明日(16日)は早朝に出かけるので・・・ノートPCとテザリングでブログの更新はしますけど・・・内容と更新時間はどうなることやら??
 あらかじめお断りしておきます。

菅平130815

 今朝も長野市は水蒸気の白いベールに覆われて、目の前の菅平高原さえ見ることができません。
 
 ただ、目と鼻の先の菅平高原の最低気温は・・・

最低気温ランキング130815

 昨日の全国3位からトップに躍り出て、今朝は日本で最も涼しい朝になっています。

菅平アメダス130815

 熱帯夜続きの地域の方からすると菅平は日本のチベット高原??なんて思われるかもしれませんが・・・菅平アメダスは中学校のグランド脇というごく自然な景色の中に設置されています(昨年10月Kasayan撮影)。
 長野県の小中学校は盆が終わった後、18日~20日頃に夏休みが終わってしまうんですけど、この学校の生徒・・・全国でもっとも環境に恵まれた子供たちかもしれませんね(冬は全国一の寒さを記録することもありますけど)。

 さて、そんな今朝の実況ですが・・・

実況130815

 鯨の尾型の太平洋高気圧・・・尾だけがちぎれて九州付近に停滞
 そしてオホーツク海高気圧の尾っぽ?が関東付近に延びていることがわかります。

 でも、オホーツク海高気圧?・・・といえば涼しい高気圧。
 その割には、ちっとも涼しくないじゃん!!と思われるかもしれませんけど・・・さすがにこの季節ですから、そう簡単に涼しくはなりませんけど・・・今朝の関東付近、熱が溜まる都心部以外は広範囲で熱帯夜から解放されていたので・・・ほんの少しは楽になったんじゃありませんか???

 ただ、この高気圧の尾っぽ・・・上空の太平洋高気圧のボディープレスを受けていますから、次第に太平洋高気圧の性質に変化してくる可能性大。
 そして高気圧の西の端・・・東海付近では南寄りの風が吹き込み始めますから、太平洋の暖かく湿った空気が運び込まれて大気の状態が不安定に・・・今日は東日本付近でも広範囲で雷雨の発生が予想されます。

 太平洋高気圧が弱まる傾向とはいえ、ジリジリの暑さがムシムシの暑さに・・・そして雷雨発生の可能性が高くなるだけで、状況はなかなか好転しないよう模様。
 これからの空模様のチェック・・・まずは普通の天気図を使って、明日夜までの気圧配置の変化と空模様の関係を、大ざっぱに把握することから始めましょう。

予想図アニメ130815
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)
 
 九州付近に取り残された鯨の尾型の太平洋高気圧の尾っぽ・・・次第に小さくなって、明日にはオホーツク海高気圧から延びてきた高気圧(高圧部)に取って代わられてしまいます。
 したがって、全国的に狂ったような猛暑日から普通の猛暑日に変化してきますけど(どっちにしろ猛暑)・・・そのかわり、高気圧の西側を回り込むように南西風が強まってきます。

 この南西風・・・太平洋の暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)を運び込みますから・・・昨日よりは今日、今日よりは明日と、大気の状態が不安定に
 広範囲で雷雨の可能性が高まってきます。

 また、暖湿気の流れ込みに加えて、東~北日本には上空の寒気が流れ込み続けるので・・・大気の状態はますます不安定に。
 盆休みの終わりは全国的に落雷・突風・短時間の強い雨に注意・・・ということになりそうですね。


 では、このようなストーリーを専門の天気図で詳しく。

500図130815

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・日本付近が上空の太平洋高気圧に覆われ続けることには変わりありませんけど、その中心部分がゆっくりと東進中
 今日は近畿付近から東海付近へとその位置が変化してきます。

 このため・・・下段の図・・・涼しいはずのオホーツク海高気圧の尾っぽが関東付近に掛ると言っても暑いことに変わりなし。
 上空から乾燥した熱風が吹き下ろし続けることになります。

 そして、オホーツク海高気圧の尾っぽの高圧部西側縁辺の南西風が優勢になって・・・暖湿気=雨の原料を北海道まで運び込むので・・・関東付近にも、ここ数日で最も大きな降水域(青の点線内)が計算されています。

