気象予報士Kasayanのお天気放談

故郷長野に帰ってきたヨットオタクの気象予報士Kasayan。 天気予報は当たるのか?天気予報がハズレたらどうなるのか?天気予報の安全マージンは? 一般的な天気予報とは異なる視点からの解説をモットーに、日々の天気を放談?します。

2017年10月

 Twitterでは、今日の記事の内容をひとことでまとめています。お時間の無い方・更新時間を知りたい方はご利用ください。https://twitter.com/kasayangw

冬型ゆるんで秋晴れ優勢。三連休の天気は?(171031)


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 また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
 それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??










 1、三連休の天気・・・アウトドアは無理せずに

 秋の行楽シーズンも後半戦。
 この三連休こそは秋晴れの下で行楽を楽しみたいと考えている人・・・Kasayanだけではないはずです。

 週間予報には残念なマークも見られますけど、最新のデータはどうなっているでしょうか?
 今日も気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)をつかって、ザックリとまとめておきました。

3連休の天気GSM171031
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置と寒気の様子。
 下段の図は、普通の天気図と同じ地上気圧と地形の影響を受けにくい上空約1500mの寒気の様子。

 一言でまとめると・・・
 (上段の図)3日(文化の日)から4日(土)にかけて、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が日本付近を通過するため・・・

 (下段の図)日本海と、太平洋沿岸を気圧の谷(低圧部や低気圧)が北東進して雨模様に。
 4日(土)には一時的に西高東低 冬型の気圧配置になるため北風が強まり、寒気の南下に伴って北海道では平地にも、本州上では標高1000m級以上の山で雪になり・・・

 気が回復してくるのは、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が通過し、地上の移動性高気圧に覆われる5日(日)になってから・・・・ということになりそうです。

 少々ガッカリな予想ですけど、日本海側と太平洋側を気圧の谷が通過するということは、相対的に本州上が気圧の尾根になる可能性があるということ。
 登山や天気に左右されやすいアウトドアレジャー等は注意が必要ですけど、普通の行楽であるならば直前まで雨雲のスキマ?に期待して予報をチェックしていただきたいと思います。
 
      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)
 

 2、今日の空模様・・・天気は回復傾向だけど・・・
 では、ここから今日の空模様。

 (1)予報のスタートライン・・・実況

 Kasayanの住む長野市・・・

菅平171031

 今朝は放射冷却現象が発生し、最低気温は4.4℃(05時43分)、今季一番の冷え込みに。
 長野県内は観測地点30地点のうち、半分以上で氷点下を記録しています。

(4Kタイムラプス動画:放射冷却の菅平高原 約3時間を1分に圧縮。下層と上層で風向が異なる)

 KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集):https://www.youtube.com/user/kasayangw

 そして、放射冷却現象が発生しているということは空気が澄み切っているという証拠。

北アルプス171031

 長野市からも雪化粧をした北アルプス表銀座の山々を見ることが出来ます。

3021実況500171031

 これは昨夜21時に観測された上空約5500mの気圧配置と気温の様子。
 (別件で作図をしたのでご紹介)

 -15℃以下の寒気が太平洋側まで南下していますが、この時期としては平年並み。
 冬の上空寒気といえる-30℃以下の寒気は間宮海峡付近まで北上していることが分かります。

3021実況850171031

 ただ、同時刻の上空約1500mの気温をチェックすると、0℃以下の寒気が関東まで南下。
 平年を6℃前後も下回る状態になっていることが分かります。

 昨日、近畿と東海で木枯らし一号が吹きましたけど、台風22号から転じた強い冬型の気圧配置に伴う強風によって、上空より地上優勢に寒気が流れ込んできたようです。

 ということは、北風が弱まるとともに寒気も早く北上していきそうですけど、いつもの午前3時の実況三点セットをチェックしてみると・・・

実況171031

 早くも冬型の気圧配置は北日本中心に。
 時雨の雨や雪が新潟県以北の日本海側に観測されていますけど・・・

 西から高気圧が張り出し、天気は西から回復傾向。
 北風も弱まり、気温も急速に上がってくると思われます。

 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル

 それでは、今日これからの空模様・・・気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM31日171031
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が南東海上に抜け・・・
 好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色点線:偏西風の北側への蛇行域)が日本付近を通過。
 天気は回復、好天ベースで推移すると思われますが・・・

