気象予報士Kasayanのお天気放談

故郷長野に帰ってきたヨットオタクの気象予報士Kasayan。 天気予報は当たるのか?天気予報がハズレたらどうなるのか?天気予報の安全マージンは? 一般的な天気予報とは異なる視点からの解説をモットーに、日々の天気を放談?します。

2015年11月

 Twitterでは、今日の記事の内容をひとことでまとめています。お時間の無い方・更新時間を知りたい方はご利用ください。https://twitter.com/kasayangw

日本海を低気圧北東進。夜にかけて弱い冬型へ(151130)


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 また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
 それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??










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 Kasayanの住む長野市・・・

菅平151130

 今朝の最低気温は-0.6℃(06時13分)で、今季最低の冷え込みに。
 とはいっても、平年より1℃ほど低い程度。

槍ヶ岳151130


 氷点下になるということは・・・空気が澄んで放射冷却現象が強まっているということ。
 北アルプスの表銀座・・・大天井岳を従えて、槍ヶ岳が真っ白な穂先を見せていました。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況151130

 天気図上から冬型の気圧配置はすっかり消えて・・・全体としては(冬型とは真逆の)西低東高の気圧配置。
 日本海と太平洋を低気圧が東進していて、一見”西から下り坂”という気圧配置になっています。
 このため、早くも北陸付近や西日本の太平洋岸に雨雲が観測されているわけですが・・・

 いずれの雨雲も沿岸ギリギリ
 日本海と太平洋の低気圧に挟まれ、西日本も相対的な高圧部(気圧の尾根)になっているため、辛うじて晴天域が優勢になっているものと思われます。

 衛星の水蒸気画像を見ると、日本海沿岸と太平洋側に偏西風の強風帯があって、それぞれ二つの低気圧の進路や発達に関与している模様。
 そして、いずれの偏西風強風帯でも、西から悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が東進していることがわかります。

 ということは・・・日本海側も太平洋側も下り坂???
 そんな今日の空模様・・・気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、詳しくチェックしていきましょう。

GSM30日151130
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・日本海沿岸の偏西風強風帯は、今夜にかけてやや北上傾向
 この偏西風強風帯に対応し、今夜にかけて悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が、-30℃以下の寒気を伴いながら、断続的に北海道へと進むことが分かります。
 したがって、日本海側は北日本中心に下り坂

 一方、太平洋沿岸の偏西風強風帯に沿って、上空の気圧の谷がそれほど(蛇行が)深まることなく北東進
 今夜にかけて、ゆっくりと東海沖へと進む模様。

 このため地上では・・・下段の図・・・寒気を伴った上空の気圧の谷に対応して、日本海に発生した低気圧は、発達しながら北海道へ
 先週末ほどではありませんけど、北海道では再び風雪が強まることが予想されています。

 また、北陸以北の日本海側では、低気圧から延びる潜在的な寒冷前線が通過した後、冬型に伴う降水域が形成される模様。
 地上付近(地形の影響を受けにくい上空約1500m)の寒気の流れ込みはそれほど強くないので、北海道付近や標高の高い地域を除いて、雨主体になると思われます。

 一方、太平洋側は・・・上空の気圧の谷の悪天パワーがそれほど強くないため、南西諸島付近に発生した低気も発達することなく北東進し・・・東海沖で低圧部に格下げされる可能性アリ。
 降水域も活発化せず、海上主体で北東進し、太平洋沿岸は今夜にかけても晴天優勢で推移することが予想されています。

 ということで・・・今日は日本海側の降水と、北海道のプチ荒れ模様ポイントに。
 太平洋側はあまりマークしなくても良さそうですが・・・

 北海道には、低気圧とともに、-30℃以下の寒気が流れ込むことが予想されていますから、風雪の強まりに加えて、大気の状態も不安定になることが想定されます。

SSI151130

 SSIという大気の安定度の指数を見ると、低気圧南東側・・・東北北部付近で大気の状態が不安定になることが予想されています。

 ちょうど秋田県付近・・・ハタハタの産地なので、この時期の雷を「ハタハタ起こし」なんて呼ぶこともあるようですが・・・ハタハタを漢字で書くと「鱩」
 魚へんに雷・・・なかなか考えたモノですね。


