気象予報士Kasayanのお天気放談

故郷長野に帰ってきたヨットオタクの気象予報士Kasayan。 天気予報は当たるのか?天気予報がハズレたらどうなるのか?天気予報の安全マージンは? 一般的な天気予報とは異なる視点からの解説をモットーに、日々の天気を放談?します。

2018年09月

 Twitterでは、今日の記事の内容をひとことでまとめています。お時間の無い方・更新時間を知りたい方はご利用ください。https://twitter.com/kasayangw

台風24号の荒天 西日本は今日いっぱい、東~北日本は明日午前中まで?台風25号の動向は??(180930)


・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
 スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   




 今夜にも台風24号が近畿周辺に上陸??

 もはや進路や影響の予想を云々するより、目先3時間の空模様をイメージすべくアメダス気象レーダー気象情報等をコマメにチェックし、早めの行動を考えるべき段階に入っていると思います。

 もっとも、効果的に実況をチェックするには注意すべきポイントを知っておいたほうがイイに決まっています。

 ということで、今日はできるだけ実況チェックに役立つように情報をまとめてみたいと思います。


1、今日の空模様・・・台風24号、明日午前中までがピーク!?


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 最初に昨日20時から今朝08時までのレーダー画像

レーダーアニメ08時まで12時間180930
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 台風本体の非常に活発な雨雲が九州南部に。

 一方、秋雨前線の雨雲は日本海へと北上中。
 四国~東海~関東の太平洋岸では、秋雨前線の雨雲に代わって暖かく湿った南風の吹き込みによる山岳風上斜面や風の収束線中心不安定性の降水が優勢になってきました。

 続いて今朝午前3時の実況

実況180930

 衛星の水蒸気画像を見ると、朝鮮半島付近上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が東進中。

 これに伴い偏西風強風帯(ピンクの矢印)が山陰付近に南下していて、間もなく台風を捕捉し、台風を本州に引き上げることになるようです。



 (2)今日~明日午前中の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは台風の影響がピークを迎える今日から明日午前中にかけての空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM180930
(図をクリックすると拡大します)

 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置寒気の様子。
 下段の図は、普通の天気図と同じ地上気圧降水量、そして上空約1500mの寒気の様子。

 実況でチェックした上空の気圧の谷(ピンクの点線:偏西風の南側への蛇行域)が山陰付近を通過し・・・これに伴って中国地方まで南下する偏西風強風帯がが台風を捕捉
 夕方以降?台風24号は一気に加速し、東日本を縦断して三陸沖に抜けることが予想されています。

 これに伴い西から順に大荒れの天気に
 日中は九州や四国中心、夕方以降は近畿~東海明朝にかけては東~北日本の広範囲で暴風雨になることが予想されています

 また、台風が紀伊半島に上陸するタイミングで、伊勢湾~駿河湾~相模湾~東京湾などに吹き込む南寄りの風が急速に強まる模様。
 特に台風の中心に近い伊勢湾では、気圧の低下で海面が上昇するとともに、伊良湖水道から湾奥にかけて南東の暴風が吹き込んで海水が吹き寄せられ、ここ数年で最も高い潮位(高潮)になることが心配されます。

 また、日本海の偏西風強風帯上を断続的に北東進する(寒気を伴った)上空の気圧の谷の影響で、秋雨前線が活発化
 加えて夜にかけても西~東日本の太平洋岸では暖湿南風による不安定性の降水が活発

 台風本体の非常に活発な雨雲が通過する前に積算の降水量が増加するため、(つきなみですけど)土砂災害や洪水等にも警戒が必要な状況です。

相当温位180930
(図をクリックすると拡大します)

 これは気温水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 台風が過ぎ去るまで、太平洋岸には非常に強い南風とともに強い暖湿気が流れ込むことがわかります。

 強い南風山岳風上斜面にぶつかったり、地形や台風への吹き込みによる収束、さらには大陸から南下する冷涼で乾燥した空気とぶつかること(前線)によって上昇気流が活発化し・・・
 強い暖湿気が非常に発達した積乱雲になる様子をイメージしてみてくださいね・

 なお今日はオマケ・・・以上の天気図をより深く把握していただくために、気象庁が発表している短期予報解説資料(プロ用の資料)を抜粋して掲載しておきます。

短期予報解説資料180930
(図をクリックすると拡大します)

 プロ用の資料ですけど、今日は比較的簡単ですよね?(黄色はKasayan加筆)


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ180930
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 詳細はアニメ中の書き込みをお読みいただくとして・・・