 上空の気圧の尾根が通過する前、日本海を上空の比較的浅い気圧の谷が南東進する模様。
 この上空の浅い気圧の谷が、天気の回復にブレーキをかけないか?気になるところです。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・夜にかけて日本付近に高気圧が移動。
 高気圧北側の北海道付近で等圧線が混雑し、西寄りの強風が続くものの、概ね秋晴れ優勢の空模様になるようです。

 ということは・・・日本海を南東進する上空の浅い気圧の谷の影響は少なめ??
 この疑問点については、解像度の高いMSMモデルに譲ることにしましょう。

気温予想171031
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 これは、本日上空の予想気温を表示した専門の天気図。
 すでにご紹介したGSMモデルと全く同じモノですけど、別件で作図をしたので、広範囲の寒気の様子をイメージしていただけるよう掲載だけしておきます。

 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ

 では以上のチェックポイントを確認しつつ・・・解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ171031
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 今夜にかけて天気は回復傾向ですけど・・・新潟以北の日本海側は下層雲がとりきれず回復遅め。
 新潟県付近には15時頃まで北西風収束線が停滞し、弱い降水域も予想されています。
 たぶんこれが上空の弱い気圧の谷の影響??

 そして明日、帯状の高気圧に覆われると思いきや、高気圧と高気圧の間・・・
 日本付近は気圧の鞍部に位置し、所々で小さな虫食いの雨がありそうです。

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 無料GPV(GSM・MSMモデル)サイト: http://weather-gpv.info/

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

拡大GSM3連休171031拡大GSM171031FEFE171031
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集):https://www.youtube.com/user/kasayangw

 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
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台風一転 西高東低 冬型強まり木枯らし一号も!向こう一週間の空模様は?(171030)


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 それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??










 ブログ表現を少々”おめかし”してみました。
 まだまだ検討中です。

 
 向こう一週間の空模様・・・とりあえず台風は?

 2週連続の週末台風。
 秋の行楽シーズンが台無しになってしまい、Kasayanも含め「次の週末こそ!!」とお考えの方も多いと思います。

 そこで、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、5日(日)までの空模様と寒気の様子をザックリとチェックしておきました。

GSM6コマ171030
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 冬型の気圧配置が緩む明朝、下層寒気と放射冷却現象の発生によって寒さの底に。
 各地で今季一番の冷え込みとなり、北日本や標高の高い地域から、初雪や初氷、初霜の便りが届くことになりそうです。

 その後木曜までは移動性高気圧の秋晴れに。
 このまま秋晴れが週末まで続いて欲しいところですけど・・・

 残念ながら金曜日から気圧の谷が通過し寒気も南下。
 日本海側は再び時雨れることになりそうです(うーん・・・)。

 ただ・・・日曜日には移動性高気圧が東進。
 計算値通り回復してくれることを祈るしかなさそうですね。
 (3日から三連休でしたね。Kasayan3日に仕事なので普通の週末のような気持でコメントしちゃいました)

週間気温グラフ171030

 なお、これは向こう一週間の気温の傾向(平年差)。

 とりあえず今日が寒さの底(実際は放射冷却が強まる明日朝)。
 GSMモデルでチェックしたように、次の寒さは週末ということになりそうですね。

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      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)


 
台風通過後はいきなり初冬・・・

 

千曲市171030

 今朝の長野市は時雨れ模様。
 志賀高原~菅平高原の稜線に沿って南下してくる雨雲が長野市の南で消散し、朝焼けのオレンジに染まって幻想的な景色を見せてくれました。

 気温は深夜からジワジワと下がる傾向。
 午前1時の気温は13.2℃でしたが、午前7時には9.5℃を記録しています。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況171030

 台風22号は温帯低気圧に変わり、三陸沖に発生した低気圧と一体化。
 大陸の高気圧との間で等圧線の間隔が大混雑し、西高東低 冬型の気圧配置が強まっています。

 衛星の水蒸気画像を見ると、沿海州から日本海にかけて、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が、冷たく乾燥した空気(白くないエリア)を伴って東進中。

