気象予報士Kasayanのお天気放談

故郷長野に帰ってきたヨットオタクの気象予報士Kasayan。 天気予報は当たるのか?天気予報がハズレたらどうなるのか?天気予報の安全マージンは? 一般的な天気予報とは異なる視点からの解説をモットーに、日々の天気を放談?します。

2019年02月

 Twitterでは、今日の記事の内容をひとことでまとめています。お時間の無い方・更新時間を知りたい方はご利用ください。https://twitter.com/kasayangw

冬の終わりは南岸低気圧の「雨」。週末の雨 最新データは?(190228)


・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
 スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


 今日で気象上の冬も終わり。

 「光の春」はとっくに終わっていますが、この冬「光の春の原風景」(故 倉島厚さんが旧制中学まで住んでおられた妻科・西長野付近)を訪ねていないことに気づきました。

 冬の終わりは雨・・・
 傘をさして徒歩10分、散歩に出かけてみようかと思います。

1、北半球上空の寒気と気圧配置の動向


 まずは北半球上空の寒気と気圧配置の動向から。
北半球アニメ190228
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 北半球上空の-42℃以下の寒気は風前の灯といった状態になりましたが、-36℃以下の寒気(日本に南下してくれば大雪の目安)はまだ健在。
 カムチャッカ半島の寒冷渦(低マーク:寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)を中心とする北太平洋に巨大な寒気塊を形成しています。
 (一週間前は日本の真北に位置していました)

 緯度的にこの寒気が日本付近に停滞していたらかなり厳しい寒波になっていたと思われますが、(幸い?残念ながら??)インド洋や太平洋上の高気圧や台風2号などの影響で日本の東側で停滞することに??

 Kasayanの老いた貧弱な脳みそでは北極振動(AOプラスやマイナス)の予想と実際の寒気蓄積、放出のイメージをリンクして考えることができないので、北半球上空の寒気をせっせとアニメ化しているわけですけど・・・3月に入っても様子を見続けることにしました。

 これだけ平年を上回る状態が続いて、上空の寒気がみるみる縮小する様子を見ていると、”なんの根拠もなく””経験則だけで”さらには”スパコンの計算値だけで”「季節的にこれで寒さや雪は終わり」なんて考えてしまいがちですけど・・・それで終わったら科学じゃないないので。

 ちなみに向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データは・・・

週間気温グラフ190228

 引き続き平年を大きく上回る日が優勢になっています。

 これを見て「春が早く来てイイね」と考えるのか?「ものすごい反動の寒さ」をイメージして身構えるか?・・・ネガティブ思考のKasayanは後者です。

 なお、向こう一週間で唯一(東日本で)平年を下回り、週間予報ではまとまった雨になることも予想されている週末の空模様・・・
 今日も最新のデータをチェックしておきました。

GSM週末190228
(図をクリックすると拡大します)

 詳細は図中の書き込みをお読みいただくとして・・・

 お出かけは土曜日がおススメ。
 北海道では局地的な雪?九州では夜から雨?が予想されますけどまずまずの天気。
 心配された北陸の雨や雪もなさそうですから、Kasayanも新潟に出かけたいと思います。

 一方、日曜日は・・・引き続きまとまった雨の予想。
 この時期としては強い暖湿気が流れ込む太平洋側では大気の状態も不安定・・・・
 落雷や突風等の激しい現象も想定しておきたいところです。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     



2、今日の空模様・・・冬の終わりは南岸低気圧による「雨」


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の長野市街地・・・

菅平190228

 夜明け前からシトシトの雨。
 見えていた志賀高原~菅平高原の2000m級の山々も、09時には雲の中に隠れてしまいました。

 最低気温はプラスの0.1℃(01時57分)。
 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190228

 衛星の水蒸気画像を見ると・・・太平洋岸、日本海沿岸、そして日本海上に偏西風強風帯が停滞。
 また、それぞれの強風帯に沿って悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷が日本の西を北東進中。