 陸上で本格的に大荒れの天気になるのは今夜以降・・・暗い間ということになります。

 そこで、もう少し具体的に・・・
 台風の上陸が予想される今夜21時~明日03時の空模様を拡大してまとめておきました。

台風MSM拡大3コマ180930
(図をクリックすると拡大します)
 
 注記はKasayanが気になったこと、心配なことを備忘録のように書き込んだもの。

 ご自分でも気になることを考えて、実況チェックのチェックポイントにしていただきたいと思います(今日はこれが最大の目的ですから)。

MSM22時拡大180930

 しかし・・・伊勢湾にはあまりにもピッタリ?南東暴風が吹き込む予想になっています。
 多少なりとも気圧低下時とタイミングがズレてくれればよいのですが・・・
 (ヨットで3回横断したことがある伊勢湾の湾口 伊良湖水道の景色を思い出します)

 もっとも、台風の進路が少しでもズレれば高潮の位置も変化
 沖合を通過して東海に上陸するようなことになれば、駿河湾や相模湾、場合によっては東京湾でも高潮が発生することになるので注意したいところです。

 Kasayanの古巣・・・横浜新山下の貯木場(YCC)、市民ヨットハーバー、横浜ベイサイドマリーナ(YBM)のヨットたち・・・無事を祈っています(日本海も、吹き返しの北西風がかなり強そうですけど)。

 21時追記

四日市20時25分

 風下四日市の検潮所のデータ。

アメダス実況180930

 ものすごく荒い計算だけど吸い上げと吹き寄せ、それぞれの効果の寄与がイメージできる?


2、台風25号の動向・・・各国のモデル比較


 最後に昨日発生した台風25号の最新データ。
 例によって主要3か国のモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を比較しておきました。

台風25号モデル比較180930
(図をクリックすると拡大します)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 いずれも3連休の初日、06日(土)21時の予想

 結論から言えば、台風24号が過ぎ去って計算値が安定することを期待しましょう・・・。

九州北部、中国、近畿、東海、北陸が梅雨明け
九州北部、中国、近畿、東海、北陸が梅雨明け
九州北部、中国、近畿、東海

 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)

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台風24号最新データ!今夜までに台風25号発生?3連休への影響は??(180929)


・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
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 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   




 台風24号の上陸?が間近に迫り・・・加えて今夜までに新たな台風が発生??

 天気予報番組だけでなくニュース番組でも台風24号一色になっていると思いますので、今日は特に「天気予報で伝えられていることの理由」が読み取れるよう、あれこれ作図をしてみました。

 そのためコメントを書く時間がほとんどなし・・・

 今日は(昨日までの記事を参考にしていただきながら)図をメインにご覧いただければ幸いです。

1、台風24号 最新データ!・・・台風対策用 具体的な空模様


 頻繁に更新される進路予想生もの・・・必ず以下のURLで新鮮な情報を確認していただくというのがこのブログの考え方。

 気象庁台風情報: http://www.jma.go.jp/jp/typh/
 米軍(JTWC)台風情報: http://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html

 今日も気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、台風接近・通過時の空模様をできるだけ詳しくチェックしておきたいと思います(沖縄方面の方は今日の空模様の項をご覧ください)。


 (1)GSMモデル・・・台風24号、明日30日(土)~明後日01日(月)のシナリオ


GSM台風3コマ180929
(図をクリックすると拡大します)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/

 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置寒気の様子。
 下段の図は、普通の天気図と同じ地上気圧と降水量、そして上空約1500mの寒気の様子。

 昨日朝の計算値(初期値27日21時)と比較し、進路が若干南寄りに変化してきた模様。
 縦断コースなので、進路予想の中心線付近では予想される風向や影響が180度変化することになりますのでご注意を!(大阪湾付近の高潮予想範囲も微妙に変化?21号とは異なる?)。

 続いて昨日と同様「予想のブレ幅が大きい」「必ず最新進路予想やデータを確認し、イメージした空模様や対策に修正を加える」という条件をご理解いただいた上で、対策に役立つ(であろう)台風接近・上陸時の具体的な空模様をまとめておきました。

GSM拡大台風3コマ180929
(図をクリックすると拡大します)

 降水域がどこで活発化するのか??