 ということは・・・日本海側で活発化している時雨れの雨雲・・・
 さらなる北風の強まりとともに活発化してきそうですけど・・・・

 

 今日これからの空模様・・・気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM30日171030
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・西~東日本を、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が、-10℃以下の寒気を伴って通過。

 また、北日本を-20℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷が通過していくことが分かります。

 このため、上空の気圧の谷が通過し終わった所から西高東低 冬型の気圧配置が完成。
 上空の気圧の谷後面に流れ込む寒気によって大気の状態が不安定になり、まだまだ海面水温の高い日本海では水蒸気が沸き上がり、筋状の雨(雪)雲が活発化することになりそうです。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・午前中を中心に西高東低 冬型の気圧配置が強まり、全国的に等圧線が大混雑。

 北寄りの風が強まって、海上はシケ模様。
 日本海で湧き上がった筋状の雨(雪)雲が北寄りの風に乗って日本海側に流れ込み、日本海側中心に時雨れ模様になることが予想されています。

 また、強い北風に乗って0℃以下、5℃以下の冬の寒気が太平洋側まで南下。
 日中も気温が下がり続けるとともに、時雨の雨雲は北から、そして標高の高い所から雪に変わると思われます。

 そして近畿や関東では木枯らし一号の発表があるかもしれません(たぶん今日の天気予報では、恒例の発表基準が伝えられることでしょう)。

 

 それでは、以上のチェックポイントを確認しつつ・・・解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ171030
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 北陸以北、日本海側中心の時雨れ模様は、弱まりながらも明日午前中まで続く模様。

 そして上空約1500m-6℃以下の寒気が津軽海峡付近まで。
 そして 0℃以下の寒気が・・・たぶん今季一番・・・太平洋側まで南下することが予想されています。

 北海道では平地でも雪。
 本州の脊梁山脈も標高1000m付近まで白くなるかもしれません。

 今月も残り2日・・・秋晴れを十分に満喫しないまま晩秋になってしまいそうです。


 

 なお、台風情報に引き続いて「暴風と高波に関する全般気象情報」(リンク:「・・・と気象庁は注意を呼び掛けています」というニュース原稿のもとネタ)が発表されているので、全文引用しておきます。

気象情報171030

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
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 無料GPV(GSM・MSMモデル)サイト: http://weather-gpv.info/

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

拡大GSM6コマ171030 拡大GSM171030 
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集):https://www.youtube.com/user/kasayangw

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台風22号に関する最新データ(171029)


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 1、台風22号最新データ・・・進路図と他国のモデル

 (1)気象庁・米軍 進路予想比較

 頻繁に更新される予想進路は以下のURLでキチンと確認していただくことを前提に・・・
 進路予想のバラつきを把握するため、まずは気象庁と米軍の進路予想を比較。

進路比較171029

  気象庁台風情報: http://www.jma.go.jp/jp/typh/
  米軍(JTWC)台風情報: http://www.usno.navy.mil/JTWC/
  米軍(JTWC)台風情報(予備): https://www.nrlmry.navy.mil/tc_pages/tc_home.html


 多少の違いはありますけど、もはや誤差範囲。

 もはや進路を云々するより、台風が最接近・通過前後の具体的な天気変化を、十分な安全マージンをとってイメージしておくほうが重要だと思います。

 (2)台風22号、他国のモデル比較

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)については後ほど詳しくご紹介するとして、まずは米国気象機関(NOAA)とヨーロッパ中期予報センターのモデルをご紹介しておきたいと思います。

台風GFS171029

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global

台風ECMWF171029

 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 両者ともに予報円の範囲内で予想進路図とほぼ一致。

 台風通過後は西高東低 冬型の気圧配置の強まりを予想しています。

 2、今日の空模様・・・台風通過に伴う空模様の変化

 (1)予報のスタートライン・・・実況

実況171029

 台風が九州の南を北東進中。
 先行して秋雨前線の雨雲が、前線の北側広範囲に拡大していることが分かります。

 一方、台風の西側には比較的乾燥した空気が流入中(水蒸気画像 白くないエリア)。
 台風は東進しながら次第に(寒気と暖気が混ざろうとするチカラで発達する)温帯低気圧の性質を帯び始めると思われます。

