気象予報士Kasayanのお天気放談

故郷長野に帰ってきたヨットオタクの気象予報士Kasayan。 天気予報は当たるのか?天気予報がハズレたらどうなるのか?天気予報の安全マージンは? 一般的な天気予報とは異なる視点からの解説をモットーに、日々の天気を放談?します。

2017年02月

 Twitterでは、今日の記事の内容をひとことでまとめています。お時間の無い方・更新時間を知りたい方はご利用ください。https://twitter.com/kasayangw

虫食いあれど穏やかな晴天優勢(170228)


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 また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
 それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??










 Kasayanは今日から入院。
 朝いちばんで病院に入らなければなりません。

 今日は時間が許す限り作成した図を掲載しますので、気象庁が発表した短期予報解説資料(プロ用の資料:Kasayan加筆)や昨日までの記事を参考に、空模様をイメージしていただければ幸いです。

 1、北半球上空の寒気の動向と影響
北半球上空の寒気アニメ170228
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)


 2、今日の空模様・・・北偏の高気圧優勢

 (1)今日これからの空模様・・・気象庁GSMモデルでポイントチェック!

GSM28日170228

 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置と寒気の様子。
 下段の図は、普通の天気図と同じ地上気圧と地形の影響を受けにくい上空約1500mの寒気の様子。

 いつものように、地図の着色、上空寒気やコメントの加筆をする時間がありませんでした。

 悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)と地上の悪天域の位置関係・・・
 好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)と地上の好天域の位置関係・・・

 昨日までの記事と、以下の短期用解説資料を参考に未来の空模様をイメージしてくださいね。

短期予報解説資料170228

 (2)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ!

全国流線アニメ170228
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 紫色は下層雲。

 風が大きく曲がったりぶつかったりして(収束)上昇気流が活発化・・・雨雲が発生しやすいエリアがどこにできるのか?
 雨雲が発生しやすいエリアが活発化するのか弱まるのか??
 読み取っていただければ幸いです。

 また、湿った空気が山にぶつかっても上昇気流が活発化。
 南アルプス方面・・・ちょっとアヤシイかも??


 3、お詫び

 ・・・ということで、今日から2週間の入院生活に入ります(左膝 前十字靱帯再建手術)。

 明日は全身麻酔の手術があり、その後HCUに入りますので、たぶんブログ更新はできないと思います。
 また明後日の朝から普通の病室に戻れるようですが、点滴等でスパゲッティ状態になるようですからどうなりますやら???

 こんなカタチでブログ更新が中断するのは残念ですけど・・・
 朝の「頭のジョギング」として続けているブログですので、頭と手の体調が整い次第再開したいと考えています。

 それでは、行ってきます!!

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
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      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
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 KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集):https://www.youtube.com/user/kasayangw

拡大GSM170228 拡大北半球170228 
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

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高気圧北偏、太平洋側は虫食いの空?今週末は荒れ模様??(170227)


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 それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??










 1、北半球上空の寒気の動向と影響

 (1)北半球上空の寒気・・・次の寒冷渦、発達中!

 今日も北半球上空の気圧配置と寒気の動向から。
北半球上空の寒気アニメ170227
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 昨日に引き続き、サハリン付近に-42℃以下の寒気を伴う寒冷渦(低マーク:寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が停滞。
 日本付近、少なくとも今日いっぱい、寒気の影響を受けると思われますけど・・・

 やはり気になるのは、大陸で発達中の次の寒冷渦。
 日を追う毎に大きな塊に成長し、北極方面に北上する上空の高気圧に押し出されるように、日本方面に南下し始めています。

 (2)向こう一週間の気温傾向と荒れ模様の天気??
 
週間気温グラフ170227

 これは向こう一週間の気温の傾向(平年差)の予想グラフ。

 現在、サハリン付近に停滞している寒冷渦の影響は今日~明日まで。
 3月のスタートは全国的に平年を上回る暖かさが予想されているものの・・・3日(金)ひな祭りにカックンと気温が低下。
 次の寒冷渦の影響を受けるのかな???という気温変化が予想されています。

 たいていの場合、気温が急変するときは荒れ模様の天気になりますから・・・
 気温変化が大きい2日(木)~3日(金)の空模様を、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってチェックしておきました。

GSM週末170227
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置と寒気の様子。
 下段の図は、普通の天気図と同じ地上気圧と地形の影響を受けにくい上空約1500mの寒気の様子。