 単に降水の予想だけで判断しても、その理由、発達する雲の種類(結果それに伴う降り方、地形の影響)をイメージできません。
 今日は上昇気流の予想(上空約3000㎡)も加えて、雨雲が活発化する理由を考えられるようにしてみました。

 21時25分追記
 気象庁MSMモデル(初期値29日15時)、30日21時~01日03時予想をザックリとまとめてみた。
 パッと見たところ気になる現象を独断で注記
 久々に東海~関東方面の高潮が気になる。

MSM30日180929
(図をクリックすると拡大します)



2、台風25号 ?・・・今夜までに発生??


 今朝03時の実況~今夜21時の予想~明日21時の予想気圧配置

予想図アニメ180929
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 なんと、早ければ今夜までに台風25号?が発生することが予想されています。

 で・・・問題は来週末の3連休に影響するのか?ということ。
 いつものように主要3か国のモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を比較しておきました。

台風25号モデル比較180929
(図をクリックすると拡大します)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 いずれも3連休の中日、07日21時の予想

 「現時点で」「とりあえず」「計算値通りに推移するなら」なにかしらの影響は避けられそうもありませんね?

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 

2、今日の空模様・・・南西諸島 大荒れ!台風に先行して秋雨前線活発化!


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 昨日21時から今朝09時までのレーダー画像

レーダー09時まで12時間
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 台風の目が沖縄本島付近を通過中。

 そして西~東日本では台風に先行して秋雨前線の雨雲が活発化しています。

 そんな今朝の実況

実況180929

 秋雨前線は太平洋岸に停滞していますが、雨雲の帯はかなり北寄り・・・日本海側中心。
 朝鮮半島方面に南下してきた上空の気圧の谷(赤の点線)が影響していると思われます。


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM29日180929
(図をクリックすると拡大します)

 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置寒気の様子。
 下段の図は、普通の天気図と同じ地上気圧と降水量、そして上空約1500mの寒気の様子。

 大変申し訳ありませんが、昨日までの記事を参考に、図中の書き込みをお読みいただき・・・
 上段の図の気圧配置を原因とする下段の図の空模様をイメージしつつ、予想のブレ幅、予報がハズレた場合を考えてみてください。

 そして、冒頭でお伝えした明日以降の空模様につなげてください。

 予報や計算値を100%信じて命を懸けられるなら、こんな面倒なことをする必要ありませんけど・・・



 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。
 
全国流線アニメ180929
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 紫色は下層雲。

 風の収束線や山岳風上斜面(上昇気流域)中心に降水が活発化する・・・ということを考えながら降水域の変化を把握してくださいね。

 秋雨前線の大雨の後に台風の暴風雨・・・というお約束のパターン。

 台風24号の影響は・・・今日は南西諸島でピーク
 明日から明後日は西~北日本、ほぼ全域でピークを迎えることになりそうです。

九州北部、中国、近畿、東海、北陸が梅雨明け
九州北部、中国、近畿、東海、北陸が梅雨明け
九州北部、中国、近畿、東海

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 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
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 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
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今日の晴天は台風対策用!?台風24号そして台風25号??の最新データ(180928)


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 昨日は台風対策のため新潟県へ。

日本海の雨柱180928
(クリックすると写真が拡大します)

 秋雨前線が南下し、北から秋の移動性高気圧に覆われ始めていたものの・・・
 高気圧から吹き出す北東風が、上空の気圧の谷の通過に伴い日本海沿岸で収束。
 晴れたと思えば大粒の雨が降るといった非常に変わりやすい空模様が続きました

 帰り道、撮り鉄の方々には有名らしい鯨波海岸から信越線越しに上越市沖の日本海を撮影。
 収束線の対流雲の下には、あたかもキノコ雲のように灰色の雨柱が立っていました。

1、台風24号 最新データ!・・・台風対策用 具体的な空模様


 今日も台風24号の最新データから。

 頻繁に更新される進路予想生もの・・・必ず以下のURLで新鮮な情報を確認していただくというのがこのブログの考え方。

 気象庁台風情報: http://www.jma.go.jp/jp/typh/
 米軍(JTWC)台風情報: http://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html

 また、昨日までは各国のモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を比較していましたけど、ここにきて各国のモデルの予想もそろってきました

 そこで今日は、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、台風接近・通過時の空模様をできるだけ詳しくチェックしておきたいと思います。


 (1)GSMモデル・・・台風24号、29日(土)~01日(月) 3日間のシナリオ


台風GSM3コマ180928
(図をクリックすると拡大します)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/

 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置寒気の様子。
 下段の図は、普通の天気図と同じ地上気圧と降水量、そして上空約1500mの寒気の様子。