 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル

 それでは、今日これからの空模様・・・気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM29日171029
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・山陰付近から東日本にかけて、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が東進。
 偏西風強風帯(水色の矢印)が強まり、台風22号を関東沿岸まで押し流すことが予想されています。

 また、大陸からは冬の寒気を伴う上空の気圧の谷が南東進。
 日本海を北日本へと進むことも予想されています。

 このため地上では・・・下段の図・・・台風は、北東側に前線の活発な降水帯を伴って東北東進。
 しっかりとした同心円の等圧線を伴ったまま、夜には関東付近を通過する模様。

 また、上空の気圧の谷の接近に対応し、三陸沖に低気圧が発生することも予想されています。

 さらに、大陸から南下する上空の気圧の谷に対応して、寒冷前線が北日本へと南下。
 
 西から、北から・・・荒れ模様の天気になることが分かります。

相当温位171029
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 台風に先行して前線(黄色の点線)が東日本の南岸に停滞。
 三陸沖に低気圧が発生し、への字型になることが分かります。

 そして台風付近はもちろん、台風東側の沿岸部にも強い暖湿気が流入。
 沿岸部では大気の状態が不安定になり、いわゆる「台風に先行した大雨」が、今週末も太平洋側を襲うことになりそうです。

 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ

 では以上のチェックポイントを確認しつつ・・・解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ171029
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 詳しいことはアニメ中の書き込みをお読みいただきたいのですが・・・

 台風が東海上に抜けて、三陸沖に新たに発生する低気圧の寒冷前線の中に取り込まれた後・・・
 強い冬型の気圧配置になることが予想されています。

 今回の台風22号・・・台風通過時の風はもちろん、吹き返しの北寄りの風による被害が心配されます。

 そして日本海側・・・明日は時雨れの雨が、寒気の南下に伴って高い所から雪に変わって来るようです。


 3、明日の空模様・・・いきなり初冬!木枯らし一号も??

 続いて、台風が通過した後、明日の空模様。

GSM30日171029
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置と寒気の様子。
 下段の図は、普通の天気図と同じ地上気圧と地形の影響を受けにくい上空約1500mの寒気の様子。

 冬の天気図と見間違うほどの立派な??冬型の気圧配置。
 台風が去っても北風が非常に強い状態。

 風による落果など、農作物の被害が気になるところ。
 山岳も冬の荒れ模様の天気になりそうです。

 とりあえず・・・今日はこのへんで・・・
 状況次第で追記、Twitterでつぶやきたいと思っています。

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
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 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

拡大GSM29日171029 拡大GSM相当温位171029 拡大GSM30日171029
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集):https://www.youtube.com/user/kasayangw

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 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
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台風22号の動向 最新データ(171028)


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 また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
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 今日は早朝出発。

 コメントを書いている時間がありませんので、昨日までの記事を参考に、図中のコメントをお読みいただければ幸いです。

 1、台風22号最新データ・・・さすがに計算値 安定へ??

 (1)気象庁・米軍 進路予想比較

進路比較171028

  気象庁台風情報: http://www.jma.go.jp/jp/typh/
  米軍(JTWC)台風情報: http://www.usno.navy.mil/JTWC/
  米軍(JTWC)台風情報(予備): https://www.nrlmry.navy.mil/tc_pages/tc_home.html


 (2)台風22号、各国のモデル比較

 気象庁発表 GSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)

GSM台風171028
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 無料GPV(GSM・MSMモデル)サイト: http://weather-gpv.info/

 アメリカの気象機関(NOAA)発表のGFSモデル

台風GFS171028

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global

 ヨーロッパ中期予報センター発表のモデル

台風ECMWF171028

 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)


 2、今日の空模様

 (1)予報のスタートライン・・・実況

実況171028


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル

GSM28日171028
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置と風。
 下段の図は、普通の天気図と1時間降水量、地上風。

 赤の点線は悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(偏西風の南側への蛇行域)。台風を捕捉し東寄りに転向させ、偏西風に乗せて足早に進行させる役割もある。

 台風は上空の太平洋高気圧(高度5880)にブロックされ、縁を進む傾向にある

 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージ。

全国流線アニメ171028
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 今日は西日本で大雨に警戒。
 明日は西~東日本の広範囲で大雨に警戒!