 また・・・再び上段の図・・・今日日中、悪天パワー(低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷が北海道を通過(明日朝深い谷がもう一本通過)。
 下段の図・・・北海道では日本海を北上する暖湿気と、オホーツク海高気圧から流れ込む冷気ぶつかって雨雲が発生・・・さらに上空の気圧の谷の悪天パワーによって雨雲が発達して、道北を中心に雨の降りやすい状態が続くことが予想されています。


 ということで・・・猛暑とはいえ、全国的ににわか雨の降りやすい状態といえそうですが、その雨の原料=暖湿気の流れ込みの様子(地形の影響を受けにくい上空約1500m)もチェックしておきましょう。

相当温位130815

 気温の低い午前中は、高気圧の縁辺を回るように日本海側から弱い暖湿気が流れ込むカタチになっていますけど、午後からはオホーツク海高気圧の尾っぽを回り込むように西~東日本に南から暖湿気が流れ込むことが計算されています。

 ただ・・・日本海沿岸に比較的乾燥した空気が流れ込んでいるようなので・・・雷雲の発生に最も寄与する地上付近の暖湿気の流れ込みがどうなっているのか?イマイチわかりません。

相当温位立体130815

 そこで・・・地上から上空まで、強い暖湿気の流れを立体的に作図したものがこれ。
 
 日本海を北海道に向かう流れ、そして山陰から北陸を指向する流れ、さらに太平洋高気圧の尾っぽの高気圧を九州方面に回り込む流れと、オホーツク海高気圧の尾っぽから東海付近へと向かう流れがあって、ほぼ全国的に強い暖湿気が流れ込むことがわかります。

 結局、条件次第でどこでも雷雲が発生してもおかしくない状態が整ってくるようですね。

 そこでそんな条件の一つ・・・大気の状態を不安定にする上空の寒気や、地上付近の強い暖気の様子にも目を通しておきましょう。

500気温130815

 上段の図・・・空模様の骨格と同じ上空約5800mの気温分布ですが・・・-6℃以下のそこそこの寒気が今夜にかけて東北以北を覆う模様(気温の数字を書き込み忘れちゃいましたけど、わかりますよね?)。
 このため、暖湿気の終着駅にあたる北日本でも、上空の寒気の手伝いによって雷雲が活発化する可能性があります。

 また、地上付近上空約1500m)の気温は・・・下段の図・・・一昨日までの異常な猛暑日をもたらした21℃以上の暖気は日本海を北上するものの、道南付近まで強い日射次第で猛暑日をもたらす18℃以上の暖気に覆われます。
 この高温も、山岳などの温まりやすい地形と関連して大気の状態を不安定にするので・・・これまた雷雲を活発化させることになります。

 以上のように、暖湿気の流れ込みと上空の寒気、そして地上付近の強い暖気と、全国的に雷雨の条件がととのってくるようですが・・・

SSI130815

 SSIという大気の安定度の指数を見ても、条件が整う場所がオレンジ色になっていることがわかりますよね。


 そして、さらなる条件の一つ・・・上昇気流を発生させて背の高い雷雲を形成する手助けをする風の収束線に着目しながら、MSMシミュレーションで、今日の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ130815

 紫色は下層雲(最終は22時)。

 15時のデータに書きこんだ収束線付近で雷雲が活発化すると思われますが・・・ちょっと分かりにくいので・・・

中部流線130815

西日本流線130815

 16時のデータに書き込みしておきました。

 あくまで雷雲が活発化する場所の「傾向」ですから、安全マージンや地形の影響もキチンと考慮された府県天気予報で、最寄りの地域の空模様のイメージ・・・しっかりと固めておいてくださいね。

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2


 なお、昨日に引き続き、台風12号になるかもしれない??南海上の低気圧の行く末ですが・・・

2013年台風12号予測130815

 昨日の計算値とはやや異なり、アメリカのGFSモデルが日本のGSMモデルに近づいて・・・少なくとも20日前後に先島諸島付近に影響がありそう・・・ということだけは分かってきました。

 その後の進路についてはまだまだ不確定
 ただ、福岡に停泊中で、五島列島方面への航海を予定しているKasayanのヨット仲間には、万が一東シナ海を北上してきても(長崎方面のマリーナに避難する等)十分に対処できるだけの航海計画を立てておくこと・・・という連絡をしておきました。
 ヨットの足は遅いので、台風の急な北上はとても怖いんです・・・・

 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

航海のための天気予報利用学バナー121212

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