 明日から3日間の空模様の大雑把なシナリオは図中に書き込んでおきました。

 ただ、これでは台風対策に必要な最寄の地域への影響(風向の変化、降水の分布等)を具体的にイメージするのは困難です。
 
 そこで、昨日に引き続き「予想のブレ幅が大きい」「必ず最新進路予想やデータを確認し、イメージした空模様や対策に修正を加える」という条件をご理解いただいた上で、対策に役立つ(であろう)台風接近・上陸時の具体的な空模様をまとめておきました。

台風GSM拡大4コマ180928
(図をクリックすると拡大します)

 30日18時から01日03時の3時間ごとの空模様(クリックで拡大します)。
 (注記はKasayanの思いつくまま書いたこと。ご自分で考えてみてくださいね)

 大阪方面に大きな被害をもたらした台風21号のコースと似ていますが、近畿地方を通過後(中)の進路は若干東寄り(06時発表進路予想の中心線もほぼ同様です)。

 西日本では記憶に新しい21号の影響をイメージして対策をするのがおススメですけど・・・

 21号が佐渡島の西側を北上したことで被害が近畿地方ほどではなかった関東甲信方面では、進路が佐渡島の東側・・・予報円の中心線に沿って北陸沿岸を北東進することになれば、21号のときより風の影響が強まることに。 
 21号が大丈夫だから・・・という気持ちは禁物かもしれません。

 明日も最新データを検討する予定ですので、気になる方はご覧ください。

  【17時追記
 28日09時初期値のデータは、昨日21時初期値のデータと比較し、中部山岳付近を約100キロほど南寄りに通過する予想に変化
 空模様を作図しておきました(図中コメント訂正「風上湾奥⇒風下湾奥」)

GSM28日00Z180928
(図をクリックすると拡大します)


2、台風25号 ?・・・発生することは確からしい


 続いて・・・少々気が早いかもしれませんが、次の台風の話。

 10月早々の3連休の空模様を気にしている方もいらっしゃるでしょうから、25号??が影響する可能性について、各国のモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を比較しておきました。

台風25号モデル比較180928
(図をクリックすると拡大します)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 台風25が「発生すること」に関してはまず間違いなさそう

 ただ「日本に接近又は上陸するのか」については全く分からず・・・
 台風24号の通過中、そして過ぎ去った後も、台風から目が離せない状況です・・・orz

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 

2、今日の空模様・・・秋雨前線 一時的に南下、台風対策日和!


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の新潟県境信濃町野尻湖畔・・・

野尻湖畔180928

 早朝は灰色の雲に覆われていましたが、次第に日差しが差し込み始めています。

 山桜の紅葉はさらに進み、ベランダには風が運んできた落ち葉がチラホラ。
 
 最寄の信濃町アメダスの最低気温は11.4℃(森の中の外気温計は12.7℃)。
 今日はサマーベッドを仕舞いたいと思っています。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況180928

 上空の気圧の谷(水蒸気画像:赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が通過したため、秋雨前線が南下し、北西方向から冷涼で乾燥した高気圧の晴天域が拡大中

 ただ北海道付近には、上空の寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)に対応した気圧の谷が停滞していて大気の状態が不安定
 局地的に活発な雨雲が観測されています。

 そして・・・沖縄方面には台風24号が接近中

レーダー08時まで12時間180928
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 レーダー画像にも台風本体の雨雲が映り始めました。


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM28日180928
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・ひと言でまとめれば、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が東海上に抜け・・・好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が通過
 一番東側の北海道は???ですけど、広範囲で晴天ベースで推移することが予想されています。

 ただ・・・上空の気圧の尾根が通過した後、早くも西から次の上空の気圧の谷が接近
 晴天ベースも一時的なものになるようです。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・上空の気圧の尾根に対応して北寄りに秋の移動性高気圧が東進
 広範囲で秋晴れ・・・寒気が南下しているので、乾いた秋らしい晴天・・が予想されています。

 ただ、寒気を伴う上空の気圧の谷が抜けにくい北海道は道東中心に回復が遅め
 また、次の上空の気圧の谷の影響を受ける九州方面は早くも下り坂

 そして・・・一番警戒が必要な沖縄方面・・・先島諸島付近から次第に大荒れに
 明日にかけて長い荒天にさらされることになりそうです。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ180928
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)
 
 紫色は下層雲。

 詳しくはアニメ中の書き込みをお読みいただきたいのですが・・・

 明日朝には西~東日本で秋雨前線が活発化
 太平洋沿岸では局地的に大雨になることも想定されます。

 天気予報番組で伝えられているように、まさに今日は貴重な晴天、台風対策日和です(九州はそれも短いようですけど)。

 (今日は朝からイレギュラーな出来事が・・・更新が遅くなり失礼しました)

九州北部、中国、近畿、東海、北陸が梅雨明け
九州北部、中国、近畿、東海、北陸が梅雨明け
九州北部、中国、近畿、東海

 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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秋雨前線ゆっくり東海上へ。明日は台風対策を!台風24号最新データ!!(180927)


・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
 スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   




1、台風24号 最新データ!・・・計算値 足並みそろう!!