 ということで・・・最後は以上のチェックポイントを確認しつつ、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ151130
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)
 
 紫色は下層雲。

 詳しくはアニメ中の書き込みをお読みいただきたいのですが・・・

 今日の日本海側の下り坂・・・今夜から明日朝までの短期決戦になりそうです。

 で・・・(比較的)長期決戦??になりそうなのが、今週末
 詳しくは昨日の記事をお読みいただきたいのですが・・・

北半球の寒気151130
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 昨夜21時観測の北半球上空の寒気の様子をチェックしてみると・・・

 すでに大陸東岸付近には、-36℃以下の・・・北半球で2番目に強い寒気が控えていることが分かります。
 今週末も先週末と似た空模様に。

 その後は・・・しばらく寒気の南下がお休みして・・・現在北米大陸東岸付近を通過中の強い寒気がどのようなカタチで日本付近に進んでくるのか???が気になるところです。

      府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

拡大GSM151130 拡大北半球の寒気151130 
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)

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冬型緩むも、西から早くも下り坂へ。向こう一週間の空模様は?(151129)


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 先週末は初雪騒動?で少々バタバタ・・・疲れ気味のKasayan・・・・
 週末はマッタリと過ごしているのですが、今朝は運動不足にならないよう善光寺までランニングしてきました。
 (ブログ更新が遅くなって申し訳ありませんでした)

 さて、長野県では、オープンが延期になっていたスキー場も、昨日までの雪によって徐々に営業を始めたようですが・・
 昨年からスキーを再開したKasayanとしては、次の雪が待ち遠しいというのが本音。
 向こう一週間の空模様をチェックしておきました。

GSM6コマ151129
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 例によって、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、明日から6日間の空模様をまとめたわけですが・・・

 明日30日(月)は、日本海と太平洋を低気圧が北東進
 太平洋を通過する低気圧の降水域は海上主体になりそうですが(長野県南部の雪の心配はなくなりましたが、中南信のスキー場にとっては少々残念といったところ)、日本海を北上する低気圧から延びる寒冷前線日本海沿岸をなめるように通過するので、日本海側は一時的に下り坂
 寒気の北上が鈍いので、標高の高い所では雪になるかもしれません。

 そして12月1日(火)は・・・北日本中心の弱い冬型に。
 北陸以北の日本海側に降水が予想されていますが、寒気の位置からすると、まともに雪になるのは東北北部より北の地域になりそうです。

 で・・・2日(水)は、高気圧が張り出し、冬型が緩んで晴天域が拡大
 でも、高気圧の勢力が及ばない東シナ海や、朝鮮半島の北側では、早くも気圧の谷が深まり降水域が活発化し・・・
 3日(木)は、最大3つの低気圧や前線が日本付近を通過して全国的に雨・・・南寄りの風が強まり海上はシケて、全国的に荒れ模様の天気になることが予想されています。

 そして4日(金)から5日(土)にかけては再び西高東低 冬型に。
 平地で雪を降らせるチカラのある寒気も南下してきて・・・(北日本を除き)平地で雪になるか?は微妙ですけど・・・日本海側では、少なくともスキー場はバンザイをしたくなるようなになることが予想されています。

 続いて、向こう一週間の気温傾向(平年差)をチェックすると・・・・

週間気温グラフ151129

 1日(火)の冬型に伴う気温の低下は東日本以北限定のようですが・・・
 3日(木)に低気圧が通過した後、西日本から流れ込む寒気は、平年を大きく下回る気温をもたらす強めの寒気になる模様。
 3日(木)の雨でどれだけ雪が融けるのか???が問題ですが・・・現在の計算値通りに推移するなら、週末の雪は融けた雪を補うに余りある降り方になることでしょう。

 スキーをしない方にとってはウンザリという状況ですけど、例年通りの冬が来なければ困ることもいっぱい。
 今後もこの程度のホドホドの空模様で推移してもらいたいところですね。


