気象予報士Kasayanのお天気放談

故郷長野に帰ってきたヨットオタクの気象予報士Kasayan。 天気予報は当たるのか?天気予報がハズレたらどうなるのか?天気予報の安全マージンは? 一般的な天気予報とは異なる視点からの解説をモットーに、日々の天気を放談?します。

2016年09月

 Twitterでは、今日の記事の内容をひとことでまとめています。お時間の無い方・更新時間を知りたい方はご利用ください。https://twitter.com/kasayangw

東~北日本は秋晴れ優勢。西日本はゆっくり下り坂。台風18号最新データ!!(160930)


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 また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
 それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??










 今日は金曜・・・Kasayanは朝から仕事でバタバタ。
 コメントはちょっと少なめになるかもしれませんが、情報だけはキチンと・・・

 、台風18号、進路予想は引き続き安定!来週前半荒れ模様!!

 (1)台風18号、予想進路は引き続き安定!

 今日も最初は、気象庁と米軍の最新の台風18号の予想進路図を比較。

進路図比較160930
(予想進路図は頻繁に更新されます。下記URLで必ず最新の情報を入手してください)

     気象庁台風情報(1日09時時点で未発表) http://www.jma.go.jp/jp/typh/
     米軍(JTWC)台風情報①:   https://metoc.ndbc.noaa.gov/web/guest/jtwc
      米軍(JTWC)台風情報②:  http://www.nrlmry.navy.mil/tc_pages/tc_home.html
     (米軍の予想は世界標準時で記載されています。日本時間換算には+9時間してください) 

 気象庁、米軍、それぞれの進路予想がほぼ完全に一致していると言えるほど、進路の予想は安定しています。

 西日本4日(火)にも台風の直接の影響を受け始め、東日本も4日(火)~5日(水)にかけて荒れ模様の天気になることが予想されます。

 (2)気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)の予想は?
 
 ただ、台風18号が接近する前から日本付近には秋雨前線が停滞
 「台風が前線を刺激して・・・」と言われるように、台風の接近に先行して秋雨前線による大雨が心配されます。

 そこで、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)をチェック。

台風3コマGSM160930

 3日(月)~5日(水)の空模様・・・文字が小さくなっていますがクリックすると図が拡大します。

 想像通り、台風が沖縄付近を通過する3日(月)には、台風から流れ込む暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)によって秋雨前線が活発化
 西~東日本では、前線が停滞する日本海側、加えて暖湿気の入り口にあたる太平洋側・・・広範囲で大雨になることが予想されています。

 そして秋雨前線の大雨によって土壌が十分に緩んだ後・・・4日(火)~5日(水)にかけて台風本体の活発な雨雲が西~東日本を通過
 台風本体の雨雲が土砂災害の引き金を引かないか?・・・心配されます。

 ここ数回、日本付近を接近・通過した台風は東日本付近で温帯低気圧化したり、早々に熱帯低気圧になったりと、(十分影響は大きかったものの)台風オリジナルの性質で影響を与えませんでしたが・・・
 GSMモデル通りに推移したとすれば、今回は台風の性質(中心付近に凝縮された暴風域を伴うなど)を持ったまま西~東日本を通過していくことが予想されます。

 今回も大雨が心配されますけど、加えて今まで以上に風の影響にも注意する必要があるかもしれません。
 
 (3)米国気象機関(NOAA)、ヨーロッパ中期予報センターのモデルは?

 台風18号の影響・・・心配ですけど、ここまでは気象庁発表のGSMモデルがはじき出した結果をそのまま読み取っただけ。
 他国のモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)はどのような予想をしているのでしょうか?

台風3コマ外国160930

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 アメリカの気象機関(NOAA)発表のGFSモデルは、気象庁発表のGSMモデルと瓜二つ
 ヨーロッパ中期予報センターのモデルは、若干遅めの進行を予想していますが、それでも気象庁発表の予想進路図の予報円内でほぼ一致していると言えそうです。

 したがって、「現時点では」気象庁発表のGSMモデルから読み取れる雨の降り方、(台風に反時計回りに吹き込む)風向・風速を参考に、台風対策の方法を考えるのが効果的だと思います。


 、週末の空模様・・・台風対策の機会に!

 ということで・・・3日(月)には西~東日本で秋雨前線による大雨が心配されますから、この週末に台風対策をしておく必要があります。

 金曜日ですから、いつものように週末の空模様・・・気象庁発表のGSMモデルを使ってチェックしておきましょう。

 (1)明日、1日(土)の空模様

GSM01日160930

 午前中秋雨前線の降水帯山陰~北陸に延び、ゆっくりと南下
 夜にかけて太平洋高気圧が強まることで秋雨前線は弱まる傾向ですけど、前線が通過する西~東日本では雨が降ったり止んだり・・・梅雨のような空模様になることが予想されます。

 一方、秋の移動性高気圧が通過する北日本は一日を通して秋晴れが予想されています。

 台風対策日和とは言えませんけど、それでも雨の降り方はここ数日の雨に比べればマシだと思いますから、秋雨前線の影響が早めに始まる西日本の方・・・頑張って台風対策をしていただきたいと思います(午後のほうがまだマシ?)。

 (2)明後日、2日(日)の空模様

GSM02日160930

 台風18号の北西進に伴い、台風の上昇気流が台風付近で下降気流に。
 このため南東側から太平洋高気圧の勢力が強まり秋雨前線は日本海北部~北日本に押し上げられる傾向傾向。

 ただ、太平洋から暖かく湿った空気が流れ込み始めるため、西~東日本では大気の状態が不安定傾向
 スパッと回復することは期待できず、にわか雨の可能性が考えれます。

 ただ、それでも台風対策には貴重な空模様
 日曜日の朝に翌日以降の空模様をチェックして、効果的な台風対策をしていただきたいと思います。

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)
 

 3、今日の空模様・・・晴天優勢も午前中まで??

