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(これがブログの良いところ)。それでも天気マークだけの天気予報より、ずっと多くの情報が得られる・・・はず??
   


1、「高温に関する異常天候早期警戒情報」追加発表・・・そのあとは?


 昨日、気象庁から「高温に関する異常天候早期警戒情報」が発表されました。

早期警戒情報181106

 これ、1日(木)の発表に続いて2回目・・・追加発表といった位置づけ。

 そこで、向こう一週間の気温傾向(平年差)の最新データをチェックしてみると・・・

週間気温グラフ181106

 たしかに12日(月)頃までは、全国的に平年を大きく上回る高温傾向が予想されています。

 ただ、異常天候早期警戒情報の予想期間内ではあるものの、東~北日本では13日(火)頃から気温が下降し、平年並みかやや低めになることが予想されています。

 高温が続けば、反動の低温がやってきて、辻褄合わせをするのが天気の常。
 高温の程度や理由については天気予報の解説で伝えられるでしょうから・・・
 (週間予報の予想気温を並べるのは結果の見せ方。理由の解説は誰がやるかな??)

 このブログでは気温下降のその先・・・・15日(木)の空模様を、気象庁が普通の天気予報(短期予報・週間予報)の作成に用いているGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)の計算値を使ってチェックしておきました。

GSM15日181106
(図をクリックすると拡大します)

 向こう一週間の高温傾向の原因は、初冬の寒気を運ぶ偏西風の南への蛇行が弱まり、夏の暑さをもたらす上空の太平洋高気圧が沖縄付近まで張り出し、暖気が優勢になるからですが・・・

 15日(木)高温傾向の逆バージョン・・・上空の太平洋高気圧(高度5880m)が急速に弱まり、-20℃以下の初冬の寒気を運ぶ偏西風が関東付近まで蛇行
 地上では西高東低 冬型の気圧配置とともに、(春先の南岸低気圧通過時に注目される)上空約1500m 0℃以下の寒気が関東南部まで南下することが予想されています。

 まだバラツキが大きく予想は不明確ですけど・・・少々激しい気温のアップダウンがあるかも??
 激しい気温のアップダウンは激しい気象現象を引き起こしますから・・・この先、気温だけでなく具体的な空模様の変化についても注目したいところです。


2、高温傾向が予想されている週末の空模様は!?


 続いて高温傾向が予想されている(Kasayanにとって重要な?)今週末の空模様
 昨日より「回復のタイミングに注目」して、詳しくチェックしておきました(自分のためなら?)。

GSM週末3コマ181106
(図をクリックすると拡大します)

 昨日の計算値(昨日の記事参照)と比較し、10日(土)の回復がやや早まった感じ。
 高気圧の張り出しが強まったため、特に西高東低 冬型の気圧配置に伴う日本海側の時雨雲が早めに解消することが予想されています。

 このため11日(日)は(北海道や沖縄を除いて)移動性高気圧に覆われる時間が長くなる模様。
 また、昨日の計算値より寒気の南下も弱まるようなので・・・
 「計算値通りに推移するなら」穏やかな秋晴れが期待できそうです。

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)


2、今日の空模様・・・東日本中心の雨続く


 それでは今日の空模様


 (1)今朝の実況・・・予報のスタートライン


 今朝も新潟県境 信濃町 野尻湖畔からのブログ更新。

野尻湖畔181106

 雨音が聞こえる朝、紅葉の木々の隙間をぼんやりとモヤが漂っています。
 思い出すのは荒井由実の「旅立つ秋」の情景。
 (久しぶりに聞いちゃいました)

 もっとも最寄の信濃町アメダスの最低気温は7.6℃(03時53分)で平年より5℃ほど高め
 そんな今朝の実況ですが・・・
 
実況181106

 今日もメリハリのない気圧配置が解析されているのですが・・・実は09時現在、三重県に大雨警報が発表中。
 この天気図だけで大雨を予測できる人はかなりの手練れ?だと思います。

 で・・・天気図の等圧線をよーく見ると、日本付近大陸の高気圧三陸はるか沖の高気圧に挟まれた気圧の鞍部?あるいは気圧の谷
 東北付近は気圧の鞍部?で晴天優勢のようですけど、近畿付近は等圧線が高気圧側に湾曲した気圧の谷(黄色の点線:低圧部)になっているため、暖かく湿った南東風が吹き込むことで雨雲が発生しているようです(谷と鞍部は相対的なモノなので異論はあると思います)。

 また、東シナ海方面から寒気と悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を伴った上空の気圧の谷(赤の点線:偏西風の南側への蛇行域)が接近中
 下層の暖湿気と上空の寒気によって気圧の谷では大気の状態が不安定に・・・
 さらに悪天パワー(正渦度と上層発散・下層収束)によって、気圧の谷の東側・・・三重県付近(特に山岳風上斜面)で降水が活発化していると思われます。

 そして上空の気圧の谷の東進に伴って、関東甲信でも降水が活発化してきそうですが・・・どうなりますやら???

