・このブログは天気図アニメ等、PCに最適化されています。
 スマートフォンでご覧になる方は、ご面倒でも「PC版サイトを見る」に設定願います。
・また、このブログでは専門の天気図を多用し、あえて回りくどいコメントをしています
 難しいと思われた方は飛ばし読みして理解できる図だけをご覧ください
(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


今日は朝から大雪直後の新潟方面に出かける予定。道路は大丈夫なのか?心配です。

寒波 最後の一波が東海上へ。早くも気になる次の寒波は???



 (1)北半球上空の気圧配置と寒気の様子・・・大寒前の来週は暖かく?


 まずは寒波の全体像・・・北半球上空の気圧配置と寒気の動向(実況)から。
 元日から昨夜21時まで13日間の天気図に着色してアニメ化しておきました。
北半球寒気アニメ180114
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 今回の寒波最後の一波・・・-36℃以下の寒気の谷が北日本を通過中。
 しばらくは大陸からやってくる暖気エリアに覆われそうですけど・・・・

 北半球上空の寒気は、年末年始の北米旅行?からユーラシア大陸に帰宅し??次の南下のタイミングをを伺っています。


 (2)向こう一週間の気温の傾向・・・大寒過ぎに次の寒波??


 ということで、向こう一週間の気温の傾向(平年差)をチェック!

週間気温グラフ180114

 17日(水)をピークに平年を大きく上回る暖かさ?が予想されています。

 ただ、18日(木)~19日(金)にかけて東~北日本中心に弱い寒気が南下して平年並みに戻る模様。
 そして大寒(20日(土))に弱い寒気が抜けた後、次の寒波らしき気温の低下が予想されています。

 そうなると知りたいのは21日(日)のその先・・・
 そこで、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予想)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)をチェックしておきました。

GSM23日180114
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 これは23日(火)の予想

 まだまだ計算値は不確定ですけど、(期間は別として)冬型の気圧配置の出来具合(等圧線の混雑具合)、寒気の南下っぷり(-10℃以下の寒気が四国・九州まで。-45℃以下の寒気が北海道へ?)、いずれも今回の寒波に負けていません。

 大雪や寒さの程度は追いかけ続ける必要がありますけど・・・
 少なくとも大寒前の今回の寒波で寒さは終わり・・・なんて虫の良いことにはならないようです。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)


今日の空模様・・・日本海側も回復へ


 それでは、ここから今日の空模様


 (1)予報のスタートライン・・・実況


 今朝の長野市・・・

菅平180114

 早めの出発なのでいつもより早起き・・・真っ暗・・・
 ただ、昨夜から発表されていた大雪警報はすべて解除され、雪雲のとれた菅平高原から凍った爪のような月が昇り、根子岳の稜線が月明かりに浮かび上がって幻想的な景色が見られました。
 (出かけるというのに、そんな様子をタイムラプス撮影中)

 もちろん放射冷却現象が強まっていて、午前5時現在の最低気温はー5.7℃(05時00分)。
 まだまだ下がり続ける勢いです。

 そんな今朝の実況ですが・・・
 
実況180114

 あまりにも高気圧が優勢で、冬型の気圧配置に見えませんけど、東北~北海道は西高東低のカタチをしていて、冬型の気圧配置の末期と言えるかもしれません。

 このため北陸を中心に日本海側には雪雲の残骸が。
 もっとも強く降っている所はなさそうです。

 衛星の水蒸気画像を見ると、今回の寒波の最後の一波といえる強い寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷が東海上に抜けようとしているところ。
 今日は高気圧優勢の回復傾向で推移すると思われますが・・・・
 ネガティブなKasayanとしては二つの高気圧に挟まれた谷?鞍部??の影響が気になるところです。


 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 では今日これからの空模様・・・気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM14日180114
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置ですが・・・実況でチェックしたように、寒波最後の-35℃以下の寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を伴った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が東海上に抜け・・・

 好天パワー(地上の高気圧や晴天域を強めるチカラ)を持った上空の気圧の谷(水色の点線:偏西風の北側への蛇行域)が日本付近を通過。
 空模様の骨格は好天を示唆しています。

 ただ一つケチをつける?とすれば・・・朝鮮半島付近の偏西風強風帯の延長線上、北陸付近に上空の気圧の尾根の連結部があるということ。
 低い可能性で、この付近の回復がイマヒトツになることが心配されます(自分が出かける場所だから心配していたりして)。

 このため地上では・・・下段の図・・・夜にかけて高気圧の晴天域が拡大。
 日本海側や北海道も回復に向かうことが予想されています。
 (高気圧北側の道北の等圧線が混雑して風が強まりますけど)。

 また、上空の気圧の尾根の連結部を境に二つの高気圧の中心が南東進するようですけど・・・
 二つの中心に挟まれた谷(鞍部)における降水(雪)の悪影響は予想されていないようです。

 (地形の影響を受けにくい上空約1500mの)気温を見ると、高気圧西側で南西風が吹く模様。
 急速に寒気が北上し、-5℃以下の寒気は北陸まで、-10℃以下の寒気は一気に道北まで北上することが予想されています。

 月並みですが雪崩や落雪、融雪洪水に要注意。
 南西風とともに湿った空気が流れ込み、発生した雲が日本海側の回復の邪魔をしないか?ということも気になります(自分が出かける場所だから)。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 ということで、最後は以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ180114
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 確かにGSMモデルと同様、高気圧の南東進とともに日本海側の降水域は減る傾向。
 ただ、夕方にかけて下層雲がなかなか取れません。

 JPCZの降雪帯がかかり続けていたことを考えれば思いっきり明るい空が期待できますけど、日中、完璧な青空は期待できないかもしれません。

 そして明日、湿った南西風が優勢になって、収束線の降水帯が活発化。
 寒気が北上しているので平地で降るモノは雨になると思われます。

 また収束線付近では大気の状態が不安定に。
 
 日本海側の地域・・・冬型が緩んでもなかなか好天に恵まれませんね。

 さて・・・スリップに気を付けて出かけてきます。


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
        http://www.hbc.co.jp/weather/pro-weather.html

拡大GSM23日180114 拡大GSM180114 
(図をクリックすると注釈の書き込みのない図が拡大します)

  KasayanのYouTubeチャンネル(タイムラプス映像集)https://www.youtube.com/user/kasayangw


 ご意見・ご質問等は、コメント欄・メール(kasayangw@yahoo.co.jp)にてどうぞ。
 可能な限り返信いたします。

(当ブログに引用の天気図等は、気象庁、WNI、プログラム配布先より使用許諾を得ています)
(当ブログはリンクフリーです。ご自由にリンクしてください。)
(私が撮影した映像・動画は無断転載OKです。連絡をいただければ原本を差し上げます。)

航海のための天気予報利用学バナー121212