 このため、太平洋岸をいわゆる南岸低気圧が発達しながら北東進していて・・・
 低気圧や前線の降水域が日本海まで拡大し、広範囲でまとまった雨になっています。

 関東付近・・・先行する上空の浅い気圧の谷に対応して沿岸で発生した低気圧の雨雲は抜けようとしていますが、後続の雨雲がすぐ西側に接近。
 昨日は朝と午後?2回に分けて雨が降ると思われましたが、ほぼ連続して一日降り続けることになりそうです。

昨日18時から今日06時 全国レーダーと推計気象分布
全国レーダー06時まで190228
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 ※中部山岳(長野県)の標高の高い地域では湿った雪になっている所も。
  峠越えを予定している方は雪も想定しておいてくださいね。


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM28日190228
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)や偏西風強風帯(太い矢印)をごちゃごちゃと書き込んでいますけど・・・
 (以前にも書きましたが、無視した上空の気圧の谷の影響で恐い想いをしたので)

 空模様の骨格の本当の主役(背骨や骨盤?)は比較的シンプル。
 太平洋岸に停滞する偏西風強風帯(ピンク)と日本海に停滞する偏西風強風帯(濃い水色)に沿って、東北東進する一団の上空の気圧の谷。

 ようは上空の気圧の谷の悪天パワーによって西から下り坂・・・というだけ。
  (もちろん予報を作るなら天気変化のいタイミングや発達の程度等を詳細に検討しなくてはなりませんけど)

 このため地上では・・・下段の図・・・太平洋側に停滞する偏西風強風帯に沿って、南岸低気圧と先行する関東沿岸の低気圧が活発な降水域を伴いながら北東進し、夜には東海上に抜けることが予想されています。

 また、日本海に停滞する偏西風強風帯に対応して南岸低気圧の降水域が日本海にまで拡大。
 加えて、日本海上に低圧部や潜在的な前線(収束線)の降水域も発生。
 上空の気圧の谷が先行するため、低圧部の降水域は弱まりながら津軽海峡付近へと進むことが予想されています。

相当温位190228
(図をクリックすると拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 南岸の低気圧には、この時期としては強い暖湿気が台湾方面から流入。
 沿岸部の低気圧や前線付近から上空に滑りあがり雨雲を発生させ、日本海側にまで雨を降らせることに。

 また、低気圧や前線付近・・・太平洋沿岸付近では、山岳の風上斜面を暖湿気が駆け上がることになるので特に雨雲が発達しやすく、条件次第では落雷や突風を伴うことも想定されます。

 ※数日前、「台風2号(現熱帯低気圧)から流れ込む暖湿気によって」という解説を耳にしましたが・・・Kasayan的には、今回は南シナ海方面から延々やってくる暖湿気の影響?むしろ週末の雨に影響するのでは??と考えています。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190228
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 今日はアニメ中にコメントを書き込みませんでしたが、太平洋側中心・・・そして風の収束線中心にまとまった雨になり・・・
 西から回復に向かうものの、関東は夜遅くまで雨が残る・・・ということがひと目で分かります。

 そして明日・・・弱い冬型の気圧配置になって太平洋側中心に回復するわけですが・・・
 日本海を南下する収束線の弱い降水帯、そして東海付近に停滞する収束線の降水帯がどの程度影響するのか?が気になるところ。

 お近くの方は、今夜の天気予報でチェックしてください。


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)

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日本海側~北日本はまずまず。太平洋岸は虫食いの雨も?週末は大雨のおそれも??(190227)


・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
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・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


1、北半球上空の寒気と気圧配置の動向


 今日も最初は北半球上空の寒気と気圧配置の動向
北半球アニメ190227
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 昨日に引き続き・・・というより加速して??・・・北半球上空約5500m -42℃以下の寒気が縮小中。
 また、-30~36℃以下の寒気も少しずつやせ細ってきたよう見えます。

 地上の空模様の骨格といわれる上空約5500mの気圧配置や寒気・・・もはや春の骨格に?
 向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データをチェックしても・・・

