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 また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
 それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??









 
 1、北半球上空の寒気の動向・・・次の寒気は目と鼻の先!

 (1)北半球上空の寒気と気圧配置・・・日中は一時的に暖気流入!

 いつものように、最初は寒波の全体像・・・北半球上空の寒気の様子から。
北半球上空の寒気アニメ170217
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 日本付近は等高度線(等圧線と同じ)が北に蛇行し、暖気の流入エリア。
 西日本の太平洋沿岸を中心に暖かい朝を迎えているようですけど・・・

 大陸には-42℃以下の次の寒気が控えていて、今夜遅くには北日本方面に南下してくることが予想されています。
 このため、週末は再び寒くなることに。


 2、週末と来週の空模様・・・天気と気温、日替わりに!!
 
 ということで・・・金曜日恒例の週末と来週の空模様。
 気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってチェックしておきました。

 (1)週末の空模様・・・土曜夜をピークに冬型へ

 まずは明日土曜日の空模様から。

GSM18日170217

 寒冷前線が太平洋上まで南下し、サハリンの東で低気圧が猛烈に発達。
 また、北日本上空には大雪の目安になる(上空約5500m)-35℃以下の寒気が流入。
 北陸以北では等圧線が混雑して北西風が強まり、東~北日本中心の西高東低 冬型の気圧配置になることが予想されています。

 平地で雪の目安になる(上空約1500m)-5℃以下の寒気は西日本の太平洋側まで南下。
 降水域は概ね雪になると思われます。

 また、夜にかけて-35℃以下の寒気が日本海を南下。
 JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)と呼ばれる北西風の収束線に伴う降雪帯(黄色の点線)が山陰~北陸付近で顕在化。
 夜をピークに山陰東部~北陸にかけて降雪が強まることが予想されています。

 続いて日曜日。

GSM19日170217

 -35℃以下の上空寒気は、早くも東海上へ。
 西から高気圧が移動してくるため、冬型の気圧配置は西から緩み始めることが分かります。

 夜になると高気圧の西側から暖気が流入。
 九州方面から急速に寒気が抜け始めることが予想されています。

 ということで、この週末は土曜日の夜がピークの冬型の気圧配置。
 天気予報でご存じのように、今日の暖かさから一転、再び寒くなって日本海側では雪が降る模様。
 気温のアップダウンに新たな降雪・・・ということで・・・つきなみですけど、なだれの危険性が高まりそうです。

 (2)来週の空模様・・・天気も気温も日替わりに!

 では、月曜日以降の空模様。

GSM来週170217
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 画像が小さいので拡大して(図をクリック)してご覧いただきたいと思いますが・・・

 月曜日と木曜日に、日本海を低気圧が発達しながら北東進。
 今日と同様(雨・気温上昇)の空模様が2回予想されていて・・・
 
 火曜日と金曜日?に西高東低 冬型の気圧配置になることが予想されています。

 ということは、来週中、広範囲で晴れそうなのは水曜日だけ。
 天気だけでなく気温に関しても日替わりの空模様になると思われます。

 降るモノも、広範囲で雨と雪が交互に訪れそうですから、なだれ・落雪の危険はもとより、(降水量に融雪の水が加わって)土砂災害の危険性も高まる模様。

週間気温グラフ170217

 これは向こう一週間の気温の傾向(平年差)の最新データ。

 最新の予想が発表されるたびに、東日本中心に気温のアップダウンが大きくなる傾向。
 体調にも厳しい天気変化になりそうですね?

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)
 

 3、今日の空模様・・・日中は穏やかな春の陽気

 それでは、ここから今日の空模様。

 (1)予報のスタートライン・・・今朝の実況

 Kasayanの住む長野市・・・

菅平170217

 夜明けまではほぼ快晴でしたが、08時過ぎには南西方向から雲に覆われ始めました。
 (暖湿気=雨の原料の流入により雲が拡大する様子をタイムラプス撮影したので、記事最後に後で掲載する予定です)

 最低気温は-2.7℃で、平年を1℃ほど上回った程度。
 ただ、同じ長野県でも・・・

アメダス07時170217

 御嶽山や乗鞍岳、中央アルプス、美ヶ原・霧ヶ峰高原の風下(下降流域)に位置する中部では、局地的に5℃を上回る暖かさになっています。

 また、関東南部でも東京湾付近に形成された南西風と北寄りの風の収束線を境に、気温差は15℃以上。
 (ウィンドプロファイラ06時 関東南岸の強風帯に関係?)