 2日~3日にかけて強い悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が、-35℃以下の真冬の寒気を伴いながら(沿海州と本州上の2階建てで)西~北日本を通過。

 これに伴い、日本海と太平洋岸を低気圧が発達しながら北東進。
 荒れ模様の天気の後、西高東低 強い冬型の気圧配置が予想されています。

 この際、2日に予想されている日本海と太平洋側の低気圧、どちらが先行し優勢になるのか??によって太平洋側の降雪の可能性が変化し、荒れ模様の傾向も異なることに。
 まだまだ予想に変化があると思いますけど・・・3月に入ったからといって、素直に春がやって来るわけではなさそうです。

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 2、今日の空模様・・・高気圧北偏、太平洋側は虫食いの晴れ?

 では、今日の空模様・・・

 (1)予報のスタートライン・・・今朝の実況

菅平170227

 Kasayanの住む長野市は曇り空。
 周辺の2000m級の山々は雪雲の帽子をかぶり、山肌は白く薄化粧しています。

 最低気温は-1.0℃(03時59分)で、平年を上回ているようですけど・・・
 そんな今朝の実況。

実況170227

 実況天気図を見ると・・・少々小さめの高気圧が日本海を南東進中。
 晴れている所が多いようですけど(推計気象分布)・・・

 北日本はサハリン付近に停滞する低気圧との間で、西高東低 弱い冬型の気圧配置(実況天気図)。
 悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)の通過に対応して日本海北部を潜在的な前線(黄色の点線)が通過していて(水蒸気画像)、東北北部を中心に雪が降っている所があるようです(推計気象分布)。

 また、高気圧が小さく、北偏しているため、西日本を南東進中の上空の気圧の谷に対応して、九州付近と関東沖に弱い気圧の谷(黄色の点線)が発生。
 局地的に雨・雪雲が観測されているようです。

 (2)今日これからの空模様・・・気象庁GSMモデルでポイントチェック!

 では今日これからの空模様・・・気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM27日170227
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・北日本では、今夜にかけて-30℃以下の寒気が流れ込み続けるものの、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が接近。
 寒さは続くものの好天ベースで推移すると思われます。

 一方、西~東日本では・・・上空の深い気圧の谷の通過は予想されていないものの、上空の比較的浅い気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が断続的に南東進(日本海北部の上空の気圧の尾根と併せて逆位相なんて言います)。
 九州北西岸から東海沖にかけて、弱いながらも悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)が供給され続けることになります。

 このため地上では・・・下段の図・・・上空の気圧の尾根に対応して高気圧が北日本へと移動。
 西~東日本では高気圧から吹き出す北東風が優勢なので、-5℃以下の寒気の北上が鈍く、日本海側中心の寒い冬晴れになると思われます。

 一方、高気圧の中心から離れた西~東日本の太平洋側では・・・
 偏西風強風帯の停滞と上空の浅い気圧の谷の断続的な通過に伴って等圧線が混雑気味。
 三陸沖で水蒸気を供給された冷たく湿った北東風によって雲が広がりやすく・・・
 上空の浅い気圧の谷が通過するタイミングで、北東風の収束線(関東沿岸?)や、北東風が上昇気流に転じる山岳風上斜面(南アルプス付近?)などでは、局地的に弱い雨や雪(ミゾレ?)になることも考えられます。

 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ!

 それでは最後、以上のチェックポイントを確認しつつ、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ170227
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 紫色は下層雲。

 高気圧が北偏するため、北日本中心の冬晴れになるようですが・・・
 冷たく湿った北東気流の影響が心配される太平洋側も降水域は海上主体。
 MSMモデルの予想通りなら大崩れは無いと思われます。

 ただ、北東気流の影響は予想を裏切ることもしばしばですからご注意を。

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拡大GSM週末170227 拡大GSM170227 
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

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北陸以北、局地的に風雪強く。南西諸島は大気不安定。関東沿岸でまた雪??(170226)


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 1、北半球上空の寒気の動向

 まずは北半球上空の気圧配置と寒気の動向。
北半球上空の寒気アニメ170226
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 北海道の北に、-42℃以下の寒気を伴う寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が停滞中。
 このため北陸以北に、-30℃以下の寒気がコンスタントに流入・・・雪の降りやすい状態が続いています。

