気象予報士Kasayanのお天気放談

故郷長野に帰ってきたヨットオタクの気象予報士Kasayan。 天気予報は当たるのか?天気予報がハズレたらどうなるのか?天気予報の安全マージンは? 一般的な天気予報とは異なる視点からの解説をモットーに、日々の天気を放談?します。

2018年06月

 Twitterでは、今日の記事の内容をひとことでまとめています。お時間の無い方・更新時間を知りたい方はご利用ください。https://twitter.com/kasayangw

関東甲信の梅雨明けとともに台風7号発生!この先数日の注意点は?(180630)


・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
 スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


関東甲信梅雨明け!そして台風7号 北上中!!



 (1)暫定的ですけど・・・関東甲信地方で記録的に早い梅雨明け!


 ご存知のように昨日、関東甲信地方が(暫定的ではありますけど)統計開始以来はじめて6月に梅雨明けしたという発表がありました。

 多くのニュースが、珍しく梅雨明けの日付に「暫定的」という表現を加えていたのは、あまりに早い梅雨明けに9月に修正されるかもしれないと感じていたからかもしれません。

台風全休画像アニメ180630
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 これは26日(火)~今朝までの北半球上空の水蒸気画像をアニメ化したもの。

 それほど水蒸気が湧き上がっていなかったフィリピンの東海上で、急速に水蒸気が湧き上がり始め、短時間で渦を巻き、台風が発生したことがわかります。

 また、台風の発生と同時に太平洋高気圧が急速に強まり関東甲信方向に張り出したこともわかります(梅雨前線の位置も九州の南部からいきなり日本海にワープしちゃいました)。

 これほど目まぐるしい天気変化を見ていれば、アッという間に梅雨に逆戻りするかも??なんて心理が働くのも当然ですよね??


 (2)台風7号 明日にも沖縄付近へ・・・本州への接近はないけれど・・・


 ということで、関東甲信の(暫定的な)梅雨明け発表とともに台風7号が発生したわけですけど、実況に基づいて頻繁に更新される台風の進路予想は以下のURLでチェックしていただくとして・・・

 気象庁台風情報: http://www.jma.go.jp/jp/typh/
 米軍(JTWC)台風情報: http://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html

 台風の北上に伴う具体的な空模様を、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってチェックしておきたいと思います。

拡大台風GSM180630
(図をクリックすると拡大します)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/

 台風の東進をブロックする上空の太平洋高気圧(オレンジエリア)と、台風を足早に押し流す偏西風強風帯(水色の矢印)を加筆しておきましたが・・・

 台風7号は上空の太平洋高気圧の西側縁辺をほぼ真北に北上。
 明日、沖縄付近を通過した後、朝鮮半島の西側を北上することが予想されています(朝鮮半島に大雨をもたらすパターン)。

 もちろん沖縄方面は厳重警戒。
 空梅雨の雨不足は台風によって補われるというイヤなパターンになっています。

 一方、関東甲信に梅雨明けをもたらした上空の太平洋高気圧は、明日にも発達のピークを迎え、3日(火)には早くも伊豆諸島付近まで弱まってしまう模様。

 このため明後日2日(月)までは、台風に近い九州方面や、北に押し上げられた梅雨前線が停滞する北海道付近でまとまった雨が降るほかは、太平洋高気圧による夏空が優勢になることが予想されています。

 この夏空・・・夕立の発生は予想されますけど、(昨日、長野県で警報級の大雨が降る中、台風発生に伴う太平洋高気圧の南東からの張り出しを考慮して関東甲信の梅雨明けを発表した基準で考えると)西日本や北陸、東北南部でも梅雨明けの発表をしてもおかしくない状況。

 太平洋高気圧が弱まる3日(火)になると、暖湿気流入により、広範囲で昨日のような不安定性の降水が予想されていますから・・・
 これから梅雨明け発表をしなくてはならない地域の予報官・・・関東甲信の梅雨明け発表を担当する気象庁の予報官を横目で見つつ、梅雨明け発表のタイミングに悩むところでしょうね??

 なお、念のため他国のモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)もチェックしておきました。

拡大台風モデル比較180630
(図をクリックすると拡大します)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 気象庁発表のGSMモデルとほぼ同様。

 概ねこのセンで推移すると考えて、「現時点の」対策や計画を立ててよさそうです。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)


今日の空模様・・・九州北西部は再び大雨!?その他の地域も大気不安定!


