気象予報士Kasayanのお天気放談

故郷長野に帰ってきたヨットオタクの気象予報士Kasayan。 天気予報は当たるのか?天気予報がハズレたらどうなるのか?天気予報の安全マージンは? 一般的な天気予報とは異なる視点からの解説をモットーに、日々の天気を放談?します。

2019年01月

 Twitterでは、今日の記事の内容をひとことでまとめています。お時間の無い方・更新時間を知りたい方はご利用ください。https://twitter.com/kasayangw

冬型強まるタイミングで南岸低気圧通過。週末の空模様と春一番?(190131)


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(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


1、北半球上空の寒気と気圧配置の動向


 今日も北半球上空の寒気と気圧配置の動向から。
北半球アニメ190131
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 引き続き、北半球で最も大きい-42℃以下の寒気を伴う寒冷渦(低マーク:寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が接近中。

 昨日の記事では、気圧配置(寒冷渦や偏西風強風帯)の予想から寒気の南下傾向を考えてみましたが・・・

 今日は気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデルがはじき出した(北半球の実況アニメと同様)500hPa( 上空約5500m)の寒気の予想そのままをアニメ化してみました。

GSM500気温アニメ10日間350 190131
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 目先明日1日(金)にかけて太平洋側までドッと寒気が南下した後、立春にかけて急速に北上。

 その後、-40℃以下の寒気が概ね「北海道限定」で断続的に流れ込み続けることが予想されています。

 この傾向・・・北半球のアニメからわかるように、上空の太平洋高気圧が勢力を強め始めたため西日本まで寒気が南下しにくくなったから??

 向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データを見ても・・・

週間気温グラフ190131

 やはり4日(立春)以降、「北海道限定」で平年を大きく下回り続けることが予想されています。

 一方、上空の太平洋高気圧張り出しの影響??・・・西日本は平年を大きく上回る状態が継続。
 そして中間の東日本は概ね平年並みで推移することが予想されています。

 となると・・・日本付近が寒気と暖気のせめぎ合いの場に。
 寒気と暖気が混ざり合おうとするチカラが強まって低気圧が発達しやすくなり、天気が荒れることが心配されます。

 で・・・そんな荒れ模様の天気傾向のキッカケになりそうなのが3日(節分)から4日(立春)にかけて予想されている全国的な高温。

GSM3コマ190131
(図をクリックすると拡大します)
 
 これは同じく気象庁GSMモデルがはじき出した明日から3日間の空模様

 向こう一週間の気温傾向のグラフとどおり(当たり前ですけど)、冬型の気圧配置は明日いっぱいで緩み、週末は西から天気回復・・・そして高気圧西から吹き込む南西風によって高温傾向に。

 そして3日(日)には、黄海付近に低気圧が発生。
 発達しながら日本海を北東進し、低気圧に吹き込む強い南風が寒気を一気に北上させることが予想されています。

 ということで・・・週末の天気は回復傾向ですけど・・・この低気圧がくせ者。
 寒気と暖気のせめぎ合いによって急発達にし、荒れ模様の天気をもたらすのはもちろん、急速な気温の上昇によって雪崩や融雪の危険性を高めることが想定されます。

 さらに・・・仮に翌日4日(月:立春)まで日本付近に強い南風を吹かせるならば、史上最速??立春当日の春一番になることも考えられます(そうなることを信じられない自分がいたりしますが・・・)。

2月4日06時比較190131

 これは米国気象機関(NOAA)発表のGFSモデルと気象庁発表のGSMモデルがはじき出した4日(立春)の空模様

 日本海を低気圧が発達しながら北上することは昨日から予想されていたのですが・・・
 昨日の計算値より低気圧の進行速度が遅くなり、4日(立春)の午前中も南寄りの強風が吹き続けている可能性が高くなってきました。

 とすれば・・・「立春から春分の間に、はじめて吹く南寄りの風(8m/s以上)によって前日より気温が上昇する」という春一番の条件が満たされる可能性も高くなってきます。

 様々な意味で、今後の計算値、実況の推移が気になるところです。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     


2、今日の空模様・・・冬型の気圧配置と南岸低気圧の合体!?