 それでは、ここから今日の空模様

菅平151129

 夜明け前、菅平~志賀高原、そして北アルプスなど周辺の山々は、低い雲に覆われて見ることができませんけど、上空は澄み切った空が広がっていました。

 ただ、夜明けとともに、西から雲が広がりはじめ・・・長野県北部に特有の、冬型の気圧配置が緩むタイミングの”最後の一波”の雪(雨)雲が流れ込んできました。

 今朝の最低気温1.7℃(06時53分)。
 手袋なしでは厳しい寒さの中、善光寺では多くの観光客が、お朝事(朝の法要)に集まっていましたが・・・

 そんな今朝の実況

実況151129

 高気圧が沿海州に張り出してきて、西高東低 冬型の気圧配置は北日本限定になってきましたが・・・

 日本海西部には弱い気圧の谷(等圧線の高気圧側への蛇行域)が停滞していて、高気圧が張り出してきた東日本にあっても、北陸付近には雨・雪雲がかかっています。

 また、高気圧の勢力が及ばない東シナ海では、気圧の谷が深まり始めていて、降水域も活発化
 ブログを書いている最中、降水域が九州南部にかかり始めてきました。

 衛星の水蒸気画像を見ると・・・北日本寒気を伴った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が通過中
 この悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷が通過し終われば、北日本も次第に回復に向かうことになりそうですが・・・
 
 大陸から上空の気圧の谷が接近し始めている西日本は、これから下り坂に向かう可能性があります。

 そんな今日の空模様・・・こちらも気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、詳しくチェックしていきましょう。

GSM29日151129
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・北日本を通過中-35℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷は、午前中には東海上に抜ける模様。
 そして夜にかけて好天パワーを持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が通過するので、北日本の天気は次第に回復してくると思われます。

 一方、西~東日本・・・午前中九州方面上空の浅い気圧の谷が断続的に通過
 夜にかけて、南北縦に約6本の上空の気圧の谷が、次第に一体化しながら(位相を揃えながら)接近してくることが分かります。
 したがって、南西諸島~九州付近はかなり早めに・・・日本海西部は夕方以降下り坂に向かうことが想定されます。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して、地上では・・・下段の図・・・上空の気圧の谷に対応して北海道西岸に発生していた(石狩湾)小低気圧が次第に不明瞭になり・・・
 上空の気圧の尾根の接近に対応して、東北付近に高気圧が張り出してきて晴天域が拡大し・・・北海道の降雪も徐々に弱まってくることが予想されています。

 また、北陸付近の降水域も消滅し、東日本でも晴れ間が広がってくるようですが・・・

 上空の気圧の谷が接近してくる東シナ海では気圧の谷が深まり低気圧が発生し、降水域も拡大・・・九州南部にかかりはじめ・・・
 また、朝鮮半島付近でも気圧の谷が深まって潜在的な温暖前線の降水帯が山陰付近に接近してくることが予想されています。

 どうやら西日本は、早くも九州南岸と山陰付近から下り坂・・・ということになりそうですね。


 では最後・・・以上のチェックポイントを確認しつつ、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ151129
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 紫色は下層雲。

 上空の気圧の尾根が接近・通過する北陸~北日本は回復に向かうようですが・・・・
 北海道西岸付近だけは、小低気圧が消滅しても北西風の収束線が残りスパッと回復しないようです。

 また、九州南岸付近では朝からぐずつき気味
 さらに、日本海では、低気圧の発生に先行して・・・上空の気圧の谷の接近に伴う風の収束線の降水帯が活発化
 一時的、局地的ですけど、山陰付近に雨や雪を降らせることが予想されています。

 沖合に収束線の降水域が停滞する関東沿岸も含め・・・冬型の気圧配置が緩んでも、晴天には数か所、虫食いがありそうですね。

      府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
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 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
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拡大GSM6コマ151129 拡大GSM151129      
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弱まりながらも冬型続き、今夜北陸付近で再び雪雲活発化(151128)


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 昨日、西日本に遅れてKasayanの住む長野でも初雪が観測されました。


(長野駅付近から南の空。09時50分~11時10分)