 今日も気になる台風24号の最新データから。

 頻繁に更新される進路予想生もの・・・
 特別な目的がない限り進路図を引用せず、必ず以下のURLで新鮮な情報を確認していただくというのがこのブログの考え方。

 気象庁台風情報: http://www.jma.go.jp/jp/typh/
 米軍(JTWC)台風情報: http://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html

 今日も各国のモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、(台風対策に欠くことのできない)台風接近・通過時の具体的な空模様をイメージしておきましょう。


 (1)台風24号、各国のモデル比較・・・気象庁GSMモデル


 昨日朝まで(計算の初期値25日21時まで)、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)だけが、大陸への西進を予想
 他国のモデルと異なるだけでなく、米軍、さらには気象庁発表の進路予想とも異なるイレギュラーな計算結果?をはじき出していました。

 ただ、昨日午後(初期値26日09時)以降のGSMモデルは他国のモデルと「ほぼ同じ予想」に変化
 イレギュラー状態の原因がはっきりせず、モンモンとしていた状態を脱することができました。

 ということで、今日は気象庁発表のGSMモデルの最新データからご紹介したいと思います。
 
台風GSM3コマ180927
(図をクリックすると拡大します)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/

 29日(土)、上空の太平洋高気圧の縁に沿ってノロノロと北上(ほぼ停滞状態)していた台風に向かって、遼東半島方面から上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が南下
 偏西風がガッチリと台風を捕捉するわけではありませんけど、台風を”つま先でドリブル”して九州~四国方面に引き寄せることが予想されています。

 そしてこのタイミングで、台風東側の暖かく湿った南風が西日本~東北に流入
 秋雨前線が活発化し、台風に先行してまとまった雨(大雨)になることが予想されています。

 そして30日(日)朝鮮半島北部に寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が南下。
 これに伴い、寒冷渦南側の上空の深い気圧の谷が朝鮮半島~山陰方面に南東進

 南下してきた偏西風が台風をガッチリと捕捉し、01日(月)にかけて足早に北海道方面へと運び去ることが予想されています。

 で、ここで台風対策に必要になるのはもっと詳しい情報・・・具体的な風向変化や降水の様子
 (風向がわからなければハウスの補強や船の増し停泊・舫いの方向を決められません)

 現時点ではブレ幅が大きく、一般的な天気予報番組では曖昧な表現が使われたり、「こまめに最新の情報をチェックしてください」というコメントだけですけど・・・

 このブログでは「予想のブレ幅が大きい」「必ず最新データを確認し、イメージした空模様や対策に修正を加える」という条件をご理解いただいた上で、対策に役立つ(であろう)情報をまとめておくことにしました(自分のために作図したというのがホンネだったりして)。

台風GSM拡大上陸3コマ180927
(図をクリックすると拡大します)

 「現時点」で気象庁GSMモデルが予想している本州上陸・縦断のタイミングは30日(日)夕方から01日(月)の午前中

 想定される代表的な現象を簡単に描き込んでおきましたが、コースからすると、記憶に新しい(大阪湾周辺に甚大な被害をもたらした)台風21号をイメージしておくのが良いと思います。
 (ギリギリ大丈夫・・・なんていう見方は絶対にしないでくださいね)

 もちろん台風21号と全く同じというはずはありません
 ただ、この予想を割り引いて対策するべきか?台風21号と同じと考えて対策をするべきか?それは個々人の考え方、そしてコストとロスの比較で決まります。

 「予想のブレ幅が大きい現時点」では、誰に聞いても「最悪の場合、台風21号と同様の現象が発生するかもしれない」としか言えないと思います・・・たぶん。

   ※追記:一つ書き忘れていました。最新の進路予想に合わせてイメージした空模様を修正することも忘れないでくださいね。


 (2)台風24号、各国のモデル比較・・・米国GFSモデル


 続いて米国の気象機関(NOAA)発表のGFSモデル

台風GFS3コマ180927
(図をクリックすると拡大します)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/