 それでは、ここから今日の空模様をチェックしていきましょう。

 (1)予報のスタートライン・・・今朝の実況

菅平160930

 今朝の長野市最低気温は12.4℃(06時28分)。
 一時的な寒気の南下と晴天によって放射冷却現象が発生したと思われます。

 画面奥の山々・・・菅平高原では3.2℃(05時25分)を観測。
 北海道も含め、全国10位の冷え込みになりました。


(4Kインターバル撮影映像。菅平高原、放射冷却現象発生の夜明け)

 とはいえ若干雲が多く、放射冷却現象の強まりはイマヒトツ。
 それでも、菅平高原より標高の高い志賀高原 横手山では初氷が見られたようです。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況160930

 南岸に秋雨前線が停滞しているものの、雨雲は衰弱傾向
 日本海から高気圧の晴天域が張り出しているようです。

 ただ、太平洋高気圧西側縁辺に位置し、大陸から悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が接近中九州北西部(気圧の谷)では、秋雨前線が活発な状態を保っています。

 ということで、今日の空模様・・・高気圧の晴天域がいつまで持つのか?・・・西の秋雨前線がいつやって来るのか??がポイントになりそうですね。

 (2)今日これからの空模様・・・気象庁GSMモデルでポイントチェック!

 それでは、今日これからの空模様・・・気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の天気予報の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)を使って詳しくチェックしていきましょう。

GSM30日160930
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・上空の太平洋高気圧が北に張り出し、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が東~北日本を通過
 東~北日本は、概ね好天ベースで推移しそうですが・・・
 
 西日本には日本海側で強まる(-5℃ラインに対応する)偏西風の強風帯に沿って、上空の比較的浅い気圧の谷が断続的に東進
 日本海側を中心に、次第に下り坂に向かうことが予想されます。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・東~北日本では夜にかけても晴天優勢
 大陸の乾燥した寒気に覆われる北海道では、(寒気を伴う上空の気圧の谷の接近に対応して)気圧の谷(黄色の点線)が接近しても降水域が予想されていません。

 一方、西日本では断続的に通過する上空の気圧の谷に対応して下り坂
 偏西風の強風帯に沿って九州北西岸~山陰付近から秋雨前線の降水帯が東進し、夜には関東甲信西部にかかり始めることが予想されています。

 続いて、雨の原料・・・暖かく湿った空気(暖湿気)の流れ込みの様子にも目を通しておきましょう。

相当温位160930
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 午前中東日本付近秋雨前線(黄色の点線)が南下
 雨雲を活発化させる南西からの暖湿気(水色の濃いエリア)の流れ込みエリア東海上に抜け、変わって北から寒冷乾燥空気が流れ込んでくることが予想されています。

 このため今日の東~北日本・・・日射しの復活で気温が上昇しても木陰では秋の爽やかさを感じられるかもしれません。

 一方、西日本では秋雨前線がジワジワと北上
 南西からの暖湿気の流れ込みも強まる模様。
 西日本では次第にムシムシ感が増し、先にチェックした降水域の予想通り、夜にかけて下り坂に向かうと思われます。

 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ!

 それでは最後・・・以上のチェックポイントを確認しながら、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ160930
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 北日本は明日にかけても晴天が続きそうですけど、東日本では貴重な晴天

 一方、下り坂の西日本ですが・・・明日には一時的に回復のタイミングがありそうですから・・・
 台風対策・・・お忘れなく。

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

  KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像):https://www.youtube.com/user/kasayangw

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

拡大台風3コマ160930拡大GSM160930拡大相当温位160930   
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)

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台風18号 来週前半接近・通過??今日は西日本中心に大雨!(160929)


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 また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
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 、台風18号、来週前半 西~東日本を通過?・・・その影響は??

 (1)台風18号、予想進路は比較的安定

 午前3時発表、気象庁と米軍台風18号の予想進路図を比較してみると・・・

台風18号進路図比較160929
(予想進路図は頻繁に更新されます。下記URLで必ず最新の情報を入手してください)

     気象庁台風情報(1日09時時点で未発表) http://www.jma.go.jp/jp/typh/
     米軍(JTWC)台風情報①:   https://metoc.ndbc.noaa.gov/web/guest/jtwc
      米軍(JTWC)台風情報②:  http://www.nrlmry.navy.mil/tc_pages/tc_home.html
     (米軍の予想は世界標準時で記載されています。日本時間換算には+9時間してください) 

 進路、速度ともにほぼ一致
 昨日の予想とも予報円の範囲内で一致していますから、「現時点で」進路の予想は比較的安定していると思われます。

 とすると・・・3日頃に沖縄付近を通過し、「早ければ」九州付近への接近・通過が来週4日(火)頃になると思われます。

 (2)気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)の予想は?