 もっともこの寒気・・・明日にもオホーツク海へ。
 日本上空の気温は上昇に転じることが予想されています。

 となると・・・気になるのは大陸の奥にある別の寒冷渦の動向。
 -42℃以下の寒気を伴い、一個の寒気塊としてまとまり始めています。

 日本の気象庁、アメリカの気象機関(NOAA)のシミュレーションを見ると、3月4日(土)前後に日本付近にやって来る可能性が高そうですけど・・・
 問題は、どの程度の強さで来るのか?どこまで南下するのか?いつまで居るのか?ということ。

 昨日TVを見ていたら、今後は記録的な大雪の心配はなく、今季一番の冷え込みもない・・・なんて断言していた解説者がいましたけど・・・・・・正直なところKasayanにはわかりません。
 北極方面にゆっくりと移動中の上空の高気圧の位置関係と併せて追いかけてみたいと思います。
 
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 2、今日の空模様・・・冬型、緩んで見えても局地的に風雪強く!

 では、今日の空模様・・・

 (1)予報のスタートライン・・・今朝の実況

菅平170226

 Kasayanの住む長野市はほぼ快晴。
 
北アルプス170226

 空気も乾燥していて、北アルプス表銀座の山々も、尾根筋一つ一つハッキリと見ることができます。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況170226

 晴天のイメージとは異なり・・・
 北日本を寒冷前線が南下中で、活発な雪雲の帯が北陸以北を通過しています。

 また、気圧の谷に位置する東シナ海では雨雲が発達中。

 さらに、太平洋の小低気圧に近い鹿島灘付近にも雨?雪?ミゾレ?雲がかかっています。

 衛星の水蒸気画像を見ると、日本付近の偏西風の風向は大陸の寒気を運ぶ西北西で・・・
 悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が断続的に南東進中。

 天気は下り坂??のように見えますが・・・

 (2)今日これからの空模様・・・気象庁GSMモデルでポイントチェック!

 では今日これからの空模様・・・気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM26日170226
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・今夜にかけても北陸以北には、大陸の寒気を運ぶ偏西風強風帯が停滞。
 悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が、-30~35℃以下の寒気を伴って断続的に南東進することが予想されています。

 この点、上空の深い気圧の谷(偏西風の大きな蛇行域)の通過は午前中だけで、夜にかけて浅い谷になるようですけど・・・次第に弱まりながらも、上空の気圧の谷が通過するタイミングで雪雲が活発化。
 上空寒気の影響で大気も不安定になり、局地的に落雷や突風を伴うことも想定されます。

 また、東シナ海~太平洋沖でも偏西風強風帯が活発化。
 今夜にかけて上空の気圧の谷が東進するため、南西諸島方面も下り坂に向かうと思われます。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・サハリン付近の寒冷渦直下で低気圧が、発達のピークを過ぎた状態で停滞。
 この低気圧を軸に北日本中心に弱い冬型お気圧配置が続き・・・・

 断続的に南東進する上空の気圧の谷に対応して北日本の日本海側に・・・午前中は寒冷前線の雪雲、昼前後には後続の潜在的な寒冷前線の雪雲、夜にかけても弱い雪雲が流れ込むことが予想されています。

 また、上空の気圧の谷の通過に伴い、南西諸島方面には(一昨日までは南岸低気圧が発生することも予想されていた)気圧の谷が発生。
 暖湿気の流れ込みによって大気の状態が不安定になり、降水域が活発化・・・小笠原方面に東進する模様。

 さらに・・・偏西風強風帯の強まり(正渦度移流)に対応して、関東沿岸にも弱い気圧の谷が発生。
 冷たく湿った北東風の流入によって、にわか雨?にわか雪??ミゾレ??と思われる小さな降水域の形成が予想されています。

 ということで・・・今日も西日本~東日本太平洋側中心に晴れる所が多いものの・・・
 局地的に雪や雨で、条件次第では一時的に激しい現象も???

 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ!