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の長野市街地・・・

菅平190131

 上空は太陽がボンヤリ透けて見える高層雲優勢。

 また最低気温は-4.4℃を記録。
 いつになく千曲川の川霧(写真奥の山裾が千曲川)が濃く見えます。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190131

 サハリン付近を低気圧が東進し、低気圧から延びる寒冷前線が東北を南下中。
 北からは西高東低 冬型の気圧配置が強まり始めているようです。

 一方、西からは(南岸低気圧になる)低気圧と前線が東進中。
 すでに西~東日本には前線の雨雲がかかり始めていて、西日本の広範囲で雨や雪が降り始めています。

 一般的に冬型が緩んだタイミングで南岸低気圧が通過することが多いのですけど、今日は冬型の気圧配置の強まりと南岸低気圧通過の合体パターン。
 両者がコラボしてどんな影響をもたらすんでしょうか??

昨日18時から今日06時までのレーダー画像
全国レーダー06時まで190131
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM31日190131
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。
 
 道北付近には-35~40℃以下の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を伴った寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)と上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)がゆっくり東進。
 下り坂の状態が続くとともに大気の状態が非常に不安定になって、雪雲が空高く発達することが予想されます。

 また北陸~東北にも-30℃前後の寒気と悪天パワーを持った上空の気圧の谷が接近。
 こちらも下り坂、そして大気の状態が不安定に。

 さらに、西~東日本でも偏西風強風帯(水色の矢印)が強まり上空の浅い気圧の谷(正渦度極大値)が断続的に東進し、結局全国的に下り坂の空模様が予想されます。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・寒冷渦直下で低気圧が発達のピークを迎えながらオホーツク海へと進み・・・
 低気圧から南西に延びる寒冷前線が、上空の気圧の谷前面で活発化しながら北日本を通過。

 概ね北陸以北では、夜にかけて西高東低 冬型の気圧配置が強まって、-12℃以下の下層寒気が北陸まで南下してくることが予想されています(-12℃線の南下については今季一番かも?)。

 一方、西~東日本で強まる偏西風強風帯に沿って、前線の降水帯が関東沿岸まで延びることが予想されていて・・・
 上空の気圧の谷の東進に伴って前線上に新たな低気圧も発生して東進。
 太平洋側でも雨や雪が降り・・・

 気温が下がる夜には北陸以北の冬型の気圧配置の強まりとともに南下してきた下層寒気が、次第に発達する南岸低気圧に引き込まれてさらに南下・・・
 上空約1500m  -4℃以下の寒気が関東南部まで南下して、首都圏でもかなり広範囲で雪になることが予想されます。

 ということで・・・今日は南岸低気圧の降雪を冬型の気圧配置が強めるイメージ??
 
 冬型が緩むタイミングの象徴が南岸低気圧と考えるならば・・・
 今日の空模様は、西日本中心の暖冬が続くこの冬の傾向「東~北日本中心の冬型の気圧配置」にダメ押しをするような空模様と言えるかもしれません。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190131
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 紫色は下層雲。

 関東のどの範囲で雪になるのか?積もるのか積もらないのか?等はテレビの天気予報で伝えられていると思いますが・・・・

 21時の予想は、冬型の気圧配置と南岸低気圧が見事に合体しています。

 両者が協力し合って、範囲、程度ともに予想以上の降雪、積雪にならないか???
 実況に注目したいと思います。


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
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 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
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 可能な限り返信いたします。

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冬型緩んで貴重な晴天!夜には早くも下り坂!!上空寒気の動向は?(190130)


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 今日は朝から人間ドック。
 胃カメラがあるのでモーニングコーヒーも飲めずに悶々としながらのブログ更新。

 サッサと出かける必要があるので、最小限度のブログ更新・・・お許しください。

1、北半球上空の寒気と気圧配置の動向


 まずは日課の北半球上空の寒気と気圧配置の動向から。
北半球アニメ190130
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 -42℃以下の寒気を伴う寒冷渦(低マーク:寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)と上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)がシベリアを南東進中。