 それでは、ここから今日の空模様
 今日は新潟県境 信濃町、野尻湖畔からの更新です。

 (1)予報のスタートライン・・・実況


 今朝の野尻湖畔・・・

野尻湖畔180630

 木々を透かして見る空は、水蒸気タップリ感が漂う白っぽい空ですけど、外気温は20℃、室内は21℃。

 南風が木々を揺らし始めましたけど、まだまだ昨日の雨で冷えた空気が優勢。
 しばらくは心地よい風に吹かれていられそうです。

 ただ、実況をチェックしてみると・・・

実況180630

 今日も東から張り出す太平洋高気圧が優勢。

 中部山岳に位置する長野県では、湿った南風が中央アルプス、霧ヶ峰・美ヶ原などの複数のハードルを飛び越えるたびにフェーン現象が強化され、ゴールラインの日本海に近い長野県北部では猛烈な高温になることがあります。

 まさに今日はそんなパターン。
 新潟県境の信濃町ではどうなるのか??今からドキドキしているところです。

 ただ、ドキドキなんてしていられないのが、梅雨前線に流れ込む暖湿気の通り道になっている西日本。

レーダーアニメ180630
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 昨日は線状降水帯の停滞や通過に伴い大雨や竜巻などの突風が発生しましたけど、今朝も線状の降水帯が九州付近をゆっくりと東進していることがわかります。

 梅雨前線はもっと北に位置しているのに、あたかも南側にもう一本、前線が存在しているようにも見えますよね?


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは今日これからの空模様・・・気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM180630
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・今年一番でしょうね・・・上空の太平洋高気圧(サブハイなんて呼ばれる高度5880m以上エリア)が東北北部付近まで張り出すことが予想されています。

 このため梅雨前線に対応する暖かく湿った空気を運ぶ偏西風強風帯も北海道付近まで北上。
 台風も東に進むことができず、上空の太平洋高気圧西側の縁辺流に乗って沖縄に接近することが予想されています。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・地上の太平洋高気圧の晴天域も東から張り出して関東付近を覆う模様。

 ただ、地上の太平洋高気圧の縁辺に位置する西日本~北陸~東北は、梅雨前線南側に流れ込む暖湿気(暖かく湿った空気=雨の原料)の通り道になるため、夜にかけて大気の状態が不安定。
 にわか雨又は雷雨と思われる降水域があちこちに予想されています。

相当温位180630
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 これは、気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 日本海~北海道に停滞する梅雨前線(黄色の太い点線)の南側・・・
 そして関東付近にかかる太平洋高気圧から吹き降ろす乾燥した熱風エリアの西側に位置する西~東日本には、(重箱のすみをつつき破るようにチェックすると)太平洋から流れ込む暖湿気の強まりとともに、南西から北東に延びる数本の弱い前線帯(黄色の細い点線:潜在的な前線帯)があるように思われます。

 この弱い前線帯・・・実況でチェックした(地上風の収束線としては解析しにくい)線状の降水帯と対応しているように思われます。
 ということは・・・今日も局地的な激しい雨や落雷、竜巻等の激しい現象の発生があるかも??

 スマホでレーダーをチェックする際は、線状の降水帯の位置や動く方向に注目するとよいかもしれません。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ180630
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 詳しくはアニメ中の書き込みをお読みいただきたいのですが・・・

 昨日のMSMモデルでは、竜巻を発生させた雷雲や、岐阜県や長野県北西部に警報級の雨を降らせた線状の降水帯を予測しきれていませんでした。

 先の相当温位図でチェックしたように、今日もそんな状況が起こるかもしれません。

 少しでもアヤシイ雲が見えたなら、スマホのレーダー画像をチェックするのが吉!
 また、梅雨明け発表があったといっても、日本アルプスをはじめとする中部山岳地帯は梅雨明けエリアの周辺部の大気不安定エリア!!!
 「梅雨明け十日」という言葉を信じて、無防備な登山をしないように心がけてくださいね。


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html

拡大GSM180630 拡大相当温位180630
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

  KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)

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今日にも台風7号発生?梅雨前線は梅雨末期の様相続く(180629)


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 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


今日にも「台風7号」発生!?・・・各国のモデル 最新データ比較


 昨日からアヤシサを増した南の海上。
 明日夜にかけての気圧配置の変化を”普通の天気図”でチェックすると・・・

予想図アニメ180629
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 今夜の予想図にはシッカリと「台」マークが記載されていて、沖縄方面に北上してくることが予想されています。

 予想通りに台風が発生すれば台風7号になるはず。
 今後の動向・・・そしてこの時期のお約束・・・「梅雨前線とセットになって」「梅雨前線を刺激して」「梅雨前線に台風の暖かく湿った空気が流れ込んで」発生する大雨はどうなるんでしょうか?

