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 また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしていますが、難しいと思われた方は飛ばし読みして、理解できる図だけをお読みください(これがブログの良いところ)。
 それでも、普通の天気マークの天気予報だけをチェックするより、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??










 今日は早朝から外出。
 必要最小限の情報だけになりますけど、ご容赦ください。

 1、台風18号の動向は?

 昨夜21時、マリアナ諸島付近で台風18号が発生しました。

 次の週末は3連休。
 動向が気になる方も多いと思うので、まずは気象庁と米軍の予想進路図を比較しておきたいと思います。

台風進路比較170910

  気象庁台風情報: http://www.jma.go.jp/jp/typh/
  米軍(JTWC)台風情報: http://www.usno.navy.mil/JTWC/
  米軍(JTWC)台風情報(予備): https://www.nrlmry.navy.mil/tc_pages/tc_home.html

 昨日ご紹介した日本・米国・欧州のモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)と同様、台湾付近を通過して大陸へと進む可能性が高くなっています。

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 とりあえずこれで一安心。
 しばらくは秋雨前線に暖湿気(暖かく湿った空気=雨の原料)を運び込む間接的な影響の有無に注意を払えば良いと思います。

 
 2、今日の空模様・・・今日も秋晴れに虫食いの雨

 それでは、ここから今日の空模様。

 (1)
予報のスタートライン・・・今朝の実況

 Kasayanの住む長野市・・・

菅平170910

 今朝も青空優勢。
 菅平高原(写真左奥)上空に雲がかかり、放射冷却現象は弱め。
 全国4位の冷え込みを記録した昨日より少し高めの10.3℃(04時26分)が観測されています。

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況170910

 西~東日本は日本海を南下する移動性高気圧の晴天域優勢。

 ただ、高気圧の北東側・・・気圧の谷に位置する北海道付近には、秋の空気と晩秋(初冬?)の空気の境目に発生する潜在的な前線が停滞。
 活発な雨雲が観測されています。

 また、高気圧の南縁にあたる東日本の太平洋側には小さくても活発な雨雲・雷雲が点在。
 関東の南東海上に抜けた高気圧の縁を回るように、暖かく湿った南東風(雨の原料)が吹き込み、大気の状態が不安定になっていると思われます。

 衛星の水蒸気画像を見ると・・・北日本には比較的強めの寒気(白くないエリア)を伴った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が接近中。
 大気の状態が不安定になるとともに、地上に降り注ぐ悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)によってもうしばらく活発な雨の降りやすい状態が続くと思われます。

 一方、大気の状態が不安定で上空の谷も通過中の東日本・・・
 上空の気圧の谷が東海上に抜けたあと、回復に向かうと思われます。

 (2)今日の空模様・・・気象庁発表GSMモデル

 では、今日これからの空模様・・・
 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使ってチェックしておきましょう。

GSM10日170910
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・北日本を通過中する-15℃以下の寒気を伴った上空の気圧の谷・・・そして、関東付近を通過する-10℃以下の寒気を伴う上空の気圧の谷は東海上へ。

 夜にかけて好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の尾根(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が北寄りに東進し、さらに上空の太平洋高気圧が北に張り出すことが予想されています。

 ということは・・・実況でチェックした雨のエリアも解消に向かいそうですけど・・・

 このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・北海道付近の潜在的な前線と低気圧の活発な降水帯は早々に解消。

 東日本の高気圧の中心が東海上に抜けても、西側に広い晴天域が残ることが予想されています。

 ただ・・・気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図をチェックすると・・・

相当温位170910
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 午前中、東海付近に局地的なにわか雨や雷雨をもたらす暖湿気(暖かく湿った空気=雨の原料)の流入域が、夜にかけて太平洋岸に残り、次第に西進することが予想されています。

 また、北日本の潜在的な前線帯・・・弱まりながら南下するものの三陸付近に残る模様。

 これらの地域の雨・・・秋晴れの虫食いとして、もう少し詳しくチェックしておく必要がありそうです。

 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ!

 とういことで・・・以上のチェックポイントを確認しつつ・・・解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ170910
(スマホ版のブログではアニメが動きません。PC版に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 北日本の潜在的な前線帯(シアーライン)は弱まりながら南下し、夜には雨の心配もなくなるようです。

 ただ、西日本南岸の降水域・・・紀伊半島付近から四国へと西進し、夜にかけても局地的なにわか雨を降らせる可能性がありそうです。

 そして明日・・・朝鮮半島南岸付近に活発な次の秋雨前線の降水帯が東進。
 早くも西から下り坂に向かいそうですね。

 ということで、今日はこのへんで。
 行ってきます!!

     府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
     府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
       気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
      (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

      府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
     府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
      (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 無料GPV(GSM・MSMモデル)サイト: http://weather-gpv.info/

 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

     専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
                 http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2

 KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集):https://www.youtube.com/user/kasayangw

拡大GSM170910 拡大相当温位170910    
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

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