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明日から寒気の影響ひと休み!次の寒さは??



 (1)アジア上空の向こう一週間の気圧配置と寒気の動き


 今日は新潟県境、野尻湖畔からのブログ更新。
19時20分追記
昨夜25日21時の観測値を加えた北半球上空の気圧配置と寒気のアニメを作成しておきました。
北半球寒気アニメ171126
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

この先の動きを下のアニメでご確認下さい。

 連日お伝えしている北半球上空の寒気の様子を作図することができないので、アジア上空の向こう一週間の気圧配置と寒気の動きを作図しておきました(北半球上空のアニメは仕事場に戻り次第、追記したいと思います)。

広域アジア500図アニメ171126
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 手作り感満載で申し訳ありませんけど・・・

 29日(水)頃までは、大陸の寒気を運ぶ偏西風強風帯(水色の矢印)がサハリン付近まで北上。
 日本付近から寒気が抜けることが分かります。

 ただ、日本の北には寒冷渦(低マーク:寒気を運ぶ偏西風が大きく蛇行し、ついには流れから切り離された寒気の渦)が停滞。
 日本付近をいったん抜けた寒気を取り込み、寒気の再出荷?に向けて準備態勢に入るようです。

 そして30日(木)頃、チカラを蓄えた寒気が「次の寒気」のフリをしながら?上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)とともに少しずつ北日本へ。
 来月初旬には、偏西風強風帯の南下に伴いジワジワと東日本にも冬の寒気が流れ込んでくることが予想されています。

 そして12月3日頃、大陸を深い上空の気圧の谷が南東進。
 この上空の気圧の谷が通過するタイミングで冬型の気圧配置が強まり、次の寒気南下のピークになることが考えられます。


 (3)次回の寒気南下のピークは??・・・一か月予報は、2日以降 低温傾向を示唆


 ということで・・・気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、3日(日)以降、寒気のピークと思わしき日を調べてみました。

GSM6日171126
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 あくまで計算上の話ですけど、どうやら12月6日(水)前後が次の寒気のピーク?
 計算値通りに推移したとすれば・・・

 (右側の図)強い悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った深い(偏西風の蛇行が大きい)上空の気圧の谷(赤の点線)とともに、-40℃以下の真冬の寒気が日本海へと南下。

 (左側の図)このため冬型の気圧配置が強まり、全国的に北寄りの風が強まるとともに、日本海側には活発な降水域が予想されていて・・・
 強い北風に乗って(上空約1500m)-5℃以下の寒気が鹿児島県付近まで南下するため、降るモノは全国的に雪になると思われます。
 
 日本付近に寒気がたまりやすい状態・・・もうしばらく続くようですね。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)


今日の空模様・・・北から寒冷前線、南岸に潜在的な前線、一時的に冬型へ


 それでは、ここから今日の空模様。


 (1)予報のスタートライン・・・実況


野尻湖畔171126

 新潟県境の信濃町、野尻湖畔の木々はすっかり葉を落として冬支度終了。

 ビッシリと露がついたガラス戸を開けると、木々の枝を透かして朝日に染まる黒姫山が見えました。

 これ・・・荒井由実の「旅立つ秋」の情景。
 久々にCDをかけました。
 (林 美雄のパックインミュージックにはまってハガキ職人をしていた高校生も還暦間近。ご存じの方もたぶんアラ還暦?だと思います。来週は”12月の雨”?それとも”ロッジで待つクリスマス”??)

 そんな今朝の実況ですが・・・

実況171126

 気圧配置は・・・教科書的な言い方をすれば南高北低型。
 高気圧の西側から暖気が流れ込むので気温が上がるパターンと言われています。

 ただ、紀伊半島付近の高気圧はちょっと小さめ。
 西~東日本中心に晴れる所が多そうですけど、暖かい空気が流れ込みもそれほど強まらないかも?
 暖かいといっても、日射し任せの頼りない暖かさになるかもしれません。

 また、低気圧が早くも北海道方面へ。
 暖かい空気を十分に北へと引き上げないまま東海上に抜け、寒冷前線の南下とともに一時的な西高東低 冬型の気圧配置をもたらすと思われます。

 ということで今日の天気・・・イマヒトツといった雰囲気です。


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 では、今日これからの空模様・・・気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM26日171126
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った複数の上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が、中心に-40℃以下の真冬の寒気を伴い、足並み(位相)をそろえて北海道方面へ。

 また、本州上に停滞する偏西風強風帯(水色の矢印)に対応し、別の上空の気圧の谷が山陰から東日本付近を通過することが予想されています。

 このため地上では・・・下段の図・・・寒気を伴う上空の気圧の谷前面を低気圧が北東進。
 低気圧から南西に延びる寒冷前線の降水帯が東北から北陸を南下することが予想されています。
 上空に強い寒気が流れ込むため低気圧や前線付近は大気の状態が不安定。
 このため低気圧や前線の通過に伴い、突風等の激しい現象の発生が心配されます。
 
 また、山陰から東日本を通過する上空の気圧の谷に対応して山陰沖から北陸西部にかけて潜在的な前線(風の収束線)に伴う降水帯が南下することもわかります。
 こちらも短時間強雨・落雷・突風に注意が必要。

 さらに、高気圧の南西側・・・気圧の谷に位置する東シナ海では、湿った南東風の吹き込みによって(潜在的な前線が発生して)降水域が活発化。
 夜にかけて東進し、南西諸島や太平洋沿岸に雨を降らせることになりそうです。

相当温位171126
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 南西諸島から九州南部にかけては比較的強い暖湿気(暖かく湿った空気=雨の原料)が流入する模様。
 結局、南西海上も大気の状態が不安定。
 こちらでも落雷や突風に注意をする必要がありそうです。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。 

全国流線アニメ171126
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 低気圧や前線が通過した後、北日本は一時的な冬型へ。
 -6℃ラインが急速に南下するため、東北北部以北では再び降雪になると思われます。

 また、北陸から関東甲信北部でもにわか雨。
 明朝にかけて時雨れることになる模様。

 ただ明朝・・・日本海で高気圧が勢力を強める模様。
 いわゆる北高型というカタチですが、どこまで回復するのか?
 月曜日から水曜日にかけては貴重な”暖かい晴れ”ということになりそうです。


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html

 拡大GSM6日171126拡大GSM171126拡大相当温位171126
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

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