 これは、昨日初雪が観測された時間帯の、長野市街地への雪雲の流れ込みの様子。
 
 午前10時45分頃から、長野市の西・・・北アルプス方面からの西風が強まり、雪雲が急速に流れ込んでみぞれになり、これをもって初雪の発表に至りました。

 その後、午後1時頃にかけて気温が急速に下降。
 1℃を下回った頃から大粒の雪に変わり、市内周辺の里山でも積雪が始まりました。

 冬タイヤへの交換のトリガーになる初雪なので、ローカル局のニュースは「タイヤ交換の予約殺到」という話題で横並びになっていましたが・・・

菅平151128

 とりあえず、今朝の時点で、長野市街地の道路に積雪はなく、周辺の山々に出かけない限りは、ノーマルタイヤで何とか凌ぐことができる状態になっています。

 その代わり、今朝の気温は1℃前後。
 平年並みかやや高めですけど、昨日の雨や雪に伴う空気中の水蒸気が凝結し、周囲の山には霧が発生。
 灰色の景色が広がっています。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況151128

 気圧配置は西高東低 冬型
 
 ただ、等圧線日本海で2か所、高気圧側に湾曲していて・・・低気圧に吹き込む西よりの季節風が収束
 日本海側の雪雲は、北陸と東北北部に偏って発達しているようです。
 (青森県も今朝、ようやく初雪が観測されたようです)

 衛星の水蒸気画像を見ると、昨日荒れ模様の天気をもたらした低気圧直上の寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)はオホーツク海に抜けた模様。
 荒れ模様のピークは過ぎたと思われますが、まだまだ悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が、断続的に北日本を通過中
 冬型の気圧配置の影響は、北日本を中心に、もうしばらく続くと思われます。

 また、沿海州方面でも、上空の気圧の谷が南下中
 この上空の気圧の谷が本州に接近する今夜以降、再び雪雲の活発化が想定されますが・・・・

 
 今日これからの空模様・・・今日は久々に、(記事最後のリンク先から何方でも入手可能な)専門の天気図を使って、詳しくチェックしていきましょう。

500図151128
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・今回の荒れ模様の天気の主役・・・悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)の親分といえる寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)は、今夜にかけてカムチャッカ半島の南東海上まで遠ざかる模様。
 ただ、寒冷渦の南西側を、悪天パワーを持った上空の気圧の谷が断続的に南下してくることが分かります。
 したがって、北海道の回復はまだ先に・・・・

 一方、北陸付近は、午前中、これといった上空の気圧の谷の通過はなく、空模様はいったん小康状態になりそうですが・・・
 今夜上空の気圧の谷が通過する模様。
 上空の気圧の谷が通過するタイミングで、一時的に下り坂に向かうことが考えられます。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して、地上では・・・下段の図・・・寒冷渦の北東進に対応して、オホーツク海の抜けた低気圧は不明瞭に
 新たな低気圧がカムチャッカ半島の南東海上に発生するというワープ??のカタチで低気圧が遠ざかっていくことが予想されています。

 ただ、今夜にかけても上空の気圧の谷が北日本を通過するため、北海道付近の等圧線は混雑したまま
 北日本は、津軽海峡付近に予想されている降水帯付近を中心に、まだまだ風が強く、雪の降りやすい状態が続くことが予想されています。

 一方、北陸付近は・・・日本海西部に発生した西よりの風と北寄りの風の収束線(JPCZ:日本海寒帯気団収束帯)の降水帯がかかり続けるものの、午前中はいったん降水帯が弱まる模様。
 ただ、夜にかけて、上空の気圧の谷の接近に伴い、再び収束線の降水帯が活発化することが予想されています。

 結局、冬型の気圧配置は弱まる傾向ですが、北陸や北日本への冬型の気圧配置の影響は、まだまだ続くことになりそうですね。


 続いて、予想されている降水を雪に変える上空の寒気の様子もチェック。

500気温151128
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 上段の図は、空模様の骨格と同様、上空約5500mの気温分布。
 下段の図は、地形の影響を受けにくい上空約1500mの気温分布。
 先にご紹介した天気図の上空の気圧の谷や地上の低気圧・高気圧等も重ね合わせておきました。