 それでは最後、以上のチェックポイントを確認しつつ、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

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 長野県北部に住むKasayanとしては・・・(偏西風強風帯の停滞に対応して)新潟県付近に夜まで停滞する(風の収束線に伴う)降雪帯がどの程度影響してくるのか???が気になるところ。

 一方、北日本・・・朝のうち寒冷前線が抜けてしまえば、潜在的な寒冷前線の影響は大したことはなさそう。

 南西諸島も夜にかけて順調に回復していきそうですけど・・・
 問題は関東沿岸。

 明朝にかけてそこそこ寒気が南下しているところに、収束線の降水帯がかかる模様。
 積もるような雪の可能性は低そうですけど、月曜日の出勤を驚かせるような雪又はみぞれになるかもしれませんのでご注意を(微妙なので今夜の予報をチェックしてくださいね)。
 
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(4Kタイムラプス動画:千曲川堤防から長野市を経て鹿島槍ヶ岳、白馬三山方面 弱い冬型 西風)

 KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集):https://www.youtube.com/user/kasayangw

拡大GSM170226 拡大北半球170226
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弱い冬型に見えても局地的に風雪強まる?(170225)


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 入院前にやっておかなければならないことの処理に追われた気忙しい一週間・・・
 土曜日になったとたんドッと疲れが出てしまいましたが・・・ひと踏ん張り!!

 1、北半球上空の寒気の動向

 いつものように、北半球上空の気圧配置と寒気の動向から。
北半球上空の寒気アニメ170225
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 カムチャッカ半島付近から北上を始めた上空の高気圧・・・グイグイと北上して北極に迫っています。
 
 このため日本付近に、寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)として孤立した寒気塊が南下中。
 月曜日にかけてプチ寒波をもたらしています。

 今後の日本付近への寒気の南下は、この高気圧の進行先とアラスカ付近に北上している高気圧の勢力で決まって来るように思われますが・・・(シミュレーションこそ存在するものの)Kasayan的には正直全く分かりません。

 いずれにしても、北半球ではあちこちに時計回り、反時計回りの渦が出来ていて、偏西風が素直に流れていないことは確かなようです。


 2、今日の空模様・・・冬型、緩んで見えても局地的に風雪強く!

 では、今日の空模様・・・

 (1)予報のスタートライン・・・今朝の実況

 Kasayanの住む長野市・・・

菅平070225

 晴れてはいますが、上空には西から薄い雲が流れ込み青空が白っぽくなっています。

 それでも放射冷却現象が発生していて、最低気温は-4.8℃(06時13分)を記録。
 8時過ぎても-2℃を下回っています。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況170225

 天気図をパッと見た感じは・・・等圧線の間隔が開き、高気圧が東に張り出した状態。
 弱い冬型という印象ですけど・・・・

 北陸以北の日本海側にはビッシリと雪雲が観測されていて、局地的には降雪が強まっている所も。
 また、関東沿岸には低気圧が発生していて、低気圧北側の雨(雪)雲が外房方面にかかり、ミゾレになっている所もあるようです。

 ところで昨夜、天気予報番組を見ていると、「冬型の気圧配置は緩み傾向で・・・」とか、「晴れる所が多くなりますが、北日本の日本海側では・・・」という楽観的な?解説が多くみられました。
 ただKasayan的には、ちょっと違和感を感じていました。

 今日、日本付近の等圧線は結構ウネウネ・・・
 このウネウネの中に、高気圧と低気圧の位置関係や南下してくる寒気をだけではわからない(最近の解説はこればかりですよね?)悪天が隠されています。
 メンドウですけど、これをキチンと解説しなければ・・・・天気予報の解説としては手抜きだと思うのですが・・・
 
 (2)今日これからの空模様・・・気象庁GSMモデルでポイントチェック!

 それでは、今日これからの空模様・・・気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM25日170225
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)がサハリン方面に南東進。

 これに伴って、寒冷渦を反時計回りに回る偏西風強風帯(水色の矢印)に沿って、-30~35~40℃以下の寒気を伴った(そこそこ浅めの)上空の気圧の谷が断続的に(比較的間隔をおいて)日本付近を通過していくことが予想されています。

 このため、北日本を中心に(そこそこの強さの)冬型の気圧配置の骨格が継続。
 寒気の流入が続き、雪雲が発達し易い状態が続きます。

 で・・・このような気圧配置の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・上空の気圧の谷と寒冷渦の直下に入りつつ、低気圧が発達のピークを迎え、停滞。
 この低気圧から南西方向に、周期的に前線帯(黄色の点線)が発生し、周期的に北海道方面に南下。
 局地的・一時的に風雪が強まることが予想されています(一部の前線帯は天気図上に寒冷前線として顕在化)。

 また、北陸付近に停滞する偏西風強風帯に沿って東進する上空の気圧の谷にも対応して、弱い前線帯(黄色の点線:風の収束線)が北陸付近に周期的に上陸。
 等圧線の間隔こそ開いていますけど、周期的な前線帯の通過によって、北陸付近でも一時的・局地的に風雪が強まることが予想されます。

 さらに、上空の浅い気圧の谷が周期的に通過する関東沖でも低気圧や気圧の谷に伴う降水帯(黄色の点線)が停滞。

 ということで、一見弱そうな冬型でも、局地的に活発な現象が予想されています。

 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ!