 まずは気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)の最新データで、30日21時~2日21時の空模様をチェック。

拡大GSM3コマ180629
(図をクリックすると拡大します)
 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/

 台風をブロックする上空の太平洋高気圧(オレンジエリア)と、台風を押し流す偏西風強風帯(水色の矢印)を加筆してあります。

 しばしば台風や熱帯低気圧が太平洋高気圧を育てるという言い方をする方も多いですけど・・・
 短時間での台風の発生も含め、赤道領域の海面水温、気温の上昇すべてが太平洋高気圧をバリバリに育てている感じ。

 このため、上空の太平洋高気圧と地上の太平洋高気圧がガッチリと台風の接近を阻止し、日本海西部にまで張り出すことで梅雨前線を引きちぎってしまうことが予想されています。

 このため、いわゆる台風が「梅雨前線を刺激して」大雨になる可能性は低め(朝鮮半島では大雨になる可能性が高そうですけど)。
 むしろ、太平洋高気圧から吹き下ろす乾燥した熱風によってジリジリと焦げるような暑さになることが予想されます(梅雨前線が停滞する北日本を除く)。

 水不足、大雨、熱中症、電力消費量・・・台風の接近・通過と比較して、これがイイのか悪いのか?表現に困ります。

 続いて、アメリカの気象機関(NOAA)発表のGSMモデルと、ヨーロッパ中期予報センターのモデルにも目を通しておきましょう。

拡大モデル比較3コマ180629
(図をクリックすると拡大します)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue
 
 気象庁発表のGSMモデルより台風を発達させているものの、太平洋高気圧の張り出しと、台風が朝鮮半島方面に進む点については同様。
 「現時点で」台風の直接の影響は南西諸島と九州西岸付近と考えておけば良さそうです。

 なお、米軍(JTWC)は予想進路図を発表し始めています。

拡大JTWC180629
(図をクリックすると拡大します)

 興味のある方は以下のURLで最新のデータをチェックしてくださいね。

 米軍(JTWC)予想進路図: http://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)


今日の空模様・・・九州北西部は前線の大雨!太平洋岸は不安定性の局地的な大雨に!!


 それでは、ここから今日の空模様

 (1)予報のスタートライン・・・実況


 今朝の長野市街地・・・

菅平180629

 06時過ぎ、千切れた積雲が浮かぶものの濃い青空優勢だったのですが・・・
 07時を過ぎた頃から雲底が灰色の積雲が優勢になってきました。

 最低気温は22.5℃(04時01分)。
 思ったより空気は乾燥して感じられるのですが、昇温の兆候が感じられ、高原に逃げ出したくなる心境です。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況180629

 最初に目を引くのが壱岐対馬、九州北西部、山陰西部にかかる梅雨前線の活発な雨雲。
 南西から北東方向に線状の降水帯を形成していて、佐賀県などでは時間50ミリ前後の雨が狭いエリアに降り続いているようです。
 もちろん災害級の大雨。

 この原因・・・インド洋から流れ込む暖湿気(暖かく湿った空気=雨の原料)と、太平洋発 熱帯低気圧経由の暖湿気が九州北西部の梅雨前線付近に集中し・・・
 さらに乾燥した空気(大きな水蒸気密度差を形成)と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷が朝鮮半島付近に接近しているから。

 南西諸島に接近する台風7号のタマゴも気になりますが、目先はこの梅雨前線の動向から目が離せません。


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは今日これからの空模様・・・気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM180629
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・九州北西部に大雨をもたらしている-10℃以下の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)は朝鮮半島付近に停滞。

 梅雨前線に上空の偏西風強風帯(ピンクの矢印)に沿って上空の浅い気圧の谷が断続的に北東進して、梅雨前線を維持するものの・・・
 夜にかけて上空の太平洋高気圧(高度5880m)が関東甲信付近まで張り出し、下降気流が梅雨前線を踏み潰し始めることが予想されています。

 このため地上では・・・下段の図・・・九州北西部~日本海~北日本に延びる梅雨前線の降水帯は日本海側中心に維持されるものの、夜にかけて弱まる模様。
 ただ、寒気を伴い停滞する上空の気圧の谷に近い九州北西部では、一時的に降水が弱まるものの、明日にかけて再び活発化することが心配されます。