週間気温グラフ190227

 高値安定で・・・ここ数日、計算値に変化が見られません。

 どうしてなんだろう?これからどうなるんだろう??
 もう一回エルニーニョ監視速報を開き、暖候期予報に目を通し・・・
 あれこれ考えはじめるとキリがないのでこの件はここまで。

 (関係しそうな論文を探すのもイイんですけど・・・・どうせ誰かが見つけ出してくるはずだから、その前に自分の考えをまとめておこう・・・なんて考えているから無駄に時間が過ぎてしまうんです  orz)

 続いて昨日に引き続き・・・目先気温のアップダウンが大きく、(寒気と暖気のせめぎあいによる)荒れ模様の天気が心配される週末の空模様の最新データをチェックしておきました。

GSM週末190227
(図をクリックすると拡大します)

 2日(土)の夕方までは、北日本中心に弱い冬型の気圧配置の影響(風が強く日本海側で弱い雪)が予想され、低温傾向で推移するものの、高気圧の晴天優勢。

 ただ土曜の夜から下り坂。
 低気圧や前線が発達しながら東シナ海を北東に進み始めるため九州で雨が降り出し・・・
 3日(日)は日本海と太平洋の二つの低気圧に挟まれ、西~東日本中心に荒れ模様の天気に。

 台風2号から変わった熱帯低気圧の暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)が低気圧の東側に流れ込んで大気の状態が不安定に。
 「計算値通りに推移するなら」暖湿気の入り口にあたる太平洋側の山岳風上斜面や風の収束線を中心に雷を伴った激しい雨になることが予想されています。

 この週末、新潟県沿岸に用事のあるKasayan・・・
 当然土曜日を予定しているわけですけど・・・気になるのは北日本中心に予想されている冬型の気圧配置の影響。
 「最悪の場合」海沿いは北西強風で雪チラチラ・・・次第に回復傾向のはずですけど・・・・
 自分のことになると、裏目裏目になるんですよね。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     



2、今日の空模様・・・晴天優勢も・・・やっぱり太平洋側には虫食いの雨


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝も新潟県境 信濃町 野尻湖畔からのブログ更新。

野尻湖畔190227

 昨夜、近所の野尻湖ナウマンゾウ博物館に出かけた帰り・・・空から白いモノがチラチラ。
 季節外れの2月の雨が続いていたのでとても新鮮に感じられたのですが・・・

 一夜明けて窓を開けると・・・・楽しみにしていた雪景色もなく、道路は舗装面が出たまま。
 まだ1m近く残っている積雪もくすんだ白。

 枯れ木を透かして見る黒姫山も灰色の空を映して灰色に見えました。

 最寄りの信濃町アメダスの最低気温は-5.5℃(06時14分)
 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190227

 大陸から高気圧が張り出しているものの・・・張り出し方が若干北寄り。
 このため晴天域が優勢ではあるものの・・・

 北海道付近は等圧線がやや混雑していて、西高東低 冬型の気圧配置のカタチ。
 東北以北の日本海側の所々に弱い降雪が観測されています。

 また、高気圧の勢力が届きにくい太平洋岸では、東海沿岸と九州西方に弱い気圧の谷(黄色の点線:低圧部:等圧線の高気圧側への湾曲域)が停滞し、弱い雨雲も観測されています。

 衛星の水蒸気画像を見ると・・・好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が日本海を東進中。
 このため冬型のカタチの北日本も含め、日本海側中心に高気圧の晴天優勢で推移しそうですが・・・

 残念ながら悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が東シナ海を東進中。
 西~東日本では、九州西方と東海沿岸に停滞する気圧の谷付近を中心に下り坂に向かうことが心配されます。

昨日19時から今日07時 全国レーダーと推計気象分布

全国レーダー07時まで090227
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM27日190227
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 北日本には、好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が接近・通過。
 冬の寒気も北上し、夜にかけて回復傾向で推移することが予想されますけど・・・

