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 また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
 それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??










 ゴールデンウィークが始まりましたが・・・Kasayanはいつものように金曜日のバタバタ。
 コメントが少なくなるかもしれませんが・・・なんとか頑張ってみることにします。


 ところで、大型連休開始早々、今日北海道では雪(吹雪も)、本州の高い山でも雪・・・なんて伝えられています。
 そんな冬に逆戻りしたような今日の空模様は後で詳しくチェックするとして・・・

 明日以降の空模様・・・10連休の方のために8日(日)まで
 気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、ザックリとチェックしておきました。

 まず目先・・・明日30日(土)の空模様

GSM30日160429

 北海道は降雪は弱まるものの、引き続き道東中心に等圧線が混雑
 北寄りの強い風と高波が続くと思われます。

 一方、西~東日本は、高気圧の晴天域優勢
 高気圧西側から暖気が流れ込み始め、厳しい寒の戻りも解消に向かうと思われますが・・・

 冬型の気圧配置がゆるむタイミングのお約束・・・放射冷却が強まって、朝は遅霜が心配されます。
 暖冬傾向で生育が進んでいる農作物への影響が気になるところ。

 そしてもう一つ気になるのが・・・日本海を南東進する小低気圧(低圧部のままかも?)。
 上空に寒気(-24℃前後)を伴っていて、地上付近には高気圧の西側から暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)が流れ込んでくることも予想されていますから・・・小低気圧の周辺では大気の状態が不安定になることが予想されます。
 
 続いて、小低気圧の影響が気になる明後日5月1日(日)の空模様

GSM1日160429

 小低気圧は上空に寒気を伴ったまま新潟県付近に上陸する模様。
 北陸~東北南部~関東甲信北部に降水域が予想されていますが・・・
 この降水域・・・単なるにわか雨をもたらす雲ならいいんですけど・・・条件次第では雷雲になることも考えられます。

 そして雷雲になった場合、影響が心配されるのが、春山登山や春スキーシーズンの中部山岳地帯
 30日にいったん回復した後の天気の急変ですから、気象遭難が発生しやすいパターン
 このブログでは連日お伝えしてきましたけど、例年遭難が発生する大型連休・・・今年こそは遭難ゼロになって欲しいと思います。

 では・・・続いて8日(日)までの空模様をまとめてご紹介。

GSMGW7コマ160429

 昨日の記事でご紹介したものとほぼ同様。

 2日(月)~4日(みどりの日)にかけては、引き続き深い気圧の谷(発達した低気圧や前線)が通過することが予想されています。
 これだけ大々的な崩れについては、ラジオを聞きながら天気図を書くだけでも簡単に予想できるはずですから、山岳遭難の心配はないと思いますけど・・・行楽にはあいにくの空模様
 ただ、降っている時間帯は3日間のうち1日弱?ですから、夜に降るなら行楽への影響は小さめ
 降り出しのタイミングと止むタイミングをコマメにチェックして行楽を楽しんでくださいね。

 そして・・・6日以降前線が通過する模様。
 これも一時的な雨で済むかも???・・・といった感じですから、降るタイミングがいつになるのか?週間予報に注目していただきたいと思います。

 なお、向こう一週間の気温の傾向(平年差)

週間気温グラフ160429

 強い寒の戻りは1日(日)まで
 2日(月)以降は、平年を上回り、初夏の陽気になる所があるかもしれません。

 今度は紫外線や熱中症に注意!!・・・ですね。
 
      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)
 

 では、ここから今日、昭和の日の空模様

菅平160429

 長野市の雨は上がって乾いた青空が広がってきました。

北アルプス160429

 北アルプス南部・・・いわゆる表銀座の山々もハッキリ。

 最低気温は8.2℃(06時13分)で、平年並みかやや高めになっています。
 これから北風とともに寒気が南下し、気温の上昇が鈍化すると思われますが・・・

 そんな今朝の実況

実況160429

 昨日の雨を降らせた低気圧は、発達しながら三陸沖へ
 日本付近は西高東低 冬型の気圧配置になっています。

 また、低気圧の西側からは北風に乗って寒気が南下中
 西日本から寒気が流れ込み始めていますが、北海道ではすでに道東中心に降雪が優勢
 積雪になったり、吹雪いている所もあるようです。

 衛星の水蒸気画像を見ると・・・北日本には、大陸の寒気を運ぶ偏西風強風帯(水色の矢印)に沿って、悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を伴った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が接近中
 また、西日本でも上空の気圧の谷東進中
 
 これから冬型の気圧配置が完成し・・・厳しい寒の戻りがピークを迎えると思われますが・・・

 今日これからの空模様・・・こちらも気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、詳しくチェックしていきましょう。

GSM29日160429
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・昨日の悪天をもたらした上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)は東海上に抜けましたが・・・
 後続の上空の気圧の谷が、-20℃~-30℃以下の晩冬の寒気を伴って接近・通過
 北日本には、雪雲を空高く発達させる-30℃以下の(この時期としてはかなり強い)寒気が流れ込むことがわかります。
 したがって、これからが冬型の気圧配置のピーク

 このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・低気圧さらに発達しながら北海道の東を北東進し・・・西高東低 冬型の気圧配置が強まり・・・
 東~北日本中心北寄りの風が強まって、寒気が南下
 高い山で雪を降らせるチカラを持った(地形の影響を受けにくい上空約1500m0℃以下の寒気が・・・午前中は西日本・・・午後は東日本に流れ込んでくることが予想されています。

 したがって、冬型のお約束・・・日本海側の脊梁山脈中心に予想されている降水域は・・・非常に冷たい横殴りの雨に。
 北アルプスや志賀高原をはじめ、標高の高い山では雪になることが予想されます。

 そして-5℃以下の寒気が南下する北海道では雪主体に。

 春山登山シーズンですけど・・・山は間違いなく冬・・・ですよね!


 それでは以上のチェックポイントを確認しながら、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ160429
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 日本海側の降水(雪)は、次第に弱まりながらも今夜にかけて続く模様。

 一方北海道では、今夜以降平地で雪を降らせるチカラを持った-6℃以下の寒気の南下が強まり、広範囲で吹雪いてくると思われます。

 北アルプス北部や立山方面、谷川岳方面・・・入山している方の様子が気になります。
 また、雪や雨の影響が少ない八ヶ岳や中央アルプス、南アルプスも風が強め。
 一時的には耐風姿勢が求められるような突風も心配されますが・・・遭難が無いことを祈ります
 
短期予報解説資料160429

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

拡大GSM160429
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

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