 一方太平洋側は、上空の太平洋高気圧が張り出してくる関東甲信より西側で暖湿南風が強まる模様。
 大気の不安定な状態が続き、紀伊山地や四国山地、中国山地などの山岳南斜面(風上斜面)を中心に、局地的な激しい雷雨と思われる降水域が予想されています。

相当温位180629
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 パッと見たところ、梅雨前線の南側に強い暖湿気が流れ込み続けるように見えますけど・・・
 上空の太平洋高気圧の張り出しによって、高気圧から吹き下ろす乾燥熱風エリアが関東付近に北上してくることがわかります。

 関東甲信付近・・・明日には、まるで梅雨明けのようなジリジリの夏空になるかも??
  (追記)本当に梅雨明けの発表がありました。おっどろきぃ!!


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

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全国流線アニメ180629
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 紫色は下層雲。

 九州北西部の大雨エリア・・・弱まりながら北東進する上空の気圧の谷とともに、偏西風強風帯に沿って北東進。
 いったん小康状態になるようですが・・・

 明日朝には、熱帯低気圧(台風7号?)の北上に伴い暖湿気の流れ込みが強まり、再び上空の気圧の谷が通過するため・・・またまた大雨になることが予想されています。

 最新の情報を入手するとともに、今夜の小康状態を利用して体制を立て直したり避難することが必要かもしれません。


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 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
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 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
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拡大GSM180629 拡大相当温位180629
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

  KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
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梅雨末期のような梅雨前線の活動続く!南の海上 再びあやしく!?(180628)


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暖湿気が「山につまづいて」「山にひっかかって」雨雲形成


 昨日の夕方、野尻湖畔から西、黒姫山方面をタイムラプス撮影した映像(15分を34秒に圧縮)。


(4Kタイムラプス動画:野尻湖畔から西 黒姫山の西 北ア北部から積雲、高積雲東進)

 日本海沿岸に停滞する梅雨前線に向かって西南西から強い暖湿気(暖かく湿った空気=雨の原料)が流入。

 黒姫山の西に位置する北アルプス(立山・白馬連峰)を乗り越え雨を降らせた暖湿気が、波打ちながら(山岳波)黒姫山を乗り越える際、下層では積雲が形成され、梅雨前線付近の偏西風強風帯に位置する中上層では高層雲や高積雲(強風で流されるレンズ雲系)が形成される様子がわかります。

レーダー27日180628

 山の天気は変わりやすい、山の天気は早めに崩れる・・・なんてことがイメージできますよね?

黒姫山180628


南の海上 再び「アヤシイ状況」


 最新のデータを見ると、引き続き高温・多湿傾向に出口が見えない状況。

 そして・・・昨日と同様、南海上に(熱帯?)低気圧が予想「されていないこと」を(念のため)確認しようと各国のモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)に目を通していると・・・
 昨日から一転!!再び「アヤシイ状況」が色濃くなっていることにビックリ!

 気象庁発表のGSMモデルを見る限り・・・

拡大台風GSM180628
(図をクリックすると拡大します)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/

 これまでと同様(若干 低圧部維持?)アヤシイ低気圧は東シナ海で不明瞭になるようですけど・・・

 米国気象機関(NOAA)発表のGFSモデルヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)発表のモデルを見ると・・・

拡大台風他モデル180628
(図をクリックすると拡大します)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
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 いずれのモデルも、低気圧(現時点では熱低とも台風とも言えません)が東シナ海を北上していくことを示唆。
 しかも、いままでで一番明瞭なカタチで予想されています。

 これらのモデルも計算の初期値となる実況・・・正確な観測値があってこそ。
 南海上の観測値がまだ落ち着かない現時点で予想のブレが大きいのは仕方がありません。

 ただ・・・日本に十分接近してから台風になりました!では予定変更や対策が間に合いません。

 03時の衛星水蒸気画像と、26日(火)に観測された海面水温の分布を見ると・・・

実況台風180628

 アヤシイ低気圧の接近を「心配する状況」は整っていると言えそうです。

 シミュレーションはだまだまブレるかもしれませんけど、最新のデータはブレずに追い続けたいと思います。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)


今日の空模様・・・午前中を中心に?梅雨前線の大雨注意!