 では、予想進路図のその先は?
 また、台風の接近に伴う秋雨前線による大雨が気になるところです。

 そこで、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)をチェック。

台風18号GSM160929
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 台風が沖縄に接近する2日(日)から予想進路図の先、4日(火)までの空模様を、台風の進路をブロックする上空の太平洋高気圧(500hPa 高度5880m)とともにまとめておきましたが・・・

 台風18号は上空の太平洋高気圧に北上をブロックされながら沖縄方面に北西進
 3日(月)、上空の太平洋高気圧の弱まりと、上空の気圧の谷(赤の点線)の通過に伴う(台風を東に押し流す)偏西風の南下によって九州方面に北東進
 上空の太平洋高気圧の北縁にあたる西日本太平洋岸を東北東進することが予想されています。

 3日21時までは概ね気象庁発表の予想進路図の予報円の範囲内
 予想進路図のほぼ中心を進んだ場合に予想される空模様と考えても良さそうです。

 とすると・・・この週末、2日(日)頃から沖縄方面では雨・風・波ともに強まり大荒れの天気に

 そして台風がまだ九州に接近中の3日(月)の段階で、台風東側と地上の太平洋高気圧縁辺の暖かく湿った南風の吹込みによって西~東日本では秋雨前線が活発化
 広範囲で早くも大雨になることが予想されされています。

 ということは、この週末にも台風対策をしておく必要がある・・・ということになります。
 (もちろん、計算値上の話。安全マージンは大きくとっておく必要があります)

 (3)米国気象機関(NOAA)、ヨーロッパ中期予報センターのモデルは?
 
 ただ、各国のモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)が大きくばらついていた昨日の状況を思えば、気象庁発表のGSMモデルだけで台風対策の判断するのはためらわれます(昨日の記事参照)。
 
 そこで、米国気象機関(NOAA)のGFSモデルヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)のモデルもチェック。

台風18号モデル比較160929

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 気象庁発表のGSMモデルと比較し、アメリカの気象機関(NOAA)のGFSモデルが若干早めの進行を予想しているものの、いずれのモデルも気象庁発表の予想進路図の予報円の範囲内では一致していると言えそうです。

 ということは、やはり・・・雨の降り方や風の様子(風向・風速)等については明日までの予想で目途をつけ、今週末にも台風対策をしておいたほうが良さそうですね?

 (4)台風対策をすべき週末の空模様は?

 では、週末の空模様・・・台風対策に適したものになるのでしょうか?

GSM週末160929
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 気象庁発表のGSMモデルで、週末両日の昼12時の予想をまとめておきました。

 1日(土)秋雨前線が停滞するものの、真っ先に台風の大雨が予想される九州の天気はまずまず
 2日(日)にかけて秋雨前線は発達するものの、次第に北上するので・・・多少の雨が残るにしても、西~東日本では大雨や台風の対策をすることは可能だと思われます。

 明日、明後日の気象情報をチェックして対策の方法を考え、被害を最小限度に抑えることをおススメしておきます。

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)
 

 、今日の空模様・・・西日本中心に秋雨前線の大雨続く!

 それでは、ここから今日の空模様をチェックしていきましょう。

 (1)予報のスタートライン・・・今朝の実況

菅平160929

 Kasayanの住む長野市・・・今日も朝から雨模様
 シトシト雨が降ったり止んだり・・・梅雨のような空模様になっています。

 最低気温は19.4℃(06時24分)。
 平年が約14℃ですからかなり高めですけど、暑い夏を過ごした身体には肌寒く感じられます。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況160929

 西~東日本の太平洋側に秋雨前線が停滞

 秋雨前線には、元台風17号の熱帯低気圧から暖かく湿った南西風が・・・
 大陸の高気圧からは冷たく乾燥した北東風が吹き込み、両者がぶつかって雨雲が活発化

 特に暖かく湿った空気が優勢の九州西岸付近・・・冷たく乾燥した空気が優勢な北陸付近を中心に雨雲が活発化しています。

 衛星の水蒸気画像を見ると・・・昨日に引き続き本州上には東西に比較的ストレートは偏西風強風帯(水色の矢印)が停滞中
 この偏西風強風帯上を、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の浅い気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への浅い蛇行域)が通過するタイミングで、雨雲が強まったり弱まったりを繰り返すことになりそうです。

 また、沿海州では上空の気圧の谷-20℃以下の強い寒気を伴って東進中
 北日本も下り坂に向かいそうですが・・・・

 (2)今日これからの空模様・・・気象庁GSMモデルでポイントチェック!