 それでは出かけてきます。
 超簡易更新、大変失礼しました。

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 無料GPV(GSM・MSMモデル)サイト: http://weather-gpv.info/

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

拡大GSM台風171028 拡大GSM171028
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集):https://www.youtube.com/user/kasayangw

 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)

航海のための天気予報利用学バナー121212






今日は貴重は秋晴れ?台風22号の影響は??(171027)


 このブログはPCに最適化されています。
スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版を表示」するよう設定願います。

 また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
 それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??










 ライブドアブログの事業担当者から突然連絡があり、「ライブドアブログ OF THE YEAR 2017」の賞をいただけることになったようです。

 日々衰える頭と洞察力を保つため、”頭のジョギング”としてブログを書いているだけで賞をいただけるなんてラッキーですよね。

 いただいた物はいずれブログでご紹介したいと思います。

 1、台風22号最新データ・・・不確実性まだ続く?

 (1)気象庁・米軍 進路予想比較

 予定通り・・・というのもナンですが、昨日15時、マリアナ諸島付近で台風22号が発生。

 頻繁に更新される予想進路は以下のURLでキチンと確認していただくことを前提に・・・
 進路予想のバラつきを把握するため、まずは気象庁と米軍の進路予想を比較。

台風進路図比較171027

  気象庁台風情報: http://www.jma.go.jp/jp/typh/
  米軍(JTWC)台風情報: http://www.usno.navy.mil/JTWC/
  米軍(JTWC)台風情報(予備): https://www.nrlmry.navy.mil/tc_pages/tc_home.html


 両者、概ね一致していると言えそうですけど、30日(月)以降の予報円の大きさが半端ではありません。

 (2)台風22号、各国のモデル比較
GSMアニメ171027
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 これは気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)。

 無料GPV(GSM・MSMモデル)サイト: http://weather-gpv.info/

 28日00時(日本時間09時)~01日12時(日本時間21時)をアニメ化したものですが・・・
 29日(日)以降、本州付近に張り出してくる高気圧に追い立てられるように南東に進み、その後は迷走するような気配まで見せています。

 台風の予測には、GSMモデルとは異なる台風モデルという別のシミュレーションが使われていますけど、基本のGSMモデルがこの状態ですから、予報円がこれだけ大きくなるのも納得できます。

 ただ、台風が南下する傾向が見られるのは嬉しいこと。

 続いて隣の芝生・・・他国の気象機関が発表したモデル(同じくスーパーコンピューターによるシミュレーション)をチェックしてみると・・・

台風GFS171027

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global

台風ECMWF171027

 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF):
 http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 アメリカの気象機関(NOAA)、ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)、いずれのモデルも、太平洋沿岸を東北東に、まっすぐ進むことが予想されています。

 台風の南下傾向・・・手放しで喜んではいられない状態。
 「現時点では」少なくとも西~東日本の沿岸部に、そこそこシッカリとした影響があると考えておくべきでしょう。

 10時45分追記
 気象庁09時発表の台風22号予想進路図5日間予想に大きな変化が見られます。


 2、週末の空模様と台風通過後の冬!について

 (1)週末の空模様

 ただ、明日から週末・・・台風の影響が分からないなんて言っていられません。
 台風の位置やタイミングによって、予想が大きく変化するこを前提に、気象庁発表のGSMモデルを使って、週末の空模様をザックリとまとめておきました。

GSM週末171027

 テレビの天気解説に使われる図のように漫画チックに作成してありますけど・・・

 ご存じのように、台風と秋雨前線がセットになって「台風接近前でも大雨に注意!」ということになります。
 (先にご紹介した米国(NOAA)のGFSモデルも秋雨前線の雨について同様の予想になっています)

 土曜日は西日本中心、日曜日は東日本でも。
 前線南側で等圧線が混雑することによって、横殴りの雨になる可能性もありますから、無理なアウトドアレジャーを計画しないでくださいね。

 (2)台風進路にかかわらず月曜日から一時的に厳しい寒さに!

