっくり下り坂。明日から再び冬型へ(151027)


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 今朝は厳しい冷え込みは緩み、ホッとした朝になっていると思いますが・・・このままで済むわけがない??
 向こう一週間の気温の傾向(平年差)をチェックしてみると・・・・

週間気温グラフ151027

 今日(27日)だけ平年を大きく上回るだけで、明日以降しばらくの間、平年を下回る日が続くことが予想されています。
 特に北海道は、平年を6℃以上も下回る日が今月いっぱい続き、いきなり冬??といった感じ。

 そこで、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、向こう一週間の空模様をまとめておきました。

GSM6コマ151027
(図をクリックすると注釈の書き込みのない原図が拡大します)

 今夜、寒冷前線が東海上に抜けた後、明日は西高東低 冬型の気圧配置に。
 平地でも雪を降らせることができる(上空約1500m)-5℃以下の寒気が北海道に流入し・・・

 西高東低 冬型の気圧配置は、今月いっぱい南西高北東低?という変則的な冬型の気圧配置を保ち・・・-5℃以下の寒気も北海道付近に居座り続けることが予想されています。

 一方、西~東日本では、30日(金)頃まで、冬型の気圧配置ならではの天気分布・・・北陸付近で時雨れ・・・西~東日本の太平洋側中心に晴天・・・という傾向が続き・・・
 その後週末は、冬ならば太平洋側に雪を降らせる南岸低気圧の通過によって、久々にまとまった雨になることが予想されています。

 なんだか(エルニーニョの影響が予想されている)この冬の天気の予行演習といったような空模様が続く一週間・・・
 秋の行楽シーズンとしてはイマイチな天気変化・・・ということになりそうですね。


 それでは、ここから今日の空模様

菅平151027

 今朝の長野市・・・最低気温は6.3℃(06時19分)で、昨日ほどの冷え込みにはなっていませんけど、それでも平年並みかやや下回る気温
 空気が澄んでいて、周辺の2000m級の山々の上には、偏西風の風速が強いときにできやすいUFO型の雲がいくつも浮かんでいます。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況151027

 昨日午後の晴天を運んできた高気圧南東海上へ
 日本付近は、大陸の高気圧と南東海上の高気圧に挟まれて、西から気圧の谷に入ろうとしています。

 そして、南東海上の高気圧後面には南海上の低気圧から暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)が流れ込み始めていて、関東沖に雨雲の帯が観測されています。
 また、発達しながら沿海州へと北東進中に低気圧にも暖かく湿った空気が流れ込み始めていて、暖かく湿った南西風が収束している九州北西岸には、早くも雨雲の帯が上陸しようとしています。

 衛星の水蒸気画像を見ると・・・好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が、東~北日本を通過中
 東~北日本は、日中も高気圧の余韻が残り、まずまずの天気で推移すると思われますが・・・

 東シナ海と渤海付近から、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が接近中
 好天ベースの天気は、西から下り坂に向かうことが予想されます。

 では、どんようなタイミングで下り坂に向かうのか?
 今日これからの空模様・・・こちらも気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、詳しくチェックしていきましょう。

GSM27日151027
(図をクリックすると注釈の書き込みのない原図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)は、今夜にかけて東海上へ
 日本付近は下り坂のステージに入り・・・・

 悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が、断続的に西~東日本を通過
 夜にかけて、通過する上空の気圧の谷が深くなりはじめ(蛇行が大きくなり)、日本海には-20℃以下の上空寒気が流れ込むようになります。

 このため地上では・・・下段の図・・・上空の気圧の尾根とともに、高気圧は東に遠ざかり・・・
 
 太平洋側を弱まりながら通過する上空の気圧の谷に対応し、寒冷前線の接近に先行して、高気圧後面から暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)が流れ込む太平洋岸中心に降水域が活発化
 寒気を伴う上空の気圧の谷の接近に伴い、(後面に冬の寒気を背負った)寒冷前線の活発な降水帯が本州上を東進し・・・日中は西日本夕方からは北日本夜になって東日本通過することが予想されています。

 また、寒冷前線の南側には、日射しと相まって25℃以上の夏日をもたらすチカラがある10℃以上の暖気が、強まる南西風とともに流入する模様。
 暖気の入り口にあたる西日本太平洋側で気温が上昇するのはもちろん・・・春一番のときと同様、山越えの風が吹き降りる北陸付近ではフェーン現象が発生し、暑く乾いた風が吹き抜けることも想定されます。


 続けて、今日の雨の原料になる暖かく湿った空気(暖湿気)の流れ込みの様子もチェックしておきましょう。

相当温位151027
(図をクリックすると注釈の書き込みのない原図が拡大します)

 これは、気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図ですが・・・

 暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)は、西から接近・通過する寒冷前線の前面だけではなく、東日本の太平洋沿岸にも流入する模様。

 寒冷前線付近では、大陸から南下する寒気と暖気がぶつかって雨雲が活発化
 上空には-20℃以下の寒気も流れ込んでくるので、大気の状態も不安定に

 一方太平洋沿岸では潜在的な前線帯が発生し、曇りがちの空模様と、(先の降水域の予想のように)局地的なにわか雨をもたらすことが考えられます。

SSI151027

 SSIという大気の安定度の指数を見ると、寒冷前線付近・・・それも暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)の入り口にあたる西日本付近中心にで大気の状態が不安定になることがわかります。

 寒冷前線が通過するタイミングでは、ザッと降る雨だけではなく、落雷や突風等にも注意が必要になりそうですね。


 それでは最後・・・以上のチェックポイントを確認しつつ、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

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 詳しいことはアニメ中の描き込みをお読みいただきたいと思いますが・・・

 寒冷前線の通過・・・西日本では日中になってしまいますけど、東~北日本は夜間
 東日本ではサッサと帰宅してしまえば(弱い通り雨を除いて)傘の出番はなくて済みそうですね。

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
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       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
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      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
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プロフィール

Kasayan

大昔、気象会社や東京の放送局で天気予報番組を作っていたこともありますが今は故郷長野で2回目の日本一周を夢見るただのヨット好き。山岳ガイドのタマゴたちと気象の勉強中。最近多くの時間を野尻湖畔の山小屋で過ごしています。

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