 それでは、今日これからの空模様・・・気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の天気予報の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)を使って詳しくチェックしていきましょう。
 
GSM29日160929
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・日中、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷寒気を伴い日本付近を通過
 下り坂傾向が続きそうですが・・・

 上空の気圧の谷を追いかけるように、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が通過
 いったん雨が強まった後、夜にかけて西から回復に向かうと思われます。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・日中、上空の気圧の谷が通過するタイミングで秋雨前線の降水帯が活発化

 暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)を運ぶ南東風と、冷たく乾燥した北東風ぶつかる九州付近・・・
 そして上空に寒気が流れ込みやすい北陸以北を中心にまとまった雨になることが予想されます。

 そして東日本以北には(地形の影響を受けにくい上空約1500m10℃以下の寒気が南下
 今季一番の寒気の流入と天気の回復によって明朝は放射冷却現象が強まり、かなり気温が下がると思われます(晴れる日中は気温上昇。明日は寒暖差大)。

 続いて、今日の雨の原料・・・暖かく湿った空気(暖湿気)の流れ込みの様子にも目を通しておきましょう。

相当温位160929
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 午前中は秋雨前線(黄色の点線)に強い暖湿気(水色の濃いエリア)が流入
 秋雨前線の雨雲が活発化するものの・・・

 にかけて日本海から冷たく乾燥した空気が南下
 秋雨前線を太平洋上に押し下げることが予想されています。

 夜にかけて(九州西岸付近を除いて)雨の原料の流入も弱まり、相当温位図からも回復傾向が読み取れます。

 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ!

 それでは最後・・・以上のチェックポイントを確認しながら、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ160929
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 今夜にかけて秋雨前線(北風・南西風の収束線)の降水帯がゆっくりと南下
 回復傾向が読み取れますが・・・

 九州西岸、長崎県付近には暖湿南風と冷涼乾燥北東風の収束線が停滞
 すでにトータルの降水量が多くなっている中、さらなる降水が予想されていますから、土砂災害等には厳重な警戒が必要になると思われます。

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

  KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像):https://www.youtube.com/user/kasayangw

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

拡大台風18号GSM160929拡大週末GSM160929拡大GSM160929拡大相当温位160929   
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
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秋雨前線 ゆっくり南下。西~東日本は雨模様。台風18号の動向は?(160928)


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 また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
 それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??










 、台風18号発生!・・・九州方面に北上??

 (1)台風18号、予想進路は?

 今朝、午前3時にトラック諸島近海で台風18号が発生しました。

台風18号予想進路図比較160928
(予想進路図は頻繁に更新されます。下記URLで最新の情報を入手してください)

     気象庁台風情報(1日09時時点で未発表) http://www.jma.go.jp/jp/typh/
     米軍(JTWC)台風情報①:   https://metoc.ndbc.noaa.gov/web/guest/jtwc
      米軍(JTWC)台風情報②:  http://www.nrlmry.navy.mil/tc_pages/tc_home.html
     (米軍の予想は世界標準時で記載されています。日本時間換算には+9時間してください) 

 現段階で米軍は熱帯低気圧発生注意情報が発表されているだけですが、気象庁からは5日先までの予想進路図が発表されています。

 ただ予報円はかなり大きめ
 台湾に被害を与えた台風17号のように台湾に進む可能性もあれば、台風16号のように九州を通過、あるいは太平洋沿岸を通過する可能性も考えられます。

 とういうのも、台風の進路を決定づける上空の太平洋高気圧(サブハイなんて呼ばれます)の張り出しの予想が非常にバラついているからです。

 (2)台風進路は、上空の太平洋高気圧の張り出し次第・・・各国のモデルの予想は?

 では、上空の太平洋高気圧の張り出しの予想を、各国のモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)の最新データは、どのように予想しているのでしょうか?

台風18号モデル比較160928
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 気象庁発表のGSMモデルとヨーロッパ中期予報センターのモデルは、ともに九州西岸への接近を予想しているものの、接近のタイミングはヨーロッパ中期予報センターのモデルが4日ほど遅め
 米国の気象機関(NOAA)発表のGFSモデルは、他のモデルと異なり太平洋上を北東進することを予想しています。

 また、昨日発表のデータ(昨日の記事参照)と比較すると、それぞれデータの更新毎に接近・通過のタイミングが変化している状況。

 このように予想にバラツキが生じているのは、上空の太平洋高気圧(図中に掲載)の張り出しの予想がモデル毎に異なるためと思われますが・・・・

 上空の太平洋高気圧の張り出しを最も強めに予想しているヨーロッパ中期予報センターの予想でさえ、大陸への西進ではなく、(上空の太平洋高気圧に進路をブロックされて東シナ海で停滞後)九州接近を予想していることから、遅かれ早かれ日本付近への接近・通過の可能性が高まるかもしれません。

 早めにスケジュールを決定する必要がある方は、台風が北上の気配を見せ始めるこの週末が最初の判断のタイミングになると思います。
 

 、今日の空模様・・・全国的に下り坂!?