 昨日の計算値、そして気象庁GSMモデルとほぼ同様

 地上の気圧配置だけでなく、台風の動向を左右する上空の太平洋高気圧、偏西風強風帯の予想も含めて「ほぼ一致」していると言えそうです。

 そして・・・米国GFSMモデルが予想する具体的な空模様

台風GFS拡大上陸3コマ180927
(図をクリックすると拡大します)

 さすがに気象庁GSMモデルと全く同じとは言えませんけど、進路・タイミングともわずかな違いがあるだけ。

 気象庁GSMモデルをもとに具体的な空模様をイメージして最悪の状況に備えておけば、事足りる程度の違いと考えても良さそうです。


 (3)台風24号、各国のモデル比較・・・ヨーロッパ中期予報センター


 最後にヨーロッパ中期予報センター発表のモデルもチェック。

台風ECMWF3コマ180927
(図をクリックすると拡大します)

 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 もはや気象庁・米国・ヨーロッパ、主要な3つのデータが概ね揃ったといって良いでしょう。
 台風対策はこれらのデータを参考にしてOK。

 ただ・・・・繰り返しますけど、「予想のブレ幅が大きい」「必ず最新データを確認し、イメージした空模様や対策に修正を加える」ということだけは忘れないでくださいね。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 

2、今日の空模様・・・秋雨前線 ゆっくりと東海上へ


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の長野市街地・・・

菅平180927

 時折霧雨のような弱い雨が降りますけど、ほぼ雨は上がった模様。
 善光寺平周辺の里山には水墨画のような層雲がまとわりついています。

 最低気温は14.9℃(03時21分)で、概ね平年並みといったところ。
 そんな今朝の実況ですが・・・

実況180927

 太平洋岸にはしぶとく秋雨前線が停滞
 東日本中心に雨雲が日本海側まで広がっています。
 
 そして前線北側には沿海州やサハリン付近の高気圧から冷たい北東風が吹き込んでいて、前線北側の雨雲の下では、(本州東岸を中心に)気温が平年より低くなっているようです(関東は異例の冷え込み?)。

 また、台風24号がフィリピンの北東海上でほぼ停滞
 南西諸島方面には暖かく湿った空気が流れ込み続けていてずっと大気の状態が不安定・・・
 雨の降りやすい状態が続いているわけですが、ここにきて風や波も強まり始めているようです。

 衛星の水蒸気画像を見ると、乾燥した冷たい空気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を伴った上空の気圧の谷が接近中

 この上空の気圧の谷が通過するタイミングで前線の雨が活発化するものの、活発な降水域は上空の気圧の谷に押し出されるように東海上へ
 次第に大陸の乾いた空気に覆われ、台風対策日和??の晴天域が広がってくると思われます。


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM27日180927
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・午前中-10℃前後の寒気を運ぶ偏西風強風帯に沿って、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が本州上を断続的に北東進
 このため偏西風強風帯直下の秋雨前線が活発化するものの・・・

 上空の気圧の谷は夜にかけて東海上へ
 代わって西から好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が接近し、西~東日本中心に天気は回復に向かうと思われます。

 一方北日本には、夜にかけて-20℃以下の寒気を伴う寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)と上空の気圧の谷が接近
 次第に下り坂に向かって、大気の状態も不安定になることが予想されます。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・日本海側の偏西風強風帯と太平洋岸の偏西風強風帯に沿った二階建ての雨雲で構成された秋雨前線が東海上へ
 西~東日本には高気圧の晴天域が拡大してくることが予想されています。

 一方、寒冷渦と上空の気圧の谷が接近する北日本・・・
 地上の気圧の谷の降水域がかかり始め、道東には東海上に抜けた秋雨前線(三陸沖で低気圧も発生)の降水域もかかり始めるようです。

相当温位180927
(図をクリックすると拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 詳細は図中の書き込みをお読みください。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ180927
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)
 
 紫色は下層雲。

 秋雨前線の降水帯が東海上に抜け、西から晴天域が広がってくるものの・・・
 GSMモデルでイメージしたほど東日本はスパッと回復しない感じ。

 湿った空気が北から流れ込んで北陸付近の回復は遅め
 北日本にも北風と北東風の収束線が残る模様。

 そして南西諸島方面・・・次第に台風外側のシャープで活発な降水域もかかり始めるようですね。

 で・・・Kasayanも、台風対策・・・しなくては・・・



九州北部、中国、近畿、東海、北陸が梅雨明け
九州北部、中国、近畿、東海、北陸が梅雨明け
九州北部、中国、近畿、東海

 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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秋の長雨!台風24号・25号?最新データ!!(180926)