 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ170225
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 こうやって見ると、日本海を断続的に通過する風の収束線の降水(雪)帯・・・局地的にはGSMモデルでイメージされる空模様以上の影響があるかも???

 確かに西日本や東日本の太平洋側は、比較的穏やかに晴れるでしょうけど・・・
 穏やかな天気を優先させ、日本海の潜在的な前線(収束線)の影響に関して「弱いながらも冬型が続くため」という解説だけで済ませてよいものか・・・全国ネットの天気予報なら失格だと思います。

 全部が全部そうだったわけではありませんけど・・・
 昨日ご覧になった天気予報はどうでした???

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

 KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集):https://www.youtube.com/user/kasayangw

拡大GSM170225 拡大北半球170225
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)

航海のための天気予報利用学バナー121212





週末にかけて北日本中心の冬型継続。来週前半は比較的穏やか?(170224)


 このブログはPCに最適化されています。
スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版を表示」するよう設定願います。

 また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
 それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??










 今日は金曜日・・・Kasayanが朝から仕事でバタバタする日。
 コメントは少な目になるかもしれませんけど、情報はキチンと?お伝えできるように頑張ってみたいと思います。

 1、北半球上空の寒気の動向・・・週末小寒波スタート

 (1)北半球上空の気圧配置と寒気の動向

 まずは北半球上空の気圧配置と寒気の動向から。
北半球上空の寒気アニメ170224
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 春三番??の暖かさをもたらした暖気流入エリアは東海上へ。
 一方、大陸からは-36℃以下の寒気の谷が南下中。

 このため週末いっぱい、北日本を中心にプチ寒波?(これまでの寒波に比べたらプチということですけど)・・・気温が平年を下回り、日本海側中心に雪の降りやすい状態が予想されています。

週間気温グラフ170224

 向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データを見ても、週末いっぱい、平年を下回ることがわかります。


 2、週末の空模様・・・北日本中心の冬型。周期的に雪強まる?

 では、プチ寒波?が予想されている週末の空模様・・・

 気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、ザックリとチェックしておきました。

 まずは明日土曜日の空模様。

GSM25日170224

 北陸以北で等圧線が混雑気味で、大雪の目安になる上空の寒気は秋田県以北に流入。

 夜にかけて北日本中心の冬型の気圧配置が続くようですが・・・
 (日本海を東進する-30℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷に対応して)早朝、そして夕方以降、北陸付近と北海道西岸を潜在的な前線帯(風の収束線)の降雪帯が通過。
 一時的、局地的に風雪の強まりが予想されます。

 平地で暮らす限り、大きな影響はなさそうですけど、道路の除雪や冬山登山、バックカントリー等に係る方は要注意!!

 そして続く日曜日は・・・

GSM26日170224

 冬型の気圧配置と強い上空寒気の流入は北海道限定に(朝まで北陸付近は降雪活発)。
 冬型に伴う影響は弱まって来ると思われますが・・・

 気圧の谷にあたる東シナ海で降水域が活発化。
 南岸低気圧になるかもしれない??低圧部の発生も予想されています。

 とすると、月曜日以降の空模様が気になるところですけど・・・

 とりあえず週末の天気は・・・北陸付近中心に一時的・局地的な降雪の強まりがあるものの、日曜日にけてゆっくりと冬晴れエリアが拡大。
 まずまずの空模様といえる地域が多いようです。
 
 3、来週の空模様・・・南岸低気圧の予想はフラフラ??