 それでは、ここから今日の空模様をチェックしていきましょう。

 (1)予報のスタートライン・・・今朝の実況

野尻湖畔160928

 Kasayanは新潟県境の信濃町、野尻湖畔に来ています。

 野尻湖畔はどんよりとした雲に覆われ、午前6時過ぎからポツポツと雨
 熊に注意しながら湖畔の山道を歩いていると・・・

栗160928

 道端にはドングリがいっぱい。
 大きめの栗だけを5分ほど拾っただけで、小さなレジ袋がいっぱいになりました。

 平年通りなら、来月後半には志賀高原で初雪。
 昨日は季節はずれの暑さになりましたが、山の木々は少しずつ色づき始め、秋の歩みを進めているようです

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況160928

 秋雨前線東北に停滞
 加えて、サハリン南部の低気圧から延びる寒冷前線が北海道を通過し始めています。

 衛星の水蒸気画像を見ると、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が道北付近を断続的に通過中
 上空の気圧の谷にドリブルされ?北海道の寒冷前線は、一時的に天気を崩しながら東海上に抜けていきそうですけど・・・

 東西にストレートに流れる(ゾーナルなんて言います)上空の強風帯(水色の矢印)に対応する秋雨前線は停滞傾向
 多少の南下や強弱の変化は予想されるものの、西日本から東北にかかり始めた雨のエリアが大きく移動するとは思えません

 前線が停滞する西日本~東北は今日いっぱい雨模様??

 (2)今日これからの空模様・・・気象庁GSMモデルでポイントチェック!

 それでは、今日これからの空模様・・・気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の天気予報の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)を使って詳しくチェックしていきましょう。

GSM28日160928
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・午前中、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷が-10℃以下の寒気を伴い道北付近を通過
 大気の状態が不安定になり、上空の気圧の谷が通過するタイミングで天気が崩れると思われますが・・・

 夜になると好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が通過
 北海道の天気の崩れは一時的で、夜には回復に向かうと思われます。

 一方、上空の太平洋高気圧の北縁・・・-5℃以下の寒気の先端に対応する縁辺流の強風帯(水色の矢印)は、夜にかけても比較的東西にストレートな流れを維持。
 上空の太平洋高気圧の弱まりに対応して、寒気とともに太平洋側に南下して強まる傾向が見られます。

 また、縁辺流の強風帯に沿って上空の非常に浅い気圧の谷(強風帯に南側への弱い蛇行域)が断続的に通過(正渦度移流)。
 強風帯の下に停滞する秋雨前線が強まったり弱まったりしながらゆっくりと南下することが想定されますが・・・

 このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・午前中、寒気を伴った上空の気圧の谷の通過に対応して、寒冷前線の降水帯が北海道を通過
 一時的に雷を伴った雨がザッと降ることが予想されますが・・・
 上空の気圧の尾根が通過する夜には回復に向かうことがわかります。

 一方、上空の太平洋高気圧縁辺の強風帯が寒気とともに南下する西~東日本・・・
 秋雨前線の降水帯が、上空の浅い気圧の谷の通過に伴い強まったり弱まったりしながら、ゆっくりと南下することが予想されています。

 そして前線の降水帯南側には、15℃以上の暖気と太平洋の水蒸気をタップリ含んだ南西風が吹き込む模様。
 前線南側では引き続き気温の高い状態が続き・・・・
 前線付近、そして前線の南側では大気の状態が不安定になって、局地的に雷や突風を伴った強い雨になることが予想されます。

 続いて、今日の雨の原料・・・暖かく湿った空気(暖湿気)の流れ込みの様子にも目を通しておきましょう。

相当温位160928
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子も加味した相当温位図という特殊な天気図。

 秋雨前線の南側(西~東日本)には、強い暖湿気(水色の濃いエリア)が流入し・・・
 秋雨前線(黄色の点線)は南下するものの速度が遅いため、夜にかけて広範囲で大気の状態が不安定になることが想定されます。

 前線付近はもちろん、暖かく湿った南西風が収束したり山岳風上斜面にぶつかる上昇気流エリアを中心局地的に雷を伴った激しい雨に。

 今日は(前面に暖湿気が流入する)北海道の寒冷前線に加えて、秋雨前線が南下する西~東日本広範囲でイヤな降り方をする雨模様になりそうです。

 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ!

 それでは最後・・・以上のチェックポイントを確認しながら、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。
 
全国流線アニメ160928
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 北海道は寒冷前線が通過した後、早々に回復しそうですけど・・・

 西~東日本では、秋雨前線が南下するといっても、日本海側から太平洋側まで(南西風・北風の収束線を中心に)広範囲で雨模様になることが予想されています。

 収束線付近・・・特に収束線のキンク部(「への字」部分)で激しい雨も
 局地的には土砂災害等につながる大雨も考えられますから、最寄りの地域の雨の降り方には注意、警戒してくださいね。

 なお、今回の雨が止んだ後・・・大陸からは寒気が南下
 金曜日あたりはかなり気温が下がるかもしれませんのでご注意を!(明日詳しく検討します)

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

  KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像):https://www.youtube.com/user/kasayangw

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

拡大モデル比較160928 拡大GSM160928 拡大相当温位160928   
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)

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今日にも台風18号発生??今日は晴天ベースも明日から再び秋の長雨に(160927)


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 また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
 それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??










 、今日にも台風18号発生?・・・秋の長雨まだ続く??

 (1)南鳥島付近の熱帯低気圧、台風18号へ?・・・各国のモデルは?