 まず、上空の寒冷渦、地上の低気圧が遠ざかる北海道付近ですが・・・上空では-36℃以下の(雪雲を空高く成長させ)大雪をもたらす強い寒気が、今夜にかけて流入する模様。
 また、地上付近でも、-9℃以下の寒気停滞することが予想されています。
 したがって、上空の気圧の谷の悪天パワーが断続的に降り注ぐ北海道方面では、今夜、局地的に大雪になる可能性も

 また、昨日-30℃以下の上空寒気が通過したあと、いったん寒気が抜ける傾向の北陸付近にも・・・今夜、上空の気圧の谷の通過とともに、-30℃以下の寒気が南下する模様。
 北陸付近に停滞することが予想されている風の収束線に伴う雪雲の帯(JPCZ)は・・・大気の状態が不安定になることが予想されるこのタイミングで一時的に空高く成長し・・・長野県北部も含めて雪や雨を降らせることになりそうです。


 ということで・・・最後は以上のチェックポイントを確認しつつ、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

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 北陸付近の風の収束線と、津軽海峡付近の風の収束線・・・いずれもしぶとく停滞
 今夜再び活発化するようですね。


 なお、明日の空模様
 こちらはいつものGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)で簡単にまとめておきました。

GSM29日151128

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拡大500図151128 拡大500図151128     
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

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西高東低 冬型強まり、強風・高波・大雪も。週末と来週の空模様は?(151127)


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 今朝はニュース番組でも荒れ模様の天気を伝えていますが・・・
 そんなニュース原稿のモトになっているのが、気象庁発表の「暴風と高波及び大雪に関する全般気象情報」(リンク:「・・・と気象庁は注意を呼び掛けています」というニュース原稿のもとネタ)。

 原本はリンク先でお読みいただくとして・・・防災事項だけ抜粋してご紹介。

気象情報151127

 北日本と北陸を中心に全国的に風が強まり、海上は大しけに。

 また、日本海側では広範囲で雪・・・標高の高い所では積雪になって・・・
 東~北日本ではこの状態が明日にかけても続くことが予想されています。

 さらに、活発な降雪が予想される地域では大気の状態も不安定に。
 落雷や竜巻などの突風も想定されています。

 そこで・・・気象庁から警戒が呼びかけられているこれらの現象に注目しながら、今日の空模様・・・そして、週末と来週の空模様をチェックしていきたいと思います。

 まずは今日の空模様

菅平151127

 Kasayanの住む長野市・・・東の空はほぼ快晴ですが・・・

美ヶ原151127

 西からは雪雲と思われる雲がジワジワと拡大していて、北アルプスを見ることはできません。
 最低気温は2.6℃(03時05分)。

 この雪雲が流れ込むタイミングで冷たい雨がパラリ・・・
 標高が高く地上気温が3℃を下回る地域では、雪がチラチラ・・・
 降り始めることになりそうですが・・・

 そんな今朝の実況

実況151127

 ニュースでご存じのように、発達のピークを迎えた低気圧日本海を北東進中
 低気圧の西側・・・西日本から西高東低 冬型の気圧配置が強まり始めていて、日本海側を中心に風が強まり海上はシケ始めていて・・・
 日本海側には冬型のお約束・・・雨雲や雪雲がベッタリ貼りついています。

 また、低気圧の東側に位置する北海道では、低気圧に吹き込む南寄りの風が吹き込んでいて、道南では雨、道央から道北にかけては湿った雪になっているようです。

 衛星の水蒸気画像を見ると、日本海上空では悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)の親分といえる寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が北東進中

 日本海の低気圧は寒冷渦直下で発達のピークを迎えているので、これから中心気圧が弱まりながら北海道付近を通過することになりますけど・・・西から張り出し中の高気圧との間で等圧線が混雑していますから、まだまだ強風・高波が続き・・・西から形成されている冬型の気圧配置も強まることが予想されます。

 また、寒冷渦の南西側・・・西日本方面でも、悪天パワーを持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が東進中
 上空の気圧の谷が通過するタイミングで(悪天パワーが強い谷の東側を中心に)、観測されている降水(雪)域が活発化することが予想されます。