 誰が見ても「寒気の影響が気になる」という状態ですけど、影響の範囲や期間は寒冷渦の通過や停滞する位置によって大きく変わります。
 ということで、今日は日本に接近中の寒冷渦①と寒冷渦②の今後の動向について、週間予報作成用の高層天気図を使ってザックリまとめておきました。

週間高層天気図190130
(図をクリックすると拡大します)

 ご覧のように先行する寒冷渦①は1日(金)頃 サハリン付近をサッサと通過する模様。
 冬型の気圧配置や寒気の影響はあるはずですが、長引く心配はなさそうです。

 ただ・・・問題は寒冷渦②の動向。
 4日(立春)頃、サハリン付近に南下してそのまま複数の小さな寒冷渦の集団として、北海道周辺に居座ることが予想されています。

 ということは・・・北日本中心に低温傾向が継続・・・寒波の可能性??
 昨日の記事でご紹介した北海道に出されている「低温に関する異常天候早期警戒情報」(リンク)の原因だと思われます。

 向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データをチェックしても・・・

週間気温グラフ190130

 31日~01日にかけて寒冷渦①の影響・・・
 4日(立春)以降に寒冷渦②の影響が、北海道中心に予想されています。
 (反対に西日本方面に寒気が届かないばかりか暖気が流入。北と西で両極端な気温傾向)

 寒冷渦②の影響についてはまだブレ幅が大きい状態。
 今季もいわゆる「立春寒波」があるのか?ないのか??注意深く追いかけたいと思っています。
 (あっても北日本だけ・・・でも強め?)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
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2、今日の空模様・・・冬型緩むけど・・・早くもジワジワ下り坂!


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の長野市街地・・・

菅平190130

 善光寺平(長野盆地)にフタをするような層積雲に覆われていますけど・・・
 落し蓋のように雲の縁は盆地周辺の山にかかっておらず、オレンジ色の東の空をバックに菅平高原や標高2207mの根子岳(写真左奥の一番高い山)のシルエットが見えています。

 06時過ぎ時点の最低気温は-3.9℃(02時31分)。
 放射冷却はそれほど強まっていないようです。

 で、そんな今朝の実況ですが・・・

実況190130

 西高東低 冬型の気圧配置はそのまま東海上に移動して・・・
 日本付近は3つの高気圧に覆われている状態。

 レーダー画像に雨・雪雲は映っていませんけど、高気圧と高気圧の間・・・気圧の谷?鞍部??に位置する北陸以北の日本海側では、引き続き西~北西寄りの風が吹き込んで曇りベース・・・
 秋田付近の一部の地域では弱い雪になっているようです。

 衛星の水蒸気画像を見ると、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根が日本付近を通過中。
 ということで、今日は好天ベース!

 上空の気圧の尾根通過後の下り坂のペースが気になるところです。

昨日17時から今日05時までのレーダー画像
全国レーダー05時まで190130
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 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM30日190130
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 実況でチェックしたように、今日は好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が主役。

 ただ夜になると東海上に抜けて、北日本には-40℃以下の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が接近。

 西~東日本にも、上空の浅い気圧の谷(正渦度極大値)が断続的に接近・通過し、下り坂に向かうことが予想されています。

 で、このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・偏西風の流れに乗って、高気圧の中心は南東方向に移動するものの、北日本を通過する上空の気圧の尾根の影響で北にも勢力を伸ばす模様。

 このため程度の差こそあれ、日中は概ね(あいまいな表現ですね)全国的に回復・・・冬晴れ優勢で推移することになりそうです。

 ただ・・・寒気を伴う上空の気圧の谷の前面・・・日本海で低気圧が発生。
 急速に発達するとともに寒冷前線を伴いながらサハリン方面に進み、北海道西岸から下り坂に向かう模様。