 明日夜にかけての予想天気図をチェックすると・・・

予想図アニメ160927
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 南鳥島付近の熱帯低気圧が、今夜にも最大風速17.2m/s以上になり、台風18号?に昇格することが予想されています。

 現在、台風の進路をブロックする上空の太平洋高気圧が強まっていて、ご存じのように、台風17号は大陸に進むことがほぼ確実視されている中・・・台風18号?も大陸に進むのでは??と、楽観視している方も多いと思いますが・・・

 各国の最新のモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)を比較してみると・・・・

台風18号モデル比較160927

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
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 昨日まで大陸への西進を予想していた各モデルが、そろって日本付近への北上を予想し始めています。

 ただ、各モデルが予想している上空の太平洋高気圧を重ねてみると、台風が上空の太平洋高気圧(高度5880m)をかき分けるような北上を予想しており、コースも北上のタイミングもバラバラ
 計算値はまだまだアヤシイ状態ですから、直ちに日本に接近!要警戒!!なんてことを言えるような段階ではありませんけ。

 もっとも、秋雨前線が停滞する中での台風の接近ですから、直接の影響(大荒れ)、間接的な影響(大雨)も含めて、台風18号の日本への接近も想定しながら週間予報をチェックする必要が出てきました。

 (2)秋の長雨・・・まだまだ続く??

 ところで昨日、関東甲信地方に「日照不足に関する関東甲信地方気象情報」(リンク)が発表されました。

関東甲信地方情報160927

 関東甲信地方以外でも、秋の長雨に稲刈りのタイミングや農作物の生育状況に頭を悩ませている方も多いと思いますから・・・

 台風18号の動向と併せて今後の秋雨前線の動向を、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)を使って、ザックリとまとめておきました。

GSM週間天気図160927
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 台風の進路をイメージし易いように、台風の進路をブロックする上空の太平洋高気圧の様子も描き込んでおきましたが・・・

 秋雨前線は、上空の太平洋高気圧の北縁に停滞
 上空の太平洋高気圧の張り出しに伴って南北に動くものの、概ね西~東日本付近に停滞することが予想されています。

 また、上空の太平洋高気圧が弱まるタイミング台風18号が東シナ海を北上
 秋雨前線と台風がセットになって、大雨になる”気配”も漂っています。

 秋の長雨シーズンはまだまだ続き、大雨の可能性も??

 今週末、Kasayanも外で大仕事を予定しているんですが・・・チョッピリ涙目?です。

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

     気象庁台風情報(1日09時時点で未発表) http://www.jma.go.jp/jp/typh/
     米軍(JTWC)台風情報①:   https://metoc.ndbc.noaa.gov/web/guest/jtwc
      米軍(JTWC)台風情報②:  http://www.nrlmry.navy.mil/tc_pages/tc_home.html
     (米軍の予想は世界標準時で記載されています。日本時間換算には+9時間してください) 


 、今日の空模様・・・西~東日本では貴重な晴天?

 それでは、ここから今日の空模様をチェックしていきましょう。

 (1)予報のスタートライン・・・今朝の実況

菅平160927

 今朝の長野市は、まるで雲のデパート

 巻積雲、巻層雲、高積雲、高層雲、層雲・・・・上層から下層まで様々な雲が入り乱れ、朝焼けのオレンジに染まっていました


(長野市南東部 菅平高原方面の空。4Kインターバル撮影動画)

  KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像):https://www.youtube.com/user/kasayangw

 陽が高くなるとともに、青空が広がり気温も上昇
 今日は暑くなりそうですが・・・・

 そんな今朝の実況

実況160927

 秋雨前線北陸~関東北部に停滞していますが、ゆっくりと北上中
 前線の雨雲は東北南部付近まで北上し、少しずつ弱まり始めています

 一方、東海上に中心を持つ太平洋高気圧縁辺の南東風に乗って暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)が西~東日本の太平洋岸に流入
 太平洋沿岸には不安定な大気に伴う雨雲が点在しています。

 衛星の水蒸気画像を見ると、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷北日本を通過中
 この上空の気圧の谷が通過した後、一時的に天気は回復に向かうと思われます。

 (2)今日これからの空模様・・・気象庁GSMモデルでポイントチェック!

 それでは、今日これからの空模様・・・気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の天気予報の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)を使って詳しくチェックしていきましょう。

GSM27日160927
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・寒気を伴った上空の気圧の谷北海道の東に抜けた後・・・
 日本付近には、(台風17号の影響で)上空の太平洋高気圧が張り出し、これといった深い気圧の谷の通過もない模様。

 久々に広範囲で好天ベースで推移しそうに思えますけど・・・

 このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・確かに秋雨前線の降水帯が弱まり、午前中を中心に晴天域が拡大するようですが・・・
 東海上に中心を持つ太平洋高気圧の張り出しはイマヒトツ

 高気圧の西縁の南東風暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)を西~東日本に運び込むため・・・上空の-5℃以下の寒気と相まって大気の状態が不安定になり・・・西~東日本の太平洋側を中心に、にわか雨や雷雨と思われる降水域が予想されています。