 西~東日本では・・・午前中、東日本を上空の気圧の尾根が通過するものの・・・
 偏西風強風帯(水色の矢印)が停滞し、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の浅い気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が断続的に東進。
 ジワジワと下り坂に向かうことが予想されています。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・・上空の気圧の尾根に対応し、日本海側~北日本中心に高気圧の晴天域に覆われるものの・・・

 西~東日本では、断続的に通過する上空の気圧の谷の影響で九州付近と東海付近の気圧の谷がジワジワと深まる模様。
 また、気圧の谷には南から暖湿気(赤色)が局地的に流入。
 風の収束線上に雨雲が発生し・・・沿岸中心に降水域が拡大することが予想されています。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190227
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 紫色は下層雲。

 今日のところは太平洋沿岸で晴天の虫食い・・・程度の局地的な雨で済みそうですけど・・・

 明日は前線の活発な降水帯が、九州付近の気圧の谷に発生した低気圧と一体化して太平洋岸を東北東進。
 また、東海沖の低圧部にも低気圧が発生し、発達しながら北東進。
 降水域は日本海側まで広がることが予想されています。

 ということは・・・明日は太平洋側中心にまとまった雨。
 関東付近は朝晩2回、雨が強まることになりそうです。


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  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

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晴れる所が多いけれど一応冬型 寒気も南下!いよいよ3月 週末の空模様は?(190226)


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 今日は新潟県境 信濃町 野尻湖畔からのブログ更新。

野尻湖25日190226
(写真をクリックすると拡大します)

 昨日の野尻湖周辺は・・・すでに例年の3月半ばの景色。
 軒先のツララも消え、道端に現れた火山灰質の黒い土壌からは湯気がゆらゆら。
 
 あと3日で気象の世界の冬も終わることになりますけど、今年は実際の空模様のほうが先行しているように感じられます。

1、北半球上空の寒気と気圧配置の動向


 いつものように、まずは北半球上空の寒気と気圧配置の動向から。
北半球アニメ190226
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 今日はデザインをちょっと変えて、昨夜21時まで一週間(7日間)の天気図をアニメ化。

 この一週間・・・少しずつ縮小していた-42℃以下の寒気ですが・・・
 昨夜はいきなり、極東・北極海・北米大陸、3か所の寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)に分裂するとともに、急速に縮小し始めました。

 この状況・・・各国のモデル(スパコンの計算値)で予想されていたとはいえ、いざ縮小が始まってみると「ちょっと急すぎじゃないか??」と言いたくなります。

 例によって向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データをチェックしても・・・

週間気温グラフ190226
 
 昨日に引き続き、東~北日本でアップダウンが大きいものの全体的に高値安定?の予想。
 (5日頃にカックンと気温が下がることが気になりますけど、まだ眉唾・・・)

 季節を分ける前線帯(雪を降らせない南岸低気圧が通過)の南側に位置する南西諸島はすでに春。
 前線帯付近に位置する西日本は、ほぼ春先?
 高温寄りに気温のアップダウンを繰り返す東日本は、晩冬と春を行ったり来たり。
 平年を大きく上回る北海道はすでに晩冬・・・といった感じがします。
 (異論はあるでしょうけど)

 月末とはいえまだ2月・・・はたして反動の低温はあるんでしょうか??

 今日は目先一時的な低温が予想されている週末・・・3月冒頭の空模様をチェックしておきました。
 (実はKasayan・・・久々に日本海に出かける予定があるので、自家用チェック)

GSM週末3日間190226
(図をクリックすると拡大します)

 この時期、気温がアップダウンするときは天気の急変・・・それも少々激しい変化があると推測できるわけですけど(寒気と暖気のせめぎあい)・・・

 この週末も小刻みでちょっと激しい天気変化が予想されています。
 (詳細は図中の書き込みをお読みください)

 もちろんブレ幅ありあり・・・
 週間予報の天気マークだけではわからない具体的な空模様をイメージするための参考資料として使ってくださいね。

 【おまけ】

 1月31日から2月24日までの北半球上空の寒気の様子をアニメ化。



 ※2月に入ってから冬の上空寒気(薄青:-30℃以下)は、一度も西日本に南下していない。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     



2、今日の空模様・・・一応冬型 寒気も南下・・・でも北日本限定?