 このため北海道は風雪が強まるとともに、南風の流入で大気の状態も不安定に。
 またまた冬の嵐になることが予想されています。

 また、寒冷前線の南側・・・高気圧後面では南西風が収束。
 九州の南東海上、そして日本海で収束線のシャープな降水帯が活発化しながら東進。

 日中は冬晴れ優勢でも・・・北と南では夕方以降ジワジワと下り坂ということになりそうです。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190130
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 紫色は下層雲。

 詳細はアニメ中の書き込みをお読みいただくとして・・・

 明朝には全国的に下り坂。
 日本海側も太平洋側も雨や雪が予想されています。

 また夜には関東でも降雪の可能性が?(昨日の記事参照。いまのところ明日夜のことなので、明日詳しくチェックしますね)。

 ということで・・・今日は夕方以降ジワジワと下り坂ですけど、(今後のことも考えると)日中の晴天はかなり貴重かもしれません。

 ・・・では人間ドック・・・行ってきます・・・orz
  (急いで更新したので誤字脱字、意味不明・・・ご容赦ください)



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冬型弱まるものの・・?短い周期で天気も気温も変化?(190129)


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1、北半球上空の寒気と気圧配置の動向


 今日も北半球上空の寒気と気圧配置の動向から。
北半球アニメ190129
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 この一週間、追いかけ続けた-42℃以下の寒気を伴う寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)・・・
 ついに北半球で最も大きな寒気塊に成長し、極東に向かってシベリアを南東進し始めています。

 そんな状況の中、昨日気象庁から異常天候早期警戒情報(原本にリンク)が発表されました。


異常天候早期警戒情報190129

 北海道には「低温に関する異常天候早期警戒情報」。
 2月4日頃から約1週間、平年差を大きく下回る低温が続くおそれが高まってきたということ。

 一方、四国や九州南部 南西諸島方面には「高温に関する異常天候早期警戒情報」。
 こちらは2月2日頃から約1週間、平年を大きく上回る高温が続きそう・・・とのこと。

 北と西で両極端の気温傾向が予想されています

 ということは・・・現在シベリアを南東進中の巨大な寒冷渦・・・北日本限定で影響するということ??
 そこで向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データをチェックすると・・・

週間気温グラフ190129

 確かに気温の分布も西高東低?

 もっとも東~北日本への寒気の南下もアップダウンが非常に大きく、日本付近に寒気を運ぶ偏西風が短い周期で大きく蛇行することが想定されます。

 とすると・・・北の寒気と南の暖気がせめぎ合う東日本付近・・・
 激しい現象が発生する可能性も??

 あと一週間ほどで立春ですけど・・・
 寒気と暖気のせめぎ合いが、暖冬の特徴として当初声高に伝えられていた南岸低気圧として影響してくるのではないか?・・・注目していきたいと思います。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
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2、今日の空模様・・・冬型緩むけど・・・やっぱり一時的?


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の長野市街地・・・

菅平190129

 雪はチラチラ降る程度ですけど、しっかりと雪景色!
 アスファルトの路面も真っ白です(09時の長野市街地の積雪は7センチ)。
 (新潟県境の信濃町は117センチ。雪下ろし・・・どうしよう?)

 ただ・・・南の空はやや明るくて、雪雲の頂上(雲頂)が見える状態。
 冬型の気圧配置に伴う日本海側の天気の南端(日本海側から流れ込む雪雲の先端)が長野市の南側付近に位置していると思われます。

 ちなみに最低気温は-3.1℃(07時53分)。
 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190129

 寒冷前線も閉塞して新低気圧に座を譲ろうとしている低気圧も東海上に抜け・・・
 まさに西高東低 冬型の気圧配置が完成した状態。

 等圧線が混雑して北西季節風が強まっている北陸以北中心に活発な雪雲が内陸奥深く(長野市の南側付近もですね)流れ込んでいることがわかります。

 衛星の水蒸気画像を見ると・・・悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)と上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が東~北日本を通過中。

 ということで・・・まさに午前中が冬型の気圧配置のピーク!