 それでは、ここから今日の空模様
 今日も新潟県境の信濃町、野尻湖畔からのブログ更新になります。

 (1)予報のスタートライン・・・実況


 今朝の野尻湖畔・・・

野尻湖畔180628

 昨夜から断続的に雨が降り続いていて、時折雨音が大きくなります。

 また、夜明けとともに霧も広がってきました(山の中腹なので下から見ると層雲の中なのかもしれません)。

 最寄の信濃町アメダスの最低気温は19.1℃(05時03分)。
 雨でも空気感はしっとりとして快適です。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況180628

 梅雨前線は日本海に停滞していますけど、昨日より若干南下。
 山陰から関東甲信北部にかけて活発な雨雲の帯がかかっていて、07時現在、島根県や岐阜県、そして長野県などに警報が発表されています。

 衛星の水蒸気画像を見ると、上空の太平洋高気圧に押し上げられて、モンスーン期のインド洋の水蒸気を運ぶ偏西風強風帯(ピンクの矢印)が本州上に停滞。
 上空の太平洋高気圧西側縁辺から流れ込む太平洋の水蒸気も合流して、東シナ海北部から対馬付近、山陰にかけて水蒸気が集中している(真っ白)ことがわかります。

 そして・・・南の海上には・・・昨夜21時の実況天気図から低気圧が登場。
 気象庁発表の予想天気図を見る限り、明日夜までは「低気圧」のまま存在するようですけど・・・
 どうなりますやら???
 気になる方は冒頭の記事でご紹介したURLで、最新のデータを追いかけてくださいね。


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは今日これからの空模様・・・気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM180628
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・夜にかけて上空の太平洋高気圧が関東沿岸まで張り出す模様。

 このため梅雨前線に対応する暖かく湿った偏西風強風帯(ピンクの矢印)もやや北上。
 悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が通過するタイミングで断続的に雨雲が活発化するものの、あたかも梅雨明けのように梅雨前線が北上すると思われます。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・梅雨前線に対応する偏西風強風帯の北上とともに活発な降水帯も海上に北上。
 北日本では降水帯が北上し、西日本では(いったん?)回復に向かうことが予想されています。

 ただ、夜にかけても前線に吹き込む暖かく湿った南西風が強め(波も高め)。
 大気の状態が不安定になるため、前線の南側でも局地的なにわか雨又は雷雨と思われる降水域が予想されています。
 
相当温位180628
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 午前中、インド洋からの暖湿流と、太平洋からの暖湿流が山陰沖で合流。
 上空の気圧の谷の通過と相まって雨雲が活発化することがイメージできます。

 また、梅雨前線の降水帯が北上する午後になっても、西~東日本は広範囲で強い暖湿気の通り道。
 山岳風上斜面や風の収束線など上昇気流が強まりやすい場所を中心に、局地的なにわか雨や雷雨の発生が想定されます。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ180628
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 紫色は下層雲。

 梅雨前線の活発な降水帯・・・次第に北上して海上主体になるのが救われますけど・・・
 対馬海峡付近を支点に北上するため、壱岐対馬、九州北西部や山陰西部に活発で線状の雨雲が長時間かかり続けることが心配されます。

 またいったん回復する北日本も今夜以降再び降水が活発化。
 昨夜で大雨情報は終了していますけど、前線の位置次第では再び発表されてもおかしくない状況だと思います。

 九州南岸から日本海へと梅雨前線がワープしてしまったため、東日本の内陸部では梅雨の降水量が少なくなっているようですけど・・・もう少し均等に雨が降ってほしいですよね。


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 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
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梅雨末期(のような?)北日本中心の大雨。広範囲で風も強く!暑さいつまで?(180627)


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(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


高温多湿の空模様続く・・・暑さいつまで?


 今日も最初は。高温多湿が予想されている向こう一週間の空模様について。

 まずは7月4日(水)までの気温傾向(平年差)

気温グラフ180627

 昨日同様、東~北日本中心に平年を大きく上回る状態が予想されています。

 またその原因・・・地上の空模様の骨格といえる上空の気圧配置と気温分布をチェックすると・・・

高層6コマ簡易180627
(クリックすると図が拡大します。原図の専門天気図に加筆した図は「こちら」をクリック)

 こちらも昨日同様・・・

 今週末をピークに上空の太平洋高気圧(高度5880m)が北海道付近まで張り出し、梅雨前線(前線に対応する偏西風強風帯)を北日本に押し上げ、北日本中心に雨の降りやすい状態(梅雨末期に見られる大雨になりやすい状態)が継続し・・・

 晴天時に30℃以上の真夏日をもたらす暖気も北海道まで北上することが予想されています。

 また、暖気とともに梅雨前線の雨の原料になる湿った空気まで流れ込むため、全国的に高温・多湿の不快かつ熱中症要注意の状態が継続することが想定されます。

 すでに「この暑さはいつまで続くの?」という6月としては過酷?な状況が始まっていますけど、これらの情報を見る限り、出口は見えない状況です。

 ただ、データを追いかけ続ける中で良かったことが一つだけ。
 心配された熱帯低気圧または台風7号の発生や接近の可能性・・・「現時点では」ノーマークでイイと思います。
  (追記:あくまで「現時点」で。・・・横目でチラチラという表現がイイかな??)