 また、夜にかけて上空の浅い気圧の谷が接近する東北では、再び秋雨前線の降水帯が活発化

 さらに、台風17号北東側に位置する南西諸島方面では、一日を通して不安定な大気に伴う降水域が予想されています(先島諸島は短時間強雨・落雷・突風・大シケ)。

 続いて、今日の雨の原料・・・暖かく湿った空気(暖湿気)の流れ込みの様子にも目を通しておきましょう。

相当温位160927
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子も加味した相当温位図という特殊な天気図。

 上空の太平洋高気圧の張り出しとともに秋雨前線(黄色の点線)が北に押し上げられ、暖かく湿った空気が東北まで流れ込むことが予想されています。

 悪天パワーを持った上空の気圧の谷の通過が無いので、秋雨前線の雨雲はそれほど活発化しませんが、前線の南側では、上空の寒気と相まって大気の状態が不安定

 前線が停滞する東北付近だけでなく、暖かく暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)の入り口にあたる太平洋側の山岳風上斜面や風の収束線付近を中心に、にわか雨や雷雨の発生が予想されます。

 一方、空気が乾燥している北海道
 今夜以降、沿海州から寒冷前線帯が接近
 寒冷前線が通過した後は晩秋?初冬?の寒気が流れ込み・・・ひょっとしたら大雪山系で初冠雪があるかもしれません(可能性は微妙ですけど)。

 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ!

 それでは最後・・・以上のチェックポイントを確認しながら、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ160927
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 今日日中東北や南西諸島を除いて曇りがちでもまずまずの天気になりそうですが・・・

 暖かく湿った空気が流れ込みやすい西日本西部は午後から下り坂
 局地的には、雷を伴った激しい雨になるかもしれません。

 そして明日朝には、次の上空の気圧の谷が接近。
 日本海側中心に秋雨前線が活発化し、北海道にも寒冷前線前面の南西風収束線の降水帯が接近、上陸
 西日本太平洋側の降水域もますます拡大、活発化することが予想されています。

 明日、前線が停滞し、同じ場所で強い雨が降り続けば大雨の恐れも?
 頭上の雨の降り方は、気象庁発表の予報をチェックしていただきたいと思いますけど・・・

 いずれにしても、今日の晴天・・・暑くてもし蒸し傾向でも貴重になりそうですね?

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
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      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
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      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

  KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像):https://www.youtube.com/user/kasayangw

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

拡大GSM週間天気図160927 拡大GSM160927 拡大相当温位160927   
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

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秋雨前線活発、西~東日本中心の雨。台風17号と次の台風は?(160926)


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 また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
 それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??










 この週末は簡易更新が続いて申し訳ありませんでした。

柏崎マリーナ160926

 今日から通常通りの更新に戻ります。

 、台風情報をザックリと・・・17号の動向と次の台風?

 2日間、台風情報に触れませんでしたから、最新の台風情報をザックリとまとめておきたいと思います。

 (1)非常に強い台風17号、影響は先島諸島付近にも

 まずは台風17号・・・多くの方は安心モードに入っていると思いますけど・・・

台風進路図比較160926
(進路予想は頻繁に変わります。最新の情報を以下のURLで必ずチェックしてください)

    気象庁台風情報(1日09時時点で未発表) http://www.jma.go.jp/jp/typh/
    米軍(JTWC)台風情報①:   https://metoc.ndbc.noaa.gov/web/guest/jtwc
     米軍(JTWC)台風情報②:  http://www.nrlmry.navy.mil/tc_pages/tc_home.html
    (米軍の予想は世界標準時で記載されています。日本時間換算には+9時間してください) 

 台風17号は大型(500Km以上、800Km未満)で、北東側に広い強風域を伴っているので、台湾に近い先島諸島方面は台風の影響を受けて暴風・高波、大雨等が心配されます。

 週末にかけて大陸に進み急速に衰弱すると思いますけど、台風の暖かく湿った空気はやがて東シナ海の北部を通過して日本付近へ
 秋雨前線を活発化させる可能性がありますから、大陸上陸後は秋雨前線による大雨のタイミングに注目する必要がありそうです。

 (2)次の台風(台風18号?)発生の可能性と進路は?

 これだけ台風が続いていると、どうせ次の台風もすぐに発生するんだろう?・・・と、考えるのが自然です。

 そこで、気になる次の台風(台風18号?)の発生可能性や進路について・・・
 気象庁アメリカの気象機関(NOAA)ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)、それぞれが発表しているモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)を比較しておきました。

台風18号モデル比較160926

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 いずれも台風18号??と思わしき、アヤシイ低気圧を予想しています。
 また、いずれの予想も、沖縄付近に北西進した後、大陸へと西進することを予想しています。

 というのも、上空の太平洋高気圧が日本付近に張り出して、台風の北上をブロックするから。

 ご存じのように、現在ラニーニャ現象が発生中
 本来、太平洋高気圧の北への張り出しを助長して夏の猛暑と残暑をもたらすラニーニャ現象ですけど・・・
 遅れて発生したため厳しい残暑というよりは、紅葉の遅れと、台風の接近を阻止する働きをしているのかもしれません。