 ただ、朝鮮半島付近に好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が南下してきましたから、それほど長引くことはなさそうです。


昨日18時から今日06時までのレーダー画像
全国レーダー06時まで矢印掲載190129
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 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは今日これからの空模様・・・(今日は特別明々後日1日まで)

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM29日190129
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 実況でチェックしたように、-35℃以下の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)と上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が東~北日本が南東海上に抜け・・・

 好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が北日本そして山陰に接近。
 天気は西から回復に向かうことが予想されています。

 このため地上でも・・・下段の図・・・冬型に特徴的な等圧線の縦型混雑エリアが東~北日本にかかるのも午前中が中心。
 北陸以北日本海側中心に風雪の強い状態が続きますが、夜にかけて次第に回復することが予想されています。

 また、西からは上空の気圧の尾根に対応して高気圧が東進。
 西日本は朝から、東日本も午後には冬晴れ優勢になるようです。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190129
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 紫色は下層雲。

 確かに全国的に回復に向かうことは確かですけど・・・

 北陸以北の日本海側は夜にかけても寒気を運ぶ北西風が優勢。
 日本海で発生した雪雲の流入が続き、平地で雪の目安=上空約1500m -6℃線の北上もかなり遅め。
 回復が遅れることが予想されています(むしろ十分の回復なく下り坂へ?)。

 また明日には日本海でも寒気を北に押し上げる南寄りの風が優勢になるものの・・・
 南西風の収束線が形成され(潜在的な前線の)降水帯も発生。
 早くも下り坂に向かうことが予想されています。


3、明日から3日間の空模様・・・01日にかけて再び冬型強まる!!


 ということで、明日は早くも下り坂?

 目まぐるしく変化する天気や気温・・・そして気になるシベリアの巨大寒冷渦・・・
 ということで、明日から3日間の空模様もザックリとまとめておきました。

GSM3日分190129
(図をクリックすると拡大します)

 明日夜にも上空の気圧の尾根は東海上へ。
 そして明後日からは早くも-45℃以下の強烈な寒気や寒冷渦が北日本へと南東進。
 北日本は再び寒波?(強い寒気という表現のほうがイイ??)に見舞われることが予想されています。

 加えて西~東日本にも、一段南側の偏西風強風帯に沿って上空の気圧の谷が南東進。
 北日本だけでなく、西~東日本も下り坂に向かうことが予想されています。

 このため地上では・・・寒冷前線が北日本を通過する明日夜遅くから北日本中心に西高東低 冬型の気圧配置が強まり・・・
 さらに1日にかけて-12℃以下の寒気が今季1~2を争う位置(北陸)まで南下することが予想されています。

 また西~東日本でも前線・・・あるいは前線上の南岸低気圧が東北東進(前線が北の寒気と西の暖気の境目の目安?)。
 冬型に伴う北風が押し下げた寒気によって、太平洋側でも高地中心に降雪になることが心配されます。

 そして立春にかけては???
 計算値がブレブレなので今日は作図をしませんでしたが、明日以降も可能な限り最新データを追いかけたいと思っています。


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 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
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再び冬型強まり北日本中心に荒れ模様!立春までの寒気の動向?(190128)


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・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
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(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


 昨日午後、カメラケースを積んで車を走らせること20分・・・黒姫高原に行ってきました。

黒姫高原190128
(写真をクリックすると拡大します)

 これは黒姫高原から北・・・戸隠連峰 高妻山~黒姫山~妙高山~斑尾山方面の空模様。

 冬型の気圧配置がゆるみ、長野県北部新潟県境でも天気が急速に回復しました。

(4Kタイムラプス動画:山岳風下に発生する旗雲の様子。約30分の雲の動きを36秒に圧縮)

 長野県北部上空の風はやや強めの北西風。

 2000m級の山岳風下側には乱気流と風の収束に伴って発生する旗雲(風下に旗のようにたなびく雲:層積雲)が発生し、たなびく影を広大な雪原に落としていました。

1、北半球上空の寒気と気圧配置の動向


 では、いつものように北半球上空の寒気と気圧配置の動向から。
北半球アニメ190128
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 シベリアには-42℃以下の寒気を取り込んだ寒冷渦(低マーク:寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が停滞中。