昨日18時から今日06時までのレーダー画像
全国レーダー06時まで12時間181106
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 (2)今日の空模様・・・気象庁発表のGSMモデル


 それでは今日これからの空模様・・・

 気象庁発表のGSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って詳しくチェックしておきましょう。

GSM6日181106
(図をクリックすると拡大します)

 まずは上段の図・・・地上の空模様の骨格にあたる上空の気圧配置。

 実況でチェックした悪天パワー(地上の低気圧や雨雲を活発にするチカラ)を持った上空の気圧の谷は、-15℃以下の寒気を伴い西~東日本を通過
 今夜、関東の東海上に抜けることが予想されています。

 ということは、今日一日・・・特に東日本中心大気の状態が不安定下り坂の空模様。

 また、北海道方面にも-20℃以下の初冬の寒気を伴う上空の気圧の谷接近・通過するようですから、北日本でも下り坂の空模様が予想されます。

 ということで、早々に上空の気圧の谷が抜ける西日本を除いて下り坂の空模様??

 で・・・このような空模様の骨格に対応して地上では・・・下段の図・・・寒気を伴う上空の気圧の谷の東進に伴って、地上の気圧の谷(黄色の点線)の降水域東海~関東へと東進する模様。

 東海付近までは今日中に回復しそうですけど、関東甲信付近は今夜にかけても雨の降りやすい状態が続くことになりそうです。

 また、初冬の寒気を伴う上空の気圧の谷が通過する北海道方面・・・
 空気が乾燥しているので大崩れはなさそうですが、夜にかけて道東を中心に前線の降水帯が活発化することが予想されています。

相当温位181106
(図をクリックすると拡大します)

 これは気温に水蒸気の様子を加味した相当温位図という特殊な天気図。

 上空の気圧の谷、地上の気圧の谷の東進に伴って、暖湿気の流入域も東進
 南北に伸びた風の収束線(黄色の点線:上昇気流域)を中心に雨雲が活発化し、通過時にはザッと強い雨が降ったり、落雷や突風等の激しい現象が発生するかもしれません。

 また、暖湿気は日本海側まで流入
 大陸の寒冷で乾燥した空気を運ぶ北寄りの風とぶつかって潜在的な前線を形成し、日本海側でもそこそこの雨が続くかもしれません。


 (3)気象庁MSMモデルで空模様を具体的にイメージ


 それでは以上のチェックポイントを確認しつつ・・・

 解像度の高いMSMモデル(スーパーコンピューターによるシミュレーション)を使って、今日~明朝の空模様を具体的にイメージしておきましょう。

全国流線アニメ181106
(スマホ版のブログではアニメが動きません。「PC版サイトを見る」に設定してご覧ください)

 紫色は下層雲。

 詳細はアニメ中の書き込みをお読みいただきたいのですが・・・

 どうやら太平洋側中心にまとまった雨を降らせる上空の気圧の谷東海上で動きを止める模様。
 このため気圧の谷の(風の収束線に沿った)降水域も関東の東海上で停滞することに。

 ということは、関東沿岸部では明日もイマヒトツの空模様に??
 このあたり今夜の予報を再チェックしたいところです。

 また、北陸付近には明日朝にかけて収束線の降水帯が南下
 こちらもスパっと回復するわけにはいかないようです。


 府県天気予報(更新5時・11時・17時): http://www.imocwx.com/yohoud.htm
 府県天気予報(マークの予報 天気分布をチェック: http://www.jma.go.jp/jp/yoho/
 気象庁時系列予報: http://www.jma.go.jp/jp/jikei/
  (マークの予報は府県天気予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 府県週間天気予報(更新11時・17時): http://www.imocwx.com/weekd.htm
 府県週間天気予報(マークの予報): http://www.jma.go.jp/jp/week/     
  (マークの予報は府県週間予報の括弧内(テロップ番号)をマーク表示したもの)

 気象庁発表GSM・MSMモデル 無料サイト: http://weather-gpv.info/
 アメリカ気象機関(NOAA)GFSモデル: http://mag.ncep.noaa.gov/
 アメリカ海軍 HP GFSモデル: https://www.fnmoc.navy.mil/wxmap_cgi/index.html?tab=global#global
 ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF): http://www.ecmwf.int/en/forecasts/charts/catalogue

 専門の天気図は以下のURLで、無料で入手可能です。
          http://n-kishou.com/ee/exp/exp01.html?cd=fxfe502&cat=e2
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