 ということで・・・気象庁発表の気象情報に書かれていた激しい現象の発生が予想されるわけですけど・・・
 そんな様子・・・気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、詳しくチェックしていきましょう。

GSM27日151127
(図をクリックすると注釈の書き込みのない原図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・北東進中の日本海の寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)は、日中北海道を通過してオホーツク海へ
 午前中、西日本を通過する(雪雲を空高く発達させる-30℃以下の寒気を伴う)上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)も、今夜にかけて東日本を通過して、太平洋に抜けることが分かります。

 このように、日中は全国各地に悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)が降り注ぎ、今夜西高東低 冬型の気圧配置の骨格が完成するわけですが・・・

 空模様の骨格の変化に対応して地上では・・・下段の図・・・午前中山陰~北陸西部にかけて、冬型の気圧配置に伴う降水域が活発化
 (地形の影響を受けにくい上空約1500m)-5℃以下の寒気も急速に太平洋側まで南下するので、西日本でも降水域(青のエリア)が予想されている地域では、平地でみぞれや雪になることが予想されます。
 (今朝、長野や青森よりも早く広島で初雪が・・・鹿児島で桜島の初冠雪が観測されています)

 また、夜にかけては、寒冷渦直下で発達のピークを迎えた日本海の低気圧が、中心気圧をやや弱めながら道南付近を通過
 西日本に南下していた-5℃以下の寒気も、西日本で急速に北上するものの、強い北西風に乗って東北に流入し始めることに。
 北日本中心の冬型の気圧配置が強まり、北陸~東北の日本海側では北から(標高の高い所から)雨が雪に変わりはじめ、北日本では吹雪になることも想定されます。

 さらに、今夜以降日本海西部には弱い気圧の谷(黄色の点線:等圧線の高気圧側への湾曲域)が形成されて雪雲の帯(JPCZ:日本海寒帯気団収束帯)が発生
 雪雲の帯が北陸を指向するようになり・・・北陸付近では平地で冷たい雨長野県の北部西部の県境付近(特に高標高地)では横殴りの雪になることが予想されます。

 当たり前ですけど、気象庁発表の気象情報通りの荒れ模様。

 とういことで・・・以上のチェックポイントを確認しつつ、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ151127
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 詳しいことはアニメ中に書き込んでおきましたが・・・・
 冬型の気圧配置といえば”日本海側の降雪”なんて単純に言いますけど・・・実際は、日本海で強まる季節風が収束する場所を中心に雪雲が活発化します。

 今日~明日にかけては、道南付近の収束線と北陸付近の収束線付近で雨雲・雪雲が活発化するようですが・・・

 これらの収束線は、先にチェックした-30℃以下の寒気の縁や偏西風の強風帯に対応していることが分かります。
 とすると・・・大気の状態も不安定に?
 
SSI151127

 SSIという大気の安定度の指数を見てると・・・やはり-30℃以下の寒気の先端と対応して、大気の状態が不安定になることが分かります。

 気象情報に書かれていた、「落雷や竜巻などの激しい突風」は、これらのエリア中心ということになりそうですね。

 また、低気圧がこれだけ発達すれば、海上はシケてくるのは当然。

沿岸波浪予想151127

 発達のピークを迎えた日本海の低気圧付近では6mを超える大シケになり・・・九州から北海道まで、広範囲で4mを超えるシケ模様になることが予想されています。

 今朝、東京湾フェリーが一時的に欠航しているようですが、その他の地域でも交通機関の情報等に注意をしたほうが良さそうですね。


 ということで・・・今日の空模様はこのくらいにして・・・
 今日は金曜日ですから、週末と来週の空模様もザックリとご紹介しておきます。

GSM29日151127

GSM30日151127

GSM2日151127

GSM4日151127

 仕事でバタバタしているので、本当にザックリで申し訳ありませんが・・・・

 来週も12月1日(火)と4日(金)冬型の気圧配置が予想されていて・・・4日(金)は、今回の冬型より強い冬型の気圧配置が予想されています。

週間気温グラフ151127

 向こう一週間の気温の傾向(平年差)を見ても、1日と4日に、気温がカックンと下がっていて、冬型の強まりの程度がわかると思います。

 今週は3か月予報が発表され、暖冬傾向が伝えられていますけど、目先はとりあえず?冬がやってくるようですね。

      府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

拡大GSM151127     
(図をクリックすると注釈の書き込みのない原図が拡大します)

 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)

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日本海で低気圧急発達!全国的に荒れ模様。冬型強まり西日本でも雪?(151126)


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 また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
 それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??