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の新潟県境 信濃町 野尻湖畔・・・

野尻湖畔190226

 どんよりとした・・・という表現がピッタリの曇り空。
 木々を透かして見える黒姫山や妙高山は、概ね標高約1500m以上が雲に隠れています。

 もっとも信濃町アメダスの最低気温は-0.1℃(07時21分)。
 かろうじて氷点下を保っているという状態。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190226


 昨日、太平洋側の地域に晴天・曇天・にわか雨の変わりやすい天気をもたらした低気圧や前線は東海上へ。
 気圧配置は何となく?(東~北日本中心の)西高東低 冬型になっているようですが、日本海側に雪雲?雨雲?は観測されていません。

 衛星の水蒸気画像を見ると・・・冬の寒気や悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が接近中。

 ということは、冬型の気圧配置の影響が出始めるのはこれから??
(週間の気温傾向でチェックしたように)東~北日本中心に一時的に平年を下回る低温になるんでしょうか?

昨日18時から今日06時 全国レーダーと推計気象分布

全国レーダー06時まで190226
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

昨日19時から今日07時 中部レーダーと推計気象分布

中部レーダー07時まで190226
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 ※目を凝らさないとわからないほど弱い潜在的な前線帯の雨雲が関東を南下。
  太平洋に抜けるタイミングで鹿島灘沿岸に弱い雨を降らせている模様。
  GSMにもMSMにも降水の予想はないけれど、疑いの目で相当温位図を見ておきたい。


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM26日190226
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 今夜にかけて北日本を、-30~40℃以下の真冬の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が通過。
 北日本は下り坂に向かうとともに大気の状態も不安定に。
 冬型の気圧配置の骨格が完成し、雪雲が空高く発達しやすい状態になると思われます。

 また、西~東日本では比較的波長の長い(緩やかな)上空の気圧の谷が通過。
 もっとも上空の気圧の谷は比較的早めに東海上に抜け、代わって好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラを持った)上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が接近してくることが予想されています。

 このため地上では・・・下段の図・・・午前中、上空の気圧の谷に対応して九州西岸や関東沿岸には気圧の谷(黄色の点線:低圧部:等圧線の高気圧側への湾曲域)が停滞。
 これらの気圧の谷を中心に曇が広がりやすく、局地的ににわか雨と思われる弱い降水域も予想されていますけど・・・

 上空の気圧の尾根に対応する高気圧の晴天域が夜にかけて西から拡大。
 西日本と東日本の太平洋側では、まずまずの空模様で推移すると思われます。

 一方、強い寒気を伴う上空の気圧の谷が通過する北日本・・・
 夜にかけて等圧線が混雑して北東風が強まり、平地で雪の目安=-6℃以下の寒気が北陸まで南下。

 加えて、上空の気圧の谷前面の日本海では、風の収束線(黄色の点線)によって形成される降水(雪)帯が活発化しながら南東進。
 降水(雪)帯が上陸する夕方以降、北陸以北の日本海側中心に降雪の可能性が示唆されています。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ190226
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 詳細はアニメ中の書き込みをお読みいただくとして・・・

 西~東日本の気圧の谷の降水?・・・
 冬型の気圧配置に伴う日本海側の降雪・・・
 いずれも局地的・一時的なもので済むことが予想されています。

 ちなみに・・・日本海側の降雪は「この冬」最後の雪??
 3月に入っても雪が降る可能性はありますけど・・・「春」の雪・・・なんですよね・・・


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
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 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html


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晴天優勢も日本海・太平洋 沿岸では虫食いの雨や雪??(190225)


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・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