 また、朝鮮半島付近では-36℃以下の寒気を伴う寒冷渦が南東進中。
 今日にも日本付近に接近あるいは通過すると思われます。

 続いて・・・こちらも日課・・・向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データをチェック。

週間気温グラフ190128

 今夜にも通過が予想されている寒冷渦の影響は東日本のみ(そのメカニズムは今日の空模様で詳しくチェック)。
 西日本への影響もそれほど強いわけでもなく、東日本限定で平年を下回る低温をもたらすようです。

 
 続いて気温の低下が予想されているのは31日(木)から01日(金)にかけて。
 こちらも東~北日本限定。
 平年を大きく下回りそうですけど、寒波の定義が「広い地域に2~3日、またはそれ以上にわたって顕著な気温の低下をもたらすような寒気が到来すること」ですから、寒波と呼んでよいのか?は微妙。

 いずれにせよ、4日の立春までに少なくとも2回、寒気の南下があるようです。

 では具体的にどのようなカタチで寒気が南下してくるのか?

 北半球上空のアニメと同じ高さ・・・向こう一週間の上空約5500mの気圧配置と-30℃以下の寒気を運ぶ偏西風強風帯の様子、そして地形や日変化の影響を受けにくい上空約1500mの気温の様子を、週間予報作成用の高層天気図でまとめておきました。

高層6コマ190128
(図をクリックすると拡大します)

 ほぼ日替わりで寒冷渦や寒気を伴う上空の気圧の谷が日本付近を通過。
 また寒冷渦や上空の気圧の谷を運んでくる偏西風強風帯の位置は、近畿から東北付近をいったり来たり。

 このため週間の気温傾向のグラフで見たように、西日本では気温が高めに推移するのに対して、東~北日本は比較的短周期で気温がアップダウンするようです(右側の図 上下の矢印参照)。
 また短周期で偏西風の蛇行域が通過していくということは空模様も短周期で変化するはず・・・

 そこで向こう一週間の具体的な空模様・・・
 気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーショ)を使ってザックリとまとめておきました。

GSM6コマ190128
(図をクリックすると拡大します)

 特に後半・・・立春前後の予想はブレ幅が大きいと思われますが・・・
 やはり短周期で(東~北日本中心に)冬型の気圧配置が強まったり弱まったりすることが予想されています。

 そして立春には冬型の気圧配置に??

 いずれにしても、まだまだ数回(寒中にありながらさらに)気温が平年より低くなり・・・
 01日頃は、北日本で今季一番の(下層)寒気の南下があるかもしれない状態。

 このように短周期で天気や気温の変化が予想されるときは、変化のタイミングが数時間ズレただけでも週間予報の天気マークの並びが全体的にズレることが多く、”週間予報のハズレ感”が強まったりすることがしばしばありますから・・

 週間予報をチェックする際は、単にマークが変わったという見方をするのではなく、「マークの並びが前あるいは後にズレたんじゃないの?」という見方をして、天気変化が早まる傾向にあるのか?遅くなる傾向にあるのか?を把握し、予報の利用に役立てていただきたいと思います。

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2、今日の空模様・・・再び冬型強まる!


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の長野市街地・・・

菅平190128

 少々厚めの高層雲に覆われているものの地上付近の見通しはかなり良く、2000m級の菅平の山々はピンクの朝焼けに。

 西の北アルプス方面では、一瞬ピンクに染まるモルゲンロートが見られました。

(4Kタイムラプス動画。一瞬ピンクに染まる大天井岳~槍ヶ岳)

 最低気温は-6.0℃(04時44分)。
 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190128

 太平洋側に回り込むように高気圧が張り出す一方・・・
 日本海では低気圧と潜在的な前線帯が発達しながら東進中。

 日本海沿岸には寒冷前線として顕在化しつつある風の収束線の雨・雪雲が観測され始めています。

 衛星の水蒸気画像を見ると、大陸から真冬の寒気を伴った寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)と上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が南東進中。