 では、南岸低気圧の通過が心配される月曜日も含めて来週の空模様をチェック。

GSM来週170224
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 昨日までの予想から一転(昨日の記事参照)、27日(月)の予想図から南岸低気圧が消えています。
 せいぜい前線帯と思われる帯状の降水域が予想されているだけ。
 海外の気象機関の予想は一貫して南岸低気圧を「予想していませんでした」から、ここにきて海外の予想と横並びになったと言えます。

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 Kasayanとしては明後日朝の計算値が発表されるまでは「南岸低気圧(低圧部)による何かしらの影響」を疑っていますけど・・・それでも首都圏にお住まいの方はホッと一息といったところですね。

 ただ・・・木曜日~金曜日にかけては荒れ模様の天気が予想されています。

 今週の春2番?春3番??のように、日本海を低気圧が北東進することが予想されていますけど、今回は太平洋側でも低気圧が北東進する模様。
 南風が強まる可能性は低いと思いますが、前線や低気圧が通過するタイミングで局地的に風雨の強まりが想定されます。

 また、低気圧が東海上に抜ける土曜日には冬型の気圧配置が強まり急速に寒気が南下。
 -35℃以下の上空寒気が流れ込む北陸以北の日本海側を中心に、大雪になる可能性も。

 (今日の予想通り南岸低気圧の通過が無ければ)来週前半ホッコリした空模様・・・
 後半は荒れ模様の天気・・・ということになるかもしれません。
 
      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)



 4、今日の空模様・・・北日本中心の冬型。夜は北陸付近でも??

 それでは、ここから今日の空模様。

 (1)予報のスタートライン・・・今朝の実況

菅平170224

 Kasayanの住む長野市・・・夜明け前後は曇り空優勢でしたが、急速に青空が優勢になっています。

 最低気温は-2.4℃(06時58分)。
 春三番?直後の朝ですけど・・・風が強めで放射冷却現象が強まらなかったので、平年をチョッピリ上回ることになりました。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況170224

 気圧配置は西高東低 冬型。
 日本海側には広範囲で雪雲が観測されています。

 衛星の水蒸気画像を見ると・・・悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が東進中。
 この上空の気圧の谷が東海上に抜け出たタイミングで冬型の気圧配置が完成!・・・ということになりそうです。
 
 (2)今日これからの空模様・・・気象庁GSMモデルでポイントチェック!

 では、今日これからの空模様・・・気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM24日170224
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・午前中、実況でチェックした上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が日本付近を通過。
 このタイミングで東北以北に(雪雲を空高く成長させる)-30~35℃以下の寒気が流入し、冬型の気圧配置の骨格が完成。

 その後、夜にかけて、後続の上空の気圧の谷が接近・通過。
 -30℃以下の寒気が北陸付近まで南下し、地上に悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)が降り注ぐことが予想されています。

 このため地上では・・・下段の図・・・午前中は北日本中心の等圧線が大混雑。
 深い上空の気圧の谷が通過する北海道では、(西岸の低気圧が弱まってできた)低圧部に伴う風の収束線(黄色の点線)が南下して、局地的に風雪が強まることが予想されます。
 また、北陸以北の日本海側でも活発な降雪・北西強風・高波に。

 一方、いったん上空の気圧の谷が東海上に抜ける夜にかけては、等圧線の間隔が広がって北日本の風雪も弱まる模様。
 その代わり・・・次の上空の気圧の谷に対応して若狭湾沖で気圧の谷が深まって、風の収束線(黄色の点線)に伴う降雪帯が活発化。
 明朝にかけて北陸付近中心に局地的・一時的に降雪が強まることが予想されています。

 北陸付近はちょっと遅れて降雪のピークに??

 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ!

 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ170224
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 冬型に伴う北海道の降雪は昼前がピーク。
 夜にかけて弱まる模様。

 一方、北陸付近・・・上空の気圧の谷が通過し、風の収束線が活発化する今夜から明日朝がピーク。
 もっとも、かなり局地的、一時的なモノになりそうですね。

 ということで、今日はこれで時間切れ・・・
 乱筆乱文、意味不明、誤字脱字がありましたらご容赦ください。

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2


(4Kタイムラプス動画:春三番?寒冷前線通過も下層風向のみ変化。上空の変化は遅れ気味)

 KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集):https://www.youtube.com/user/kasayangw

拡大GSM来週170224 拡大GSM170224
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

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 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
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プロフィール

Kasayan

大昔、気象会社や東京の放送局で天気予報番組を作っていたこともありますが今は故郷長野で2回目の日本一周を夢見るただのヨット好き。山岳ガイドのタマゴたちと気象の勉強中。最近多くの時間を野尻湖畔の山小屋で過ごしています。

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