・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
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 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
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1、台風24号、そして25号?最新データ!・・・計算値 足並みそろわず


 天気予報番組でご存知だと思いますけど・・・
 進路予想 5日間予報を見る限り、接近・上陸を問わず、多かれ少なかれ広範囲に影響を及ぼす可能性が高い台風24号

 頻繁に更新される進路予想生ものなので、必ず以下のURLで新鮮な情報を確認していただくとして・・・

 気象庁台風情報: http://www.jma.go.jp/jp/typh/
 米軍(JTWC)台風情報: http://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html

 今日も各国のモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)がはじき出した台風接近?通過?時の具体的な空模様のチェックから始めましょう。


 (1)台風24号、各国のモデル比較


 今日は珍しく・・・米国の気象機関(NOAA)発表のGFSモデルから。

台風GFS180926
(図をクリックすると拡大します)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/

 この図・・・今年、TBS系列の天気予報で特に頻繁に紹介されるようになり、他の系列の天気予報でもせきを切ったように紹介されるようになりましたから、ご存知の方も多いと思います。

 ですから、ブログで同じことをしても単なる天気予報ゴッコになってしまうので・・・
 「台風が何でこのコースを進むのか?」「どのようなタイミングで東に転向し速度を上げるのか?」ということをイメージできるよう、台風の進路をブロックする上空の太平洋高気圧(サブハイ:高度5880m)や、偏西風強風帯(水色の矢印)、寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)の様子を描き込んでいます。

 で・・・今日の計算値も昨日の計算値とほぼ同じ

 週末30日(日)頃、朝鮮半島付近に寒冷渦が南下するのに対応して、偏西風強風帯も九州付近まで南下
 偏西風強風帯は、上空の太平洋高気圧西側縁辺をノロノロと北上していた台風を捕捉し、翌1日(月)にかけて猛スピードで北海道方面に運ぶことが予想されています。

 これ・・・今朝発表された気象庁と米軍の進路予想と「ほぼ」一致
 早めに台風対策や計画変更の判断をする必要があるなら、この図を参考に判断用の風向や風速、降水エリアを(暫定的に)イメージしても良いかも???

 ということで、ヨーロッパ中期予報センター発表のモデルもチェック。

台風ECMWF180926
(図をクリックすると拡大します)

 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue
 
 台風の進路やタイミングだけでなく、寒冷渦や偏西風強風帯そして上空の太平洋高気圧の動向も含め、米国GFSモデルと「ほぼ」同じと言って良さそう・・・。

 見かけ上進路やタイミングが一致していても、進路を決定する要素が異なる場合は眉ツバで予想を見る必要がありますけど、ここまで一致していれば「暫定的に」対策用の空模様としてイメージしてよいと思います。

 では気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)はどのように予想しているんでしょうか?

台風GSM180926
(図をクリックすると拡大します)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/

 昨日の計算値より東寄り(内陸ではなく大陸沿線)を北上させる予想に変化していますけど、それでも他のモデルとは明らかに異なることがわかります。
 また、気象庁自ら発表しているの進路予想(06時発表)の予報円からもはみ出しています


  15時30分追記
 本日09時初期値からGSMモデルも米国・欧州のモデルに追従

 今後沖縄方面は先島諸島を中心に長期間の暴風雨にさらされる恐れ。
 九州方面も明後日28日(金)から次第に荒れ始め29日(土)には西~東日本中心に台風に先行する秋雨前線の大雨がスタート。

 いざ進路が定まってくると、影響の始まりが以外と早いことに驚く。

GSM3コマ26日00Z180929
(図をクリックすると拡大します)

 
 このため気象庁GSMモデルを最後のご紹介したわけですが・・・

 その理由は一目瞭然・・・他のモデルより上空の太平洋高気圧が西に張り出すことが予想されていて、その結果寒冷渦や偏西風強風帯の南下も遅めになっているから。
 でも・・・”なぜなに坊や”のまま大人になってしまったKasayanとしては「なんでGSMモデルだけ上空の太平洋高気圧を活発に予想しているの?」ということを知りたくて仕方ありません。
 (仮に沖縄方面に住んでいたら多数決だけで気象庁GSMモデルを排除できませんよね?)