 まだまだ先のこと・・・一時的に太平洋高気圧が弱まったスキに台風が接近してくる可能性もありますから・・・あくまで参考データとして考えてくださいね。


 、今日の空模様・・・西~東日本で秋雨前線活発化

 それでは、ここから今日の空模様をチェックしていきましょう。

 (1)予報のスタートライン・・・今朝の実況

菅平160926

 今朝、Kasayanの住む長野市雨模様
 
 志賀高原~菅平高原の山すそには帯状に層雲がかかって、あたかも梅雨時のような空模様になっています。


(4Kインターバル撮影動画)

 肉眼では水墨画のように山すそに留まっているように見える層雲ですけど・・・インターバル撮影(タイムラプス撮影)をしてみると、風向や風速に変化によってめまぐるしく姿を変えていることが分かります。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況160926

 秋雨前線山陰~北陸付近に停滞

 台風17号東側の暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)が秋雨前線に流れ込み、日本海側で雨雲の帯が活発化
 暖かく湿った空気に入り口にあたる西~東日本の太平洋側でも、局地的に雨雲が活発化しています。

 また、北海道付近寒冷前線が通過中
 空気が乾燥しているめ、それらしき雨雲は観測されていませんが、大気の状態は不安定傾向
 また、等圧線が混雑している道北付近では強風や高波になっていると思われます。

 そして、台風17号の近い先島諸島付近
 すでに、台風に吹き込む北東風が強まっていて海上は4mを超えるシケ模様
 これからさらに荒れ模様になると思われます。

 衛星の水蒸気画像を見ると・・・秋雨前線に対応する偏西風強風帯日本海沿岸に停滞中
 これといった(悪天パワー=地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラを持った)上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)の通過は予想されていませんけど・・・
 偏西風強風帯上を、上空の浅い気圧の谷(赤の点線:正渦度)が通過するタイミングで雨雲が活発化することが予想されます。

 (2)今日これからの空模様・・・気象庁GSMモデルでポイントチェック!

 それでは、今日これからの空模様・・・気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の天気予報の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)を使って詳しくチェックしていきましょう。

GSM26日160926

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・上空の太平洋高気圧に覆われた日本付近の偏西風(水色の矢印)は比較的東西にストレートに流れていますけど(ゾーナルなんて言います)・・・

 -10℃以下の上空寒気の先端日本海沿岸では偏西風の風速が強まっていて、そこそこの悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の浅い気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が断続的に通過しています。

 上空の気圧の谷の東側(前面)では空気が発散(広がる)、その真下では(地上では)空気が収束(集まる)。
 (急カーブの道路の入り口で車(空気)が渋滞、出口で渋滞解消というイメージ)

 偏西風の強風帯に沿って停滞する秋雨前線の雨雲が、上空の気圧の谷の通過に伴って一時的に活発化することが予想されます(このようなメカニズムをKasayan的に”悪天パワー”なんて呼んでいます)。

 このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・午前中山陰~北陸にかけて秋雨前線の降水帯が活発化
 上空の浅い気圧の谷が東海上に抜ける秋雨前線の降水帯は東日本の降水域を残して弱まることが予想されています。

 また秋雨前線に、東海上の高気圧縁辺から暖かく湿った南東風(雨の原料)が流入することが予想されていますが・・・

 暖かく湿った空気が流れ込む西~東日本の太平洋側でも大気の状態が不安定に。
 秋雨前線の南側でも、風の収束線や山岳風上斜面など、上昇気流が強まる場所を中心に局地的に降水が活発化することが予想されています。

 一方・・・再び上段の図・・・好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ:上空の気圧の谷と反対にメカニズム)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が接近する北日本では・・・下段の図・・・道北を寒冷前線の降水帯が通過した後、晴天ベースで推移することが予想されています。

 続いて、今日の雨の原料・・・暖かく湿った空気(暖湿気)の流れ込みの様子を、もう少し詳しくチェックしておきましょう。

相当温位160926

 これは気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 暖かく湿った空気(水色の濃いエリア)は・・・午前中、西日本中心に流入
 夜にかけて少し弱まるようですけど、引き続き流れ込むことが予想されています。

 明日は、上空の太平洋高気圧が張り出し、偏西風の強風帯が北上
 上空の気圧の谷の通過位置は北日本になるようですから・・・北日本が下り坂に向かうことがもちろんですけど・・・

 今夜、回復する西~東日本も引き続き大気の状態は不安定
 ちょっとしたきっかけ(気温上昇や風の収束による上昇気流)によって、雨雲が発生しやすい変わりやすい天気になるかもしれません。

 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ!

 それでは最後・・・以上のチェックポイントを確認しながら、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターのシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ160926
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 紫色は下層雲。

 太平洋側は、暖かく湿った東寄りの風の収束線や山岳風上斜面中心の雨(比較的局地的)。
 日本海側は、温度差による前線の雨(比較的広範囲)・・・という分け方ができるかもしれません。

 いずれにしても、秋の長雨シーズンが続いているようです。

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
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 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

  KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像):https://www.youtube.com/user/kasayangw

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
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拡大GSM160926 拡大相当温位160926   
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

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プロフィール

Kasayan

大昔、気象会社や東京の放送局で天気予報番組を作っていたこともありますが今は故郷長野で2回目の日本一周を夢見るただのヨット好き。山岳ガイドのタマゴたちと気象の勉強中。最近多くの時間を野尻湖畔の山小屋で過ごしています。

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