 「2月の台風としては最強」なんて言われている台風2号・・・

 日本には「直接の影響はないと思われます」と解説されているけれど、「間接的な影響はあるの?」なんてことをアレコレ考えていたらブログの更新時間が・・・
 (間接的な影響・・・大雨の可能性は有るかもしれないし、無いかもしれないし・・・)

 今日はいつもと異なる図が登場しますが、基本的にはいつもご紹介している図と同じ。
 図中のコメントが少なめだったりもしますけど、昨日までの記事を参考にご覧いただければ幸いです。


1、北半球上空の寒気と気圧配置の動向


 まずは、北半球上空の寒気と気圧配置の動向から。
北半球アニメ190225
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 日本の北東側に-42℃以下の寒気を伴う寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が停滞。
 また、北極海のも-42℃以下の寒気を伴う寒冷渦が停滞。

 そして日本の西・・・大陸では偏西風が北に蛇行し、不輸の寒気が枯渇した状態。
 昨日、沿海州方面に-36℃以下の寒気が南下し始めたものの、この一週間、状況は大きく変化していません。

 向こう一週間の気温傾向(平年差)も・・・・

週間気温グラフ190225

 東~北日本でアップダウンが大きいものの、全体的に高値安定。
 高温傾向の継続が予想され続けています。

 この原因は???
 昨年(2018年)一昨年(2017年)、そして今年(2019年)の、いずれも2月24日21時の実況天気図を比較してみました。

北半球寒気3年分比較190225
(図をクリックすると拡大します)

 今年は寒気の量が露骨に少ないのかな?と思いきや、ひと目で違いが分かるほどではありません。
 
 ヨーロッパ方面に流出する寒気が弱すぎる??ようにも見えますが・・・
 ご存知のように、日々変化する寒気の様子を一日だけ切り取って比較しても無意味です。

 ・・・・アホな頭であれこれ考えても時間の無駄なので、この件についてはここまで・・・

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2、今日の空模様・・・晴れマーク優勢でも、日本海・太平洋沿岸では・・・??


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の長野市街地・・・

菅平190225

 日の出直後は青空も見えていましたが、すぐに高層雲が広がって高曇りの空。
 影ができるだけの日差しは届いています。

北アルプス190225

 高曇りなので北アルプスはハッキリ。
 冬の雷鳥と同様、まだまだ冬の白さを保っています。

 最低気温は-1.6℃(06時21分)。
 写真撮影のため外に出ても真冬の寒さではありません。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況190225

 高気圧が東海上に抜け、日本付近は気圧の谷・・・と言うよりは、東海上の高気圧と大陸の高気圧が高圧部で繋がっている気圧の尾根の状態。

 このため、南の気圧の谷(沢筋?)に位置する西~東日本の太平洋岸には低気圧や前線が停滞。
 沿岸ギリギリに雨雲が観測されています。

 また、北の気圧の谷(沢筋?)に位置する日本海北部~北海道を地上の気圧の谷が南東進中。
 目立った雨・雪雲は観測されていませんが、レーダー画像を良ーく見ると北海道付近にシャープな雨雲が観測されています(下のアニメも参照のこと)。

 衛星の水蒸気画像を見ると・・・悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が西から接近中。
 どうやら空模様の骨格は下り坂のようです。

昨日18時から今日06時 全国レーダーと推計気象分布

全国レーダー190225
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 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)から作成された専門の天気図を使って詳しくチェックしておきましょう。

502 190225
(図をクリックすると拡大します)

 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置と渦度(低気圧の発生し易さ)。
 下段の図は、普通の天気図と同じ地上気圧と12時間降水量、そして地上風。

 実況でチェックした上空の気圧の谷が、複数の偏西風強風帯に沿ってゆっくりと南東進。
 今夜、足並み(位相)がイマヒトツ揃わないまま日本付近を通過することが予想されています。

 このため地上では、北日本を気圧の谷と南西風の収束線が南東進(黄色の点線)。
 また、太平洋岸を低気圧と前線の降水帯が北東進。

 大崩れはないものの・・・北日本は収束線通過時に、西~東日本は太平洋沿岸付近で海上の降水域が北上するとき、いずれも一時的に通り雨(北海道や高地ではにわか雪?)が予想されています。