 このため日本海側から下り坂に向かい・・・
 この寒冷渦と上空の気圧の谷が日本付近を通過する今夜、冬型の気圧配置が完成すると思われます。

昨日18時から今日06時までのレーダー画像
全国レーダー06時まで190128
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 ※日本海の雪・雨雲の帯の様子・・・03時の観測ではあまり映っていませんでしたが、06時の観測ではハッキリと見えてきました。


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは今日これからの空模様・・・今日は特別明日朝まで・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM今日明日190128
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 明日朝にかけて-40℃以下の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を伴った寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が東北北部を南東進。

 また、-30℃前後の寒気と悪天パワーを持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が西~東日本を通過することが予想されています。

 このため地上では・・・下段の図・・・寒冷渦に対応して道南付近を発達のピークを迎えた(閉塞過程に入った)低気圧が、消滅と(閉塞点における)新低気圧の発生・・・新陳代謝を繰り返しながら南東進。
 北日本では荒れ模様の天気と上空寒気による大気の不安定な状態(激しい現象の発生)が予想されます。

 また、上空の気圧の谷の通過に伴い、今夜は一応?西日本も含めた広範囲で冬型の気圧配置が強まる模様。
 -6℃線が上陸する今夜は山陰でも雪になると思われますが・・・

 早くも明日には大陸から高気圧が東進。
 西から急速に回復することが予想されています。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190128
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 詳細はアニメ中に書き込みをお読みいただきたいのですが・・・

 寒冷前線(南西風の収束線)が通過する際は広範囲で雨模様(高地では湿雪)。
 昨日までの雪に雨が降って融雪、落雪、重い雪による除雪困難等、様々な影響があるかもしれません。

 また夜には急速に気温が下降し再び雪に。
 多雪地域では雪崩の危険性も高まってきそうです。


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回復するも一時的!明日は早くも下り坂?!今後の寒気の影響は?(190127)


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1、北半球上空の寒気と気圧配置の動向


 まずは北半球上空の寒気と気圧配置の動向から。
北半球アニメ190127
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 本州を南下中の寒冷渦(低マーク:寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)・・・今朝はすでに太平洋上に。
 代わって、今日は日本付近を偏西風の北側への蛇行域(上空の気圧の尾根)が東進するため、太平洋側まで雪を降らせた今回の寒波もひと段落しそうです。

 ただ偏西風の北側への蛇行域の西側には、-36℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が南東進中。
 さらに上空の気圧の谷の西側では-42℃以下の寒気を伴った寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)東進中。

 単純に考えると目先あと2回、寒気の接近・通過が予想されます。

 向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データをチェックすると・・・

週間気温グラフ190127

 確かに2回・・・明日(28日)から明後日(29日)にかけて西~東日本で一時的な気温の下降・・・
 さらに31日(木)から01日(金)にかけて北~東日本で(期間的に寒波と呼べるか?ギリギリの)大幅な気温の低下が予想されています。

 ではこれら2回の気温の低下に伴う具体的な空模様は?

 気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーショ)を使って、29日(火)09時と01日(金)09時の空模様をザックリとチェックしておきました。

 まずは29日(火)09時の空模様。

GSM29日190127
(図をクリックすると拡大します)

 右の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置と寒気の様子。
 左の図は、地上気圧と降水量・風、地形の影響を受けにくい上空約1500mの寒気の様子。

 昨日から今朝にかけての空模様と同様、-35℃以下の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を伴う寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が東北付近を南東進。

 これに伴い、東~北日本中心に西高東低 冬型の気圧配置が強まり、日本海側中心に風雪が強まることが予想されています。

 ただ・・・寒冷渦の通過位置が今回より北寄り(西日本への影響小)。
 また・・・上空約1500m -6℃以下の寒気は今回より若干北寄り、-12℃以下の寒気は今回より大幅に北寄り・・・道北付近までしか南下してこないことが予想されています。

 もちろん、これだけでも風はかなり強く、北陸から東北日本海側中心の降雪は活発になるはずですけど、今回ほど広範囲・・・特に西日本や太平洋側に影響を与えることは無いと思われます。