300実況180926

500実況180926

 これは昨夜21時の高層天気図
 上空1万メートル弱、と5500m付近の気圧配置や偏西風の様子が描かれています

 シミュレーションの初期値(現在の様子)の状況からあれこれ推測してみようとした残骸ですけど、もったいないので掲載しておくことにしました。

 理由がわかる方、仮説が立てられる方・・・教えていただければ幸いです。


 (2)台風25号?各国のモデル比較


 そしてもう一点気になるのが・・・米国GFSモデルに明瞭に登場している台風25号?と思われる熱帯低気圧の動向
 各国のシミュレーションの最も未来(240時間先)の、10月5日(金)の空模様を比較しておきました。
 
台風25号比較180926
(図をクリックすると拡大します)

 「現時点で」言えるのは「台風25号が発生する可能性が高そうですね」まで。
 まだまだ台風シーズンが続きそうです。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
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2、今日の空模様・・・秋雨前線 西から活発に


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の長野市街地・・・

菅平180926

 善光寺平周辺の里山の稜線付近には層積雲かかっています。
 そして麓には白っぽい雲のような霧のようなモヤモヤが・・・
 

 こらからの季節、善光寺平では朝の冷え込みによって里山の麓や千曲川の川辺などで霧が発生しやすくなります。
 霧で有名なあの川中島の合戦があったも今の暦で10月20日前後のこと。

川中島180926

 今朝の川中島方面・・・松代町の山すそに白っぽいモヤがかかっていました。

 川中島の霧はいわゆる川霧と言われていますけど・・・
 毎日この景色を見ているKasayan・・・里山の懐から流れ出す霧も影響していることを知っています。

 これまでそんな霧の映像を撮影し、何度かテレビでもご紹介したこともあるのですが・・・
 実は今年、大奮発して「秘密兵器」を仕込んでおきました。
 いよいよ出動?の日が近づいてきたかもしれません。

 で・・・そんな今朝の実況ですが・・・

実況180926

 昨日どほぼ同様、南岸に秋雨前線が停滞中
 衛星の水蒸気画像には秋雨前線に沿って台風から延びる水蒸気の帯、レーダー画像には海上主体に雨雲の帯が観測されています。

 そして・・・悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が通過する度に、雨雲が活発化したり弱まったりを繰り返しているようですが・・・

全国レーダー06時まで12時間180926
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 これは昨日18時から今日06時までのレーダー画像

 昨夜、活発な雨雲が東海上に抜けて小康状態になっているようですけど、未明から南西諸島方面で雨雲が活発化。
 再び雨雲が強まるタイミングに差し掛かっているのかもしれません。


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM180926

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・日中、北海道-20℃以下の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を伴った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が通過した後・・・

 実況では大陸に位置していた上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が・・・
 大雑把に-10℃前後、-15℃前後、-20℃前後の寒気を運ぶ偏西風強風帯に沿って、3階建てでゆっくりと北東進することが予想されています。

 このため地上では・・・下段の図・・・道北に不安定性の降水が予想されているものの、-20℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷が東に抜ける夜になっていったん回復

 一方、-10℃~20℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷が足並み(位相)を揃えてゆっくり北東進する西~東日本では、前線前面(東側)で秋雨前線の降水帯が活発化
 には関東甲信付近で、前線の降水帯が大きく北に拡大することが予想されています。

 なお、台風24号に近い南西諸島
 早くも暖かく湿った南東風が流れ込み続けていてずっと大気の状態が不安定
 これからは風も強まり台風が通過するまでシケ状態も続くことが予想されます。

相当温位180926
(図をクリックすると拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 昨日からの空模様・・・秋雨前線(黄色の点線)に向かって南東方向からずーっと暖湿気(雨の原料)が流れ込み続けていて・・・

 上空の気圧の谷が通過するタイミングでは元気いっぱいの雨雲が発達。
 上空の気圧の谷が通過した後は、元気のな前線に変化。

 メリハリのある・・・というかメリハリが大きすぎる?雨の降り方になっているようです。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ180926
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 上空の気圧の谷が東進するのに伴って、西から前線の雨雲が活発化
 東日本では沿岸に低圧部まで発生し、低圧部に暖湿気が吸い込まれる結果、日本海側まで降水域が拡大するのが分かります。

 東日本では今夜から明朝にかけてかなりまとまった雨になりそうですね。

九州北部、中国、近畿、東海、北陸が梅雨明け
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  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

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 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
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 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
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プロフィール

Kasayan

大昔、気象会社や東京の放送局で天気予報番組を作っていたこともありますが今は故郷長野で2回目の日本一周を夢見るただのヨット好き。山岳ガイドのタマゴたちと気象の勉強中。最近多くの時間を野尻湖畔の山小屋で過ごしています。

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