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 Kasayanの住む長野市・・・

菅平151126

 今朝は周囲の里山の頂上付近も白くなっています。

 ただ、最低気温は4.7℃(01時44分)。
 本来、最も気温が下がるはずの日の出頃の気温は6℃を越えていて、気温はさらに上昇中

 雪の直後に気温が上昇という不思議な朝になっていますけど・・・実況をチェックしてみると・・・

実況151126

 昨夜の冷たい雨や雪をもたらした太平洋岸の低気圧や前線の降水域東日本を通過中
 いわゆる南岸低気圧による降雪パターンと同様、関東北部や西部の山沿い、長野県東部の山沿い(志賀高原・菅平高原・軽井沢など)に積雪をもたらしたようですが・・・
 まもなく東海上に抜ける模様。

 ただ・・・昨日から足踏みをして(体力温存?して)いた日本海西部の低気圧が、急速に発達しながら北東進中
 この低気圧に向かって南から暖かい空気が流れ込み始めたため、深夜を境に急速に気温が上昇し始めているようです。

 衛星の水蒸気画像を見ると・・・朝鮮半島北側に悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)の親分といえる寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が南下していて・・・
 寒冷渦の南側、朝鮮半島付近を、これまた悪天パワーを持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が東進中

 日本海西部の低気圧は、今後もさらに発達し、荒れ模様の天気をもたらすとともに・・・・
 低気圧西側に寒気を引きずり下ろし、西から西高東低 冬型の気圧配置を形成することが予想されます。

 このため気象庁は「暴風と高波に関する全般気象情報」(リンク:「・・・と気象庁は注意を呼び掛けています」というニュース原稿のもとネタ)を発表中。

気象情報151126

 暴風や高波については28日(土)までの3日間
 降雪については今夜から28日(土)までの2日半
 警報級の荒れ模様の天気に警戒を呼び掛けています。
 

 ということで・・・荒天が予想される今日の空模様と・・・
 冬型の気圧配置に伴い西日本も含めて初雪の可能性が高くなっている明日の空模様を・・・
 気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデルとMSMモデル(いずれもスーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、詳しくチェックしていきたいと思います。

 はじめは今日26日(木)の空模様

GSM26日151126
(図をクリックすると注釈の書き込みのない原図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・今回の荒天の主役・・・悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)の親分といえる寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が日本海をゆっくりと北東進

 加えて、寒冷渦同様に悪天パワーを持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が、日本海西部・西日本・南西諸島方面を、弱まりながらも断続的に通過していくことがわかります。
 
 このため地上では・・・下段の図・・・午前中日本海西部の低気圧は、上空の気圧の谷にドリブルされて北東進
 寒冷渦西側から-30℃以下の寒気も南下してきて、寒気と暖気が反時計回りに混じり合おうとするチカラも働いて、低気圧は急速に発達し・・・
 夜にかけては日本海北部で寒冷渦の直下に入ることで、発達のピークを迎えることになります。

 そして、日本海では、急発達する低気圧を中心に降水域が拡大するとともに、等圧線が大混雑
 大陸の高気圧と急発達する低気圧の間で、東シナ海でも等圧線が混雑し・・・
 日本海沿岸を中心に、全国的に西よりの風が強まって、海上は次第にシケてくることが予想されます。

 また、今夜にかけて、地上付近(地形の影響を受けにくい上空約1500m)では、北寄りの風が強まる西日本から、平地でも降水を雪に変える-5℃以下の寒気が南下
 西高東低 冬型の気圧配置が強まり、降水域が活発化する山陰付近では、気温が下がる夕方以降、雨が雪に変化してくると思われます。