JTWC180627

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今日の空模様・・・北日本は梅雨の嵐、西~東日本も大気の状態不安定


 それでは、ここから今日の空模様
 今日は新潟県境の信濃町、野尻湖畔からのブログ更新です。

 (1)予報のスタートライン・・・実況


 今朝の野尻湖畔・・・

野尻湖畔180627

 木々を透かして見る空は比較的明るい曇り空。
 時々パラパラと音をたてて雨雲が通り過ぎていきます。

 信濃町アメダスの最低気温は20.5℃(01時04分)。
 昨日、長野市で今年初めて最低気温が20℃を上回りましたけど、今日は標高の高い信濃町でも最低気温が20℃を上回りました。

 風は南寄りで、フェーン現象も発生していそうですけど・・・
 そんな今朝の実況

実況180627

 日本海を低気圧が発達しながら北東進中。
 低気圧の南側では等圧線が混雑・・・暖かく湿った南西風が強まっていて、見ようによっては春一番のときの気圧配置に似ています。

 このため全国的に気温が高く、太平洋側はムシムシの暑さになり、日本海側ではフェーン現象も発生しているようですけど・・・
 春一番と異なるのは、日本海の低気圧が伴う前線は梅雨前線。
 ずっと九州南部付近に停滞していましたが、いきなり日本海にワープしてしまい、西~東日本を素通りして北陸~北日本中心にまとまった雨をもたらそうとしています。

 衛星の水蒸気画像を見ても、梅雨前線上空に吹く偏西風強風帯(ピンクの矢印)も日本海まで北上。
 偏西風強風帯に沿って悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が通過するタイミングで前線や低気圧が活発化していると思われます。


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは今日これからの空模様・・・気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM27日180627
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・午前中、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が、カットオフ(切離:偏西風が大きく蛇行し流れから切り離されて渦になること)気味に東北日本海側を北東進。
 加えて、後続の上空の気圧の谷が山陰から北陸沖を断続的に北東進することが予想されています。

 そして夜・・・東北日本海側を北東進していた上空の気圧の谷は完全にカットオフしてオホーツク海へ。
 山陰~北陸沖を北東進していた上空の気圧の谷は、次第に足並み(位相)を揃え、本州上を南下するこことが予想されています。

 このため地上では・・・下段の図・・・カットオフする上空の気圧の谷に対応して、日本海の低気圧が発達のピークを迎え北海道付近を通過。
 今夜にかけて北陸や北日本を中心に風雨の強い状態が続き、海上は時化ることが予想されます。

 また、日本海の低気圧に向かって暖かく湿った南西風が強まる模様。
 低気圧や前線の南側では大気の不安定な状態が継続し、山岳風上斜面や風の収束線など上昇気流が強まる場所を中心に積乱雲がモクモク・・・短時間強雨・落雷・突風の発生が心配されます。

 また、晴天時に真夏日をもたらす(地形の影響を受けにくい上空約1500m)15℃以上の暖気が道南まで北上。
 晴れれば真夏日、日差しやフェーン現象の強まり方次第では猛暑日・・・雨が降ってもムシムシ・・・というとんでもない陽気がイメージされます。

相当温位180627
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子も加味した相当温位図という特殊な天気図。

 太平洋側に流れ込む暖湿気はグアムやサイパンなど太平洋の南の島々からやってきますが・・・
 日本海の梅雨前線に流れ込む暖湿気は中国華南から流れ込むことがわかります(九州西岸付近は意外と乾いています)。

 この中国華南の水蒸気の源はアジアモンスーンのインド洋。
 いわゆる湿舌が強化され、梅雨末期の様相になっています。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ180627
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 紫色は下層雲。

 今日は発達した梅雨前線上の低気圧の影響で、北日本中心に雨が強まり広範囲で南寄りの強風になることが予想されていますけど・・・・

 明日は早くも状況が変化。
 山陰沿岸~北陸で梅雨前線が活発化し、線状降水帯が停滞するようなことがあれば大変な大雨になることも想定されます。


明日の空模様・・・日本海側は雨の降り方注意


 ということで、今日はオマケ・・・明日の空模様

GSM28日180627
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 北海道を除いて蒸し暑さが続くのは仕方がないとして・・・