 で・・・月曜日以降の空模様ですが、GSMモデルがこれだけ不確実な状態ですから、この場で細かくチェックする意味が感じられません(もちろん天気傾向は把握できますけど)。

 ただ、モデルの計算結果が変化しても一貫して変わっていないのが月曜日以降に訪れる厳しい寒さ。

週間気温グラフ171027

 向こう一週間の気温の傾向(平年差)をチェックすると、「たぶん日本付近から台風が遠ざかるであろう」30日(月)頃から東~北日本中心に、カックンと平年より気温が下がることが予想されています。

 具体的には・・・

GSM月曜日171027
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 台風が南下?することで西高東低(というか北西高南東低?)冬型の気圧配置になって、地上付近(上空約1500m)に0℃以下の寒気が南下してくることが予想されています。
 たぶん・・・今季最も南下することに。

 各地に初冠雪をもたらした台風21号に続いて、今回も台風22号がより本格的な冬を連れてくるようです。
 (長野県では平地でも霜が降りるかも?高原では初氷?)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)


 3、今日の空模様・・・今日は貴重な秋晴れに?

 それでは、ここから今日の空模様。

 (1)予報のスタートライン・・・実況

 Kasayanの住む長野市・・・

菅平霧171027

 今朝の最低気温は5.9℃(05時06分)で今季一番の冷え込みに。
 空気が冷えて長野駅付近も深い霧に覆われました。
 (ちょうど霧で有名な川中島の合戦の時期に当たります。写真右奥が川中島古戦場)

(4Kタイムラプス動画:長野駅付近の放射霧が急速に消える様子)

 KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集):https://www.youtube.com/user/kasayangw

 たぶん志賀高原や菅平の山上から見ると、善光寺平にフタをするような雲海が見えていることでしょう。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況171027

 北に偏った移動性高気圧に覆われ、とりあえず晴れている所が多いようです。

 ただ、南西諸島方面には台風北側+秋雨前線の雨雲がかかりはじめている模様。
 台風の北上に伴い、荒れ模様の天気が始まろうとしています。

 一方、本州付近は次第に高気圧の後面に。
 今朝の秋晴れ、いつまで持ちこたえてくれるんでしょう??

 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル

 それでは、今日これからの空模様・・・気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM27日171027
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・日本の東と西、いずれにも悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の帯(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)がありますけど・・・
 今日日中は、やや北寄りに通過する好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が優勢。

 このため地上では・・・下段の図・・・上空の気圧の尾根に対応して、やや北寄りに高気圧が東進。
 少なくとも日中いっぱい、(台風の影響で荒れ始める南西諸島を除いて)高気圧の秋晴れになることが予想されています。

 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ

 それでは、以上のチェックポイントを確認しつつ・・・解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。
 
全国流線アニメ171027
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 今日日中、秋晴れ優勢で推移しそうですけど・・・

 南の海上では、台風の接近に先行して秋雨前線の降水帯が活発化。
 明日未明には西日本の太平洋側に・・・朝には東日本の太平洋側にかかり始めることが予想されています。

 そして続きは冒頭でご紹介した週末の空模様に・・・

 ということで、今日の秋晴れは貴重なモノになるかもしれません。

 台風21号の後かたずけや22号の対策・・・今日のうちに進めておくのがおススメです。

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 無料GPV(GSM・MSMモデル)サイト: http://weather-gpv.info/

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
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 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

拡大GSM月曜日171027 拡大GSM171027
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

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プロフィール

Kasayan

大昔、気象会社や東京の放送局で天気予報番組を作っていたこともありますが今は故郷長野で2回目の日本一周を夢見るただのヨット好き。山岳ガイドのタマゴたちと気象の勉強中。最近多くの時間を野尻湖畔の山小屋で過ごしています。

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