 続いて、GSMモデルが予想する上空の寒気の様子

5782190225
(図をクリックすると拡大します)

 上段の図は、地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置と同じ高さの寒気の様子。
 下段の図は、地形の影響や日変化を受けにくい地上付近の寒気の様子。

 -30℃以下の上空の寒気の南下は北海道まで。
 平地で雪の目安=-6℃以下の地上付近の寒気の南下は東北北部まで。

 今日予想されている降水域のほとんどが雨で推移する模様。

 また、地上付近の寒気は南下傾向ですけど、高い山で雪の目安=0℃以下の寒気は日本海沿岸までしか南下しませんから、少なくとも今日いっぱいは比較的暖かいまま推移すると思われます。

 続いて、先の図に寒気の様子を重ね合わせた

502+気温190225
(図をクリックすると拡大します)

 さらに寒気の図に体感的に曇りと感じられるエリア等を重ね合わせた図

5782+雲190225
(図をクリックすると拡大します)

 いずれもご参考まで。

 専門の天気図は記事最後のリンク先から無料で入手できますから、興味のある方は原図、最新の図をご覧ください。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

190225全国流線アニメ
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 専門の天気図では不明瞭でしたが・・・
 日本海を南下する南西風収束線のシャープな降水帯がハッキリと分かります。

 また、太平洋沿岸の低気圧と前線の降水帯・・・
 かなり局地的、一時的な影響になるようです。

 ザックリまとめれば、日本海側も太平洋側も雨や雪の可能性は局地的かつ一時的。
 気圧の尾根のおかげで、多くの地域は大崩れすることはなさそうです。
 (関東が崩れそうなので、全国の天気予報の論調は???ですけど)

 ただ、明日朝にかけて-6℃以下の寒気が上陸・・・さらに南下。
 週間の気温グラフでご覧いただいたように、明日は東~北日本中心に平年を下回る寒さになる模様(一時的ですけど)。


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
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 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
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高気圧の晴天ベースも太平洋岸では虫食いの雨も(190224)


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1、北半球上空の寒気と気圧配置の動向


 まずは、北半球上空の寒気と気圧配置の動向から。
北半球アニメ190224
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 -42℃以下の寒気の多くは北極海上空に引きこもったまま。
 日本の北の寒冷渦も北海道にチョッカイを出すだけ。

 2月後半の日本付近・・・冬らしい寒気不在のまま3月を迎えてしまうんでしょうか?
 週間予報の作成資料を使って、明後日から6日間の極東付近の上空の気圧配置と寒気の様子をチェックしておきました。

週間高層天気図190224
(図をクリックすると拡大します)

 日本の北には、引き続き寒冷渦(低マーク:寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が停滞するものの・・・
 その位置はカムチャッカ半島付近で、北海道より若干東側。

 一方、大陸では偏西風が大きく北に蛇行し、暖気が北上しやすい状態が継続。

 日本付近は両者の中間・・・北海道には(それなりに)寒気が流れ込むものの、西~東日本は暖気が北上しやすい傾向が予想されていて・・・

 期間の後半にかけては(地形や日変化の小さな)上空約1500mにも西から暖気が流入。
 西日本では20℃越え・・・春の爛漫??の陽気になる気配さえ伺えます。

 向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データをチェックしても・・・

週間気温190224

 気温がアップダウンしやすい東~北日本でも、気温高めでアップダウン。
 西日本ではひな祭りにかけて右肩上がりで暖かくなることが予想されています。

 この状態・・・まだ追いかけ続けるべきなのか???
 (一昨年、昨年とも4月まで追いかけましたが)少々悩み始めたKasayanです。

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2、今日の空模様・・・高気圧の晴天優勢も・・・太平洋側では虫食いの雨も?