 やはり日本沿岸で引き続き梅雨前線が活発。
 活発な雨のエリアが海上主体になるのか?陸地にかかるのか?とても微妙ですから、今夜、そして明朝の最新の予報をチェックしたいところです。

 ということで・・・蒸し暑さに思考も鈍くなりがちですけど、暑さだけでなく梅雨前線の動向にも注意してくださいね。

 最後に、気象庁発表の「大雨に関する全般気象情報」(リンク:「・・・と気象庁は注意を呼び掛けています」というニュース原稿のもとネタ)を全文引用しておきます。

気象情報180627

 気になる方は17時発表の続報もチェックしてくださいね。


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拡大GSM180627拡大総相当温位180627拡大GSM28日180627高層6コマフル180627
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梅雨前線 北にワープ!?梅雨末期の気圧配置へ(180626)


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高温多湿の空模様続く・・・暑さいつまで?南の海上のご機嫌 最新データ!


 昨日に引き続き、最初は高温多湿が予想されている向こう一週間の空模様と気になる南海上の最新データをご紹介したいと思います。

 まずは7月3日(火)までの気温傾向(平年差)

週間気温グラフ180626

 昨日に引き続き、東~北日本中心に平年を上回る状態が予想されていて・・・現時点では終わりが見えません。

 一方、西日本や南西諸島は平年並み又は平年よりやや低めの傾向が予想されていますけど・・・
 そもそも高温の時期に入っていますし、雨降りが続く中で平年並みの気温が予想されているとしたら非常に不快な陽気が継続することになります。

 でも・・・なんでこんなことが起こるんでしょう??
 地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置や気温分布をまとめておきました。

週間高層天気図180626
(図をクリックすると専門天気図を省いた易しい図?が開きます)

 最大の原因は上空の太平洋高気圧(左側の図)が梅雨前線(対応する偏西風強風帯を作図)を北海道付近まで「一気に」押し上げるから。
 西~東日本の梅雨真っ盛りの空模様をすっ飛ばし、あたかも東北や道南付近を中心とする梅雨末期の空模様を形作る気圧配置が予想されています。

 これに伴い、日本付近の空気の流れは南~西南西方向で固定化。
 (右側の図)晴天時に真夏日(30℃以上)の気温をもたらす(地形の影響を受けにくい上空約1500m)15℃以上の暖気が道北付近まで北上し、予想期間いっぱい南下してくる気配が見られません。

 季節の進み方の速さに驚くばかりですけど、唯一(今のところ?)救われたのは、一昨日まで予想されていた(上空の太平洋高気圧縁辺を沖縄方面に北西進する)低気圧(熱低?)が不明瞭なこと。
 梅雨末期の(のような?)梅雨前線と熱帯低気圧(台風)がセットになって、大雨+暴風になる可能性は低くなったと思われます。

 ただ・・・暴風の可能性が低くなっても大雨の可能性は継続・・・

GSM週末180626
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 これは週末30日(土)と1日(日)の空模様ですけど・・・

 東から張り出す太平洋高気圧の西縁を回るように(熱帯低気圧又は台風になることが心配された渦に伴う)暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)が、南西諸島、九州西岸、日本海を経て北日本に流れ込むことが予想されています。

 このため暖湿気の通り道にあたる南西諸島や九州付近、そして東日本付近をジャンプして北日本(特に日本海側)で、大気の状態が不安定になり、前線が停滞する北日本では(線状降水帯が停滞したりするなど)かなりの大雨になることも考えられます。

 他国のモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を見ても・・・

GFSモデルアニメ180626 ECMWFモデルアニメ180626
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 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue
 
 早くも今夜以降、暖湿気の通り道に沿って、南西諸島~九州西岸付近~日本海~北日本に雨雲の帯が形成されることが予想されています(GFSモデルにはアヤシイ低圧部や降水帯の渦が予想されていて、梅雨前線に大量の水蒸気を運び込む可能性を示唆)。

 ということで、この先少なくとも一週間は、(前線がワープしてしまう東日本中心の)高温多湿の陽気と不安定な大気の影響、そして北寄りに停滞する梅雨前線の雨の降り方(北日本日本海側中心の大雨)に注意が必要になりそうですけど・・・

 今回気象庁からは、通常よりかなり早く「大雨に関する全般気象情報」(リンク「・・・と気象庁は注意を呼び掛けています」というニュース原稿のもとネタ)が発表されていたりします。

気象情報180626

 確かに予想される降水量は多いですけど・・・
 予想降水量は今日夕方に発表される情報で変わる(上方修正も十分になるかと・・)可能性がありますから、現時点では「これだけ早めに情報が発表されているということは、気象庁も影響を重大に考えている」と認識するべきだと思います。

 しかし・・・梅雨前線が北にワープしてしまう東日本の雨・・・まだ不十分じゃないのかと??
 このまま水不足になるのも困りますし、反動の大雨になるのも・・・どうなりますやら。

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今日の空模様・・晴天域拡大!真夏の暑さに!!