 非常に気温差のある空模様・・・そんな今朝の実況ですが・・・

実況170217

 昨日に引き続き、高気圧西側から暖気が流れ込みやすい南高北低の気圧配置。

 ただ、昨日より低気圧が発達していて、寒冷前線も日本海を南下中。
 日本付近は等圧線が混雑していて、暖かい南西風が強まりやすい状態です。
 (低気圧はすでにオホーツク海。日本海に低気圧は無い。春一番の発表はあるんだろうか??)

 このため強まり始めた南西風が吹き込んでいる地域では急速に気温が上昇中。
 山岳風下側ではフェーン現象が発生し始めていると思われます。

 衛星の水蒸気画像を見ると・・・大陸から真冬の寒気を伴った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が南東進中。
 上空の気圧の谷から降り注ぐ悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)によって、天気はますます下り坂に向かい・・・
 上空の寒気と地上付近に流れ込む暖気によって大気の状態が不安定になることが予想されます。

 (2)今日これからの空模様・・・気象庁GSMモデルでポイントチェック!

 では今日これからの空模様・・・気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM17日170217
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・-40℃以下の寒気を伴う寒冷渦(寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)がサハリン付近に東南東進。

 寒冷渦を反時計回りに回るように、-30℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が北陸以北を通過し・・・
 西日本を別の上空の(比較的浅い)気圧の谷が通過することが予想されています。

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・寒冷渦直下、サハリン付近で低気圧が発達のピークを迎え、北日本中心に等圧線が混雑し・・・
 太平洋高気圧と低気圧の間・・・本州付近でも等圧線が大混雑。

 日中は、太平洋の暖かく湿った空気(暖湿気=雨の原料)を運ぶ南西風が強まって、日本海で(暖気と寒気の境目に発生する)寒冷前線の降水帯が活発化・・・
 寒冷前線の南側でも、南西風の収束線(上昇気流帯)や、山岳風上斜面などで局地的に降水が活発化することが予想されています。
 もちろん、大気の状態も不安定になって・・・前線や収束線付近を中心に落雷や突風も発生すると思われます。

 もっとも夜になると、寒冷前線は南海上へ。
 気圧配置は西高東低 冬型の気圧配置に変化して、北寄りの風が優勢に。
 降雪をもたらす寒気も南下して、日本海側では雨から雪に変化してくることが予想されます。

 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ!

 それでは最後・・・以上のチェックポイントを確認しつつ、解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を、具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ170217
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)
  
 紫色は下層雲。

 詳しいことはアニメ中に書き込んでおきましたが・・・

 今日は寒冷前線と前線南側で発生する南西風の収束線付近を中心に降水が活発化しそうですけど・・・
 中部山岳や富士・箱根方面の山が、雨雲の関東平野への流入を阻止するとともに、フェーン現象の発生源になることが予想されます。

 また、明日は東~北日本中心の冬型が予想されているものの、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の降雪帯が山陰付近を指向する模様。
 どの程度降雪に影響するかは???ですが、雪融けの後、再び積雪になった場合の対応も想定しておいたほうが良いかもしれません。

 ということで、今日はこの辺で。
 朝から仕事でバタバタしていたので、図やコメントの読み直しができていません。
 眉に唾をつけながらお読みいただければ幸いです。

      府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

 【オマケ】

(4Kタイムラプス動画:長野駅付近から南西方向 北アルプス表銀座 暖湿気流入)

 KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集):https://www.youtube.com/user/kasayangw

拡大GSM来週170217 拡大GSM170217
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

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