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝の長野市街地・・・

菅平190224

 北の空は比較的濃い青空ですが、南の空は白っぽい青空。
 湿り気の多い春の空気が北上している??なんてイメージしやすい空模様。

北アルプス190224

 ただ、北アルプス方面の空気は比較的乾いているようです。

 最低気温は-1.6℃(06時10分)。
 そんな今朝の実況ですが・・・・

実況190224

 衛星の水蒸気画像を見ると・・・

 好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が、やや北寄りに東~北日本を東進中。

 一方西~東日本では、太平洋側岸に偏西風強風帯(水色の矢印)が停滞し、東シナ海から悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が接近していることがわかります。

 このためやや北寄り・・・日本海を移動性の高気圧が東進中。
 東~北日本では概ね晴れているようですが・・・・

 高気圧の南縁や後面にあたる東シナ海や東海沖には、気圧の谷(低圧部:等圧線の高気圧側への湾曲域)が停滞し、太平洋の暖かく湿った南東風が流入。

 東シナ海では潜在的な前線の降水帯が活発化・・・・
 東海沿岸では風の収束線に沿った降水帯が発生し、一部が陸地にかかっているようです。

昨日19時から今日07時 全国レーダーと推計気象分布

全国レーダー07時まで090224
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 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは、今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM24日190224
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)は東海上に抜けるものの偏西風は緩やかに北に蛇行。
 寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が接近する北海道付近は下り坂に向かうものの、日本海側の地域や東北はまずまずの空模様で推移すると思われます。

 一方、西~東日本の太平洋側には偏西風強風帯(水色の矢印)が停滞。
 上空の浅い気圧の谷(正渦度極大値)が断続的に通過するとともに、夜にかけてそこそこ深い上空の気圧の谷の通過が予想されています。

 このため太平洋側の空模様・・・大崩れはないものの、上空の気圧の谷が通過するタイミングで一時的?局地的?に崩れることが心配されます。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・上空の気圧の尾根の影響が続く西~東日本の日本海側そして東北中心に高気圧の晴天域が優勢。

 また、寒気を伴う上空の気圧の谷が接近する北海道も、強風や高波そして西岸の夕方以降の崩れを除いてまずまずの空模様で推移することが予想されています。

 一方、偏西風強風帯が停滞する太平洋沿岸・・・九州の南海上や東海沿岸には気圧の谷(低圧部)が停滞。

 暖かく湿った南東風が吹き込むことで、潜在的な前線や収束線上に降水帯が発生。
 上空の気圧の谷が通過するタイミングで活発化することが予想されています。

相当温位190224
(図をクリックすると拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 先島諸島付近に強い暖湿気が流れ込んで潜在的な前線が停滞。
 また、九州の南海上や東海沿岸の気圧の谷に暖湿気が流れ込む様子がわかります。

 ここで注意したいのが、九州北部や東海付近に流れ込む弱い暖湿気。
 日本海から吹き込む比較的乾いた風と収束(黄色の点線)して、(かなりの内陸部でも)思わぬにわか雨をもたらすかもしれません。
 
 モデルの降水域が不明瞭で予報にも反映されていませんが、「想定外をなくす」「予報が(ハ)ズレた場合の空模様をイメージしておく」必要があるならば、頭の片隅に入れておいてくださいね。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


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 詳細はアニメ中の書き込みをお読みいただくとして・・・

 特に東海付近の降水域・・・今夜にはかなり内陸まで侵入することが予想されています。
 これをどの程度予報に反映すべきかが悩みどころで、マークには反映しにくい状況。

 降り出しのタイミングも少々微妙ですから、少なくとも東海各県や長野県南部付近の方は、文字の予報をチェックするとともに、予報のブレ幅が大きいと考えておくことをおススメします。


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プロフィール

Kasayan

大昔、気象会社や東京の放送局で天気予報番組を作っていたこともありますが今は故郷長野で2回目の日本一周を夢見るただのヨット好き。山岳ガイドのタマゴたちと気象の勉強中。最近多くの時間を野尻湖畔の山小屋で過ごしています。

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