 続いて01日(金)09時の空模様。

GSM01日190127
(図をクリックすると拡大します)

 こちらは29日(火)とは異なり、西日本も含めて広範囲の冬型の影響が予想されています。

 というのも、今回そして29日(火)とは異なり、寒冷渦ではなく-30~-40℃の真冬の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を伴った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が西~北日本の広範囲を通過していくから。

 典型的な冬型の気圧配置で、寒冷渦通過時ほどは太平洋側の大気は不安定にならないと思われますが・・・
 一番気になるのが上空約1500m -12℃以下の寒気の南下。

 今回の寒波でも東北までしか南下しなかった-12℃線が関東甲信南部まで南下してくる「可能性」が示唆されています。

 この寒気の南下が、今回そして29日(火)とは異なる空模様をもたらすのか?
 もたらすとしたらどのような影響があるのか??
 ブレ幅の大きい現段階で云々しても無駄ですから、日々の計算値を追いかけていく中でじっくり考えてみたいと思います。

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2、今日の空模様・・・冬型ゆるむも一時的?


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の長野市街地・・・

菅平190127

 朝になっても雲底が里山(標高600~1000m)より低い雪雲に覆われ、チラチラと雪が舞っていましたが、09時過ぎから空が明るくなり始めました。

 長野市街地の積雪は09時現在15センチ(最大積雪は02時の17センチ)で、最低気温は-3.5℃(07時07分)。
 ここ数年降っても積雪が多くなりにくかった「冬型に伴う積雪」としては「それなりの量」といった感じです(それでも多くはないですけど)。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190127

 もちろん西高東低 冬型の気圧配置。

 ただ、冬型の気圧配置の骨格・・・寒気や上空の気圧の谷、そして寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)を運ぶ偏西風強風帯が西日本まで南下して、冬型の気圧配置の位置関係がかなり南寄り。
 このため西~東日本中心に降雪が活発化しましたが・・・

 寒冷渦や上空の気圧の谷が南東海上に抜け、朝鮮半島方面から好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が接近するのに伴って・・・
 九州方面から高気圧の晴天域が拡大し、日本海側の雪雲も偏西風強風帯が停滞する北陸付近に絞られてきたようです。

昨日18時から今日06時までのレーダー画像
レーダー06時までマーク載せアニメ190127
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 ※今日はレーダー画像に実況図に基づいて高・低まーくと寒冷渦の中心位置を掲載しました。
  降雪が強まるエリアと寒冷渦の位置関係など考察できると思います。


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは今日これからの空模様・・・

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GSM27日190127
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 今日は単純・・・-30℃~35℃以下の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を伴った寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)や上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が南東海上に遠ざかり・・・

 北西方向から好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が接近。

 天気は回復に向かい、大気の状態も安定してくると思われます。

 もっとも、中国東北区には早くも次の寒冷渦が南東進。
 回復するとしても一時的・・・明日は下り坂に向かい、(先のご紹介したように)29日(火)の冬型の気圧配置に繋がることになりそうです。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・午前中は東日本中心に風雪の強い状態が続くことが予想されていますが・・・

 夜にかけて西から高気圧の晴天域が拡大。
 東北日本海側の弱い雪を最後に天気は回復・・・寒気も急速に北上することが予想されています。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

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 紫色は下層雲。

 GSMモデルと同様、今夜にかけて急速に回復することが予想されていますけど・・・

 明日未明には、後続の寒冷渦の影響で日本海で南西風の収束線が活発化。
 また、低気圧も発生し前線帯を伴いながら北海道方面に進むことも予想されています。

 さらに太平洋岸でも収束線が発生??

 いずれにしても今日の回復は一時的。
 一昨日からの雪で積雪が増えた地域では、今日のうちに除雪を進めておいたほうが良さそうです。


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プロフィール

Kasayan

大昔、気象会社や東京の放送局で天気予報番組を作っていたこともありますが今は故郷長野で2回目の日本一周を夢見るただのヨット好き。山岳ガイドのタマゴたちと気象の勉強中。最近多くの時間を野尻湖畔の山小屋で過ごしています。

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