 ということで・・・明日の空模様をチェックする前に・・・
 急速に荒れてくる今日~明朝の空模様を・・・以上のチェックポイントを確認しつつ、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ151126
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)
 
 紫色は下層雲。

 詳しくはアニメ中の書き込みをお読みいただきたいのですが・・・
 ポイントは西から強まる西高東低 冬型の気圧配置とともに、西日本から降雪をもたらす寒気が南下してくるということ。
 明日未明には、西よりの風に乗って、関門海峡付近を通過した雪雲が四国山地に達して、降雪をもたらす可能性も予想されています。

 これまで高温傾向だった西日本・・・急な変化で混乱が生じなければ良いのですが・・・

 なお、今回の荒天の主役・・・寒冷渦(寒気を伴う上空の低気圧)がやって来るということで・・・大気の状態も不安定になることが予想されます。

SSI151126

 SSIという大気の安定度の指数を見ると、寒冷渦の南東側を中心に大気の状態が不安定になる模様。

 ちょうど、日本海を北東進する潜在的な寒冷前線と対応するようですから、日本海側では、前線帯が通過するタイミングで、ブリ起こし、ハタハタ起こしの雷があるかもしれません。


 では・・・冬型の気圧配置の強まりが予想される明日27日(金)の空模様

GSM27日151126
(図をクリックすると注釈の書き込みのない原図が拡大します)

 こちらも上段の図・・・空模様の骨格からチェックしていきましょう。
 荒天の主役・・・寒冷渦は、夜にかけて北海道を通過し・・・
 荒天のわき役・・・上空の気圧の谷東海上へ

 一方、日本海西部では、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が東進
 それぞれ、地上の低気圧と高気圧に対応していますから、西高東低 冬型の気圧配置の骨格が完成することになります。

 このため地上では・・・下段の図・・・寒冷渦直下で発達のピークを迎えた低気圧北日本を通過し、夜には東海上へ
 西高東低 冬型の気圧配置が完成し・・・冬型のお約束・・・日本海沿岸に降水が予想されています。

 特に午前中日本海西部にはJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)と呼ばれる北西季節風の収束線に沿って発生する雪雲の帯が若狭湾付近を指向することが予想されていますから、雪雲が関ケ原付近にまで流入し、新幹線のダイヤに影響を与えることも心配されます。

 そして・・・寒気の南下に伴って、冬晴れが予想される太平洋側でも気温が下降
 強めの北風に体感的にはかなり寒く感じられるかもしれません。


 ということで・・・2日間の空模様をチェックしてきましたが・・・・
 降るモノが雪になるのか?ならないのか?・・・その判別の基準になる上空約1500mの気温・・・ご紹介したGSMモデルは5℃毎なので、ちょっと大雑把。
 3℃毎に表示されている専門の天気図も、補足的に色塗りをして作図しておきました。

500気温26日151126
(図をクリックすると注釈の書き込みのない原図が拡大します)
500気温27日151126
(図をクリックすると注釈の書き込みのない原図が拡大します)

 Kasayanの住む長野県北部・・・長野市付近-3℃以下の寒気が流れ込むようですが・・・標高の高い長野市では雨になるのか?雪になるのか?とても微妙なところ。

 周辺のスキー場では大望の雪になると思いますけど、日中気温が上がる市街地では雨主体
 気温の低い早朝や夕方以降、チラチラと雪が舞う程度だと思いますが・・・どうなりますやら???

 冬タイヤの履き替えの予約が取れなかったKasayanとしては、チラチラで済んでくれることを祈るのみです。
 
      府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

拡大GSM26日151126 拡大GSM27日151126 拡大500気温26日151126 拡大500気温27日151126  
(図をクリックすると注釈の書き込みのない原図が拡大します)

 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

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プロフィール

Kasayan

大昔、気象会社や東京の放送局で天気予報番組を作っていたこともありますが今は故郷長野で2回目の日本一周を夢見るただのヨット好き。山岳ガイドのタマゴたちと気象の勉強中。最近多くの時間を野尻湖畔の山小屋で過ごしています。

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