 それでは、ここから今日の空模様

 (1)予報のスタートライン・・・実況


 今朝の長野市街地・・・

菅平180626

 昨日に引き続き快晴ではあるけれど・・・一段と視程が悪い状態。
 北アルプスが見えないのはもちろん、間近の菅平高原や志賀高原もボンヤリとしています。

 最低気温は20.1℃(04時27分)。
 長野市で最低気温が20℃以上になったのは今年初めてだと思います。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況180626

 梅雨前線は南下して消滅状態。
 変わって上空の気圧の尾根(水蒸気画像:水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)の東進に伴い、東~北日本を中心に高気圧に覆われています(実況天気図)。

 ただ梅雨前線の新陳代謝??
 次の梅雨前線と前線上の低気圧が一気に北上・・・なんと黄海方面から東進中。

 前線上の低気圧に向かって暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)が流れ込んで雨雲が活発化し、早くもその先端の活発な雨雲が九州付近にかかり始めています。

 ということで今日は西から下り坂。
 どこまで?どの程度??下り坂を転がり落ちるんでしょうか。


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは今日これからの空模様・・・気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM180626
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・東~北日本を東進中の、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)は、今夜東海上に抜ける模様。

 代わって、後続の上空の浅い気圧の尾根を挟んで、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が、断続的に日本海を北東進することが予想されています。

 このため北日本は・・・いったん上空の気圧の尾根を挟むので・・・少しずつ(表現が難しい)下り坂に向かう模様。
 また、日本海西部は夜にかけて下り坂を転がり落ちると思われます。

 一方、西~東日本・・・太平洋側を中心に上空の太平洋高気圧が張り出し続けることが予想されていますから・・・
 上空からの熱風の吹きおろし(下降気流)が優勢になって、西から湿った空気(湿舌)が流れ込んでも、(日本海側の下り坂の影響を受けるほかは)下層雲が広がったり一時的・局地的な雨雲の発生程度にとどまり、大崩れはないと思われます。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・先行する上空の気圧の谷の影響で、北海道付近を一時的に降水域が通過することが予想されています。

 また、夜にかけて断続的に上空の気圧の谷が北東進する日本海西部では梅雨前線と低気圧が発達しながら北東進。
 活発な降水域は海上主体ですが、一部は西日本にもかかることが予想されています。

 そして東日本付近・・・上空の気圧の尾根のパワーが残り、高気圧西側でまずまずの空模様が続く模様。
 高気圧西側の南西風に乗って暖湿気も流れ込みそうですが、局地的な降水で済むようです。
 (相当温位図の作図が間に合いませんでした。ごめんなさい)


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

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 詳細はアニメ中に書き込んでおきましたが・・・

 空模様の骨格・・・GSMモデルでチェックした上空の気圧の尾根や谷が通過するタイミングで前線の降水帯や低気圧が発達、そして東進することがわかります。

 ただ、日本海を北東進する前線先端・・・西~東日本を東進する潜在的な前線の降水帯の降水量がGSMモデルよりMSMモデルのほうが多く予想されていて・・・
 08時30分現在、鹿児島県付近に(風の収束線に対応すると思われる)活発なライン上の降水帯が観測されていることから・・・「現時点で」MSMモデルのほうが実況に則していると思われます。

 太平洋側に張り出す上空の太平洋高気圧に踏み潰されない不安定性の降水を、少々多めに想定しておく必要があるかも?(局地的な激しい現象も)。

 いずれにせよ明日朝には、大雨情報通り、北日本中心に大雨モードが始まりそうですね。

 (今日はこれから新潟県で一仕事。読み直す時間もありませんので誤字脱字、意味不明・・・ありましたらご容赦ください)


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Kasayan

大昔、気象会社や東京の放送局で天気予報番組を作っていたこともありますが今は故郷長野で2回目の日本一周を夢見るただのヨット好き。山岳ガイドのタマゴたちと気象の勉強中。最近多くの時間を野尻湖畔の山小屋で過ごしています。

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